Mission Driven Brand

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ブランディングの戦略家が【ブランド戦略の全て】を解説するブログ

ブランディングの手法|強いブランドを創る21のブランド戦略手法

ブランディングとは何か?ブランディングの意味や戦略手法の全てを、企業の成功事例付で解説

このブログ「Mission Driven Brand」は、ブランディングやマーケティングにおける「できない、わからない」の解決を目指しているブログだ。

今回は「強いブランドを創る21のブランディング手法」をポイント解説していこう。

より詳しくブランディング手法が知りたい方は、各リンク先ページをご覧いただきたい。また、ブランディングの成功事例も豊富に紹介しているので、あなたのブランディング活動のガイドラインになれば幸いだ。

ブランディング手法-1:ブランディングの立脚点を揃える

ブランディング手法【手順1】ブランディングの意味をチームで共有する

あなたは「ブランディングとは何か?」と組織メンバーから聞かれて、明確な答えを返せるだろうか?

ブランディングを進めるにあたって、まず重要となるのが「ブランディングの意味」を組織メンバーと共有することだ。

ブランディングは高度に抽象的であることから、人によって多様な解釈が存在する。

例えあなた自身が「ブランディングとは何か」を理解していたとしても、ロジカルに説明できなければ組織メンバーの解釈は乱れ、繰り出すブランディング施策は散発的なものとなり、ブランディング施策の効果はおぼつかなくなる。

以下の記事では、時間に限りのある実務家とって「直感的で」「わかりやすく」「ブランディングの実務に直結しやすい」ブランディングの意味を解説している。

「教科書的なブランディングの定義」は、実務では役に立たない。

もしブランディングを展開するに当たり、組織メンバーの「そもそもの立脚点」を揃えたいのであれば、まずは以下の解説をご覧いただきたい。

ブランディング手法【手順2】ブランディングのメリットや効果をチームで共有する

ブランドは、決して組織の能力を越えることはない。

例え「ブランディングとは何か?」について組織メンバーの共通認識が創れたとしても、ブランディングによってもたらされる「組織横断的な」メリットを充分に理解してもらえなければ、それぞれの部門は個別の事情で一貫性のない施策を繰り出してしまうことにもなりかねない。

その結果、ブランディングの取り組みは迷走し、あなたの会社の商品はコモディティ化や価格低下のリスクにさらされたままとなってしまうだろう。

以下の解説を最読んでいただければ、あなたは胸を張って「なぜブランディングが必要なのか?」あるいは「ブランディングは、各部門においてどのようなビジネス競争力をもたらすのか?」をロジカルに説明できるようになるはずだ。

ブランディングを「対:生活者」だけでなく「組織能力」として定着させたいなら、ぜひ下記の解説をお読みいただきたい。

ブランディング手法【手順3】ブランディングとマーケティングの違いを理解する

多くの企業のマーケティングは「標的であるターゲット」を攻略し「収益に変えるためのハンティング活動」という「企業目線の罠」に陥ってしまっている。

しかし、このブログで再三指摘している通り、ブランディングは「生活者中心」に立脚点が置かれなければならない。

以下の記事では、多くの企業が陥りがちな「企業中心のマーケティング」と「ブランディング」の7つの違いを対比しながら解説している。

ぜひ、あなたの企業は「企業中心のマーケティング」に陥っていないが、点検してもらいたい。

ブランディング手法-2:環境変化を味方につける

ブランディング手法【手順4】ブランドを取り巻く「世の中の流れ」を分析する

現状と向き合わないブランディング活動はあり得ない。

そのためにまず必要となるのが、PEST分析に代表される「マクロ環境分析」だ。

マクロ環境分析は、ブランディングの命運を左右する「最重要な」分析と言っても過言ではない。なぜならマクロ環境分析は、一企業の努力ではコントロールできない世の中の動向を扱うからだ。

「一企業の努力ではコントロールできない」ということは、マクロ環境分析で分析した数々の示唆は「前提」として扱わなければならないことを意味する。しかし、その「前提」が間違っていたとすれば、その「前提」に立って策定されたブランド戦略も的外れなものになる。

しかし、安易にマクロ環境分析を行おうとすると「どの範囲を」「どのレベルまで」分析すれば良いのかがわからず「絨毯爆撃的に」分析することになる。その結果、労力をかけた割には「時間切れで終わりました」という本末転倒な事態に陥ることになりかねない。

