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マーケティング本|分野別おすすめ書籍45冊|あなたをブランドにする読書法

マーケティング本|分野別おすすめ書籍42冊|あなたをブランドにする読書法

マーケティング本|分野別おすすめ書籍45冊:入門書から名著まで

このページに辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「マーケティングが学べるおすすめの本」を探していることだろう。

このブログ「Mission Driven Brand」は、マーケティングやブランディング、ビジネスにおける「できない、わからない」の解決を目指しているブログだ。

このブログを運営していると「おすすめのマーケティングの本を紹介して欲しい」という問い合わせを頂くことが多い。各解説記事でもおすすめマーケティング本を紹介しているが、今回はマーケティング担当者であるあなたにおすすめできる「マーケティング関連書籍」を入門書から名著まで、分野別に45冊紹介しよう。どれも、本ブログの筆者であるk_birdが「ぜひ読むべき」と考えるマーケティング本だ。

しかし、もしあなたに時間の余裕があるなら、この記事を読む前に、まずは以下の解説記事をお読みいただきたい。

この記事に辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「マーケティング」に関する「知識」を得たいと考えているはずだ。

「知識」は、過去の先人達が生み出した「知恵」であり、有用であることは否定しない。しかしあなたにとってみれば「単なる先人からの借り物」に過ぎず、あなたオリジナルの「知恵」ではない。

どんなに優れたマーケティング本も、マーケティング知識を「消費」するだけでは、結局は何も残らない。なぜなら「読書」から得る成果とは、

  • その書籍自体の質
  • あなた自信の読書姿勢

の掛け算で決まるからだ。

もしあなたがマーケティング関連本を「消費」ではなく「投資」と捉え、あなた自身の「思考能力」に結び付けることができれば、あなたの書籍代は「消費」から「投資」へと変わる。

近年、知識が陳腐化するスピードが速まっている。だとすれば「知識を学ぶスピード」よりも「知識が陳腐化するスピード」が上回る臨界点に達すれば、あなたの成長はそこで限界を迎えてしまうことになる。

しかし、すぐに陳腐化してしまう「知識」を得るのではなく、時代を越えて通用する再現性の高い「原理」や「本質」をストックしていければ、あなたの成長に限界はなくなるはずだ。

上記の解説記事では、ビジネス本を「投資」と捉え、あなた自身の「思考の範囲」を広げ「知恵を生み出す思考能力」を身につけるための「読書法」を解説している。お読みいただいた方からは「良記事に出会えて感謝」というお褒めの言葉も頂戴している解説記事だ。

もし「マーケティング本」を手に取る前に上記の解説記事をお読みいただければ、あなたの読書は「消費の読書」から「投資の読書」へ変わり、あなた自身も変えていくことができるはずだ。

 

ここからは、おすすめマーケティング本を紹介していこう。今回選定したマーケティング本は、分野別に45冊となる。その分類は以下の通りだ。

  • マーケティングの基礎や基本が学べる初心者向けの入門書6冊
  • マーケティングの理論が学べる良書6冊
  • マーケティング戦略が学べる名著6冊
  • マーケティング組織・マーケティングマネジメントが学べる本6冊
  • マーケティングリサーチ・統計・分析が学べる教科書10冊
  • ペルソナ・消費者インサイトが学べる必読書6冊
  • コンセプト・体験デザインが学べるおすすめ書籍5冊

さらに選定基準は、以下の基準のどれかに当てはまるものとした。

  1. k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思えるマーケティングの良書。
  2. 実際に「思考の範囲を広げる」あるいは「知恵を見出す思考能力を鍛える」ことに役立っているマーケティングの必読書。
  3. 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せるマーケティングの名著。

45冊と分量が多い理由は、思考力・考える力を鍛える正しい読書の仕方を徹底解説でも解説している通り「分野ごとの固め読み」のメリットを重視しているからだ。

「分野ごとの固め読み」をすれば、同じ分野の書籍が主張する「共通点」と「差異点」が浮き彫りになる。そして「共通点」「差異点」それぞれに対して思考を巡らすことができれば、ビジネス読書は単なる「知識止まり」にならない。「あなたオリジナルの考え」を形創るきっかけとなるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-1:マーケティングの初心者が必読の入門書8冊

マーケティング本おすすめ書籍-1:
ドリルを売るには穴を売れ

あなたは「マーケティング」を初心者に説明する時、どのように説明するだろうか?

本書は、あまたある「マーケティング本」の中でも、最も易しく、そして最もわかりやすくマーケティングの基礎を解説している教科書であり、マーケティング入門書として人気のベストセラーだ。

「マーケティング」を初心者に説明することは、決して簡単なことではない。

しかし本書は、マーケティングの入門書であるにもかかわらず「ベネフィット」「セグメンテーション」「ターゲティング」「差別化」「4P」などのマーケティングの基礎を、腹落ちできるレベルでわかりやすく解説してくれている。

もしあなたがマーケティングの基礎を勉強したい初心者か、あるいはマーケティング初心者に対して指導を行う立場にあるなら、本書は最も適した入門書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-2:
コトラーのマーケティングコンセプト

マーケティングには「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」「ブランド」など、様々な専門用語が居並ぶ。

本書は、現代マーケティングの父と言われるフィリップ・コトラーが、今日のマーケティングにおいて必要だと思われる80の基本用語・概念について、実例を交えながら解説したベストセラー書籍だ。

書いてある内容はマーケティングの初心者が読むべき基礎項目ばかりだが、特筆すべき点は、ABC順にマーケティングコンセプト・用語が解説されていることだ。

フィリップ・コトラーの代表的著書である「マーケティング・マネジメント」あるいは「マーケティング原理」は、MBA学生の必読書ともいわれているが、2冊とも日本語訳で1000ページ前後もあり、マーケティング初心者が気軽に手に取れる書籍とはいえなかった。

