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多角的な視点とは|視点を変え多角的視点を養うための22個の習慣

視野・視座・視点を広げる|新たな側面に気づく二項対立思考術

この記事に辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「多角的な視点を養いたい」「視点を変える方法が知りたい」と考えていることだろう。

巷には「ロジカルシンキング」の本が溢れ、ロジカルシンキング研修も活況を呈しているようだ。

しかし「視点を変え、多角的な視点を持つ力」は「ロジカルシンキング」とは全く別の能力だ。

一般に、ロジカルシンキングは「前提を置き」→「推論を働かせ」→「結論に至る」という筋道を辿る。しかしロジカルシンキングは「推論の働かせ方」は教えてくれても「前提の置き方」は教えてくれない。

逆を言えば「前提の置き方」次第で「推論の働かせ方」が変わり、結果「結論」も変わってしまうのがロジカルシンキングだ。

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ロジカルシンキングは、視点の置き方次第で結論が変わる。しかしこれを逆手に取れば「多角的な視点の持ち方次第で、ロジカルシンキングでは辿り着けない新たな世界を切り拓くことができる」ともいえる。

よく「イノベーションとは、常識を覆し、新たな常識を創り出すことである」といわれるが「多角的な視点」はあなたが置いている前提を覆し、新たなアイデアやイノベーションを生む源となる。

よって、今回は新たなアイデアやイノベーションを生む源泉である「視点を変える方法」について解説しよう。多角的な視点の多さは、あなたが見ている世界の広さとイコールだ。そして人は、自分が見えている範囲でしか考え、行動することができない。

もしあなたが「多角的な視点を持ちたい」「視点を変える方法を身につけたい」と考えているのなら、今回の記事を「視点を変えるためのチェックリスト」として活用いただきたい。そうすれば「あなたが見る景色」は格段に広がるはずだ。

また、以下の記事も併せてお読みになれば「考えを深める思考法」や「発想を広げる技術」の理解が深まるので、時間があるときにでもお読みいただきたい。

 

視点とは?視点の意味を定義する

あなたは周囲や上司から、

  • 常識に囚われずに考えろ
  • 既存のルールに縛られずに考えろ

と言われたことがないだろうか?もしあるとすれば、あなたの「視点」は固定化され、物事を考える方向や幅が限定されている可能性が高い。

「視点」とは「今、自分がどこに焦点を当てて物事を見ているか?」という「着目しているポイント」のことを指す。

「視点」とは何か

「今、自分がどこに焦点を当てて物事を見ているか?」という「着目しているポイント」

例えば「コップの中に水が半分入っている」という事実は、視点の置き方次第で「半分しか水が入っていない」と捉えるか、あるいは「半分も水が入っている」と捉えるか、あなたの認識は変わるはずだ。

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多角的な視点とは?「多角的な視点」の意味を定義する

それでは「多角的な視点」とは、いったいどのような視点だろうか?まずは以下の図をご覧いただきたい。あなたは下の図が何に見えるだろうか?

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おそらく、あなたには「四角い図形」に見えたことだろう。続いてもう一つ、図をご覧いただこう。あなたは何に見えるだろうか?

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上の図は、あなたには「丸」に見えたことだろう。では、さらに続いて以下の図をご覧いただこう。

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ここまでお読みになればお気づきの通り、先ほどあなたがご覧になった「四角」や「丸」は「円柱」を捉える際の「視点の一部」でしかないことがわかる。

逆を言えば、あらゆる物事は複数の視点で捉えない限り、全体像や本質を見抜くことはできない。もしあなたが上記の図を一つの視点だけで捉えて「四角」や「丸」だと誤解したままだったとしたら、あなたは物事を矮小化したままとなり、あなたの世界は狭いままとなる。

このように「多角的な視点」とは「ひとつの物事を様々な角度から見渡すこと」であり、物事の全体や本質を理解する上で必要不可欠な能力だ。

多角的な視点を養う:視点を変えるメリットとは?