以下の記事ではマクロ環境分析のフレームワークである「PEST分析」のやり方と手順について、例を交えながら解説している。

さらに、無料でダウンロードできる「PDFテンプレート」も配布している。もしあなたがPEST分析を「単なる穴埋め解答」にしたくないなら必見だ。

ブランディング手法【手順5】ブランドを取り巻く業界構造を分析する

PEST分析でマクロ環境を分析したら、次に必要なのは「業界の構造」に対する分析だ。

あなたがマーケティング担当者なら、できるだけ売上を上げやすく、コストを下げやすい市場でマーケティングを展開したいと思うはずだ。あるいは利益を獲得する上で「何がボトルネックになっており、どの阻害要因を取り除けば成果に近づくのか?」についても把握しておきたいはずだ。

そこで必要となるのがファイブフォース分析だ。ファイブフォース分析は、業界に影響を与える5つの競争要因から、その業界の魅力度(=利益の上げやすさの度合い)を分析するためのフレームワークだ。

どんなに強いニーズがあり、どんなに魅力的なブランドを携えたとしても、そもそも利益が出にくい「何らかの力学」が業界全体に働いているとしたら、あなたのブランドの成功は保証されない。

以下の記事では「ファイブフォース分析のやり方と分析手順」を解説している。また、ファイブフォース分析は「戦略への活かし方」が難しいとされるが、こちらもハーゲンダッツの例を交えて解説している。

もちろん、PDFテンプレートのダウンロード付きだ。

ブランディング手法【手順6】ブランドを取り巻く3Cを分析する

ビジネスの世界には多くのフレームワークが存在するが、マーケティング担当者にとって馴染みが深いのは「3C分析」だろう。

3C分析は、全てのマーケティング担当者にとって必須のスキルとなる。

なぜならマーケティングとは、突き詰めれば「自社の強みを活かして、競合企業より上手に生活者ニーズを満たすこと」だからだ。そして鋭いあなたならお気づきかもしれないが、この文章には以下の要素が含まれている。

  • 自社の強みを活かして=Company(自社)
  • 競合企業より上手に=Competitor(競合)
  • 生活者ニーズを満たすこと=Customer(市場・顧客

つまり3Cとは「マーケティングそのもの」といえる。

以下の記事では「3C分析」に必要不可欠な視点と分析手順を解説しているので、ご興味があれば御覧いただきたい。

こちらも、PDFテンプレート付きだ。

ブランディング手法-3:ブランド戦略を策定する

ブランディング手法【手順7】ブランドアイデンティティを構築する

「正しいマーケティングを愚直に続けていれば、ブランドは自然に形作られていくものだ」という誤解は多い。

しかしブランディングに長けている欧米の企業ではそう考えない。なぜなら欧米の企業では「ブランディング」はマーケティングの上位に位置付けられ、マーケティング活動そのものを規定するための「上位戦略」とされているからだ。

そしてその中核に位置づけられるのが「ブランドアイデンティティ」だ。ブランドアイデンティティの「教科書的な定義」は、以下の通りだ。

 

「ブランドアイデンティティ」とは、ブランド資産の構築と活用の戦略的主導要因であり、企業などの組織が創造し維持しようとするブランド連想の集合である。この連想は、ブランドが何を表しているかを示し、顧客に与える約束を意味する。

-D.A.アーカー

 

しかしブランドアイデンティティという考え方が登場したのは1990年の前半であり、まだインターネットが存在しなかった時代だ。

そして当たり前のことだが、1990年代前半と現在ではブランディングを取り巻く環境は大きく異なる。今やソーシャルメディアが旺盛を極め、多くのブランドは生活者や社会を味方につける必要に迫られている。

ソーシャル時代におけるブランドアイデンティティをk_birdなりに定義すると下記の通りとなる。

 

「ブランドアイデンティティ」とは、生活者とブランドの両方が望む「社会やライフスタイルの未来像」に向けて、そのブランドが守るべき一貫した姿勢のことを指す。

 

SDGs、CSV経営、ソーシャルグッド、ソーシャルイノベーションなど、今やブランドは「市場」だけでなく「社会」にも位置づけ、社会を味方につけることが必要な時代だ。

そしてソーシャル時代にふさわしいブランドアイデンティティを設定できれば、あなたのブランドは社会で果たすべき役割を持ち、生活者からの共鳴感情を引き出すことが可能になる。

更にブランドがどのように社会や生活を変え、優れた顧客体験を生み出すかについて、一貫したストーリーを語れるようになる。

以下の記事では「ソーシャル時代にふさわしいブランドアイデンティティの在り方」を解説している。さらには「力強いブランドアイデンティティの作り方」も、スターバックスの例を交えながら解説しているので、ぜひお読みいただきたい。