しかし本書はマーケティング戦略について、キーワードを数多く網羅したリファレンス的な書籍となっている。そのため、マーケテイングを勉強したい初心者にとっては、実践の中でわからない用語が出てきた際に、辞書的に引ける点が魅力だ。

もしあなたがマーケティング担当者として着任した際には、必読の参考書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-3:
マーケティングマインドのみがき方

人間は、機械ではない。

どのようなマーケッターも、ターゲットに対する共感能力がなければ、実効性の高いマーケティング戦略を形創ることはできない。

本書は、外資系コンサルティングファームのコンサルタントが「マーケティングマインドの磨き方」について解説した入門書だ。

一般論として、外資系コンサルタントの場合ロジカルシンキングが先行し、生活者に対する共感能力に疎いため、描いた戦略が無味乾燥なものになりがちだ。

しかし本書の著者は外資系コンサルタントになる前にパルコのマーケティング実務を経験しており、論理と実践の双方をひも解きながら「マーケティングマインドの磨き方」を指南してくれている。

人は、合理や理屈だけでは動かない。優れたブランド戦略やマーケティング戦略を形創る上で、右脳の左脳の協働は必要不可欠だ。

もし、あなたが「右脳」か「左脳」のどちらかに偏りがちなら、本書は一読に値する。マーケティング初心者にとって壁になりやすい「マーケティングマインド」を手に入れることができる入門書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-4:
マーケティングプロフェッショナルの視点 明日から仕事がうまくいく24のヒント

様々な側面で語られるマーケティングだが、あなたはその本質をどれだけ理解できているだろうか?

本書はP&G、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂などを渡り歩いてきたマーケティングのプロが、マーケティングで求められる「ものの見方」や「考え方」を提供してくれる書籍だ。

優れたマーケティングを実践するには、単に「知識」だけでなく「運用能力」が求められる。その点、本書は25年以上に渡って筆者が積み重ねてきた「マーケティングの頭の使い方」が描かれているのが秀逸だ。

また、本書ではマーケティング戦略のみならず、ブランドマネジメントやマーケティング組織の構築、CMOの在り方など、マーケティングの実務を実践する上では避けて通れないテーマに関しても、筆者の経験からくる「ものの見方」を提示してくれている。

もし、あなたがこれからマーケティングのキャリアを積んでいきたいなら、マーケティングならではの「頭の使い方」を学ぶ上で、避けて通れない書籍だ。

マーケティング本おすすめ書籍-5:
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

本書の執筆者である森岡 毅氏は、P&Gジャパンでヴィダル・サスーンのブランドマネージャーを勤めた後、P&G世界本社でパンテーンのブランドマネージャーを歴任した凄腕のマーケッターだ。

また、森岡氏は経営難に陥っていたUSJのCMOとして乗り込み、劇的にV字回復差せたことで知られる。そんな森岡氏が、USJのV字回復の軌跡を「マーケティング理論に当てはめて」執筆したのが本書だ。

アマゾンのレビューを見れば納得頂けると思うが、本書は単なるUSJのマーケティング事例本ではない。STPやマーケティングミックスなどのフレームワークを「そもそも論」から解説した上で、更にそれらを「実践に活かす方法」にまで落とし込んで解説しているマーケティングの名著であり、人気のベストセラー書籍だ。

「成功を引き寄せるマーケティング入門」というサブタイトルにもある通り実務上の示唆も多く、あらゆるマーケティング担当者が読むべき必読の入門書と言えるだろう。

マーケティング本おすすめ書籍-6:
マーケティング企画技術

どんなに優れた戦略も、実行に移されなければ成果は得られない。

本書は「マーケティング企画技術」というタイトルにあるように、現実に応用可能なプランニングの「技術」を解説している。

更に特筆すべき点は「実行を見据えたマーケティング戦略のプランニング」が意識されている点だ。

この本の著者は広告代理店の出身者だ。処方箋を示せればよいコンサルティング会社とは異なり、広告代理店は常に「実行」と「成果」が求められる。そのため、本書では「必ずアウトプットを出す」という点が強く意識されている点が特徴だ。

当たり前のことだが、多くのマーティング担当者は実行を見据えたマーケティング戦略を必要としているはずだ。もしあなたがアウトプット志向のマーケッターなら、マーケティングプランニングの実践の際に活かせる有用な入門書となるだろう。

マーケティング本おすすめ書籍-2:マーケティングの理論が学べる良書6冊

マーケティング本おすすめ書籍-7:
ポジショニング戦略

k_birdがマーケティング理論の中で最も重要な理論を上げるとすれば、それは「ポジショニング」だ。

低成長で競争が激しくなっている現在、居並ぶ競合ブランドの中で際立ったポジショニングを築くことは、ブランドの生死すら左右しかねない重要なミッションとなる。

本書は、既に発売から30年以上経った今でも売れ続けている、人気のベストセラー書籍だ。

長年売れ続けているのは、時代を越えても揺るがない「ポジショニングの本質」を余すところなく解説してくれているからだろう。

もしあなたがマーケティング初心者なら、絶対に読み逃してはならない必読の名著だ。

マーケティング本おすすめ書籍-8:
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

社会のデジタル化やソーシャルメディアの進展によって、マーケティングの在り方は大きく変化している。そのことは、あなたもよくご存じのはずだ。

本書は、マーケティングの父と言われるコトラー自身が、過去のマーケティングを「マーケティング1.0」「マーケティング2.0」として整理した上で、これから求められる新たなマーケティングを「マーケティング3.0」として提言したマーケティングの教科書だ。

