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ビジネス書の読み方|読書の目的と効果を徹底解説

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ビジネス書の読み方|読書の目的と効果を徹底解説

この記事に辿り着いたあなたなら「読書の目的を知りたい」あるいは「ビジネス書の効果的な読み方を知りたい」と考えていることだろう。

このブログの筆者であるk_birdは、20代を広告業界で過ごし、30代で外資系コンサルティングファームに参画し、40代で広告業界に戻ったストラテジストだ。

その経験から言っても、ビジネス書はあなたの成長を加速させるエンジンになりうる。

今回の記事では筆者自身に経験を元に、ビジネス書を読む目的と身につく力について解説していこう。

視点」と「法則」を掛け算する読書術※無料のオーディオブック特典付

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本論に入る前に、僭越ながら拙著「読書の方程式」を紹介させていただこう。

人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。別の言い方をすれば、「何を考えるか?」は視点が支配してしまうともいえる。

 人の思考は必ず、

  1. 視点:まずは何らかの「視点」を置き
  2. 法則:その「視点」を元に「ああなれば→こうなるだろう」という「法則性」に当てはめ
  3. 結論:結論を出す

というステップを辿る。

つまり、どんなにロジカルシンキングに長けていても、論理の前提となる「視点を置き方」を間違えれば結論は間違ったものになる。

また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「法則」のストックがなければ、再現性の高い仮説を導き出すことはできない。

本書はビジネス書から「隠れた視点」と「隠れた法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく方法を解説した書籍だ。

もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができるようになれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「別の選択肢」「別の可能性」を生み出すことができるようになる。

さらに、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「的を射た」仮説を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。

おかげさまで、本書はamazonの「読書法カテゴリー」で新着1位を獲得し、レビューや書評においても、

  • 読書術を越えて、実用的な思考力向上の学びが得られる
  • 一つひとつが結構深くて、ハイライトを引きまくり
  • 読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本

など、ありがたい言葉を頂戴している。

数多くの視点を持っている人は、たとえ同じ状況を見ていても「気づくこと」や「気づきの量」が格段に違う。

数多くの法則を持っている人は「ああなれば→こうなりやすい」という「法則」に当てはめて考えることで、精度の高い未来を予測している。

もしあなたが「ロジカルシンキング本」では学べない「視点力」や「法則力」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

※無料のオーディオブック特典付

ビジネス書の読み方とは:「読書時間当たりの学びの量」を目的にする

世の中には、様々な「読書術の本」が溢れている。忙しいビジネスパーソンにとって特に人気が高いのは「速読」や「多読」だろう。

「速読」の中には「写真を撮るように本の情報を脳に送り込む速読術」や「眼球の動き方を鍛えることで、一定の時間内で多くの文字を読む速読術」などが知られている。

しかし、筆者はこれらの速読術には懐疑的だ。なぜなら、ビジネス書の内容が理解できる読み方ではないと考えるからだ。

例えば、筆者が専門とするブランディングの分野に「ブランドエクイティ」という言葉がある。もし「ブランドエクイティ」という言葉の意味を知らなければ、例え写真のように文字情報を脳に送り込んだとしても、例え眼球を素早く動かして読んだとしても「ブランドエクイティという言葉の意味」が理解できていない以上、ビジネス書の中身も理解できていないはずだ。これでは、正しい意味で「読んだ」とは言えない。

また、読書術の本の中には「多読」を薦める本も多い。その多くは要約すると、

  • ビジネス書の中で重要なのは2割に過ぎない。その2割だけ拾い読みすればいい
  • 2割を拾い読みすれば、1冊は30分程度で読み終えることができる
  • そうすれば、多読ができるようになる

と主張している。

しかし、この考え方は2つの点において違和感を感じざるを得ない。

1つ目の違和感は「速く、多くの本を読めるようになる」こと自体を目的にしている点だ。これはサッカーに例えると「速く走れるようになる」「多く蹴れるようになる」と言っているようなもので、これらは「手段」ではあっても「目的」ではない。

あくまでビジネス書を読む目的は「多くの学びを得る」ことだ。だとすれば、速く読めなくても、多くの本を読めなくても「ビジネス書を読んでいる時間当たりの学びの量」が最大化できれば、それでOKだ。

例え速読や多読で10冊の本を読んだとしても、そこから得られる学びがゼロなら、時間を無駄にしているのと同じだ。

続いて2つ目の違和感は「ビジネス書の中で重要なのは2割に過ぎない」という考え方自体が「ビジネス書で学べる内容の上限は100%である」という前提を置いている点だ。

果たしてビジネス書から学べる内容の上限は、本当に100%なのだろうか?

