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【読書の仕方】思考力・考える力を鍛える正しい読書の仕方

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このページに辿り着いたあなたなら「読書の仕方を知りたい」「思考力を高める読書の方法を身につけたい」と考えていることだろう。

このブログの筆者であるk_birdは、20代を広告業界で過ごし、30代で外資系コンサルティングファームに参画し、40代で広告業界に戻ったストラテジストだ。

これまでのキャリアの中で「優秀な人」「そうでない人」様々な人たちと接してきた。その中で「考えるのが苦手な人」によく見られるのが以下のような傾向だ。

  • 「そもそも、何を考えればいいのか?」がわからない
  • 「どう考えればいいのか?」がわからない
  • 「どの範囲で考えればいいのか?」がわからない

ここまでお読みになればお気づきかもしれないが、上記は必ずしも「頭の良し悪し」の問題ではない。むしろ「頭の使い方のうまい下手」の問題といえる。

そして「頭の使い方」の問題である以上、生まれ持った才能に依存することなく、訓練やトレーニングを繰り返せば、誰でも後天的に身につけることができる能力だ。

かくいうk_birdも、決して「頭が良い」ほうではない。その結果、社会人駆け出しの頃はマニュアルに頼ってばかりだったが、20代の半ばに「”頭の使い方”が重要だ」と気づき、その後外資系コンサルティングファームや広告代理店でキャリアを積める程度の思考力を身につけることができた。

今回は「頭の使い方がうまくなる」ための有効な方法としてk_bird自身が実践してきた「5つの方法」を解説しよう。

また、この記事の最後には、記事内で紹介した図版のスライド資料を用意しているので、ぜひ復習時に活用頂きたい。

このブログから生まれた「思考力を身につける読書法」※無料のオーディオブック特典付

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本論に入る前に、僭越ながら拙著「読書の方程式」を紹介させていただこう。

例え同じ本を読んだとしても、そこから得られる「学びの量」は、人によって何倍も変わる。そして、人は学びを通してしか成長できない以上、その差はやがて、あなたの職業人生すら大きく変えてしまうことになる。

同じ本を読んでいるはずなのに、人によって「得られる学びの量」が何倍も変わってしまう。この差は、いったい何から生まれるのだろうか?

それは、1冊の本から「知識」を得ようとするか「知識の"運用能力"」を得ようとするかの差だ。

多くの読書術の本は「多読」「速読」など「いかに効率的に知識を得るか?」をテーマにしている。しかし、どんなに効率的に知識を得たとしても、ただそれだけでは「知識の暗記」止まりになる。得られる学びはごくわずかだ。

一方で、読書を通して「知識の"運用能力"」を身につけることができれば「たった1つの知識」を複数の分野に応用し、何倍もの成果を生み出すことが可能になる。

本書「読書の方程式」は、ビジネス書を通して「どう知識の"運用能力"を身につけるか?」を解説した書籍だ。そのポイントは、ビジネス書から学び取る「視点」「法則」そして「抽象化」にある。

おかげさまで、本書は日経やThe21、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、

  • 「こんな風に自分を成長させる読み方があったのか!」
  • 「読書術の本では、これまでで最も良い本」
  • 「読書の概念が変わった」

など、ありがたい言葉を頂戴している。

もしあなたが「知識の"運用能力"」を身につけ、1つの事実から得られる「学びの量」を何倍にもしたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

読書の方法-1:まずは読書のメリットを理解する

ビジネス本の捉え方を変える

このブログをお読みになっているあなたなら、これまで数々のビジネス本を読んできたはずだ。

その中には、あなたにとって極めて有用なビジネス本もあれば、残念ながらほとんど役に立たなかったビジネス本も存在したことだろう。

それでもk_birdが「考える力を鍛える上で有益なのは読書」だと考える理由は以下の通りだ。

読書のメリット-1:著者の職業人生を生きられる

多くのビジネス本は、著者がこれまで経験してきた職業人生が注ぎ込まれている。そこには、著者ならでは思考プロセス・ノウハウが満載だ。

これは当たり前のことだが、すべてのビジネスパーソンは、人生を1回しか生きることができない。

しかしビジネス本は著者の職業人生が詰まっているため、あなたはビジネス本を通して著者のビジネス経験を生き、それを自分のものにすることができる。

読書のメリット-2:著者の職業人生が、たかだか数千円で手に入る

著者が何年もかけて築き上げてきた職業人生が、たかだか数千円で手に入るなら、これほどコスパの良い投資はない。k_birdが「自分への投資」としてビジネス本の読書を筆頭に挙げるのは、これが理由だ。