多角的な視点を養うことで得られるメリットは、大きくわけて3つある。それは、

  • 行き詰まりを打開できる
  • 創造的な問題解決ができる
  • 新たな可能性を見出せる

の3つだ。以下、一つずつ解説していこう。

多角的な視点を養うメリット-1:視点を変えることで行き詰まりを打開できる

多角的な視点を養うことができれば、悩みや問題を抱えて行き詰ったり、仕事がうまく進まなくて煮詰まっている状態から抜け出すことが可能になる。

なぜなら「行き詰っている」という状態は、

  • 物事を1つの視点から捉え、論理的に考えたら行き詰ってしまった

という状態であり「別の視点」へと想いが至っていない状態と言えるからだ。

例えばあなたが中小企業のマーケティング担当者だったと仮定しよう。

残念ながら大手企業と比べて潤沢な予算はなく、商品の知名度もほとんどない状態だ。まともに考えれば物量で勝てるはずもなく「行き詰った」状態といえるだろう。

しかし視点を変えれば、あなたの企業の商品は「知る人ぞ知る」商品として「希少価値」があり「持っていても誰とも被らない」商品だとも言える。

だとすれば「誰にも知られていない」というネガティブな視点を「珍しくて誰とも被らない」というポジティブな視点に変えれば、行き詰まりを打開できるかもしれない。

このように多角的な視点を養うことができれば、論理的には行き詰まったとしても、視点を変えることで打開策が拓けることがある。

多角的な視点を養うメリット-2:視点を変えることで創造的な問題解決策が生まれる

多角的な視点を養うメリットの2つ目は、創造的な問題解決策が生まれることだ。

例えばあなたが自治体の担当者で、自転車の違法駐輪に悩まされていたと仮定しよう。至る所に「駐輪禁止」の看板を立て罰則を強化したにも関わらず、いっこうに違法駐輪はなくならない。果たしてどうすれば、違法駐輪はなくなるだろうか?

実は、視点を変えることで違法駐輪を一掃した事例が存在する。

その自治体は近隣の小学生に絵を描いてもらい、その絵を違法駐輪されやすい場所の地面に転写した。その結果「小学生の絵をタイヤで踏みつけるのは嫌だ」とう人間感情が生まれ、誰もその場所に駐輪をしなくなり違法駐輪は一掃されたという。

これも、多角的な視点を持ち「視点を変える」ことによって実現した成功例の一つだ。この自治体はこれまで「駐輪禁止」という看板を立て「ルールを守らせる視点」で対処してきたが「罪悪感を創る」という「人間感情の視点」に変えたことで、違法駐輪を一掃することができた。

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このように、もしあなたが多角的な視点を養うことができれば、創造的な問題解決策を生みやすくなる。

多角的な視点を養うメリット-3:視点を変えることで新たな可能性を見出せる

よく「イノベーションとは、常識を覆し、新たな常識を創り出すことである」といわれるが「多角的な視点」はあなたの「常識(=置いている前提)」を覆し、新たなアイデアやイノベーションの源になる。

もしあなたが「自由自在に視点を変える力」を身につけることができれば、様々な物事に対して人よりも多様な側面に気づけるようになる。

そうすれば、これまで見過ごしがちだったポイントに光を当て、新たな認識を生み出し、物事の新しい可能性を大きく広げることができるようになる。

また、多くの人たちが気づいていない「別の側面」に気づくことで、これまで常識だった認識を覆し、アイデアやイノベーションを生み出しやすくなる。

「視点を変える」ということは、物事を一つの側面から見るのではなく多角的なアプローチをすることで、当たり前の「常識」に飲み込まれないためのスキルだ。

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多角的な視点を持つ方法:あなたの視点を変える22個の習慣

多角的視点の重要性が理解できたところで、ここからは多角的な視点を養う上で必要な習慣を二項対立思考形式で紹介していこう。

あえて二項対立としている理由は以下の2点だ。

  • 二項対立とすることで、あなたが見逃している「もう片方の視点」への気づきを促し、あなたの視点を増やすため。
  • 二項対立とすることで、背反する2つの視点を高いレベルで両立させる思考を促すため。

冒頭でも触れた通り、物事は「前提の置き方」次第で別の可能性を見出すことができる。ぜひこの二項対立リストを活用することで、自分が見落としている「視点」に気づき、新しい世界を切り拓くきっかけにしてほしい。

多角的な視点を養う習慣-1:「目的」と「手段」の視点を変える

あらゆる物事は「目的」に対して「手段」が存在する。「手段」だけが独立して存在することはありえない。

しかし「手段の目的化」は多くの職場で見られる「あるある」だ。「手段の目的化」を防ぐためには、物事を考える際に「今考えているのは目的なのか?それとも手段なのか?」について自覚的になる視点を持つことだ

そしてもし「今考えているのは手段のことだ」と感じたら「その目的は何だろうか?」に視点を変え、逆に「目的のことだ」と感じたら「その手段は何だろうか?」と視点を変えてみよう。

目的は、あなたの向かう方向を決める。そして手段は、その方向にスピードを加速させる役割を担う。

もしあなたが「目的の視点」と「手段の視点」を柔軟に切り替える多角的視点が身に付けば、手段が目的化することなく、ブレない実行力を手に入れることができるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-2:「方向」と「到達水準」の視点を変える

物事には「向かうべき方向を定める視点」と「どの程度至ったか?という到達水準の視点」が存在する。その典型例が「目的の視点(=方向)」と「目標(=到達水準の視点)」だ。