確かに、ビジネス書に対して「情報を得よう」「知識を得よう」という姿勢なら、著者の自分語りや回想、たとえ話や事例などを読み飛ばして「重要なのは2割だけ」なのかもしない。

しかし「情報を得る」「知識を得る」だけなら、それはスマートフォンでインターネット検索すれば済む話だ。何も情報や知識を得るのに、1,500円を出費してビジネス書を買う必要はない。

よしんばビジネス書を買ったとしても「重要なのは2割だけ」だとしたら、そのビジネス書の価値は1,500円×20%=300円の価値しかないこので注意が必要だ。

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読書の目的と効果

今やスマートフォンがいつでもどこでも手元にある時代だ。Googleにキーワードを打ち込めば、さくっと役立つ情報を引き出すことができる。

試しにビジネススクールで必須とされるビジネス分野のキーワードをGoogleで検索してみると、次のような検索結果件数になる。

  • 「経営戦略」…約 104,000,000 件
  • 「財務会計」…約 25,900,000 件
  • 「管理会計」…約 85,900,000 件
  • 「ファイナンス」…約 47,100,000 件
  • 「人的資源管理」…約 171,000,000 件
  • 「組織行動」…約 187,000,000 件
  • 「マーケティング」…約 191,000,000 件

この件数を見てしまうと、確かに「役立つ情報を得るにはインターネットで充分」と考えてしまうのも無理はない。しかし、筆者は「読書だからこそ身につく力」が5つあると考えている。その5つとは以下の通りだ。

  1. 「体系化された知識」が身につく
  2. 「解釈力」が身につく
  3. 「思考力」が身につく
  4. 「応用力」が身につく
  5. 「将来に向けた投資」になる

これらについて、順を追って解説していこう。

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読書の目的と効果-1:読書なら「体系化された知識」が身につく

多くのインターネット記事は、3分程度の隙間時間にスマートフォンで読めるように工夫されている(このブログは例外だが)。文字数にして、2,000字から5,000字といったところだろうか。

これは、そうしないとGoogleの検索結果の上位に表示されないからだ。検索結果の上位に表示されなければ、検索を通して訪問者が訪れてくれることはない。訪問者が訪れてくれなければ、その記事はページビュー数を稼げなくなる。

そしてページビュー数を稼げなければ、そのページに貼ってあるインターネット広告が見られることはないため、サイト運営者は広告収入を得られない。また、そのページで商品を紹介していても、その商品が売れることもない。

このような作り手側の事情から、インターネット記事の多くはGoogleの検索結果の上位に表示させるために「端的な情報を手短にまとめたもの」になりがちだ。

これは「インターネット記事を読む側」からすれば、得られる知識が浅くて断片的なものになることを意味する。

さらに、記事への向き合い方も「隙間時間に」「3分記事を」「手元のスマホでさくっと」などとカジュアルになっていくので、知識を「吟味」し「視点や法則を発見し」「自分の未来に役立てる」という姿勢を失っていく。いわば、その場限りの「消費」で終わってしまうのだ。

一方で、ビジネス書は1つのテーマについて網羅され、深掘りされ、体系的に理解できるようにまとめられているのがメリットだ。

では、ビジネス書を通して「体系的な理解」ができるようになると、いったい何が良いのだろうか?「体系的に理解する」とは「断片的な知識同士を関係づけて理解する」ことを指す。これを分解して整理すると、

  • 知識
  • 知識同士をつなぐ関係

の2つで成り立っていることがわかる。つまり、物事を体系的に理解するには「知識だけの理解」では不足していて「知識同士の関係の理解」が重要であることがおわかりいただけるはずだ。

知識は、断片的な理解のままでは「暗記」と同じで、使いこなせるようにはならない。

重要なのは「知識の理解」だけでなく、知識と知識の間にある「関係の理解」だ。「関係の理解」があってはじめて「体系的に理解できた」という状態になり、暗記を越えて運用できる状態になっていく。

多くのビジネス書は、平均して8万字から12万字のボリュームがあると言われる。これだけのボリュームがあれば、その内容は断片的になりようがなく、ほとんどのビジネス書は体系的にまとめられている。

