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クリティカルシンキングとは|批判的思考の意味と鍛える方法を解説

クリティカルシンキングとは|批判的思考の意味と鍛える方法を解説

この記事に辿り着いたあなたなら、なんらかの理由で「クリティカルシンキングとは何か?」あるいは「クリティカルシンキングを鍛える方法」について関心があることだろう。

世の中にはロジカルシンキングアナロジー思考水平思考など様々な思考法が溢れているが、それらの中でもとりわけ異質でわかりずらいのがクリティカルシンキングだ。クリティカルシンキングはよくロジカルシンキングと混同されがちだが、その違いについて明確に説明できる人は多くはない。

よって、今回は「クリティカルシンキングとは何か?」について、納得感のある形でわかりやすく解説する。

これからの時代に求められるのは「決まったことを正確にできる人材」ではなく「自分の頭で考え、新しい価値を生み出せる人材」であり、そのコアスキルとなるのがクリティカルシンキングだ。

もちろん「ロジカルシンキングとの違い」や「クリティカルシンキングの鍛え方」についても、事例や図解をふんだんに交えながら解説するつもりだ。

もしあなたが「クリティカルシンキングの意味を知りたい」だけでなく「クリティカルシンキングを鍛えたい」と考えているなら、ぜひ最後までお読みいただきたい。あなたが「自分の頭で考え、新しい価値を生み出す人材」に変わるヒントになるはずだ。

 

クリティカルシンキング(批判的思考)とは何か?クリティカルシンキングの意味を定義する

クリティカルシンキングとは-1:教科書的な定義

まずはクリティカルシンキングの意味について理解を深めよう。クリティカルシンキングの「教科書的な」意味は、以下の通りだ。

「クリティカルシンキング」とは?-Wikipedia

あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法

しかしこの記事をお読みのあなたにとって、上記の定義は不十分なはずだ。なぜなら上記の定義では「ロジカルシンキングと何が違うのか?」「分析と何が違うのか?」が曖昧でよくわからないからだ。

クリティカルシンキングの定義が曖昧なままでは、実践には落とせない。そして実践に落とせなければ成果には辿り着けない。今あなたに必要なのは、もっとわかりやすく、もっと実践的な「クリティカルシンキングの定義」だ。

クリティカルシンキングとは-2:実践的な定義

それでは、ビジネスの実務家にとってわかりやすい「クリティカルシンキングの定義」とは何だろうか?

クリティカルシンキングの「クリティカル(critical)」とは「批判的」という意味を持つ。よって、クリティカルシンキングは別名「批判的思考」とも呼ばれる。

日常語で「批判的」といえば「否定的な評価」というニュアンスが伴うが、本来の「批判」の定義とは「良い部分・悪い部分を意識的に見分け、評価・判定すること」であり、むしろ「先入観にとらわれず、中立的な姿勢を重視する」のがクリティカルシンキングだ。

これらを踏まえると、クリティカルシンキングの実践的な定義は下記のようになる。

「クリティカルシンキング」とは?-実践的な定義

物事を鵜呑みにせずに吟味し、適切に疑う思考態度

鋭いあなたならお気づきだと思うが、クリティカルシンキングには大きく分けて2つの側面が存在する。

  • 物事を鵜呑みにせずに疑うこと。
  • 思考方法ではなく「思考態度」であること。

物事を鵜呑みにせず適切に疑うことができれば、これまでの当たり前や常識を覆し、新たな側面の発見や価値の創造のつながる。別の言葉でいえば、一つの側面に囚われることなく中立的に様々な角度から物事を考えることで、新たな可能性を切り拓くことができる。

また、クリティカルシンキングがロジカルシンキングなどの「思考法」と大きく異なる点は、クリティカルシンキングが「物事を考える際の思考態度・マインドセット」であることだ。つまり「思考技術」の話ではなく「思考態度」の話であるといえる。

このブログをお読みのあなたなら、様々な思考法を学んでいると思う。

世の中には、多彩な思考法が存在するが、それらすべての思考法に共通して必須となるのが「物事を鵜呑みにせずに適切に疑う思考態度」だ。

  • 自分の考えは正しいはず
  • 専門家が言ってることは正しいはず
  • みんなが頷いているから正しいはず
  • 論理的に筋が通っているのだから正しいはず
  • 常識的に考えると正しいはず