そもそも向かうべき「方向」がわからなければ、人や組織は行動を起こすことができない。そして向かうべき方向の「到達水準」がわからなければ、どれだけリソースを費やすべきかを見積もることができない。

近年では、物事のアクションを起こす際にKPIやKGIの設定が一般的となりつつあるが「方向だけ」「到達水準だけ」のKPI設定が散見される。しかし、本来「方向」と「到達水準」は表裏一体のはずだ。

もしあなたが「目的」のことを考えるなら、同時に「目標」という視点も持つ習慣をつけよう。またKPI数値など「達成水準」を考える際には「この数値を達成する目的はなんだっけ?」と視点を変える習慣をつけよう。

目的と目標は、セットになって初めて機能するものだ。

多角的な視点を養う習慣-3:「現象」と「原因」の視点を変える

人は、ともすれば目に見える「現象」に目を奪われがちだ。

しかし世の中に生じている物事は、それらを生じさせている原因が存在する。そしてもし「現象」と「原因」の間にある因果関係を見極めることができれば、人為的に「原因」を発生させることで「現象」を生じさせることができる。逆に人為的に「原因」を消滅させることで「良くない現象」を発生させないようにすることも可能になる。

もしあなたが何らかの現象に気づいたら、それを生じさせている「原因」を考える視点を持とう。

また、逆に「起きている現象が、何らかの原因になりえるとしたら?」という仮定を置き、今後起こりえることを予測する視点を持ってみよう。

「現象」という視点と「原因」という視点を自由自在に行き来する多角的視点を持つことができれば、あなたは「目に見えない因果関係」を洞察することができるようになるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-4:「表層」と「原理」の視点を変える

物事は「表層に現れている現象」と「その背景で働いている原理・メカニズム」が存在する。

例えば、現在活況を呈しているプラットフォームビジネスについて考えてみよう。

「プラットフォームビジネスが流行っている」というのは、目に見える表層の視点にすぎない。その背景に働いている原理・メカニズムは「限界費用ゼロ」と「ネットワーク外部性」だ。

まずは「限界費用ゼロ」について解説しよう。

物理的なモノの世界では、生産量を1個・10個・10,000個と増やすと、比例的に仕入れ原価が増えていく。しかしデジタルの世界では、PV(ページビュー)が1PV・10PV・10,000PVに増えようが、材料を消費するわけではないため仕入れ原価はゼロだ。つまりどれだけ規模が大きくなっても仕入れコストがかからない「限界費用ゼロの原理」が働いている。

続いて「ネットワーク外部性」について解説しよう。

プラットフォームビジネスの本質は「マッチング」だ。この「マッチングビジネス」の特徴は「需要側の数」が「供給側の期待」を生み「供給側の数」が「需要側の期待」を生むことだ。

このように片方がもう片方に影響を与え、相乗的に好循環を作りながら規模を拡大していく効果を「ネットワーク外部性」と呼ぶ。

ここまでお読みになってお気づきかも知れないが、単にプラットフォームビジネスを「最近流行っているな」と表層的な視点で捉えるよりも「プラットフォームビジネスを機能させている原理・メカニズムの視点」まで踏み込んで考える視点を持てれば、様々な分野に応用し、原理やメカニズムを味方につけやすくなる。

物事の表層は目に見えやすい反面、その背景にある原理やメカニズムは目に見えずらい。しかし「目に見えずらい」からこそ意識的に「原理・メカニズム」に視点を置こう。

もし新たな原理やメカニズムを発見することができれば、それはあなただけの競争力となる。

多角的な視点を養う習慣-5:「量」と「質」の視点を変える

人は、物事を見比べるときに「量の視点」で見比べやすい。しかし「量」だけでなく「質の視点」で物事を見比べると、未来に向けた多くの気づきを得やすくなる。

なぜなら、物事はまず「質の変化」が起き、その「質の変化」が「量の変化」を引き起こす「前後関係の構図」になっていることが多いからだ。

だとすれば、あなたが「量の違い」から「質の違い」に視点を変えることができれば、その変化を注意深くモニタリングすることで、人に先駆けて「変化」を見抜くことができるようになる。

その結果、周囲に先駆けて手を打つことも可能になるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-6:「異質」と「類似」の視点を変える

複数の物事は、見比べてみると「異質な部分」と「共通している部分」に分けることができる。

もし、あなたが「異質な部分はどこか?」という視点を持てれば「そのものらしさ」が際立つ「違い」を認識することによって「オリジナリティ」や「付加価値」発見することができる。

一方で「似ている部分はどこか?」という視点は、異なる物事にも関わらず共通している部分であることから、それらを成り立たせる上で必要不可欠な「本質的な価値」を見出せることが多い。