もしあなたが「知識」だけでなく「知識の運用能力」も身につけたいなら、「体系化された知識」が身につくビジネス書は、あなたの成長を加速させるエンジンになるはずだ。

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読書の目的と効果-2:読書なら「解釈力」が身につく

ITが発達した現在では、様々な知識や情報が洪水のように氾濫している。「知識や情報を得る」という視点からは便利になった反面、2つの副作用が現れつつある。

1つ目の副作用は、知識や情報自体の差別化が難しくなったことだ。今や多くの知識や情報が「誰でも」「いつでも」「どこでも」手に入る時代だ。その結果、単に「知識や情報を持っている」こと自体に価値を見出すことが難しくなっている。

そして2つ目の副作用は「知識や情報が流れるスピードの速さ」があなたを圧倒するがあまり、1つ1つの「解釈」が難しくなっている点だ。

知識や情報のスピードが加速度的に増していくと、人は「知識や情報に追いすがる」だけで精いっぱいとなり「丁寧に解釈する」ことに気が回らなくなる。これはあなたも実感しつつあることではないだろうか?

しかしそんな時代だからこそ、知識や情報を適切に解釈し、あなたオリジナルの「知恵」に変えることができれば、あなたの成長は加速する。その「解釈力」を身につける上で有効なのが「ビジネス書」だ。

よりわかりやすく理解するために、例を使って解説しよう。

いま、あなたの目の前にTシャツがあったとする。これは、あなたから見れば「目の前にTシャツがある」という情報だ。

もしそのTシャツがアパレル企業の工場に置いてあったら、あなたはそのTシャツはどのように解釈するだろうか?あなたはそのTシャツを「工場で製造されたもの」と解釈し「製品」という意味合いで理解するはずだ。

ではそのTシャツが、アパレル企業の倉庫にあったとしたらどうだろうか?そのTシャツは「まだ売れていないもの」と解釈され「在庫」という意味合いに変わる。

もし、そのTシャツがお店に並んでいれば、そのTシャツは「商品」という意味になり、あなたが着ていれば「ファッション」という意味合いになる。

もし、洗濯機の中にあれば「洗濯物」という意味になり、ゴシゴシと廊下を拭けば「ぞうきん」という意味合いになる。ゴミ捨て場に捨ててあれば、そのTシャツは「燃えるゴミ」という意味合いになるはずだ。

「何を当たり前のことを」と思われるかもしれないが、重要なのは「Tシャツ自体は、何も変わっていない」ことだ。

Tシャツ自体は何も変わっていないのに、その時々でそのTシャツの意味合いが変わる。これはいったいなぜだろうか?

それは、Tシャツ自体は何も変わっていないものの、そのTシャツが置かれている「背景」が変わったからだ。

このように、情報や知識は照らし合わせる「背景」次第で、その解釈が変わり、意味合いが変わることがある。

更に別の例でも説明しよう。

「自社商品の売上が、前年比5%上がった」という情報があったとする。この情報は、果たして喜ぶべき情報だろうか?悲しむべき情報だろうか?

実はこの情報だけでは、喜ぶべきか?悲しむべきか?を判断できない。なぜなら「売上が、前年比5%上がった」という情報だけでは「照らし合わせる背景」がないために、その意味合いを適切に解釈しようがないからだ。

もし、その商品の市場規模が10%成長していたら「売上が前年比5%上がった」という情報は「シェアを落とした」という意味合いになり、悲しむべきことになる。

逆にその商品の市場規模が10%縮小していたら「売上もシェアを増えた」という意味合いになることから、喜ぶべきことと言えるだろう。

これらように、どのような情報も取り巻く「背景」と照らし合わせることではじめて正しく解釈ができ、意味合いを抽出することができる。だとすれば「解釈力」に必要なのは「情報や知識を得る力」以上に「照らし合わせるべき背景を見抜く力」だ。

時々若いビジネスパーソンを見ていると、インターネットで見聞きした知識をそのまま強引に当てはめようとして、ひんしゅくを買ってしまう人が見受けられる。これは「「知識」のみに目を向けて、照らし合わせるべきビジネス現場の「背景」を見抜けていないときに起こる。

その結果「知識」と「照らし合わせるべきビジネス現場」という背景がマッチせずに、解釈や意味合いに齟齬が出て「どうしたの?突然?」「論点がずれてない?」という状態に陥ってしまうのだ。

ビジネスの現場に、同じ状況は存在しない。その時々の「背景」に対する理解を伴わないまま「知識」だけを突き付けても、ビジネス現場に応用できる解釈や意味合いを生み出すことはできない。先ほどのTシャツの例でいえば、お店に並んでいるのに、その背景を理解せずに「燃えるゴミ」と言ってしまっているようなものだ。