 

ブランディング手法【手順8】ブランドの提供価値を設定する

あなたがマーケティング担当者なら、ブランド力の向上は「悲願」のはずだ。

ブランド力の向上とは、ブランドへの感情移入によって生み出される「指名買いの力」を向上させていくことだ。

そして当たり前のことだが「ブランド力の向上」は、顧客に価値を提供できて初めて実現できる。その価値とは、大きくわけると以下の4つだ。

  • ブランドの「実利」が提供する価値
  • ブランドの「感性」が提供する価値
  • ブランドの「情緒」が提供する価値
  • ブランドの「価値観」が提供する価値

以下の記事では、ブランド力の向上に必須となる4つの提供価値に対して、更に10個に分解した上で解説している。

以下の記事を「チェックリスト」としてお読みいただければ、あなたのブランドはどのようにブランディングし、どのようにブランド力を向上させていくべきか、次の打ち手につながる指針となるはずだ。

ブランディング手法【手順9】ブランドのパーソナリティ(個性)を設定する

優れたブランドには、際立った個性が存在する。

ディズニー、スターバックス、ハーレーダビッドソン、コカ・コーラ…。ブランドパーソナリティは 、その「個性」を発揮していく上で必要不可欠な要素だ。

ブランドパーソナリティとは「そのブランド独自の個性を人間の人格に例えたもの」とされる。しかし一方で、ブランディングに長けた外資系企業のブランド担当者と話をすると、日本企業が最も軽視し、かつ苦手なのが「ブランドパーソナリティだ」と口を揃える。

製品機能が横並びになってしまった現在、ブランドの個性を際立たせ、感情移入を作っていくための「ブランドパーソナリティ」は必要不可欠だ。そしてブランドパーソナリティが明確に設定できれば、一貫性を持ったぶれないブランド戦略が実行できる

以下の記事では、様々な例を交えながら「なぜブランドパーソナリティが必要なのか?」「どうすれば強いブランドパーソナリティが創れるのか?」について解説している。

「製品の差別化が難しくなった」

あなたがそう感じているのなら、次の打ち手につながる貴重なヒントが得られるはずだ。

ブランディング手法【手順10】ブランドの知覚品質を設定する

ブランディングを成功に導く上で、製品の品質が重要であることに、あなたも異論を挟まないはずだ。

しかし一方で「品質が良ければ、自然と製品は売れていくはず」と考えるのは完全な「企業目線」だ。もしあなたがブランディングを成功に導きたいなら「生活者が認識している品質」にも目を向けなければならない。

そして「生活者が認識している品質」のことを、ブランディングの世界では「知覚品質」と呼ぶ。

例えあなたのブランドの品質が高かったとしても、生活者がそう認識していなければ「生活者にとっての事実」とはならない。そして生活者は自分が認識していることだけを基準に購入判断をするのだから、例え「物理的な品質」が高くても、知覚品質が低ければあなたのブランドは購入されない。

物理的な品質を高めるのは製品開発担当者の仕事だが「知覚品質」を高めるのはマーケティング担当者であるあなたの仕事だ。

もしあなたがこれまで「生活者側が認識している品質」に目配りができていなかったのなら、これを機会に「知覚品質創り」にチャレンジしよう。

以下の解説をお読みになれば「どうすれば、ブランドの知覚品質は向上するのか?」というブランドマネジメント上の疑問に対して、答えが見つかるはずだ。

ブランディング手法【手順11】ブランド連想を設定する

あなたは「トヨタ」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?

「トヨタ=人の名字のこと」

あなたは「そんなバカな…」と思うかもしれないが、文字通り解釈すると上記の答えは正解となる。しかし恐らくあなたは「トヨタ=人の名字」とは思わなかったはずだ。

更に別の質問だ。

アンケートを取った時に「テーマパークに行きたいと思っている人」と「東京ディズニーリゾートに行きたいと思っている人」の割合は、果たしてどちらが多いだろうか?