もし、あなたが物事を見比べる際には「異質と類似」という両方の視点に考えを巡らせてみよう。そうすれば様々な物事が、これまでよりもくっきりとした輪郭を伴って認識できるようになるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-7:「論理」と「感情」の視点を変える

人は、論理的であると同時に感情も持ち合わせた生き物だ。

近年、ロジカルシンキングの重要性が叫ばれて久しいが、相手の感情を汲まないまま「ロジカルシンキング一辺倒の視点」では、あらぬ「感情的対立」を生むことになる。

ロジカルシンキングは「論理」を盾にバッサバッサと切っていけるため、主張する側は快感を得やすい。しかし、時に鋭いナイフに似て相手の気持ちもバッサバッサと切りつけてしまう。その結果、無用な感情論を引き起こしてしまうことも少なくない。

ビジネスの目的は「目標を達成する」であって「ロジカルシンキングの能力を見せびらかすこと」ではない。

多くのビジネスはチームによってなされる。そしてチームメンバーは感情を持った人間なのだから、感情への配慮を伴わない「ロジカルシンキング一辺倒の視点」は厳に慎もう。

多角的な視点を養う習慣-8:「演出」と「仕組み」の視点を変える

「演出」は人の気持ちに変化を創り「仕組み」は持続可能な基盤を創る。

ことビジネスとなると「優れた仕組み」に視点が行きがちだが、時に「心に響く演出」が人々の気持ちを動かすことがある。

例えば、単なる「初回割引チケット」という仕組みも「演出」という視点を取り入れ「旅」をモチーフにデザインを施せば「あなたを新しい世界に導くパスポート」という物語性を打ち出すことができる。

あるいは単なる「商品の詰め合わせ」も、遊園地をモチーフに装飾を施せば、人々の遊び心をくすぐることができる。

単に「仕組みの視点」だけで物事を考えると無味乾燥なものになりがちだが、そこに「演出」という視点を加えることで、より人々の心を動かせるものに変わる。

多角的な視点を養う習慣-9:「データ」と「心理」の視点を変える

データの裏側には人の生活があり、人間の心理が存在する。

昨今ビッグデータやデータドリブンの重要性が叫ばれて久しいが、データの背景に存在する「人間心理への洞察」が伴わなければ、優れた仮説は生み出せず、脊髄反射的な施策に留まりがちだ。

  • 人は、謎があると解き明かしたくなる。
  • 人は、善意を受けると返したくなる。
  • 人は、珍しいものに触れると誰かに話したくなる。

このように、人の心理は必ずしもデータやロジックだけで解き明かせるものではない。
もしあなたが、データやロジックの視点で行き詰ったら、人間心理や感性の視点を取り入れてみよう。人間に対する共感能力が、新たな可能性を拓いてくれるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-10:「効果」と「効率」の視点を変える

「効果」は、ただそれだけを伸ばそうとするなら投入資源を増やせばよい。投入資源を2倍にすれば、今よりもほぼ確実に効果は上がる。

しかし、投入資源を2倍にしたにも関わらず、効果が1.5倍に留まったとしたら「効果は上がった」が「効率は落ちた」ことになる。逆に効果が2.5倍になったとしたら「効果も効率も上がった」といえる。

ここまでお読みになって鋭いあなたならお気づきと思うが、効果そのものは「投入資源量」に大きく依存するが、効果の「到達水準」が1.5倍に留まるか、それとも2.5倍に伸びるかは「あなたの工夫の度合い」に依存する。

単に「効果」だけを追い求めれば、投入資源量が多いものが勝ってしまうが「戦略」とは集中と選択であり、投入資源の効率性を高める「工夫の度合い」のことだ。

だとすれば「効率」は、あなたの戦略の有効性を測るバロメーターといえる。

もしあなたが優れた「戦略」を策定し実行したいなら、単に「効果の視点」だけで物事を見るのではなく「効率」という視点も持ち合わせておこう。

多角的な視点を養う習慣-11:「ポジティブ」と「ネガティブ」の視点を変える

物事は、捉え方次第でポジティブにもネガティブにも変わる。

例えば「自社は流通チャネルの支配力が弱い」という「ネガティブ」な話を耳にするが、これをポジティブな視点で捉えれば「直販に対するしがらみが少ない」ともいえる。また「自社は企業規模が小さい」というネガティブな視点も、ポジティブな視点に解釈し直せば「意思決定や実行のスピードが速い」ということになる。

これらように、一見「ネガティブ」と思えるものも、視点を変えるだけで「ポジティブに変わる」ことは、往々にしてあることだ。

もしあなたが自社や自社ブランドの弱点を見つけたら「それらをポジティブに捉え直してみる」視点を取り入れて欲しい。思わぬ打開策が見つかるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-12:「増やす」と「減らす」の視点を変える