そんな思い込みを適切に疑う態度を持ち「別の可能性はないのか?」を考え続けるのがクリティカルシンキングだ。

 

クリティカルシンキング(批判的思考)の例:ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違い

続いては、クリティカルシンキングをより具体的に理解するために、ロジカルシンキングとの違いを意識しながら事例で解説していこう。

クリティカルシンキング(批判的思考)の例-1:前提の捉え方の違い

まずは下記の図をご覧いただきたい。もしあなたがロジカルシンキングをマスター済なら、下の図が「ロジックツリー」であることは、すぐにお気づきのはずだ。

ロジカルシンキングで使うロジックツリーの例

ロジカルシンキングの場合、通常は「売上を上げる」という目的を「受け入れた」上で、右側のボックスに、

  • 新規の購入者数を増やす
  • 既存顧客の購入頻度を上げる
  • 客単価を上げる

など「売上を上げる手段」へと分解していく。

ロジカルシンキングのアプローチでは

しかし、クリティカルシンキングでは「売上を上げる」という目的自体を疑うことから始まる。

前提を疑う

あらゆる企業において「売上を上げる」ことは必要不可欠な目標だ。しかし深く吟味して考えれば「売上を上げる」ことは「利益を上げる」ための手段であり目的ではない。

たとえどんなに高い売上を上げたとしても、それ以上にコストがかかり利益がマイナス(つまり赤字)になってしまえば本末転倒であることは、あなたもご承知のはずだ。

だとすれば、ビジネスの本来の目的は「利益を上げること」であり「利益を上げる」ことを目的にすれば、その手段は「売上を上げる」だけでなく「コストを下げる」という別の可能性も見えてくる。

クリティカルシンキングは全く別のアプローチを生み出す

このように、ロジカルシンキングは、

  • 「目的」を前提として受け入れて
  • その前提を元に論理を考えていく「思考技術」

であることがわかる。一方でクリティカルシンキングは、

  • 「目的という前提」そのものを適切に疑い
  • 別の可能性を探そうとする「思考態度」

であるといえる。つまり、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングは似て非なるものであり、そもそもの立ち位置が違うのだ。

クリティカルシンキング(批判的思考)の例-2:「分解の切り口」の捉え方の違い

続いて、以下の図をご覧いただきたい。こちらも「ロジックツリー」の展開例だ。

クリティカルシンキングの例:ロジックツリーの展開例

もし利益を上げるための手段として「売上を上げる」場合、想定される方法は先ほど解説した通り、

  • 新規の購入者数を増やす
  • 既存顧客の購入頻度を上げる
  • 客単価を上げる

のいずれかとなる。そして上記は、

  • MECE(モレなくダブリなく)が成立している
  • 「売上を上げる」という目的に対する手段として、因果関係が成立している

ことから「ロジカルシンキング的には」全く問題のないロジックツリーだ。

しかしあなたがクリティカルシンキングを身につけたいなら、上記のロジカルシンキングも鵜呑みにせずに、適切に疑う思考態度を持たなければならない。例えば以下のような疑い方だ。

クリティカルシンキングの例:分解の切り口は正しいのか?

売上を上げるためには「新規の購入者数を増やす」「既存顧客の購入頻度を上げる」「客単価を上げる」のどれかを実現しなければならない。しかしこれらはすべて「企業側の事情」からみた視点であり「市場や競合の視点」から見ていない。つまりロジックとして成立してはいるが、内輪都合のロジックになってしまっている。

だとすれば、市場の視点を取り入れ以下のような切り口で分解するのはどうだろうか?

クリティカルシンキングの例:分解の別の切り口

売上高を「市場規模×市場シェア」という切り口で分解すれば、

  • 売上を上げるために、市場を広げていくべきなのか?
  • 売上を上げるために、市場シェアを上げるべきなのか?