ここまでお読みになれば、ビジネスにおいて「知識×照らし合わせる背景を見抜く力=解釈力」が非常に重要であることがおわかりいただけたはずだ。

残念ながら、インターネット記事は前述した通り端的に知識のみが紹介されているため、読み解く際に「照らし合わせる背景を見抜く力」が求められない。したがって「解釈力」を身につける機会にはならない。

一方で、ビジネス書には「背景」が満載だ。

例えば「著者の略歴」「著者の目的」「著者の意図」「著者の価値観」「時代背景」などが典型だ。これに「著者の視点」「ノウハウ」「主張」などを照らし合わせながら読み進めることによって、解釈力は身についていく。

もしあなたが「一生懸命頑張っているのに空回りしがち」「よくKYと言われる」などに悩んでいるのなら「知識」だけでなく「照らし合わせるべき背景を見抜く力」が身につくビジネス書は、習慣にしてみる価値があるはずだ。

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読書の目的と効果-3:読書なら「思考力」が身につく

筆者はこれまで、20代を広告業界で過ごし、30代で外資系コンサルティングファームに参画し、40代で広告業界に戻ってきたキャリアを持っている。

これまでのキャリアで様々な人たちと接してきたが、その中で「考えるのが苦手な人」によく見られるのが次のような傾向だ。

  • そもそも「何を考えればいいのか?」がわからない
  • 「どう考えればいいのか?」がわからない

スキルアップのために知識を得ようとする人は多い。しかし「知識」は「すでにこの世に存在するもの」である以上「過去の先人からの借り物」に過ぎない。また、時間が経つにつれて古くなっていくものだ。

一方で、「あなたなりの結論」は「未来に向けて活かす」ものだ。あなたが生み出した「結論」はあなたオリジナルのものであり、一般化しにくく、簡単には古くならない。

思考力は必ずしも「頭の良し悪し」という先天的な問題で決まるわけではない。むしろ「頭の使い方のうまい下手」の問題といえる。だとすれば「頭の使い方」の問題である以上、生まれ持った才能で決まることなく、トレーニングを繰り返せば、誰でも後天的に身につけることができる能力だ。

人は「自分が考えられる思考の範囲内」が、自分の行動の限界になる。

多くのビジネスパーソンにとって理解しておくべき知識は多いが、他人から与えられた知識のみに頼っていては、他人があなたの限界を作ってしまうことになる。

そのような状態から抜け出し「思考力」を身につける上で有効なのがビジネス書だ。もしあなたがビジネス書を通して思考力を鍛えたいなら、ぜひ次の4つを意識して欲しい。

  1. 疑問をぶつけながら読む
  2. 視野・視座・視点の違いを意識しながら読む
  3. 時の流れを意識しながら読む
  4. 思考の流れをトレースしながら読む

以下、説明していこう。

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1.疑問をぶつけながら読む

ビジネス書に書いてあることを鵜呑みにするだけなら、それは単なる「情報収集」や「知識の取得」に過ぎない。いわば「暗記」と同じであり「考える」という作業は伴わず、思考力は身につかない。

ビジネス書を読むときに重要なのは「なぜ?」「本当に?」「他には?」などと疑問をぶつけながら読むことだ。「なるほどね」と短絡的に鵜呑みにしたり「そんなことは当たり前だ」などと、何も疑問を感じないままビジネス書を読んでしまうと、いつまでたっても思考が起動することはない。つまり、物事を考える際の出発点にすら立てない。

特に気を付けたいのは、せっかくあなたがビジネス書を通して発見した物事を「思い込み」や「決めつけ」で処理していまい、思考を停止させてしまうことだ。「思い込み」や「決めつけ」は「疑問を持つ」ことを妨げて、思考力の上達を邪魔してしまう。

逆に言えば「疑問を持つ」ことは物事を客観的に捉え、様々な角度から物事を見ようとする頭の動きであり、あなたの視点を増やすきっかけになるはずだ。

2.視野・視座・視点の違いを意識しながら読む

ビジネス書の著者とあなたとでは、もしかしたら「視野の広さ」が異なるかもしれない。「視野の広さの違い」を意識しながらビジネス書を読めば、そのビジネス書はあなたの思考の範囲を広げてくれるはずだ。

また「視座の高さ」の違いを意識することも、大きな学びにつながりやすい。

そのビジネス書の著者は、どのような視座で筆を進めたのだろうか?経営的な視座?現場目線?あるいは広範な社会的な視座だろうか?それとも、市場競争の視座だろうか?