物事には「増やしたほうが良い事柄」と「減らしたほうが良い事柄」が存在する。

例えば「情報」を例にとった場合「情報の精度」という視点では「増やしたほうが良い」が「情報の伝わりやすさ」という視点では、できるだけ情報を減らし「シンプルにしたほうが良い」という判断になる。

また「人材」という視点でも、労働集約型の単純作業なら人を「増やす」ほうがタスクを早期に終わらせることができるが、知的労働や高度な意思決定の場合は人を「減らす」ほうが有用な場合も多い。

人は、物事を考える際につい「増やす」方向に視点が向きがちだが、同時に「減らす」視点も持ち合わせておこう。「減らす」ことで物事をシンプルにし、生産性を高めることもあるからだ。

多角的な視点を養う習慣-13:「リスク」と「リターン」の視点を変える

「リスク」という言葉は、日本では「危険」という文脈で使われることが多く、ネガティブな印象で捉えられることが多い。

特に大企業病にかかった組織では、過度にリスクを恐れ「リスクをゼロにする」ことに視点が向きがちだ。

しかし、あらゆるビジネスが未来に向けてなされる以上、想定外のことが起きるリスクはゼロにならない。にもかかわらずリスクをゼロにしようとする企業努力は、過度にルールや制度を厳格化させるだけでなく、意思決定のタイミングを遅らせ、ビジネスチャンスを逸することになる。

リスクは、決して悪ではない。「リスクテイク」という言葉があるように、適切なリスクを取ることができれば、その「リターン」は大きくなる。

必要なのはリスクをゼロにする努力ではなく、リスクの許容範囲を見極め、致命的にならない程度のリスクを取りながら「リターン」を追求していくことだ。

もしあなたが「リスク=危険」と捉え「リスクはゼロであるべき」と考えるなら「リスクはリターンを得るためにコントロールすべきもの」という視点に改めよう。

多角的な視点を養う習慣-14:「フロー」と「ストック」の視点を変える

世の中には2種類の異なるタイプの情報が流通している。その2種類とは「フローの情報」と「ストックの情報」だ。

「フローの情報」とは流れ去る情報のことで、いわば「タイムライン」のようなイメージだ。

一方で「ストックの情報」とは、あなたが思考を巡らすことで「あなたならでは知恵」に発展可能な情報を指す。

「フローの情報」の価値は「新しいこと」だが「ストックの情報」の価値は「変わらない本質・原理」が潜んでいることだ。

「フローの情報」は時間が経てば経つほどその価値は減っていく。しかし「ストックの情報」は「変わらない本質・原理」が潜んでいるのでいつまでも価値が減らない。

鋭いあなたならもうお気づきかもしれないが「ストックの情報」は「変わらない本質・原理」がひそんでいるのだから、触れる時間を増やし、思考を巡らせば巡らすほど自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていく。

そして自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていけば、いざというときに様々な要素を「変わらない本質・原理」に当てはめてみることで、質の高い答えが素早く導き出せるようになる。これが思考力の源であり、巷で言われる「仮説力」だ。

誤解を恐れずにいえば、時間とは蓄積のことであり、蓄積とは時間だ。つまり常に「思考」を巡らし、その時間を蓄積に変えていくことができれば、それをしなかった人と比べて圧倒的な競争力を「蓄積」することが可能になる。

さらに「知恵のストック(=蓄積)」が増えてくれば、今度は「知恵のストック同志」を組み合わせて、更に新たな知恵を生み出すことが可能になる。

あなたはどこかで「イノベーションは、既存の知恵の組み合わせに過ぎない」という言葉を聞いたことがないだろうか?

「知恵の組み合わせパターン」は、理論上は何通りも存在する。そのため、上手く組み合わせれば、あなたが生み出す知恵の量は累乗的に増えていく。

もしあなたが「フローの視点」だけでなく「ストックの視点」も持つことができれば、あなたはこれまでにない発想を生み出す思考力を磨くことができる。

多角的な視点を養う習慣-15:「完璧さ」と「スピード」の視点を変える

世の中には、何事も完璧でないと済まない「完璧主義」の人がいる。

完璧主義の人は「スピード」という視点が抜けたまま「中途半端なままでは、申し訳ない」と考え、1つ1つの工程で完璧になるまで自分の資源を投入してしまう。しかし投入資源量を増やすことで成果を増やすやり方はラットレースと同じであり、予算や時間などの資源が頭打ちになった段階で成果も頭打ちとなってしまう。

また、完璧主義の人は「重要な部分」と「そうでない部分」の切り分けをしないまま絨毯爆撃的に物事を進めてしまうため、ビジネスのスピードを遅らせてしまう。これは変化が早い現在のビジネス環境においては致命的だ。