という「市場」や「競合」を加味した「戦略レベルの検討」ができるようになる。もし市場が成長局面なら「市場を広げる」という成長戦略が優先課題となるかもしれない。

一方で市場が成熟局面なら「競合ブランドからのブランドスイッチを促す」という競争戦略が優先課題となる。

クリティカルシンキングの例:より戦略的な検討へ

鋭いあなたならお気づきの通り「論理の筋道が正しい(=ロジカルシンキング的視点)」ことと「論理の筋道を考える際の切り口が正しい(=クリティカルシンキング的視点)」こととは、まったく別次元の問題だ。

「論理的に正しい」ことと「ビジネス的に正しい」ことは、必ずしもイコールにならない。だからこそ「論理的に正しいからOK」ではなく「本当にその切り口で正しいのか?」を疑い続けるマインドセットが必要となる。それがクリティカルシンキングだ。

クリティカルシンキング(批判的思考)の例-3:ロジカルシンキングとの違い

ここまでお読みになれば、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いは、おのずと明らかなはずだ。

ロジカルシンキングとは、筋道立てて矛盾なく推論を行う思考法のことを指す。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い:ロジカルシンキングとは?

しかしロジカルシンキングは「前提の置き方」を教えてはくれない。別の言い方をすれば「前提の置き方」次第で「正解」は無数に存在することになる。

また、ロジカルシンキングは論理を展開する際の「切り口」を教えてくれなるわけではない。物事を考える際には無数の切り口が存在するが「切り口の選び方」に正解はない。

しかし「正解がない」ということは、物事を鵜呑みにせずに吟味し、適切に疑う思考態度を持てれば「これまでの前提を覆し」「これまでにない新たな切り口を見出す」ことが可能になる。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い:クリティカルシンキングとは?

重要なことなので繰り返すが、ビジネスの世界に「正解」など存在しない。

置いている前提が1ミリでも変われば、その後の未来は大きく変わることになる。そして、過去に成立した因果関係が未来にも成立するとは限らない。だとすれば、ビジネスに絶対的な模範解答などなく、常に「暗中模索」や「試行錯誤」があるだけだ。

クリティカルシンキングをマスターしている人はそのことを理解しており、どんなに素晴らしい本に書いてあったことも、どんなに論理の筋道が通っていたとしても、全ては「こうかもしれない」という可能性の一つに過ぎないと考える。

そのため、時に誰もが驚くような可能性を見出して、周囲を驚かせることがあるのだ。

クリティカルシンキング(批判的思考)を鍛える方法

クリティカルシンキングとは何か?が理解できたら、続いては「クリティカルシンキングを鍛える方法」について解説していこう。

クリティカルシンキングを鍛える視点を持つ

この記事をお読みのあなたなら、すでに「ロジカルシンキングとは何か?」について理解していることだろう。

ロジカルシンキングの本を読めば、必ずといっていいほど登場するのが「So What?/Why So?」のフレームワークだ。「So What?」とは「だから何?」という意味合いであり「現在持っている情報から、主張や結論を導き出す際の問いかけ」だ。

So Whatとは

また「Why So?」とは「なぜ、そう言えるのか?」という意味合いであり「結論に対して納得できるだけの理由があるかを確認する問いかけ」だ。

Why so?とは

しかし賢明なあなたならお気づきだと思うが「So What?/Why So?フレームワーク」は「原因と結果」「根拠と結論」など、物事の因果関係を検証するためのフレームワークであり「前提を疑う視点」や「多様な切り口(視点)を見出す視点」が入らない。そのため、現状を覆し、別の可能性を切り拓くのには向いていないのが難点だ。

もしあなたがクリティカルシンキングを鍛えたいなら「So What?/Why So?」以外に持っておきたいのが、以下の2つの視点だ。

  • True?-本当か?
  • Enything else?-他には?
クリティカルシンキングを鍛える視点-1:True?(本当か?)