よく「鳥の目」「蟻の目」と言うが、同じ物事を見ていても、視座の違いで結論は変わる。「視座の違い」を意識して読書をすることもまた、あなたの思考力を鍛える助けになるはずだ。

さらに「視点の角度」を意識しながら読めば、あなたが見ている世界の解像度は上がっていく。

例えば、同じ「マネジメント」をテーマにしていても、その文脈は「経営者の視点」「中間管理職の視点」「コンサルタントの視点」「クリエイターの視点」などで大きく異なるはずだ。

どんなに抽象的な概念も、視点を多く持つことでその輪郭はクリアになり、解像度は上がっていく。さらに「視点の多さ」はあなたの思考を柔軟にし、時に大きなアイデアをもたらしたり、リスク回避の助けとなるはずだ。

3.時の流れを意識しながら読む

物事には、必ず「過去」「現在」「未来」という時の流れがあり、時の流れを経て変わっていくものと変わらないものが存在する。

ビジネス書の中で著者が展開している主張は、果たして時を経ても変わらない本質なのだろうか?それとも今の時流に沿ったトレンドなのだろうか?あるいは大きな変化の兆しとなるターニングポイントを暗示しているのだろうか?

「時の流れ」を意識しながらビジネス書を読めば、あなたは「長期的な視点」と「短期的な視点」その2つの「つながりや断絶」に気づけるようになる。その結果、あなたが手に入れることができるのは「先を読む思考力」だ。

4.思考の流れをトレースしながら読む

そのビジネス書は、どのような思考を辿って、重要な本質に迫っているのだろうか?

物事の本質とは、その分野において最も重要な事柄であり、応用範囲が広い事柄でもある。そして重要なのは、その著者なりに迫った本質を「パクッて、いただく」ことではなく、その本質に迫るまでの思考の流れをあなたなりにトレースしてみることだ。

どのような結論も、そこに至るまでにはプロセスが存在する。そのプロセスに対して思考を巡らせ、あなたなりの知恵に変えることができれば、あなたは知恵を生み出す上で再現性の高い思考プロセスを手に入れたことになる。

これは、あなたが「正解を探す人」から「正解を創る人」へ変わったことと同じだ。

読書の目的と効果-4:読書なら「応用力」が身につく

  • 「ビジネス書は、アウトプットのために読みましょう」

読書術の本には、ほぼ例外なくアウトプットの重要性が説かれる。しかし「なかなか思うようにアウトプットできない」と感じている方もいらっしゃることだろう。

ビジネス書を問わず、得た学びをアウトプットしやすくするには、次の2つの視点が必要になる。

  • 得た学びの「役立つ度合い」の高さ
  • 得た学びの「応用範囲」の広さ

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このうち「役立つ度合いの高さ」はビジネス書の内容次第だが「応用範囲の広さ」は、あなたの読み方次第で大きく広げることができる。

世の中には「何をやらせても優秀な人」が存在する。あなたもこれまでの人生の中で、次のような人に出会ったことがあるのではないだろうか?

物事の飲み込みが早く、例えその人にとって土地勘がない分野だったとしても、少し説明を加えただけで「だいたいわかりました」と理解してしまう人。いわば「1を聞いて10を知る人」で、何をやらせてもそつなくこなしてしまえる人だ。

では「何をやらせても優秀」の正体とは、いったい何だろうか?

それは「応用力があるかどうか」の違いだ。「応用力」とは「すでに得た知識を使って、別の物事に対応する力」のことを指す。

応用力を身につけるには「抽象化→法則化→具体化」という頭の使い方を身につける必要がある。しかし、いきなり「抽象化」「法則化」「具体化」といわれてもそれこそ概念的でわかりにくいので、具体例を使って説明しよう。

例えば、ある書籍に次のような意味合いの文章が綴られていたとしよう。

  • ごみの不法投棄の現場に「ごみ捨て禁止の看板」を置いても、ごみの不法投棄は減らなかった。
  • しかし、不法投棄の現場に「お地蔵さん」を置いたら、ごみの不法投棄は激減した。

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この文章を読んで、多くの人は「うまいこと考えたな」で済ませてしまう。別の言い方をすれば「ごみの不法投棄のエピソード」という「その時その場の、個別のエピソードの話」で終わらせてしまうのだ。

