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創造力とは|「フツーの人」が創造性を発揮するための5つの方法を解説

創造力とは?|創造性を身につけ発揮するための5つの方法を解説

この記事に辿り着いたあなたなら「創造力を鍛えたい」「創造力を高めたい」と感じていることだろう。

創造力は、これからのビジネスシーンにおいて最も必要とされる能力だといっても過言ではない。なぜなら、今後日本は少子化・人口減少が見込まれているため、高い生産性が求められてくるからだ。

「生産性」とはアウトプット(付加価値量)÷インプット(投入資源量)で表されるが、インプット(投入資源量)が少子化・人口減で減少していく以上、求められるのは効率的にアウトプット(成果)を創出するための「創造力」だ。

生産性とは

しかしある調査によれば「自分は創造的だ」と考える人の割合は、アメリカ人が47%、ドイツ人が44%、イギリス人が37%に対して、日本人はわずか8%だったとされる。

確かに「創造力」といえば「生まれつきの才能があり」「センスがある」一部の人たちだけの特殊能力というイメージが根強い。

もちろんあなたが芸術家であれば、生まれ持った才能は致命的に重要かもしれない。しかしビジネスで求められる「創造力」は「誰でも身につけることができ」「再現可能な方法論」でなければ、組織の力にならず、育成可能なものにはならない。

残念ながら、このブログの筆者であるk_birdも「アーティストのような才能」は持ち合わせていない「普通の人」だ。しかし一定レベル以上の「創造力」が求められる広告業界の中にいれば、おぼろげながらでも「ビジネスで求められる創造力とは何か?」が見えてくる。

よって今回は「創造力」を「普通の人でも身につけることができ」「再現可能な方法論」と位置付け「普通の人が創造力を発揮するための5つの方法」を解説する。もしあなたが「自分は創造力がない」「創造力を働かせたい」と考えているなら、ぜひ最後までお読みいただきたい。あなたが創造力を発揮する上でのヒントになるはずだ。

創造力とは何か?創造力の意味を定義する

創造力とは?

「創造力とは何か?」と聞かれて、あなたは何と答えるだろうか?

創造力を「誰でも身につけることができ」「再現可能な方法論」にするためには、誰もが理解し共有できる明確な定義が必要だ。

「創造力」という語感からは、何か新しいものを作ったり、新しいやり方をすることと誤解しがちだ。しかしビジネスにおいては「新しいこと自体」が目的とはならない。どんなに新しくても、相手にとって価値がなければその「新しさ」は意味がない。

よって、k_birdはビジネスにおける「創造力」を下記のように定義している。

「創造力」とは?

常識にとらわれない発想や工夫で、新しい「価値」を生み出し続ける力

創造力のある人とは?

ここで「創造力」を直感的に理解するために「創造力のある人材」についても定義しておこう。ビジネスにおける人材のレベルは、大きく5つのレベルにわけることができる。

  • 創造力レベル1:
    上司や先輩の明確な指示を受け「部分的な作業」を任されるレベル
  • 創造力レベル2:
    一連の仕事の手順を理解し「作業全般」を任されるレベル
  • 創造力レベル3:
    複数の手順・方法から最適な方法を選択・実行でき「責任」を任されるレベル
  • 創造力レベル4:
    仕事の手順や方法に問題意識を持ち、工夫や改善を加えることができるレベル
  • 創造力レベル5:
    期待を越える新しい価値を生み出すために、前例や常識そのものを変革・創造できるレベル

察しの良いあなたならお気づきかもしれないが「創造力のある人」とは、レベル5の人材だ。

つまり「過去の延長線上では問題を解決できない」「これまでの構造やプロセスでは目的が達成できない」状況を見抜き、新しい発想や工夫によりブレークスルーしていける人材が「創造力のある人」だ。