全てのマーケティング担当者にとって、コトラーは避けて通れない。

もし、あなたがまだ「マーケティング1.0」や「マーケティング2.0」のパラダイムでマーケティング戦略を捉えているのなら、本書は次世代のマーケティングを考える上で読むべき必読書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-9:
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則

マーケティングは「製品中心のマーケティング1.0」「顧客中心のマーケティング2.0」「人間中心のマーケティング3.0」という進化の歴史がある。

本書は「人間中心のマーケティング3.0」を受けてージョンアップさせ、ビジネスに取り入れるための戦術を徹底解説している書籍だ。

「マーケティング4.0」と銘打ってはいるが、中身は「マーケティング3.0の戦術編」であることから、先ほど紹介した「コトラーのマーケティング3.0」と合わせて読むのがおすすめだ。

本書では、デジタル時代のマーケティング手法として「カスタマージャーニー」「コンテンツマーケティング」「ゲーミフィケーション」「オムニチャネル」「ソーシャルCRM」などが解説されている。

デジタルの出現によって、マーケティングは大きな変革期を迎えている。

マーケティング本おすすめ書籍-10:
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

イノベーションは、何もテクノロジーだけの話ではない。

本書は「破壊的イノベーション論」で有名な経営学者であるクレイトン・クリステンセンが「予測可能で優れたイノベーションの創り方」を解説した書籍だ。

また、ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキングで2017年第3位になった人気の名著でもある。

本書では「人がモノを買う行為」そのもののメカニズムを解き明かし、数字では測れない消費のメカニズムについての考え方を示してくれている。

UXやサービス・ドミナント・ロジックの台頭が示すように、マーケティングの世界では「モノからコトへの転換」が叫ばれて久しい。

本書を一読すれば「モノからコト」への転換に向けて、予測可能なマーケティングイノベーションを起こすヒントが得られるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-11:
ネット・プロモーター経営〈顧客ロイヤルティ指標 NPS〉で「利益ある成長」を実現する

あなたは「顧客ロイヤルティを向上させるための"たった一つの質問"」をご存じだろうか?

本書は「顧客ロイヤルティを生み向上させるための"たった一つの質問"」であるNPSの誕生から10年を経て出版された「顧客ロイヤルティを知る究極の質問」の増補改訂版だ。

NPSが登場した当時は単なる「指標」に過ぎなかったが、本書では「仕組み・システム」へと進化させる方法が解説されている。

また、アップルやアメリカンエキスプレスなどの事例だけでなく、日本語版の特典として日本企業への導入事例も紹介されており、実践を想定しやすいのも特徴だ。

もし、あなたのミッションに「CRM」や「顧客ロイヤリティ」が含まれているのなら、外せない一冊だ。 

マーケティング本おすすめ書籍-12
カスタマーサクセスとは何か――日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

「モノが売れたら成功」と考えるのは、単なる企業目線でしかない。なぜなら生活者から見れば「モノを買った」ことは、新たな毎日のスタートを意味するからだ。

「カスタマーサクセス」とは、その 直訳通り「顧客の成功」という意味であり、いわば「モノを売って終わり」ではなく「顧客を成功させ続ける」という考え方だ。

今後日本の人口は減少していくことから、「顧客維持(リテンション)の収益化」は多くの企業にとって重要なマーケティング課題となる。

一方で、生活者側の意識も「所有」から「利用・体験」に移り、サブスクリプション型のビジネスが大きな成功を納めている。

本書はカスタマーサクセスについて体系的にまとめられており、この一冊さえ読めば「カスタマーサービスとは何か?」「成功のカギは何か?」「どのような事例があるのか?」などが一通り理解できるはずだ。

また、登場する企業事例もアドビ、Slac、リクルート、メルカリ、Sansanなど日本企業が挙げられているため、具体的にイメージしやすいのも特徴だ。

もしあなたがデジタル時代に必要なマーケティングの方法論を手に入れたいなら、必読の書籍だ。

マーケティング本おすすめ書籍-3:マーケティング戦略が学べる名著6冊

マーケティング本おすすめ書籍-13:
なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる

あなたは「戦略とは何か?」と聞かれて、明確に答えられるだろうか?

「戦略」は非常に抽象性が高いため、マーケティング初心者はつい「目に見える具体策」に目が向きがちだ。しかし戦略がしっかりと定義されていなければ、具体策は整合性がない散発的なもので終わり、成功はおぼつかない。

本書は、P&G、ダノン、ユニリーバ、日産自動車、資生堂のマーケティング部門を指揮してきた筆者が「戦略を立てるための根本的な考え方」を解説した書籍だ。

本書の特筆すべき点は、目的の設定の仕方、マーケティング資源の考え方、マーケティング資源の活かし方、戦略の実行部分まで網羅的に解説されてる点だ。

もしあなたが「戦略とは?」と聞かれて明確に答えられないなら、戦略について学ぶ1冊目としておすすめできる名著だ。

マーケティング本おすすめ書籍-14:
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

あらゆる現象にはその背景に、それらを引き起こしている根本的な原理や力学が存在する。

本書は、ユニバーサルスタジオジャパンを成功の導いた2人のマーケティング担当者が、マーケティングを成功させるための原理や力学を数式で解き明かし、勝つ確率の高い戦略を解説してくれている名著だ。

副題に「数学マーケティング」とある通り、数字や統計を使って極めて論理的に解説されているため、わかっていたようでわかっていなかった「目からウロコ」がもたらされるのが特徴だ。

本書の共著者2人は、マーケティングの神様として名高いP&Gの世界本社で活躍した経験を持つ。そのため、ところどころにP&G時代のノウハウや経験も散りばめられている。

もしあなたがP&G流のマーケティング知識やスキルを極めたければ、本書は必読の書籍となるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-15:
機会発見―生活者起点で市場をつくる

「新しい市場を創造するような商品やサービスを開発したい。」

マーケティング担当者なら、誰もが思い描く「悲願」ではないだろうか?