重要なのは、相手にとって最もバリューが高い論点を見抜いて、そこにフォーカスする視点だ。そうすれば、あなたは必要最小限で最大の成果を出せるようになる。その結果、自分の時間を浮かすことができるようになり、ワークライフバランスや新たな自己投資ななどに時間を使えるようになる。

「完璧さ」は、あなたではなく相手が決めるものだ。

もしあなたが「完璧主義」の傾向があるなら、そこに「スピード」という視点を加えよう。そうすれば「限られた時間の中で、何にフォーカスすべきか?」という「論点を絞り込む」習慣が身につくはずだ。

多角的な視点を養う習慣-16:「PDCA」と「一貫性」の視点を変える

ビジネスにはPDCAが重要だ。このブログの読者なら、PDCAの重要性はよく理解されていることだろう。

近年では「PDCAサイクル」や「リアルタイム運用」が重要とされ「素早く結果を検証して柔軟にPDCAを回し、短期的な成果を上げ続ける」ことが重視される時代だ。

しかし、PDCAを金科玉条のごとく扱うと、思わぬ副作用に悩まされることになる。

PDCAを効果的に機能させるための前提は「施策の結果の良し悪しによって、短期的に、かつ柔軟に次の施策を変えることができる」ことだ。

しかしこの前提は、逆を言えばチームの視野が「短期的に、かつ柔軟に変えることができる施策のみ」に限定されてしまうリスクをはらむ。いわば「木を見て森を見ず」という状態だ。結果「PDCAの範囲の外側」を見逃しがちになる。

また、チームがPDCA至上主義に陥ってしまうと、PDCAの範囲外で起きる構造変化や不連続な未来を見通すことができないまま、ひたすら過去の反省・検証・改善を繰り返すことになる。結果、良かれと思って必死にやっていることが、労力の割にほとんど効果のない活動になる可能性もある。

住宅建築に例えれば、建物の部分はリフォームやリノベーション・インテリアなどで「PDCA」を回せるが「家の基礎の部分」はPDCAを回せない。

これをビジネスの世界に当てはめると「家の基礎の部分」とは「ミッション」「ビジョン」「バリュー」あるいは「戦略」「方針」であり、これらはPDCAという次元を越えて、長期に渡って一貫させないと機能しない要素だ。

このように、ビジネスには「PDCAを回すべき部分」と「一貫性を保つべき部分」が存在し、それぞれを切り分けて考えなければならない。

もしあなたが「PDCAの視点」と「一貫性の視点」の両方を持てれば、様々な要素や局面に応じて、双方の使い分けができるようになるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-17:「実体」と「概念」の視点を変える

物事の在り方は「実体」と「概念」で規定される。

そして「実体と概念」を自由自在に行き来する視点を身につけることができれば、多様なコンセプトを生み出すことが可能になる。

例えば「物理的な液体としての水」は、そのまま捉えれば「実体」だが「概念」として捉えれば「飲むもの」となる。

そしてあなたが多角的な視点を持てれば「水=飲むもの」だけでなく「水=洗うもの」「水=火を消すもの」「水=泳いで遊ぶもの」など多様な「概念」を抜き出すことが可能になる。これは、別の言い方をすれば「水(という実体)」の可能性を大きく広げたことと同じだ。

更に「水=洗うもの」という掴みどころのない「概念」を実体化していくと「手洗い用洗浄水」「トイレ用洗浄水」「食品用洗浄水」「電子部品用洗浄水」など、さらに可能性を広げることが可能になる。

このように「実体を概念化して考える」「多角的な視点を取り入れる」「具現化する」というステップを踏み「実体」と「概念」を自由に行き来できるようになれば、単なる「実体」を捉えるより遥かに幅広いコンセプトを生み出すことができる。

多角的な視点を養う習慣-18:「有形」と「無形」の視点を変える

物事には「有形」のものと「無形」のものが存在する。あなたがビジネスパーソンなら、すぐに思いつくのは「有形資産」と「無形資産」だろう。

土地や建物などの有形資産は「形のある」資産であり、企業のバランスシートに記載されている資産だ。直感的に認識しやすいため市場に流通しやすく、マネジメントもしやすい資産といえる。

一方で、企業文化やブランドなどの無形資産は「形のない」資産であるため、目に見えにくく、直感的に認識しにくい。その結果、市場に流通しにくく、マネジメントもしにくい資産だ。

こう見ると無形資産は非常に扱いずらい資産に思えるが、うまくマネジメントすれば絶大な競争力をもたらしてくれる。なぜなら有形資産は使えば使うほど価値が減る資産であるのに対し、企業文化やブランドなどの無形資産は、使えば使うほど価値が増していく資産だからだ。