重要なことなので繰り返すが、ビジネスにおける創造力とは「閃き」や「才能」ではない。「常識にとらわれない発想や工夫で、新しい価値を生み出し続ける力」だ。

創造性を発揮するための5つの方法

続いて「普通の人が創造性を発揮するための方法」について解説しよう。大きくわけると、以下の5つとなる。

  • 創造力を働かせる「マインドセット」を持つ
  • 創造性を活かす「対象」を理解する
  • 物事を多面的に捉える
  • 徹底的に考え抜く思考習慣を身につける
  • 創造性を発揮しやすい環境を整える

ただ単に「創造性を発揮しよう」と考えるだけでは困難を伴う。しかし5つの要素に分解し細かく見ていくと、一つずつ何を意識して、どのようにしたら「創造性が発揮できるのか?」が見えてくるはずだ。

以下、一つずつ解説していこう。

創造性を発揮する5つのガイド

創造性を発揮する5つの方法-1:創造力を働かせる「マインドセット」を持つ

創造性を発揮するための1つ目の方法は「創造力を働かせるマインドセット」を理解しておくことだ。

創造性を発揮できる人に共通しているのは、期待を越える価値を生み出すために、前例や常識そのものを変革しようとするマインドセットを持っていることだ。k-birdがコンサルティングファームや広告代理店で見てきた中では、特に以下の4つのマインドセットを持ち合わせた人が多い。

創造力を働かせるマインドセットー1:「結果」より「行動」に目を向ける

創造性を発揮できる人は、どんな困難な問題に直面しても「解けない問題はない」「できないことなど存在しない」という前提で取り組んでいる。

多くの人は、何らかの問題に直面した時「自分に解決できるだろうか?」「できなかったらどうしよう」と考えがちだ。

しかし創造性を発揮できる人は「できるか?できないか?」という直接コントロールできない「結果部分」に目を向けるのではなく「できることを前提」に、直接コントロールできる「行動」にフォーカスしている。

創造力を働かせるマインドセットー2:正解を鵜呑みにしない

ビジネスの世界に「正解」など存在しない。絶対的な模範解答などなく、常に「暗中模索」や「試行錯誤」があるだけだ。

創造性を発揮できる人はそのことを理解しており、どんなに素晴らしい本に書いてあったことも、どんなに優秀な専門家が言ったことも、全ては「こうかもしれない」という可能性の一つに過ぎないと考える。

よって、彼ら彼女らは「誰かから与えられた正解」を鵜呑みにせずに、常に様々な可能性に思考を巡らせている。そのため、時に誰もが驚くような可能性を見出して、周囲を驚かすことがある。

創造力を働かせるマインドセットー3:挑戦を楽しむ

「できることを前提に考える」にも通じるが、創造性を発揮できる人は失敗を恐れないどころか、あえて困難なことに挑戦していくマインドセットを持っている。そして困難な状況を楽しんでいるようにさえ見える。

彼ら彼女らは「成功の反対は失敗である」とは考えていない。自分は正解のない世界を切り拓いており「数々の失敗の延長線上に成功がある」という捉え方をしている。

創造力を働かせるマインドセットー4:期待を越える

創造性を発揮できる人は「求められたことを達成しよう」だけに視点を留めない。時に与えられた枠組みや前提条件を変えながら、相手が求めていることを越えてより大きな価値創造、根本的な問題解決をしようとするマインドセットを持っている。

その結果、今までにないような価値や解決策が生まれ、上司や顧客の期待以上の結果に結び付くことが増える。

創造性を発揮しやすいマインドセット

創造性を発揮する5つの方法-2:創造性を活かす「対象」を理解する

創造性を発揮する2つ目の方法は、創造性を発揮する「対象」を理解しておくことだ。

「創造力」といえば「画期的な商品」「画期的なサービス」「画期的なビジネスモデル」など「新しい何かを創り上げる力」だと考えがちだ。しかし冒頭で解説したように、ビジネスにおける創造力の定義は「常識にとらわれない発想や工夫で、新しい価値を生み出し続ける力」であり、その対象は必ずしも商品やサービス、ビジネスモデルだけとは限らない。