本書は新しい市場を創造するための手法とプロセスを解説した書籍だ。

どのようなマーケティング活動も、まずは「市場の定義」から始まる。そしてそこから市場をセグメンテーション(=市場分解)していくのが通常のプロセスだ。しかし本書では、まずは「市場の定義」そのものを疑い「枠外の視点」を持ち込むことの重要性を説いている。

また、既知の問題をマーケティング分析的に解くアプローチではなく、枠外の視点を取り入れた統合的なアプローチについても詳細に解説されている。

本書は単なる概念論ではなく、デザイン思考アプローチを取り入れながら実践的な手引きを示してくれているのも特筆すべき点だ。

新たな市場を創造するようなイノベーションは、既存の枠組みの内側からは生まれない。もしあなたが「今より良いもの」ではなく「今までにないもの」を創造したいなら、必読の名著だ。

マーケティング本おすすめ書籍-16:
競争しない競争戦略

市場競争において最も賢い「勝ち方」は「競争に勝つ」ことでhない。「競争しないで勝つ」ことだ。

マーケティング担当者は、つい競争戦略の一つとして「差別化」を追いかけたくなるが、差別化は「競合ブランドと比較し、競争優位に立つ」ことが前提になっているため、いずれ競合ブランドとの「ラットレース状態」となり、消耗戦に陥ることになる。

本書は、このような戦略に警鐘を鳴らし「競争しない状態を作ることによって利益を高める」手法を解説した書籍だ。

本書の特筆すべき点は、なんと50社以上の企業事例をもとに「競争しない競争戦略」の方法論を体系的に解説してくれている点だ。

もしあなたが「不毛な消耗戦」からの脱却を目指したいなら、ぜひ一読をおすすめしたい名著だ。

マーケティング本おすすめ書籍-17:
手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略

本書は、マーケティングミックスの一角である「マーケティングコミュニケーション」について「7つのコミュニケーション戦略の方法論」をまとめて解説した書籍だ。

本ブログの筆者であるk_bird`はこれまで「広告代理店→外資系コンサルティングファーム→広告代理店」と渡り歩いてきたが、広告代理店目線そしてコンサル目線の両面から見て、非常にバランスの取れた書籍だといえる。

残念ながらコミュニケーション戦略の書籍は、これまで各広告代理店の「主張」として発刊されてきた側面が強かっただけに、本書のようにコミュニケーション戦略全体を俯瞰して整理した書籍は非常に貴重だ。

また、それぞれのコミュニケーション戦略論の歴史的変遷や、プランニングの方法論が体系的に解説されているため、初心者にとってもわかりやすいのが特徴だ。

本書は広告代理店の方のみならず、広告代理店と取引する事業者側のマーケッターにとっても読むべき書籍だ。

マーケティング本おすすめ書籍-18:
売上につながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門

モノが溢れ変化のスピードが早い現代において、既存顧客からのロイヤリティ獲得を目指すCRMは待ったなしの状況だ。

しかし多くの企業では「顧客志向」を掲げつつも、様々な事情やしがらみにより、単なるお題目で終わってしまうことも多い。

ともすれば「顧客志向」は理想論として片づけられがちだが、本書は「顧客志向によるロイヤリティ向上」を「売上の最大化」に直結させるための指針や方法論を解説している。

CRMやロイヤリティ構築に関しては、国内ではまだまだ解説書が少ないのが現状だが、本書は日本企業の実情に即した形で再現性のあるノウハウが解説されている。

もしあなたがCRMやマーケティングを行なう立場であれば、ぜひとも手元に置いておきたい必読書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-4:マーケティング組織・マネジメントが学べる名著6冊

マーケティング本おすすめ書籍-19:
マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

どんなに才能に秀でたスーパーマーケッターがいたとしても、それだけではマーケティングは成功しない。なぜなら、マーケティングはマーケティング部門のほかにも、商品開発部門やリサーチ部門、広告宣伝部門や営業部門との有機的な連携が実現して、初めて成功するものだからだ。

しかし、あなたもご存じの通り「組織を有機的に動かす」ことは、想像以上に難しい。ましてや、あなたが一部門の一担当者でしかないのなら、組織を大きく動かすことなど、ほとんど「絶望的」とすら感じるだろう。

しかし、本書の筆者である森岡氏は、一中間管理職の立場でユニバーサルスタジオジャパンの組織を動かし、成功に導いた立役者だ。本書は、そんな森岡氏の「組織を動かすノウハウ」が散りばめられている書籍だ。

本書をお読みになれば、組織を動かしていくのは、本質的には「権限」ではなく「機会の発見」と「提案」であることがわかる。

もしあなたが組織の問題を「自分は職制上の権限がないから」とあきらめているのなら、ぜひ本書を手に取ってほしい。あなたの力になってくれるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-20:
プロダクトマネージャーの教科書

「プロダクトマネージャー」とは「新製品/サービス開発」→「商品化」→「マーケティング」のすべての責務を担うマネジャーを指す。

本書は「プロダクトマネージャー」が果たすべき職務である「情報収集」「トレンド予測」「競合分析」「商品開発」はもちろん「顧客セグメンテーション」「ブランディング」「マーケティング」果ては「コスト管理」に至るまで体系的に記載されている実務書であり「職務マニュアル」だ。