また、無形資産の性質である「目に見えないこと」「市場に流通しにくいこと」「マネジメントしにくいこと」は、裏を返せば希少性が高く模倣困難な競争力の源泉となりえる。

今現在、日本国内ではモノが溢れ、これからは「知恵」で戦っていく時代だ。そうであれば、必然的に無形資産の重要性は高まっていく。

もしあなたが「目に見えるものの価値」しか捉え切れていないなら、これを機に「目に見えないものの価値」にも視点を向ける習慣をつけよう。

多角的な視点を養う習慣-19:「多様性」と「統一性」の視点を変える

これからの時代は「多様性が重要だ」と言われる。そんな時代に持っておきたいのが「多様性の視点」と「統一性の視点」だ。

人間の思考は固定化しやすいようにできている。なぜなら人間の脳は、入ってくる情報に対して思考を整理し、体系化しようとする性質があるためだ。

そして、思考の整理や体系化が繰り返されると、それらはやがて「思考パターン」として固定化していく。更には、固定化された思考パターンがあなたの思考習慣となり、あなたの視野を狭くしていく。

しかし、もしあなたが多様性の視点を持てれば、多様なメンバーから多様な視点を受け取ることが可能になる。その結果、固定化しがちな思考パターンは常に「矯正」され、多面的な物の見方ができるようになる。

しかし、多様性のメリットを活かすには、逆説的だが「統一性の視点」も必要となる。なぜなら多様性は、単にそれだけでは「無目的な群衆」を生み出し「カオスな世界」を形作ってしまうからだ。

チームメンバーのバックグラウンドは多様であるべきだ。しかし一方で、多様なバックグラウンドを持つメンバーを一つにまとめるには、目指すべきビジョンや目的、価値観は統一されている必要がある。

もしあなたが「多様性」の視点だけでなく、同時に「統一性」の視点を持てれば、チームが向かう方向が一致し、多様性を活かしながら創造的な問題解決や価値創造に結びつけることができるはずだ。

多角的な視点を養う習慣-20:「集中」と「分散」の視点を変える

「集中」は「集中=規模」と捉えれば規模の経済を機能させ「集中=一元管理」と捉えれば、範囲の経済に寄与する。

一方で「分散」は多様性による創発を促し、業務プロセスでは同時並行化の道を拓く。また、限界コストゼロの世界ではロングテールを実現する。

このように「集中と分散」という視点は、目的に応じて使い分けることで大きなメリットをもたらしてくれる。

もしあなたが物事を考える際には、常に「何を集中させ」「何を分散させるか?」という視点を持ち合わせておこう。もし「集中と分散」の枠組みを変化させることができれば、時に創発を促したり、効率性を高めることが可能になる。

多角的な視点を養う習慣-21:「作用」と「反作用」の視点を変える

物事は一方向に作用すると、その反動として反作用が生まれることがある。

例えば中高年の女性の間では、加齢に抗おうとする機運(=作用)がある反面、加齢を自然体で受け入れる機運(=反作用)も存在する。

また、ビジネスの世界でもデータドリブン(=作用)という機運が高まる反面、デザイン思考などの人間中心設計を取り入れようとする機運(=反作用)も存在する。

世の中に存在する「機運」は、片方に振れるとそれに抗う反作用が生じるメカニズムが働く。

もしあなたが「作用-反作用の視点」を持つことができれば「作用はあるのに反作用が現れてない」市場を見つけ、これから「反作用側の市場が立ち上がってくるかもしれない」という仮説を導き出すことも可能になる。そしていち早く参入できれば、先行者利得が得られるかもしれない。

多角的な視点を養う習慣-22:「主体」と「客体」の視点を変える

物事には「主体」と「客体」が存在し、主体と客体を入れ替えることによって、新たな発想が得られる場合がある。

もしあなたがビルオーナーで、テナントから「エレベーターの待ち時間が長い」というクレームに悩まされていたとしよう。あなたはどのような問題解決策が思いつくだろうか?

エレベーターを主体に考えれば、平均待ち時間を制御するAIをエレベーターに導入し、最適化技術を通して待ち時間を減らすことが解決策の一つとなるだろう。しかしこの解決策は、大きな設備投資を覚悟することになる。

今度は逆に「エレベーター」を客体として捉え「エレベーターを待っている人」を主体として考えてみるとどうだろうか?