論理的には「テーマパーク>東京ディズニーリゾート」なのだから「テーマパークの方が多い」となるはずだ。しかし実際のアンケートでは「テーマパーク<東京ディズニーリゾート」となる。

なぜこれらのことが起きるのか?その答えは「ブランド連想」にある。「ブランド連想」とは、生活者がブランドについて「解釈」したり「想起」したりする一連の連想のことを指す。

ぜひ強いブランドを思い浮かべてみてほしい。

コカ・コーラ、スターバックス、ポカリスエット、ディズニーランドなど、強いブランドは特定の感情に通じるブランドの連想を作り出しているはずだ。

もし生活者があなたのブランドに対して何の連想も思い浮かばなければ、当然、感情移入することもなく、価値を感じることもない。つまり、指名買いにつながらないまま、販促頼みが続くことになる。

ブランド連想に関しては、以下の記事で例を交えながら解説している。もしあなたのブランドが「販促頼み」に陥っているのなら必読だ。

ブランディング手法【手順12】ビジュアルアイデンティティを設定する

人間は外界から受け取る様々な感覚情報のうち、視覚による情報が80%以上を占めるといわれる。

人間にとって目は最大の入力装置であることから、ブランドアイデンティティを視覚的に表現する「ビジュアル・アイデンティティ」は、ブランディングにとって不可欠であり、成否を分ける鍵となる。

なぜなら、多くの生活者は、あなたのブランドを初めて目にする際に「デザイン」に触れるからだ。そしてデザインはすぐさま「直感的な好き嫌い」に影響を与えていく以上、トライアル購入に直結する重要な要素だ。

多くの日本企業は、相変わらず「安くて品質が良ければ生活者は買うはずだ」という素朴な実質主義のもとに「スペック中心」の製品開発を続けている。そして差別化のためだけにデザインを使い捨てていくという戦略から抜け出せていない。

もし、あなたのブランドに「ビジュアルアイデンティティ」のガイドラインがないのなら、ぜひ導入を検討しよう。

以下の記事では「デザインが創り出す5つのブランディング効果」や「ビジュアルアイデンティティ」について、例を交えて解説している。ぜひご覧いただきたい。

ブランディング手法【手順13】ブランドロイヤリティ指標を設定する

「ブランドロイヤリティ」とは、生活者がブランドに対して感じる「愛着の度合い」のことを指す。

あなたのブランドを含め、どのようなブランドも「トライアル顧客の獲得にコストをかけ、リピート顧客からの利益でコストを回収する」というビジネスモデルになっているはずだ。

仮にあなたのブランドのブランドロイヤリティが低ければ、常にライバルブランドへのブランドスイッチリスクに晒された状態となる。そして「リピート顧客からの利益でコストを回収する」というビジネスモデルそのものが崩れ落ちるリスクすらはらむ。

以下の記事では「ブランドロイヤリティを向上させるための8つの手法」について解説している。

更に「ブランドロイヤリティ=リピート率」「ブランドロイヤリティ=顧客満足度」など誤った認識をしている方のために「ブランドロイヤリティの測定にふさわしい指標」についても解説している。

より詳しく「ブランドロイヤリティ」を理解したい方は、参照して欲しい。

 

 

ブランディング手法-4:STP戦略を策定する

ブランディング手法【手順14】市場&消費者をセグメンテーションする

実務の現場では、セグメンテーションは安易に「男女」で分類したり「年代」で分類したりされがちだ。

しかしセグメンテーションとは「STP戦略」を策定する際の初めに行う作業であり、その後の「ターゲティング」や「ポジショニング」を策定する上での「立脚点」となることに、あなたはお気づきだろうか?

もし「立脚点」が間違っていれば、ターゲット設定はずれ、ポジショニングはあらぬ方向を向き、STP戦略は機能しないどころか「大失敗」のリスクすらはらむ。

重要なことなので繰り返すが「セグメンテーション」とはSTP戦略が寄って立つ「立脚点」を作り上げる極めて重要なステップだ。

以下の記事では「3種類あるセグメンテーション」について豊富な成功事例を交えながら「徹底」解説している。

もし、あなたが単に「セグメンテーション=消費者を分類すること」としか捉えていないなら、ぜひ参照して欲しい。

ブランディング手法【手順15】ターゲットをフォーカスする

ブランディングにおいて「ターゲット設定」が重要であることは、説明するまでもないはずだ。もし「ターゲット設定」を間違えれば、いわば「的外れ」という言葉に象徴されるように、その成果はおぼつかない。

しかし、多くの企業は「ターゲティング」が苦手だ。

なぜならターゲティングとは、限りある資源を誰に集中させるかの意思決定であり「絞ったターゲット以外は捨てる」という判断を迫られるためだ。

確かに「ターゲットを絞る」ことは「販売対象が減る」という恐怖感をもたらす。

例えあなたが「ターゲットを絞る重要性」を感覚的に理解していたとしても、他部署やマネジメント層がターゲットを絞ることを嫌い、釈然としないままブランディング活動が進んでしまっている、という方も多いはずだ。