マーケティングの実務はほぼ網羅されているといっても過言ではなく、様々な実践の局面で使えるダウンロード用テンプレートも用意されている。

商品やサービスのマネジメントに関わる人、あるいは新事業の立ち上げに関わる人ならば、目を通しておきたい参考書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-21:
データ・ドリブン・マーケティング―最低限知っておくべき15の指標

見えないものは、管理できない。そして管理できないものは、改善もできない。

本書は、マーケティングの成果を「見える化」する上で重要な15のKPI指標を解説している書籍だ。本書はアメリカのマーケティング協会で最優秀賞を獲得しており、amazonの創業者であるジェフ・ベソスが愛読していることで知られる。

本書の特筆すべき点は、マーケティング活動を展開するにあたって重要な15のKPI指標を解説するに留まらず「組織内での活用の仕方」まで踏み込んで解説してくれている点だ。

ゴールの設定がない限り、ゴールに辿り着くことはできない。

もしあなたがマーケティング活動の成果を見える化したいなら、本書は参考となる良書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-22:
人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント

例えKPIの知識に詳しくなったとしても「KPIの設定手順」や「KPIの効果的な運用方法」を理解できていなければ、単なる机上の数字遊びで終わってしまう。

本書はKPIを「意味や意図を持つ言葉」としてとらえ「現場で機能するKPI設定法」を解説してくれる書籍だ。

KPIは、単にマーケティング戦略の成果の上げ下げを確認するためのものではない。「組織を動かす力学」として捉えるべきだ。

だからこそ、論理だけでなく「人の心理が出発点」「現場でのリアリティ」「再現できる方法論」が必要不可欠となる。

本書は様々な事例をひも解きながら、一貫して「組織に血肉の通わせるKPI設定」を解説してくれている稀有な書籍だ。

どんなに優れた戦略も、実行に移されなければ成果には結びつかない。もしあながKPIを通して組織を成功に導きたいなら、本書はよい教科書になるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-23:
P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡

本書はマーケティングの神様として名高いP&Gの成功事例から最近のマーケティング戦略まで「P&G流ブランディング」の本質が語られた名著だ。

本書の特筆すべき点は、経営陣や従業員との独占インタビューが許可された、史上初めての書籍である点だ。

最終章が「ブランド構築の原則」という内容で締めくくられていることからもわかる通り、P&Gのブランド力を高める秘訣を徹底的に解明した本でもある。

もしあなたがブランド戦略やマーケティング戦略を極めたいのなら、読むべき良書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-24:
最新マーケティングの教科書2019

マーケティングは、日々変化している。

特にデジタルマーケティングの世界では、日々様々なテクノロジーやコンセプトが生み出され、時にマーケティングの有り様そのものを変化させることがある。

本書は、そのような「最新のマーケティング動向」を解説している書籍だ。

2019年版では「バーチャルユーチューバー」「ライブコマース」「CDP/DDP」に関するの最新動向や、その他の「最新キーワード」「技術キーワード」「企業事例」などが解説されている。

本書はムック形式で毎年発刊されており、常にマーケティングの最新事情がアップデートされている稀有な書籍だ。

毎年本書に目を通しておけば、マーケティングの最新動向に関するアウトラインがつかめるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-5:マーケティングリサーチ・統計・分析が学べる教科書11冊

マーケティング本おすすめ書籍-25:
マーケティング・リサーチの基本

あらゆるブランディングやマーケティングは、生活者理解から始まる。

生活者理解を進める上で、必ずマスターしておきたいのがマーケティングリサーチの理論と実践だ。

本書は定量調査・定性調査を含め、多種多様なマーケティングリサーチを目的別に解説している、いわばマーケティングリサーチの総合ガイドだ。

本書の特筆すべき点は、マーケティング・リサーチの企画の立て方から実査の方法、報告書の書き方に至るまで、マーケティングリサーチの基本動作が一通りカバーされている点だ。さらに、従来型のリサーチだけでなく、インサイトリサーチやモバイルリサーチ、MROCなど、広範なリサーチ手法をカバーしてくれている点も大きな特色と言える。

もし、あなたが様々なマーケティングリサーチ手法の基本を押さえておきたいなら、その入り口として最適な入門書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-26:
マーケティングリサーチとデータ分析の基本

巷に存在するマーケティングリサーチの書籍は、統計やリサーチの専門家の立場から描かれていることが多く、初学者から見ればややアカデミックな印象だ。

そのような中、本書はインターネットリサーチ企業に所属する著者が、極めて実務的な視点でマーケティングリサーチのプロセスと手法を解説している書籍だ。

本書の特筆すべき点は、難しい専門用語を避け、初心者にわかりやすく、それでいてマーケティングリサーチをアクションに結びつけるポイントが解説されている点だ。

もしあなたがこれからマーケティングリサーチを始めたいなら「何が大事で、何をすべきなのか」が丁寧に解説されている本書は、良き教科書となってくれるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-27:
マーケティングリサーチの論理と技法

例えマーケティングリサーチの概要を理解していたとしても、その実践や要諦を理解していなければ、質の高いマーケティングリサーチは行えない。

本書の特徴はマーケティングリサーチの実践方法が調査課題に沿って体系的に整理され、必要な実務知識を全て網羅していることだ。

本書は、マーケティングリサーチの実務家の中では、いわば「必読書」となる。

k_birdから見ても、マーケティングリサーチの知識と技術の「本格的な勉強」を目指す人々にとって、現在望みうる最良の書籍だ。

本書は、マーケティング担当者であれば一度は目を通しておきたい、マーケティングリサーチの参考書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-28:
統計学が最強の学問である

あなたは、ビジネスに関するデータをただ漫然と眺めてはいないだろうか?