「エレベーターを待っている人」を主体として捉えれば「エレベーターの待ち時間が長い」という問題は「エレベーターを待っている時間が無意味に感じること」と再定義することができる。だとすれば「無意味に感じる時間」を「有意義に感じる時間」に変えることができれば、大きな設備投資をせずに問題は解決することになる。

事実「エレベーターの横に鏡を置く」という施策で、エレベーターを待っている時間を「無意味な時間」から「身だしなみを整える有意義な時間」に変え、クレームを大きく減らした例が存在する。

このように、もしアイデアに行き詰ったら「主体」と「客体」を入れ替える視点を持とう。思わぬブレークスルーが見つかるはずだ。

 

視点・視座・視野を変える本|おすすめ書籍5冊

締めくくりに、あなたにおすすめできる「視座・視野・視点を変える本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える本。
  • 実際に戦略立案実務や事例共有に役立っている関連書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せる書籍。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

視点・視座・視野を変える本おすすめ書籍-1:知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

論理的思考には限界が存在する。それは推論を考える際の「切り口」の限界だ。

ロジカルシンキングを行う際には「ロジックツリー」というツールを多用する。

ロジックツリーは、目の前にある「問題現象」を要素分解することで根本課題を見抜いたり、あるいは「問題解決」の打ち手の選択肢を広げていくときに使われることが多い。

しかし「要素分解」も「選択肢の拡大」も、その「切り口」次第で結論は変わる。そうなると、いかに「筋のよい切り口」を見出せるかが重要なカギとなるが「筋のよい切り口」は論理では導き出せない。

本書は「多面的な視点」を持ち、複眼的に様々な切り口から物事を見る重要性を説いた書籍だ。

もしあなたがロジカルシンキングを越えて「多面的」「複眼的」に考える思考技術を手に入れたいなら、一読をおすすめする。

視点・視座・視野を変える本おすすめ書籍-2:メタ思考トレーニング

例え同じ事実でも、視点の置き方によってその事実に対する解釈は変わる。

本書は、物事を「一つ上の視点」から客観的に考えるメタ思考の重要性と実践法を解説した良書だ。

これまで個別に見ていた問題も、一つ上の視点から眺めると実は「全体に対する部分」であったことに気付くことができる。

また、一見、規則性なく散らばった「バラバラの問題」も、一つ上から俯瞰的に眺めることで、その「意味」や「関係性」を読み解き、それらを引き起こす根本課題を特定して解決することができるようになる。

ビジネスの世界では「型の奴隷になるな。型の創造者たれ」という言葉がある。

もしあなたがメタ思考を身に付けることができれば、複数の問題に対する根本課題を読み解き、問題解決に活かすことが可能になるはずだ。

視点・視座・視野を変える本おすすめ書籍-3:3D思考

本書は「視点を立体的に動かす思考法」を解説した書籍だ。

仕事の出発点にあるのは「思考」であり「思考の質」を高めるためには、自分なりの思考パターンから抜け出し、視点を切り替えるクセをつける必要がある。

なぜなら、様々な視点を自由自在に切り替えることができれば「多様な側面の課題に気がつける」「さまざまなアイデアが出せる」などのよい結果を期待できるからだ。

本書は、このような「視点の切り替え」に関して、

  • 視点を置くレベル(視点の高さ・低さ)
  • 視点のポジション(視座:誰の視点から考えるか)
  • 時間

の3つに分け「視点を切り替えて考える方法」を紹介している。

もしあなたが「多様な視点を持ててない」「視野が狭い」と感じているのなら、本書は必読の書籍だ。

視点・視座・視野を変える本おすすめ書籍-4:答えはいつも、自分の枠の外にある!

「思い込み」は自分の世界を狭くしてしまう。本書は、そんな「自分の思い込み」を打破し、修正していくことを目的とした書籍だ。

本書の特筆すべき点は、楽しみながらドリルをこなしていくことで、自分の「思い込み」に気づき「発想の転換」や「視点の切り替え」で世の中の捉え方が大きく変わることを実感できる点だ。

物事は、ある一面だけで捉えると思わぬ落とし穴に陥ってしまう。

もしあなたが様々な視点に気づき、ストックし、自分の世界を広げたいなら、本書は一読に値する書籍だ。

視点・視座・視野を変える本おすすめ書籍-5:ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門

「ロジカルシンキングはできるのだが、アイデア発想は苦手だ」。あなたはそのような悩みをお持ちでないだろうか?

ロジカルシンキングは「理由や根拠を掘り下げていく思考法」であることから「ビジネス課題の発見」には有効だが「そもそもの問題の定義」や「解決策の立案」の局面では不向きな思考法と言っていい。

本書は、ロジカルシンキングと対極をなす「ラテラルシンキング」を解説した書籍だ

ラテラルシンキングとは、知らず知らずのうちに頭の中で設けてしまっている制約を取り除き、自由に発想を広げる思考法を指す。

本書は、柔軟な思考力として「疑う力」「抽象化する力」「偶然を見逃さない力」などの重要性を説く。

「いざブレストとなると、通り一辺倒のアイデアしか湧いてこない」

もしあなたがそのような悩みをお持ちなら、一読の価値がある書籍だ。

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深く学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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