しかし「何をやらせても優秀な人」は、このエピソードを読んで「幅広く応用できる“概念”に置き換えられないか?」と考える。例えば、

  • 「ゴミ捨て禁止の看板」を置いても → ごみの不法投棄は減らなかった

という、これだけでは「その時」「その場の」「個別のエピソード」でしかない事柄に対して、

  • 一方的にルールを押し付けても → 人はいうことを聞かない

など、より「普遍的な法則」に置き換えるような頭の使い方が習慣になっている。これが「抽象化」といわれる頭の使い方だ。

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また、

  • 「お地蔵さん」を置いたら → ごみの不法投棄は減った

という事実も「幅広く応用できる“概念”に置き換えられないか?」と抽象化して考えると、

  • 自発的な行動を引き出せると → 人は強制されずに動く

などの「普遍的な法則」に置き換えることができる。

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このように「個別具体的なエピソード」を幅広く応用できる“概念”に置き換え「法則化」することができれば、学びの応用範囲が広がる。例えば、

  • 自発的な気持ちを引き出せると→人はいうことを聞く

という法則は、

  • ビジョンに対する共鳴を引き出せると→ 社員は能動的に頑張ってくれる

という組織マネジメントに応用できるかもしれない。

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また、

  • ブランド哲学に対する共鳴感情を引き出したほうが → 消費者は納得して
    購入してくれる

というように、ブランドマーケティングにも応用が効きそうだ。

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こうして見ていくと、はじめは「ゴミ捨て場の看板」という個別具体的なエピソードに過ぎなかったものが、

  1. 抽象化:個別具体的な物事を、幅広く応用できる“概念”に置き換える
  2. 法則化:「こういうときは→こうなりやすい」という法則に仕立て上げる
  3. 具体化:その法則を応用して、別の事柄に当てはめる

というステップを踏むことで、1つの学びの応用範囲が何倍にも広がっていることがおわかりいただけるはずだ。この「応用範囲の広さ」こそが「アウトプットのしやすさ」であり「優秀な人は何をやらせて優秀」な人の頭の使い方の正体だ。

これまで「抽象」と聞くと、どこか「曖昧なもの」「漠然としているもの」「役に立たないもの」というイメージがあったかもしれない。しかし「個別具体的なエピソード」という特殊事情から離れ「幅広く応用できる“概念”」に捉え直し「法則化」すると、応用範囲は大きく広がっていく。

そして、今度はその「法則」を様々な分野で具体化し、あなたに手が届く範囲に実在するモノやコトに落とし込んでいくことで、アウトプットの範囲もまた、大きく広がっていくのだ。

読書の目的と効果-5:読書は「将来に向けた投資」になる

ここで突然の質問だが、あなたは「消費」と「投資」の違いを、人に説明できるだろううか?

「消費」とは「使って消えること」を指す。例えば「お金を消費する」「ガスを消費する」「飲み物を買って消費する」などが典型だ。いわば「その場で消えてしまい、何も残らないこと」と言える。

一方で「投資」とは「将来の収益を見込んで、お金や時間を使うこと」だ。「株に投資する」「FXに投資する」「暗号資産に投資する」などは、将来の収益が目的のはずだ。

筆者は、ビジネス書を「消費」ではなく「投資」だと捉えている。それも株やFX、暗号資産などと比べても「極めて有利な投資」だ。

それではなぜ、ビジネス書は株やFX、暗号資産と比べて「有利な投資」と言えるのだろうか?その理由を解説していこう。

1.ビジネス書なら、生涯にわたって役立つものが手に入る

「ビジネス書を読むこと=有利な投資」と考える理由の1つ目は、ビジネス書なら情報や知識という「得た時点で古くなっていくもの」ではなく「視点」や「法則」など「生涯にわたって役に立つもの」が得られるからだ。

先ほどもお伝えしたが、知識は「すでに存在するもの」である以上「過去のもの」でしかない。それらの知識が役立つものであればあるほど、すぐに世の中に一般化し「誰もが知っている知識」になっていく。つまり、すぐに価値が目減りしてしまうのだ。

ここでぜひ思い出していただきたいのが、先ほどの「消費」の定義だ。

消費とは「使って消えること」だ。つまり「すぐに価値がなくなってしまうこと」を追いかけることは「使って消えるもの」を追いかけるのと同じであり、自転車操業を繰り返していることにほかならない。

一方で、ビジネス書から数多くの「視点」や「法則」を得られれば、それらはあなたの「仮説力」や「アイデア力」となって生涯にわたって役立つ「能力」としてストックされていく。これが「ビジネス書を読むこと=投資」と考える理由だ。