本書は、データを扱う際の主要なスキルの一つである「統計学」を優しく解説している入門書だ。門書だ。

昨今、ビッグデータやデータドリブンなど、あたかも「データが中心」とも誤認されかねない風潮が目立つが、どのようなデータや統計手法も「ビジネスに利益をもたらす意思決定につながるかどうか?」という視点で語られなければならない。

「統計学の本」といえば、あなたは「数式ばかりの小難しい書籍」として、身構えてしまうことだろう。

しかし本書が重視しているのは「数式そのもの」ではなく「数式の背景にあるロジック」だ。これらの「ロジック」を理解して初めて、統計学をビジネスに活用することが可能になる。

本書は、統計の背後にあるロジックや用語を、極めてフランクな語り口で解説してくれている。

統計学の本としては35万部を越える異例のベストセラーになったことからもわかる通り、統計に詳しくない人にもわかりやすい入門書となっている。

本書を読み終えた後は、これまで数字を見ながら「なんとなく」で決めていた事柄に対して「統計思考」で判断できるようになるはずだ。 

マーケティング本おすすめ書籍-29:
新・涙なしの統計学

日本人が書いた統計の本は、生真面目な国民性からか正確さを期すがあまり、数式を用いて解説されているものが多い。

しかし、統計とは本来「計算」ではなく「ロジック」であり、そのロジックを数字で扱えるようにしたものが「数式」だ。計算は答えを出す上で必要不可欠なプロセスだが「なぜその計算をしているのか?」という考え方が理解できなければ、実務での応用は難しくなる。

本書は海外の統計書の翻訳版らしく、読み進めながら自然に統計学の「考え方」が理解できる隠れたベストセラー書籍だ。

本書の秀逸な点は、初学者に優しい、噛んで含めるような丁寧さだ。さらに自然に自分の頭で考えられるような解説スタイルを採っているため、読み進めるうちに「統計って、考え方自体はそんなに難しくないな」と感じさせてくれる書籍でもある。

もしあなたが「数式の前に、まずは統計理論のロジックは理解しておきたい」と感じるなら、本書を入り口にするのがおすすめだ。

 

マーケティング本おすすめ書籍-30:
完全独習 統計学入門

世の中は、必ずしも「平均」で成り立っているわけではない。

そこには、1本の軸の上に連続的に存在する「程度」の世界が存在し「程度の世界」は、バラつきが存在する。

この「バラつき」を捉えるには「分散」や「標準偏差」など統計学の知識が不可欠だが、統計の本は高等数学レベルの数式で解説されているものの多く、ややとっつきやすい印象だ。

そのような中で本書は微分積分もシグマも全く使わず、中学生レベルの数学の知識だけで統計学を解説してくれている書籍だ。統計学の難解な部分を徹底的に排除し「バラつき(標準偏差)」をわかりやすく、かつ丁寧に解説してくれている。

あなたのビジネスも「品質のバラつき」「営業担当者の業績のバラつき」「店舗立地別の売上高のバラつき」など、さまざまなバラつきが存在しているはずだ。

この「バラつきの分析」は、時に「例外」や「質が異なる層の存在」という発見をもたらし、アクションに向けた大きな示唆を与えてくれることがある。

もしあなたが「平均の世界」だけでなく「バラつきの世界」も統計で明らかにしたいなら、本書は最適な一冊となるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-31:
マンガでわかる統計学 回帰分析編

本書は、物事や事象を予測する際に必須となる「回帰分析」について解説している書籍だ。

表紙画像をご覧になるとわかる通り、マンガを使って極めてわかりやすく「回帰分析」を解説してくれている。

「回帰分析」は、主に物事の予測の際に用いる統計解析手法だが、回帰分析の背後にあるロジックさえ理解できれば、その応用編となる「重回帰分析」や「数量化理論」に対しても、理解しやすくなるはずだ。

本書は、様々な数式が出てくるが、ある程度読み飛ばしてもある程度わかるように編集されている。

ぜひ、本書で「予測」や「回帰分析」の背後にあるロジックを理解して欲しい。

マーケティング本おすすめ書籍-32:
誰も教えてくれなかった因子分析―数式が絶対に出てこない因子分析入門

本書は、ターゲット理解に必須となる「因子分析」に解説してくれている書籍だ。

「因子分析」は、生活者をライフスタイルや価値観でセグメントするときには必須となる統計手法だ。

「数式が絶対に出てこない因子分析入門」とサブタイトルで歌われている通り、極めてわかりやすく「因子分析」が解説されている。

本書を読めば因子分析の背後にあるロジックが理解できるようになる。

あなたがデータサイエンティストを目指すのでない限り、マーケティング担当者として理解しておくべき多変量解析手法は「回帰分析」「因子分析」までで充分だ。

ぜひ、本書で「因子分析」の背後にあるロジックを理解して欲しい。

マーケティング本おすすめ書籍-33:
日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書

本書は、日産自動車に10年以上勤め、カルロス・ゴーン氏や外国人役員に数々の提案をしてきた著者が、グローバルに通用する「データ分析法」を解説した書籍だ。

とはいえ、内容はわかりやすく記述されており「基本的な分析手法」「分析数値からストーリーをつくる方法」「プレゼン用のデータの見せ方」などが手順に沿って解説されているため、実用性が高い実践書だ。

データ分析は、ともすれば「データの海」に溺れがちだが「視点」と「手順」さえ押さえておけば、問題解決に資する実践的な分析が可能になる。

本書は、そんな「視点」と「手順」を身に付け、データ分析の実務を学ぶにふさわしい良書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-34:
武器としてのデータ分析力