読書の方法-2:読書に対する姿勢を変える

ビジネス本と向き合う姿勢

 k_birdが知る限り、思考力が低いビジネスパーソンは、読書に対する態度を「投資」ではなく「消費」という姿勢で捉えている。

そして、いったん読書を「消費」として捉えてしまうと、冒頭で触れた通り「ビジネス本を読んでは見たものの、ほとんど役に立たなかった」という残念な結果を生んでしまう。

読書の効果を上げるためには、大きくわけて以下の2つが重要なポイントとなる。

  • そのビジネス本自体の質
  • そのビジネス本に対するあなた自身の読書姿勢

読書に限らず研修でもOJTでもそうだが、学びの効果は「教える側の質」と「教わる側の取り組み姿勢」の掛け算で決まる。

k_birdはこれまで1,000冊を越えるビジネス本を読んできたが、質の高低はあれど「1つも学びの効果がなかった」ビジネス本は存在しない。もしあなたが過去に「1つも学びがなかった」ビジネス本に出会ったことがあるなら、まずはあなた自身の「読書姿勢」を疑ってみよう。

あなたが自分自身の読書姿勢を疑わないまま読書を続ければ、残念ながらあなたの書籍代は、これからも投資ではなく「消費」で終わることになる。これでは思考力は高まらず、非常にもったいないことだ。

ビジネス本の「消費」は、その時はためになった気になるかもしれないが、結局は何も残らない。ぜひビジネス本を「投資」と捉え、あなた自身の「思考の範囲」を広げ「知恵を生み出す思考力」を身につけていこう。

読書の方法-3:読書の目的を変える

読書の目的-1:「情報を収集する」ために読書をする?

もしあなたが「情報を収集する」という目的で読書をしているのなら、残念ながらあなたの思考力は高まらない。

なぜならビジネス本に描かれた「情報」は、出版された時点で既知の事実となり、その「既知の事実=情報」が有用であればあるほど、すぐに世の中に広まり一般化していくからだ。

そうなれば、あなたがビジネス本から拾った「情報」は、遅かれ早かれ「一般的に知れ渡った過去の事実」となり、あなたオリジナルの価値にはならない。その結果、書籍代は消費に終わる。

読書の目的-2:「知識を得る」ために読書をする?

「知識」は、過去の先人達が生み出した「知恵」であり、有用であることは否定しない。しかし「知識」はあなたの思考力を高めない。なぜなら「知識」はあなたにとってみれば「単なる先人からの借り物」に過ぎないからだ。

ビジネスの世界には「型の奴隷になるな。型の創造者たれ」という言葉があるが「知識を得る」ための読書方法では、残念ながらあなたの思考力は「誰かが創った型」の内側にとどまったままだ。

重要なことなので繰り返すが、人は「自分が考えられる思考の範囲内」が、自分の行動の限界になる。

多くのビジネスパーソンにとって理解しておくべき知識は多いが、他人から与えられた知識だけでは、あなた自身のオリジナリティにも思考力にもならない。結果「消費のための読書」どまりで終わる。