例えば、以下の項目もまた「常識にとらわれない発想や工夫」を取り入れ「新しい価値を生み出す」対象となりえる。

  • 問題発見の新しさ:
    まだ誰も気付いていない「問題」や「課題」を発見する
  • 問題の解釈の新しさ:
    新しい視点や枠組みで問題を捉え直す
  • 解決策の新しさ:
    常識や固定観念を捨てて、これまでとは異なる解決策を描く
  • 実行方法の新しさ:
    従来のやり方にとらわれずに、 独自の工夫をもって実行する

創造性を発揮する5つの方法-3:物事を多面的に捉える

創造性を発揮する3つ目の方法は、物事を多面的に捉える習慣を持つことだ。

物事を多面的に捉えることができれば「視点の置き方」や「視野の広さ」など、多様な視点を行き来させることによって、人とは異なる概念や切り口を見出せるようになる。

例えば以下のような切り口で物事を多面的に捉えてみよう。「常識にとらわれない発想や工夫」を取り入れ「新しい価値を生み出す」ヒントとなるはずだ。

枠組みをリフレーミングする

人は誰でも、立場や専門性などによって、自分がなすべきこと、できることの範囲を限定してしまいがちだ。しかしいったん自分の守備範囲を忘れ、思考の枠組みをリフレーミングすることができれば、創造性を発揮するチャンスは広がっていく。

もしあなたがビジネスパーソンなら、JINS PCの成功はご存じのことだろう。従来の眼鏡メーカーの「守備範囲」であれば、ビジネス上のターゲットは「視力が低い人」となる。しかしJINSは市場という枠組みをリフレーミングし「視力が正常な人」に対して「PCのブルーライトをカットする眼鏡」を提案して一斉を風靡した。

このように、自分ができることの範囲の中で考えるのではなく、枠組みをリフレーミングすることで、新しい価値を生み出すことが可能になる。

枠組みをリフレーミングする

上位目的へ遡る

上位目的に遡り、真の目的を見極めることもまた、創造性を発揮し新しい価値を生み出す際の助けとなる。

もしあなたがビジネスパーソンなら、自社商品の「顧客数増加」は重要なビジネス目的となるはずだ。しかし「顧客数の増加」は、その目的を上位に遡れば「売上の増加」であり「顧客数の増加」は上位目的に対する「手段の一つ」でしかないことに気が付けるはずだ。

そして、上位目的に気づくことができれば、その達成手段は必ずしも「顧客数の増加」に限らず「購入単価の向上」や「購入頻度の増加」も選択肢に入ることになる。

このように、与えられた目的だけでなく、より上位の目的に遡る視点を持てれば、時に新たな手段を用いてブレークスルーしていくことが可能になる。

上位目的へ遡る

前提を疑う

創造性を発揮するには、今目の前にある「常識」を崩す必要がある。そして「常識」とは、

  • 誰もが当たり前に置いている前提を元に
  • 当たり前の論理・筋道で考えた結果
  • 誰もが当たり前だと思う結論

に至った物事を指す。

だとすれば「常識」の大元にある「誰もが当たり前に置いている前提」を覆してしまえばその後の展開が変わり、創造性を発揮しやすくなる。

例えば「本」には、

  • 「本は読むもの」という前提
  • 「本は紙でできているもの」という前提
  • 「本は読んだら終わるもの」という前提

などが存在するが、仮に「本は読むもの」という前提を崩せば「飾るための本」「音声で聞くための本」「共有するための本」など、これまでにはない新たな価値を生み出しやすくなる。