本書の一番の特長は、ビジネスで多用する統計手法の大まかな意味を解説し、分析の流れを解説している点だ。

「統計」といえば「数学的で専門的な話」として敬遠するビジネスパーソンも多い。
しかし車の運転にクラッチの構造やエンジンの構造を知らなくてもいいように、統計もまた、数学的知識がなくても使いこなすことが可能だ。

本書は、問題解決で必須となる「事実の把握」にフォーカスし、数式ではなく「ロジック」を起点に統計を解説しながら、ビジネスへの応用を解説している書籍だ。

統計で重要なのは「数式を計算できる」ことではなく、背景にあるロジックを理解して「ビジネスに活かす」ことだ。

もしあなたが「統計は苦手だ」と感じているのなら、その苦手意識を払しょくしてくれる良書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-35:
「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本

本書は、統計的な物の見方を身に付けた人が、統計思考を実践に落とす際に有用な書籍だ。

本書は、はじめてデータ分析をする新人が、データを集めて分析を行い、プレゼン資料を作成するまでの過程をストーリーを交えて紹介している。

また、回帰分析などの分析手法について「Excelではどうすれば出来るのか」など、今日から使えるテクニックも満載だ。

本書が紹介している様々な局面でデータ&統計分析を活用してみることで、あなたはこれまでとは異なった、より付加価値の高い「予測」や「意志決定」ができるようになるはずだ。

マーケティング本おすすめ書籍-6:ペルソナ設定/消費者インサイトが学べる必読書6冊

マーケティング本おすすめ書籍-36:
実践 ペルソナマーケティング 製品・サービス開発の新しい常識

ペルソナデザイン学びたい場合、お薦めできる本は「実践ペルソナ・マーケティング 製品・サービス開発の新しい常識」の一択となる。

ペルソナ戦略関連の本には、ほかにもペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にするペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイトが存在するが、前者は海外の翻訳書であるため日本国内の実情とはそぐわない点が見られる。また、後者は主にWEBサイト構築におけるペルソナ設定にフォーカスしている点が難点だ。

一方で本書は「マーケティング」におけるペルソナ設定を扱った書籍であり、かつ、事例も国内企業が中心だ。

また著者はもともと三菱総合研究所にて経営コンサルティングに従事されていた方であり、手順の解説も含め、実用性が高い。

ぜひ、あなたのマーケティングやブランディングにペルソナ設定を取り入れたいなら一読して欲しい良書だ。

マーケティング本おすすめ書籍-37:インサイト

もしあなたがマーケティング担当者なら、毎日のように「生活者ニーズ」に想いを馳せているはずだ。

本書は「生活者ニーズ」よりもう一歩深くにある「消費者インサイト」の重要性を説いた一冊だ。

「インサイト」とは、生活者自身すら自覚していない「心の動き」を指す。

人は、論理的に頭で考えて商品を買うだけでなく、直感や感情に従って商品を買うことも多い。

もし「本人すら自覚していない」直感や感情を捉えることができれば、あなたは顕在化したニーズしか見えていない競合ブランドに対して競争優位を築くことができる。

「生活者が見えなくなった」

もしあなたがそうお感じなら、これまでの市場調査やブランディングを再考する上で、必読¥の書籍だ。

マーケティング本おすすめ書籍-38:
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング

「インサイト」の重要性は理解したとしても「インサイトを発見するための方法論」がわからなければ、インサイトを発見することはできない。

本書は先に紹介した「インサイト」から一歩踏み込んで「インサイトの発見の仕方」を解説した書籍だ。

「言われてみればなるほどと思えるものの、なかなか思い付きずらいインサイト」をどう発見するのかを、まさに実践トレーニングというにふさわしい具体的な形で提示してくれている。

多くのマーケティング担当者にとって「インサイトの発見」は必須のスキルであるだけでなく、時にブランディングの命運すら左右する。

全てのマーケティング担当者が一読して欲しい名著だ。

 

マーケティング本おすすめ書籍-39:
半径3メートルの「行動観察」から大ヒットを生む方法 

「行動観察」は、マーケティングの世界ではホットワードだ。

行動観察とは、その名の通り、観察者がフィールド(現場)に入り、そこにいる人たちの行動を観察して分析することだ。

もしあなたが「行動観察によるインサイト」から生み出された成功事例を知りたければ、本書はお勧めだ。

本書は「妖怪ウォッチ」や「瞬足」「DAKARA」など、行動観察によって開発された具体的な成功事例が多数紹介されており、行動観察やインサイトの活かし方を理解するのに役立つ。

また、定量調査では抜け落ちてしまう「極端なユーザー」の行動にこそ、ヒット商品を生むための重要なヒントが見え隠れしていることが、具体的な事例を通して理解できるのも特徴だ

氷山と同じように、生活者ニーズは本人自身が無自覚で顕在化していないニーズが大半を占めている。
本書は「行動観察」の重要性やインサイトの見いだし方を理解する上で、お勧めの一冊だ。

マーケティング本おすすめ書籍-40:
買い物客はそのキーワードで手を伸ばす

商品開発においては、生活者の無意識の部分、つまり深層心理レベルまで踏み込んで理解する必要があることは、あなたも切実に感じているはずだ。

本書の特筆すべき点は、生活者の深層心理から商品に対するインサイトを探ることで、安売りに頼らずとも小売店頭での販売数を高める手法を解説している点だ。

本書では「ハウス食品」と「エバラ食品」でのテスト事例が紹介されており、インサイトを発見するためのインタビューフローなど「ここまで開示して大丈夫?」というレベルで、その手法や手順を余すところなく紹介してくれている。そのまま丸パクリしようとすれば、できてしまうレベルだ。