読書の目的-3:「思考を巡らす」ために読書をする

世の中には2種類の異なるタイプの情報が流通している。その2種類とは「フローの情報」と「ストックの情報」だ。

「フローの情報」とは流れ去る情報のことで、いわば「タイムライン」のようなイメージだ。

一方で「ストックの情報」とは、あなたが思考を巡らすことで「あなたならでは知恵」に発展可能な情報を指す。

「フローの情報」の価値は「新しいこと」だが「ストックの情報」の価値は「変わらない本質・原理」が潜んでいることだ。

「フローの情報」は時間が経てば経つほどその価値は減っていく。しかし「ストックの情報」は「変わらない本質・原理」が潜んでいるのでいつまでも価値が減らない。

鋭いあなたならもうお気づきかもしれないが「ストックの情報」は「変わらない本質・原理」がひそんでいるのだから、触れる時間を増やし、思考を巡らせば巡らすほど自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていく。

そして自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていけば、いざというときに様々な要素を「変わらない本質・原理」に当てはめてみることで、質の高い答えが素早く導き出せるようになる。これが思考力の源であり、巷で言われる「仮説力」だ。つまり、

ストックの情報に触れる時間 × 思考を巡らすこと × その蓄積(=時間)

は、あなたの思考力を劇的に高める。

誤解を恐れずにいえば、時間とは蓄積のことであり、蓄積とは時間だ。つまりビジネス本を片手に「思考」を巡らし、その時間を蓄積に変えていくことができれば、それをしなかった人と比べて圧倒的な競争力を「蓄積」することが可能になる。

さらに、あなたならではの「知恵のストック(=蓄積)」が増えてくれば、今度は「知恵のストック同志」を組み合わせて、更に新たな知恵を生み出すことが可能になる。

あなたはどこかで「イノベーションは、既存の知恵の組み合わせに過ぎない」という言葉を聞いたことがないだろうか?

「知恵の組み合わせパターン」は、理論上は何通りも存在する。そのため、上手く組み合わせれば、あなたが生み出す知恵の量は累乗的に増えていく。

「思考力を鍛える読書術」を身につければ、あなたはこれまでにない発想を生み出す思考力を磨くことができる。そうすれば、あなたの書籍代は「消費」から「投資」へと変わるはずだ。

読書の方法-4:読書の仕方を変える

ビジネス本を読むときのマインドセット

「読書を通して何を得るか?」という目的が理解できたら、続いては「正しい読書の仕方」について解説していこう。

読書を通して思考力を鍛えるためには、8つの方法が必要となる。以降解説する方法を意識しながら読書を続ければ「投資のための読書」として、あなたの思考力は飛躍的に高まるはずだ。

正しい読書の仕方-1:読書の「態度」を変える

前述と重複するが「ビジネス本から教わる」という受動的な態度は改めよう。これは読書に限らず、研修やビジネスセミナーでも同様だ。

あくまでビジネス本はきっかけにすぎず、重要なのはそこから「主体的に思考」し「学び取る」ことだ。

正しい読書の仕方-2:ビジネス本を自分に引き寄せて読む

ただ漫然と他人事のように読書しても、それは「消費のための読書」であり「投資のための読書」にならない。

ビジネス本は万人向けに書かれているために、そのまま情報や知識だけを受け取ろうとしても自分事にならず、思考力の向上に繋がりにくい。

「自分の身の回りに当てはめて考える」「様々な仕事の局面に応用して考える」「社会事象や日々のビジネスニュースに当てはめて考える」など、自分に引き寄せながら読書にチャレンジしてみよう。

あなたの思考のフィルターを通して、仕事との意外な共通点や因果関係が見いだせれば、それがあなたの「知恵のストック」になるはずだ。

正しい読書の仕方-3:分野の固め読みをする

ビジネス本には「戦略」「マネジメント」など様々な分野が存在する。読書をする際には、できるだけ「同じ分野のビジネス本」を複数冊、一気に固め読みしよう。

「同じ分野のビジネス本」を固め読みすれば、例え著者が異なっていたとしても、共通の論点や主張に気付けるはずだ。

そのような「共通の論点」「共通の主張」は、異なる著者が共通して触れている以上、その背景には「絶対に欠かすことができない重要な本質・原理」が隠されている。

思考を巡らせながら分野の固め読みをすれば、その共通点に対して思考を深めることで、その分野において最も重要な「本質や原理」を見抜くことができる。

さらに、同じ分野のビジネス本とはいえ著者が異なる以上、論点や主張に相違点も存在する。

この「相違点」は、著者ごとの視点の違いであり、オリジナリティだ。同じ分野の固め読みをすれば視点の違いが明確になり、あなたの思考力を大きく高めてくれるはずだ。

このブログでは、様々なビジネス本を紹介しているが、あえて量が多くしているのは「浅く広く読む」のではなく「分野ごとに固め読みをしながら、徐々に分野を広げて読む」読み方をお勧めしているからだ。