インターネット記事を拾い読みすれば、表面的な知識は「サクッと」手に入れることができるかもしれない。しかしそれはあなた以外の人も同様であり、ただ単に知識を得るだけでは、あなたオリジナルの競争力にはならない。3分で手に入る競争力は、3分で真似される競争力でしかない。

一方でビジネス書を通して得られるのは「体系化する力」「解釈する力」「考える力」など「能力」の話であり、ストックしていくには時間がかかる。しかし、いったん築き上げさえすれば、あなた自身の長期的な競争力になる。

なぜなら、もしこれらの能力を身につけるのに3年かかるとすれば、あなた以外の人が真似をするにも、やはり3年かかることになるからだ。つまり、3年間真似されない競争力を築き上げることができる。

また、インターネット記事から得た知識は「目に見えるもの」である以上、簡単に真似をさらやすい。しかし、ビジネス書から得た能力は「目に見えないもの」である以上、簡単には真似できない。

このように、ビジネス書は適切な読み方をすれば「真似されにくく」「長期的に持続する」競争力を獲得することができる。これが「ビジネス書なら、生涯にわたって役立つものが手に入る」と考える理由だ。

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2.ビジネス書なら、生涯のムダを削減できる

続いて「ビジネス書を読むこと=有利な投資」と考える理由の2つ目は、成功している人たちが長い年月をかけて学び取った「視点」や「法則」を、短い時間で手に入れることができる点だ。

もしあなたがこれから新しいことをはじめる場合「全くの白紙」からはじめるのと「あらかじめ成功パターンや失敗パターンを頭に入れてからはじめる」のでは、どちらのほうが有利だろうか?

もしあなたがあらかじめ「成功パターン」や「失敗パターン」を知っていれば、最短で成功の道筋を見つけ、不必要な試行錯誤を減らし、膨大な時間を節約することができる。

もしこの世にビジネス書がなかったら、成功している人たちの「視点」や「ノウハウ」を手に入れるには、その人に直接コンタクトを取り、時間を割いてもらい、会いにいくしかない。

しかしビジネス書であれば、空間や時間を越えて、成功している人たちの考え方を手に入れることができる。海外の成功者のノウハウも、故人の知見ですらも手に入れることが可能だ。

本人たちが生涯を通して苦労に苦労を重ね、血のにじむような思いで獲得した成功パターンが、たった1,500円前後のビジネス書で手に入れることができる。これほどコスパの高い投資が他にあるだろうか?

スピードが速い現代において「時間」とは希少で有限な財産だ。その貴重な時間を、無駄な試行錯誤で浪費してしまうのは、とてももったいないことだ。

「時間」は、ある意味「お金」よりも貴重な財産といえる。

「お金」は、たとえ失ったとしても後から取り戻すことができる。しかし「時間」は誰もが平等に一方的に減っていくだけで、後から取り戻すことができない。

ぜひ、ここで「砂時計」をイメージして欲しい。いまこの記事を読んでいる瞬間も、あなたの残り時間は砂時計のように減っている。そしていつか必ず、尽きてしまう。

だとすれば「知らない」「わからない」に直面したときに、完全にゼロから考えようとするのは、無駄に砂時計を大きく減らすだけだ。

もしあなたがビジネス書を通して成功者から学ぶことができれば、砂時計を大きく減らすことなく、最短で成果に辿り着けるはずだ。その意味で、ビジネス書は「時間への投資」でもある。

3.ビジネス書なら、投資リスクを自分でコントロールできる

先ほど「投資とは、将来の収益を見込んでお金や時間を使うこと」だとお伝えした。

こと投資となると、人は「投資した後に、どれだけ儲かるのか?」という「期待収益」に目を奪われがちだ。しかし投資においては、もう1つの側面である「リスク」も極めて重要だ。

日常的に使う「リスク」とは「悪いことが起きること」「ネガティブな状態になること」などの意味合いで使われることが多い。しかし、投資の世界における「リスク」とは「先々どうなるか?が見通せない度合い」のことを指す。

このことを理解するために「株」を例に補足説明をしよう。

いま、あなたの目の前に「必ず値上がりする株」があるとしよう。これは「リスクゼロ」の状態だ。なぜなら「必ず上がる」ということは「先々、どうなるか?が見通せない度合い」がゼロだからだ。直感的にも「必ず値上がりする株」を「リスクが高い株」とは考えないはずだ。

では、あなたの目の前に「必ず値下がりする株」があったとしよう。この株は「リスクが高い株」と言えるだろうか?