多くのマーケティング担当者が「もはや特売でしか売れる気がしない」と感じているように、価格競争は熾烈を極める。

そのような中、本書が提案している「インサイトから導く価値創造プロモーション」は、多くのマーケティング担当者にとって大いに参考になるだろう。

マーケティング本おすすめ書籍-41:
この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本

あなたがマーケティング担当者なら「ターゲットが見えない」「ターゲットの考えていることがわからない」と感じる局面は少なくないはずだ。

そのような中、本書の特筆すべき点は以下の3つだ。

一つは「心理学」や「文化人類学」の理論を定性調査の実務と結びつけることで、より実効性の高い定性調査を指南している点だ。

二つ目は、フォーカスインタビューに留まらず、MROCやその他のモチベーションリサーチなど、定性調査を幅広くカバーしている点。

三つ目は、本音の引き出し方や生活行動の観察法、得られた事実の裏にある真意の読み取り方、更にはそれらのマーケティングへの活かし方などが実践的に解説されている点だ。

生活者のニーズが多様化・複雑化している中で、人の意識や行動を理解するための定性調査の重要性は日増しに高まっている。

もしあなたが「ターゲットが見えない」「ターゲットの考えていることがわからない」と感じているのなら、多くのヒントが詰まった書籍だ。

マーケティング本おすすめ書籍-7:コンセプト・体験デザインが学べるおすすめ書籍5冊

マーケティング本おすすめ書籍-42:
コンセプトのつくりかた

本書は、家庭用ゲーム機「Wii」を開発した玉樹真一郎氏が執筆した「コンセプトの作り方」の書籍だ。

本書が優れている点は、実際の実務家である玉樹氏が、Wiiの企画時に開発したこと、経験したことを通じて「コンセプト」についてまとめられている点だ。

また、チームのメンバーから意見を引き出し、コンセプトとしてまとめる作業をどのように行っていくのかについても、会話形式で臨場感たっぷりに描かれているので、現場レベルでのイメージがつかみやすいのも秀逸だ。

もしあなたが「コンセプトとは何か?」にとどまらず「どう周囲を巻き込めばいいか?」まで含めて学びたいなら、本書はおすすめの一冊だ。

マーケティング本おすすめ書籍-43:
成功はすべてコンセプトから始まる

コンセプト立案力は、いくらロジカルシンキングを磨いたところで強化することはできない。なぜなら、物事をロジカルに推論して結論を導くのであれば、同じ情報があれば誰でも行き着く戦略は同じになってしまうからだ。

本書は「ロジカルシンキングの権化」であるマッキンゼー出身者が、ロジカルシンキングの限界を突破し、

  • 良いコンセプトとは何か
  • 良いコンセプトを生み出すアイデアをどう出すのか?
  • どういう姿を到達点として目指すべきか?
  • 初めの一歩をどう踏み出すべきか?

など「コンセプトの作り方全般」を丁寧に解説している書籍だ。

本書の特質は、単なる実体験の解説で終わっていないことだ。コンサルタント経験者が執筆した書籍らしく、汎用的に使える形で体系化しているため、極めて応用範囲が広いのが特徴だ。

また、ビジネスモデルの描き方や人を巻き込む方法論など、起業の鍵となる要素がバランスよく描かれているのも秀逸だ。

もしあなたがコンセプト立案能力を「スキル」として身につけたいなら、一読しておきたい一冊だ。

マーケティング本おすすめ書籍-44:
これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門

サービス・デザインとは、ビジネスを顧客の視点から体系的に捉え直す取り組みだ。

「顧客経験」や「カスタマージャーニー」が脚光を浴びているように、例え製造業であ
ったとしても「モノ」から「サービス」への転換は、避けて通ることができない。

本書はマーケティングやブランディングが「モノ」から「サービス」へと移行する流れの中で、どのように顧客経験をデザインしていけばいいのかを解説してくれているカスタマージャーニーの入門書だ。

更にサービスデザインやカスタマージャーニーを描く上で実践的な12のツールも紹介されており、ワークショップやリサーチ手法に悩んだとき、大きな助けとなるだろう。

これだけCXやカスタマージャーニーが脚光を浴びているにも関わらず、カスタマージャーニーについてマーケティングの視点で解説されている書籍は驚くほど少ない。

顧客経験やカスタマージャーニーを取り入れる入門書として、ぜひ一読しておきたい。

マーケティング本おすすめ書籍-45:
UX × Biz Book ~顧客志向のビジネス・アプローチとしてのUXデザイン~

マーケティングには顧客思考が重要だ。この考え方に、あなたは異論を挟まないはずだ。

顧客思考を実現する考え方の一つに「UX(User Experience)」という考え方がある。本書は、そんな「UX」を解説した書籍だ。

「UX」には、未だ明確な定義が確立していない。更に本書は各著者のオムニバス形式となっているため、様々な著者による「UXとは?」が展開されているのが特徴だ。

一見、それぞれの著者がバラバラの見解を語っているようにも読めるが、だからこそ「各著者が共通して指摘している事柄」は、そのまま「UXの本質」となる。

「顧客とのエンゲージメント」の重要性が叫ばれる中で、どのマーケティング担当者も「UXアプローチ」に対する理解は避けて通れない。

これまでUX関連の書籍は手法や学術的な内容に偏っている嫌いがあったが、本書はUXに対する「多様な解釈」と「根本にある本質」の双方をわかりやすく示してくれる稀有な良書だ。

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深くブランディングやマーケティングを学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

ブランディング・マーケティング関連のおすすめ書籍紹介

ビジネススキル・マネジメント関連のおすすめ書籍紹介

終わりに

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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