読書を行う際にはまず「固め読みする分野」を決めてから、ビジネス本を選んで行こう。

正しい読書の仕方-4:疑いながら読む

ビジネス本に書いてあることを鵜呑みにするだけなら、それは単なる「情報収集」や「知識収集」に過ぎない。結果「消費のための読書」となり、思考力は低いままとなる。

ビジネス本に書いてあることを「本当にそれが正しいのか?」と疑いながら読むことで初めてあなたの思考は起動する。

ビジネス本は常に疑いながら思考を巡らし、多角的に読んでいこう。

正しい読書の仕方-5:思考の範囲を意識しながら読む

当然のことながら、ビジネス本は著者によってその主張や論理は大きく異なる。その「違い」こそが、あなたの思考力を効果的に高め、知恵を生み出す大きなきっかけとなる。

特に「思考の範囲」として意識してほしいのは以下の5点だ。

視野の広さ

ビジネス本の著者とあなたとでは「視野の広さ」が異なるかもしれない。「視野の広さの違い」を意識しながら読書をすれば、そのビジネス本はあなたの思考の範囲を広げてくれるはずだ。

視座の高さ

そのビジネス本の著者は、どのような視座で筆を進めたのだろうか?

経営的な視座なのか?現場目線なのか?あるいは広範な社会的な視座なのか?市場競争の視座なのか?
よく「鳥の目」「蟻の目」というが、時に同じ物事を見ていても、視座の違いで結論は変わることがある。

「視座の違い」を意識して読書をすることもまた、あなたの思考力を鍛える助けになるはずだ。

視点の角度

同じ「戦略」や「マネジメント」を語るにしても、その文脈は「経営者の視点」「実務家の視点」「コンサルタントの視点」「クリエイターの視点」で大きく異なるはずだ。

どんなに抽象的な概念も、視点を多く持てばその輪郭はクリアになっていく。さらに「視点の多さ」はあなたの思考を柔軟にし、時に大きなブレイクスルーやリスク回避の助けとなる。

「視点の違い」を意識して読書をすることも、あなたの思考力を高め、知恵を生み出すための競争力につながるはずだ。

時の流れ

物事には、必ず「過去」「現在」「未来」という時の流れがあり、時の流れを経て変わっていくものと変わらないものが存在する。

ビジネス本の中で著者が展開している主張は、果たして時を経ても変わらない本質なのか?それとも今の時流に沿ったトレンドなのか?あるいは構造変化の兆候を暗示しているのか?

「時の流れ」を意識しながら読書ができれば、あなたは「長期的な視点」と「短期的な視点」、そしてその2つのつながりや断絶に気づけるようになる。その結果あなたが手に入れることができるのは「先を読む思考力」だ。

思考のプロセス

そのビジネス本は、どのような思考プロセスを辿って、重要な本質に迫っているのか?

物事の本質とは、その分野において最も重要な事柄であり、抽象化されている分、応用範囲が広い事柄でもある。そして重要なのは、その著者なりに迫った本質を「パクッて、いただく」ことではなく、その本質に迫るまでの思考プロセスをあなたなりにトレースし、思考を巡らせてみることだ。

どのような結論も、そこに至るまでにはプロセスが存在する。そしてそのプロセスに対して思考を巡らせ、あなたなりの知恵に変えることができれば、あなたは知恵を生み出す上で再現性の高い思考プロセスを手に入れたことになる。