以下の解説では「なぜ、ターゲットを絞るべきなのか?」「どうターゲットを選ぶべきか?」について論理的に解説している。

そしてもしあなたが「ターゲットを絞るべき理由」や「ターゲットの選び方」のロジックを理解できれば、他部署やマネジメント層にも、論理立てて説明できるようになる。

そうすれば、ブランディング活動はより焦点が絞られ、より実効性が高いものになっていくはずだ。

ブランディング手法【手順16】ペルソナ設定を行う

STP戦略に従えば「セグメンテーション」や「ターゲティング」の次に来るステップは「ポジショニング」だ。しかしk_birdは「セグメンテーション」「ターゲティング」の後に「ペルソナを設定する」ことを強くお勧めする。

「ペルソナ設定」といえば、あなたは「コンテンツマーケティングやSEOに必要な考え方では?」と思うかもしれない。しかしブランディングにおいても、ペルソナ設定は必要不可欠だ。

多くのブランディングの現場を見てきた実感からすると、ほとんどの企業で「20代女性」などのターゲットは設定されている。しかし同じ「20代女性」でも組織メンバーがそれぞれ異なる「ターゲット像」をイメージしている例が後を絶たない。

ぜひ、あなたのチームメンバーに「ターゲット“像”」を尋ねてみて欲しい。おそらくあなたは驚くことになるはずだ。

さらに「ペルソナ設定」はSTP戦略立案上、重要な役割を担う。

「STP戦略」の「S:セグメンテーション」「T:ターゲティング」は「生活者を分類し、その分類の中からターゲットを選択する」という、いわば「企業側の都合で一方的に決める」取り組みだ。

そしてそのまま「ポジショニング」の作業に移ってしまうと、いわば「企業都合を貫いた」ブランディングに陥ることになる

しかし「ペルソナ設定」というステップを加えれば「S:セグメンテーション」「T:ターゲティング」の後に、半ば強制的に「ターゲットから逆算する視点」を加えることができる。

リアルな生活者を頭に浮かべてストーリーを構築することは、ブランディングをきれいごとで終わらせず、現実に向き合う最初の一歩だ。

以下の記事では「ブランディングを成功に導く」ために必須のペルソナ項目とペルソナ設定手法を、例を交えながら解説している。ぜひご参照頂きたい。

ブランディング手法【手順17】消費者インサイトを見出す

ペルソナを設定したら、次はペルソナが抱える「インサイト」を導き出すステップだ。

市場が成熟化した久しいと言われる現在、多くのマーケティング担当者に求められるのは「新しいニーズを創造した上で満たす」市場創造型のブランディングだ。

そのためには、顕在化したニーズを後追いするだけでなく、生活者本人すら自覚していない欲求や思考を深く洞察し、新たな市場を創り出すスキルが求められる。

「消費者インサイト」とは、生活者自身が気付いていない「動機に結び付く新たな視点」の事を指す。一般には「生活者の無意識の本音を発見すること」という誤解も多いが、本来はマーケティング担当者自身が洞察し、見抜くべきものだ。

もしあなたが「インサイト=発見するもの」と誤解していたのなら、ぜひ一読して欲しい。巷に流布する「消費者インサイト」にはない視点をふんだんに取り入れているため、あなたにとって「目からウロコ」のはずだ。

 

ブランディング手法【手順18】ブランドポジショニングを設定する

消費者インサイト導き出したら「ブランドポジショニング」を設定するステップだ。

ポジショニングとは「生活者がそのブランドに対して認識している独自の役割」を指し、ブランディングの中核となる極めて重要な考え方だ。

なぜなら「生活者の日々の生活の中で独自の役割を持つ」ことができれば、いわばブランドが日常に組み込まれ、日常生活を送る上で手放せない存在となり得るからだ。

にもかかわらず、実務の現場では「ポジショニング=差別化」と曲解されているケースも多い。そして「ポジショニング」を「差別化」と曲解すると、本来の目的とは裏腹に、価格競争に巻き込まれてしまうことになる。

以下の記事では、その理由について徹底解説している。また、強いポジショニングを設定するために、

  • 強いポジショニングを設定するための「視点」とは何か?
  • 強いポジショニングの「選択基準」は何か?