クリティカルシンキングに必要な視点の1つ目は「True?(本当か?)」という視点だ。

ビジネス環境が目まぐるしく変化している現在では「今までの方法でうまくいったのだから、これからもこの方法でうまくいくはずだ」といった考え方は通用しない。

例えば、これまで小売業界では「整然とした商品陳列と売れ筋把握」が成功要因とされてきたが、その常識を「True?(本当か?)」と問いかけたドン・キホーテは「魔境感のある商品陳列」と「これ、売れるの?と思えるような見せ筋の仕入れ」という常識を覆すアプローチで売り上げを伸ばしている。

このように、これまでの「当たり前」や「常識」を「True?(本当か?)」と疑うことができれば、様々な可能性に思考を巡らせることができる。

クリティカルシンキングを鍛える視点-2:Enything else?(他には?)

クリティカルシンキングに必要な視点の2つ目は「Enything else?(他には?)」という視点だ。例えば先ほどのタイの高級洋菓子市場の例で考えると、以下の通りとなる。

  • タイの高級洋菓子市場は市場規模が拡大している。
    →高級洋菓子市場が拡大しているのはタイだけなのか?その他の国はないのか?
    →高級洋菓子市場市場以外は拡大していないのか?例えばカジュアルギフト市場はどうか?
  • 自社にとって「タイの高級洋菓子市場」は魅力的な市場だ。
    →市場が拡大しているだけで「魅力的」といえるのか?
    →市場の成長性だけでなく、市場規模は十分か?
    →競争環境は激しくないのか?
    →自社の強みは活かせるのか?

このように、現在の視点に対して「Enything else?(他には?)」という視点を持てれば、より幅広く、かつ精緻に物事を捉えることができるようになる。その結果、より確度の高い意思決定へとつながるはずだ。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣を持つ

続いて、クリティカルシンキングを鍛える思考習慣を、問題解決プロセスに準じて解説しよう。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣-1:現状を疑う

冒頭で、クリティカルシンキングとは「物事を鵜呑みにせずに吟味し、適切に疑う思考態度」だと解説したが、クリティカルシンキングを鍛える習慣を持てれば、これまで当たり前すぎて誰も気づかなかった問題に気づけるようになる。

なぜなら、問題発見は現状の在り方や方法を疑うことから始まるからだ。そして当たり前のことだが、そもそも問題を発見できなければ、問題を解決することはできない。

現状を疑う

上記を踏まえれば、本質的な問題を発見し解決するには、クリティカルシンキングが必須のスキルであることがご理解いただけるはずだ。

もしあなたがクリティカルシンキングのスキルを身につけたいなら、まずは現状を適切に疑う(True?)ことから始めよう。そうすれば「時代に合わなくなった常識」「不合理なルール」が見えるようになり、問題解決のスタートラインに立てるようになるはずだ。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣-2:問題を疑う

現状を疑い問題が発見できたら、次は「問題を疑う」ステップだ。より分かりやすく理解するために、例を交えて解説しよう。

もしあなたが、テーマパークの責任者だったと仮定しよう。そのテーマパークは驚くほどの盛況で、毎日のように開門ゲート前に行列ができる状況だ。責任者であるあなたにとっては嬉しい限りだが、一方でゲート付近は極端に狭い作りのスペースになっているため、ゲートが開いて群衆が一斉に走り出した際に、互いの肩がぶつかりあうような状況だ。つまり、いつ事故が起きてもおかしくない状況といえる。

あなたは責任者として現場担当者に改善策を検討させたところ、以下のような提案が挙がってきた。

  • 問題:ゲート付近が極端に狭い作りになっていること
  • 解決策:ゲート付近に工事を入れ、人同士がぶつからないようにスペースを広げる

この問題解決策は、問題を「ゲート付近が極端に狭いスペースになっていること」と定義している。しかしクリティカルシンキングとは「物事を鵜呑みにせずに吟味し、適切に疑う思考態度」のことだ。よって責任者であるあなたは、本当に「ゲート付近が極端に狭いスペースになっていること」が問題なのか?(=True?)と疑わなければならない。そして、もし問題そのものを適切に疑うことができれば、

  • 真の問題は「ゲート付近が極端に狭い作りになっていること」ではなく「入場者が一斉に走り出してしまうこと」だ

という新たな気づきを得ることができる。

そうすれば、入場者が一斉に走り出さないように「入場直前に、テーマパーク内で使えるクーポン冊子を配る」という別の解決策を導き出すことも可能になる。入場者がクーポン冊子を手に取れば、走りながら文字は読めないため急ぐ人を減らすことができるからだ。