この株も「リスクが高い株」とは言えない。なぜなら「必ず下がる」ということは、やはり「先々、どうなるか?が見通せない度合い」がゼロだからだ。

日常的に使う「リスク」の意味合いからすれば違和感があるかもしれないが、もし目の前に「必ず値下がりする株」があるとしたら、空売りをすることで確実に儲けることができる。

本当に「リスクが高い株」とは「値上がりするか、値下がりするか、全く見通しが立たない株」のことを指す。「値上がりするか、値下がりするか、全く見通せない」と、買っていい株なのか、売っていい株なのかの判断がつかないからだ。

では「先々、どうなるか?が見通せない度合い」とは、いったい何で決まるのだろうか?それは「あなた自身の努力で”先々どうなるか?“が管理可能かどうか」で決まる。

先ほど筆者は、ビジネス書は「株やFX、暗号資産などと比べて有利な投資である」とお伝えしたが、その理由は株やFX、暗号資産などと比べて「あなた自身の努力で”先々どうなるか?“が管理可能」だからだ。

株は、あなたの努力で上がったり、下がったりはしないはずだ。FXも為替である以上、あなたの努力を越えた外部要因で動く。暗号資産も同様だ。

つまり株やFX、暗号資産に投資するということは、将来の収益を「自分の努力以外の外部要因に委ねる」ことを意味する。これは、ほぼ「運任せにしている」と言ってもいいだろう。

一方でビジネス書から得られる成果は、あなた自身の努力次第で管理可能だ。

例えば「ビジネス書の選び方」「ビジネス書の読み方」「ビジネス書からの学び方」「アウトプットの仕方」など、工夫次第でその成果を何倍にもしていくことができるはずだ。

近年では、勤務先の企業でキャリアを積む以外にも、得た学びを収益に変える方法として「パラレルキャリア」「週末起業」「ブログ収入」「アフィリエイト収入」「ビジネスYouTuber」「note収入」「電子書籍の執筆」など、数多くの選択肢が用意されている。

もしあなたが「将来のリターン」を考えるなら、将来の収益を「自分の努力以外の外部要因に委ねる」より、自分自身の努力でリスク管理が可能な「ビジネス書」を選ぶほうが賢い選択になるはずだ。

このブログから書籍化した本

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

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あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は、外資系コンサルティングファームと広告代理店を経験した筆者が「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

57個の仕事術を身につけたい方へ|超効率ハック

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今や、あらゆる仕事は効率化や生産性が求められる時代だ。しかし、いざ「生産性の高い仕事の仕方」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術
など多分野に渡り、全てをマスターしようとすると最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、学び術に関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また Kindleでも「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得し、海外出版社からの出版オファーも頂いている。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

視点」と「法則」を掛け算する読書術※無料のオーディオブック特典付

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冒頭でも紹介したが、再度ここでも紹介させていただこう。

人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。別の言い方をすれば、「何を考えるか?」は視点が支配してしまうともいえる。

 人の思考は必ず、

  1. 視点:まずは何らかの「視点」を置き
  2. 法則:その「視点」を元に「ああなれば→こうなるだろう」という「法則性」に当てはめ
  3. 結論:結論を出す

というステップを辿る。

つまり、どんなにロジカルシンキングに長けていても、論理の前提となる「視点を置き方」を間違えれば結論は間違ったものになる。

また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「法則」のストックがなければ、再現性の高い仮説を導き出すことはできない。

本書はビジネス書から「隠れた視点」と「隠れた法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく方法を解説した書籍だ。

もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができるようになれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「別の選択肢」「別の可能性」を生み出すことができるようになる。

さらに、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「的を射た」仮説を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。

おかげさまで、本書はamazonの「読書法カテゴリー」で新着1位を獲得し、レビューや書評においても、

  • 読書術を越えて、実用的な思考力向上の学びが得られる
  • 一つひとつが結構深くて、ハイライトを引きまくり
  • 読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本

など、ありがたい言葉を頂戴している。

数多くの視点を持っている人は、たとえ同じ状況を見ていても「気づくこと」や「気づきの量」が格段に違う。

数多くの法則を持っている人は「ああなれば→こうなりやすい」という「法則」に当てはめて考えることで、精度の高い未来を予測している。

もしあなたが「ロジカルシンキング本」では学べない「視点力」や「法則力」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

※無料のオーディオブック特典付

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」

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本書は、筆者の専門である「ブランディング」について解説した書籍だ。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならない。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、発売後1週間で、Amazon Kindle 【消費者主義カテゴリ】 ベストセラー1位を獲得している。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

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終わりに

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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