についても豊富な例を交えて解説しているので、ぜひ一読をお勧めする。

ブランディング手法-5:ブランディングの実行戦略を策定する

ブランディング手法【手順19】マーケティングミックスを策定する

「マーケティングミックス」と言えば、多くのマーケティング担当者が思い浮かべるのは「マーケティングの4P」だろう。

「マーケティングの4P」は、マーケティングの教科書では必ず出てくるフレームワークだ。しかし実務では「教科書上のきれいごと」では事が進まず、最も大きな壁となりやすいのが「4P」だ。

一般に、STP戦略はマーケティング部門が主導して進むことが多い。しかしマーケティングミックスに局面が移ると、多くの部門が関与し始めることになる。つまり、あなたには「考え方が異なる他部門を束ねる」という責任が生じてくる。

以下の記事では、理屈としてはシンプルだが実行が難しい「マーケティングミックス」について「商品戦略」「価格戦略」「流通戦略」「プロモーション戦略」に分けて徹底解説している。

更に「マーケティングの4P」だけでなく「サービスマーケティングの7P」「マーケティングの4C」についても、例を交えながら勘所を解説している。

最後までお読みになれば、あなたは「マーケティングミックスとは何か?」「マーケティングミックスで押さえておくべき勘所は?」などを理解し、周囲を巻き込むことができるはずだ。

ブランディング手法【手順20】ブランドエクスペリエンスをデザインする

あなたがマーケティング担当者なら「ブランド体験」や「カスタマージャーニー」という言葉はどこかで耳にしたことがあるはずだ。しかし一方で「なぜこれからはブランド体験やカスタマージャーニーが重要なのか?」について、あなたは社内に説明できるだろうか?

「ブランド体験」や「カスタマージャーニー」はこれまでの「4Pマーケティング」とは異なり大きな発想転換が必要となる。また、優れた「ブランド体験」や「カスタマージャーニー」を実現するには多くの関連部門を巻き込む必要があるため「なぜ、これからはブランド体験やカスタマージャーニーが必要なのか?」という関連部門からの質問に対して「ロジカルに納得させるレベルの」説明力が必要となる。

組織を大きく動かすことの難しさは、あなたも痛感しているはずだ。しかし「ブランド体験」や「カスタマージャーニー」は、これからの時代に強いブランドを形創っていく上で必要不可欠な考え方だ。

下記の記事では、優れた「ブランド体験」や「カスタマージャーニー」を形創る上で必要な視点とフレームワークについて解説している。最後までお読みになれば、あなたは「ブランド体験とは何か?」「カスタマージャーニーを形創る上でで押さえておくべき勘所は?」などが理解できるはずだ。

ブランディング手法-6:ブランドマネジメントを行う

ブランディング手法【手順21】適切にブランドマネジメントを行う

ビジネスの世界では「戦略2割・実行8割」と言われるように、ブランド戦略を「策定した」だけでは、ゴールではなくスタートにすぎない。

ブランディングを成果に結びつけるためには「優れたブランド戦略」が必要なのはもちろんだが「ブランド戦略を実現させる優れたブランドマネジメント」も求められる。

しかし「ブランドマネジメント」は極めて抽象度が高い概念であるため、明確な定義が存在しない。そのため「何を」「どうする」ことなのか、明確なイメージが湧きにくいのが現状だ。

人間は、イメージできないことは実行できない。特にブランドマネジメントは多くの組織メンバーを巻き込む取り組みとなるが、ブランドマネジメントとは「何を」「どうする」ことなのかという共通認識が持てなければ、ブランドマネジメントがワークしないのは自明の理だ。

下記の記事では、ブランドマネジメントとは「何を」「どうする」ことなのかについて解説している。ぜひ、ご覧いただければ幸いだ。

 

あなたをブランドにするおすすめ書籍

上記で紹介した解説記事をお読みになれば、文章量としては、ほぼ書籍2冊分となる。

しかし、もしあなたがこのブログ以外にも「マーケティングやブランディングを学びたい」と思うなら、以下の記事でおすすめ書籍を紹介している。

どの記事も、下記の基準のどれかに当てはまるものを紹介している。

  1. k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える書籍。
  2. 実際に「視点を増やす」あるいは「視野を広げる」ことに役立っている書籍。
  3. 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が描かれている書籍。

ぜひ一読いただければ幸いだ。

ブランディング・マーケティング関連のおすすめ本

マネジメント・問題解決関連のおすすめ本

終わりに

今回は「ブランディングの手法|強いブランドを創る21のブランド戦略手法」と題して、ブランディングの意味やブランディングに必要な発想転換、戦略手法、企業のブランディング成功事例などについて解説した。

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかるブランディングの解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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