問題を疑う

このように「問題」は「問題そのものを疑い、捉え直す」ことで、解決が容易になる場合がある。上記の例の場合「ゲート付近に工事を入れること」と「入場直前にクーポン冊子を配ること」では、後者の方がはるかに手間がかからず、低コストで問題を解決できるはずだ。

もしあなたがクリティカルシンキングのスキルを身につけたいなら、問題を発見した際には「その問題の捉え方は、本当に正しいのか?」と適切に適切に疑う(True?)習慣をつけよう。そしてうまく問題を捉え直すことができれば、驚くほど簡単に問題解決に至る場合がある。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣-3:思考の偏りに気づく

問題の解決策を考える際に、多くの人が陥りがちなのが心理バイアスだ。「バイアス」とは「偏り」のことであり、人が人である以上「価値観」や「性格」も含めて「心理的な偏り」は避けようがない。

しかし、あらかじめ「人はどのような心理に偏りやすいのか?」を知っておけば、常に「この考えはバイアスがかかっていないか?」と適切に疑えるようになりバイアスを避けやすくなる。

特に、多くの人が陥りやすい心理バイアスは以下の通りだ。

  • 現状維持バイアス:
    変化を避け、現状を維持したくなる心理バイアス
  • リスク回避性向:
    得られる利益の大きさより、失う損失の大きさを重視してしまう心理バイアス
  • バンドワゴン効果:
    みんなが良いと評価しているものをむm高く評価してしまう心理バイアス
  • ハロー効果:
    目立ちやすい特徴に引っ張られ評価してしまう心理バイアス
  • フレーミング効果:
    知らないうちに視点や枠組みを固定してしまう心理バイアス

心理バイアスが恐ろしいのは、多くの人がこれらのバイアスに対して無自覚であることだ。つまり、疑うきっかけや余地がないまま、無意識に受け入れてしまっている「偏り」ともいえる。

いったん疑いはじめれば「何を疑うべきか」は自然と見えてくることが多いが、そもそもバイアスに無自覚で「疑う気がない」あるいは「疑うということを思いつかない」ときには、そもそも思考回路自体が働かなくなる。

もしあなたがクリティカルシンキングを鍛えたいなら、様々な心理バイアスに自覚的になり、常に「自分は心理バイアスに囚われていないか?」と疑う習慣を持ち続けよう。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣-4:別の可能性を考え続ける

問題解決策を立案する際には、自分に対して常に「True?」と問いかけることで前提を疑い「Enything else?」と問いかけることで別の可能性を模索しつづけよう。

例えば、以下のロジックツリーをご覧になってほしい。法人営業における一般的なロジックツリーだ。

別の可能性を考え続ける

ここまでお読みのあなたなら「このロジックツリーを鵜呑みにしない」のがクリティカルシンキングであることはご理解いただけているはずだ。

仮に「売上を上げるには?」という前提が正しいとした場合、どのような「別の可能性」が考えられるだろうか?

例えば、以下のロジックツリーは「売上は営業が上げるもの」という前提を疑い(=True?)、それ以外のどんな可能性がありうるか?(=Enything else?)というクリティカルシンキングの視点で作成したロジックツリーだ。

クリティカルシンキングを鍛える思考習慣②

もし広報活動で商品カテゴリー自体の社会的ニーズを創造することができれば、それは市場が広がることを意味するため、売上向上につながりやすくなる。

またマーケティング活動では、ブランドマーケティングによって商品の知名度が上がれば、それだけ引き合いの数は多くなり、売上向上につながりやすくなる。また、コンテンツマーケティングを通して資料請求数が増えれば、こちらも売上向上に寄与していくはずだ。

これらのように「売上を上げるのは営業だけ」「改善すべきは営業活動プロセスだけ」と考えるのではなく、常に「前提は正しか?(=True?)」「他にはないか?(=Enything else?)」と考え続ける習慣が持てれば、あなたはすでに立派なクリティカルシンカーだ。

 

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深く学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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