正しい読書の仕方-6:自分なりの物の見方を形創る

上記5つの思考の範囲を意識しながら読書をしつつ、そのビジネス本を通して「自分はどう考えるようになったか」を思考する習慣をつけよう。

そのような習慣をつけることで、あなたは自分なりの意見やスタンス、あるいは知恵を持てるようになる。

そうすれば、あなたは「正解を探す人」から「正解を創る人」へ変わることができる。これが「思考力を鍛える」読書の成果だ。

正しい読書の仕方-7:すぐに仕事で使ってみる

当たり前のことだが、どれだけ読書を通して思考を深め、知恵を見出したとしても、仕事に行かせなければ投資のリターンはゼロだ。

本ブログの読者の多くはビジネスパーソンのはずだ。ぜひ、読書を通して得られた「思考」や「知恵」を、すぐに仕事の現場で使ってみよう。実践を通したフィードバックが、さらにあなたの思考力向上を加速させてくれるはずだ。

読書の方法-5:身につけた思考力を組織の力に変える

もしあなたがビジネスパーソンなら、仕事は組織だって行われているはずだ。

組織は個人とは異なり、その構成員の価値観や知識レベルはバラバラだ。そして、ビジネスはその立脚点とゴール、そしてその間を埋めるプロセスが揃わない限り足並みが揃わず、期待した効果は上がらない。

読書を通してあなたが手に入れた思考力や知恵は、ぜひ組織に共有し、組織の力に変えよう。

もしあなたが1冊のビジネス本を読み終えたなら、毎回、自分に対して以下のような問いを立て「思考」してほしい。

ビジネス本から得られた学びをどのようにチームに共有すれば、
メンバー1人1人の学びと情熱に変えられるだろうか?

もしこれらを愚直に実践できたなら、あなた自身の「考える力」は飛躍的に向上しているはずだ。

このブログから書籍化した本

ロジカルシンキングでは学べない「視点力」と「法則力」を身につける※無料のオーディオブック特典付

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冒頭でも紹介したが、再度ここでも紹介させていただこう。

例え同じ本を読んだとしても、そこから得られる「学びの量」は、人によって何倍も変わる。そして、人は学びを通してしか成長できない以上、その差はやがて、あなたの職業人生すら大きく変えてしまうことになる。

同じ本を読んでいるはずなのに、人によって「得られる学びの量」が何倍も変わってしまう。この差は、いったい何から生まれるのだろうか?

それは、1冊の本から「知識」を得ようとするか「知識の"運用能力"」を得ようとするかの差だ。

多くの読書術の本は「多読」「速読」など「いかに効率的に知識を得るか?」をテーマにしている。しかし、どんなに効率的に知識を得たとしても、ただそれだけでは「知識の暗記」止まりになる。得られる学びはごくわずかだ。

一方で、読書を通して「知識の"運用能力"」を身につけることができれば「たった1つの知識」を複数の分野に応用し、何倍もの成果を生み出すことが可能になる。

本書「読書の方程式」は、ビジネス書を通して「どう知識の"運用能力"を身につけるか?」を解説した書籍だ。そのポイントは、ビジネス書から学び取る「視点」「法則」そして「抽象化」にある。

おかげさまで、本書は日経やThe21、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、

  • 「こんな風に自分を成長させる読み方があったのか!」
  • 「読書術の本では、これまでで最も良い本」
  • 「読書の概念が変わった」

など、ありがたい言葉を頂戴している。

もしあなたが「知識の"運用能力"」を身につけ、1つの事実から得られる「学びの量」を何倍にもしたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は、外資系コンサルティングファームと広告代理店を経験した筆者が「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は6版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

8ジャンル57個の仕事術で「実践力」を身につける

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どのようなビジネスも、実践が伴わなければ成果は出ない。しかし、いざ「実践力」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術

など多分野に渡り、最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、学び術に関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また、lifehackerやOggiなど数多くのメディアで取り上げていただき、Kindleでは「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得している。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」

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本書は、筆者の専門である「ブランディング」について解説した書籍だ。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならない。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、発売後1週間で、Amazon Kindle 【消費者主義カテゴリ】 ベストセラー1位を獲得している。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

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終わりに

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

k_birdがブログを更新した際には、あなたに通知が届くはずだ。

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