前提を疑う

別の概念を組みわせる

創造力を発揮するには、形のある「物体」と形のない「概念」を切り分け、それぞれの「組み合わせ方」を考えることも有用だ。

例えば「紙コップ」は物体として捉えれば「紙でできた円柱形の立体物」だが、

  • +「水を飲むもの」という概念=紙コップ
  • +「花を生けるもの」という概念=紙でできた花瓶
  • +「絵を描くもの」という概念=立体のアート作品
  • +「切ったり重ねたりするもの」という概念=紙でできた工芸作品
  • +「覗くもの」という概念=紙でできた万華鏡
  • +「聞くもの」という概念=糸電話

など、その様相を変える。

このように「形のある物体」と「形のない概念」を切り分け「形のない概念」を縦横無尽に組み合わせれば、これまでにはない新たな価値を生み出しやすくなる。

別の概念を組み合わせる

アナロジーを使う

アナロジーとは「類推」のことであり、より直感的に言えば「似ているものから推論する」思考法を指す。

例えば新しい銀行のアイデアを考える場合、以下のような思考プロセスを辿ることができる。

  • 重要な要素を見抜く:
    銀行の満足度を左右するのは「接客力」
  • 重要な要素が類似する「異分野の第三者」を思い浮かべる:
    「接客力」に定評があるのは「東京ディズニーリゾート」
  • 「異分野の第三者」からアイデアを持ち込む
    「東京ディズニーリゾートのような接客をする銀行」

また、別の例も示しておこう。

  • 重要な要素を見抜く:
    銀行で重要なのは「ブランドイメージ」
  • 重要な要素が類似する「異分野の第三者」を思い浮かべる:
    「ブランドイメージ」に定評があるのは「Apple」
  • 「異分野の第三者」からアイデアを持ち込む
    「Appleのようなブランドイメージを持った銀行」

「アナロジー=類似性」と聞くと、つい「似ているものからパクること」を想像しがちだが、アナロジーをより創造的に活かすためには「目に見えない原理や構造」を洞察した上で「異なる分野との類似性」を見出すことが重要だ。

創造性を発揮する5つの方法-4:徹底的に考え抜く思考習慣を身につける

創造性を発揮する4つ目の方法は、ゼロベースからとことん考え抜く「思考習慣」を持つことだ。

「そんなことを考えて、なんの役に立つのか」と思えることを、半端でないレベルまで延々と考えつくすことができる人は、ありとあらゆる可能性を考えていく中で、創造的な解決策に辿り着く可能性が高まる。

これは自戒を込めていうが、経験は長くなればなるほど、そして忙しくなればなるほど「思考のパターン化」が起き、既存のフレームワークやセオリーに頼りたくなる。

しかし「創造性」が「常識にとらわれない発想や工夫」である上、先人から与えられた既存のフレームワークやセオリーをそのまま当てはめただけでは、創造的なアイデアや問題解決策には辿り着かない。

「創造性」を発揮するには、ゼロからありとあらゆる可能性を考えるようアプローチが必要であり、例え新しい解を得られたとしても、常に一つの答えに留まらず、他に可能性がないかを考える思考習慣が必要だ。

そこまで考えてひねり出すことによってはじめて、今まで気付かなかった創造的な解決策やアイデアが見えてくる。

創造性を発揮する5つの方法-5:創造性を発揮しやすい環境を整える

創造性を発揮するための5つ目の方法は、創造性を発揮しやすい「環境」を整えることだ。

これまでの様々な研究やk_birdの経験を踏まえると、創造性を発揮しやすい環境は、大きく分けて3つある。

  1. 多様性
  2. 寛容性
  3. 外側に開いたビジョン

以下、簡単に解説していこう。

創造性を発揮しやすい環境-1:多様性

人間の思考は固定化しやすいようにできている。なぜなら人間の脳は、入ってくる情報に対して思考を整理し、体系化しようとする性質があるためだ。

そして、思考の整理や体系化が繰り返されると、それらはやがて「思考パターン」として固定化していく。更には、固定化された思考パターンがあなたの思考習慣となり、あなたの視野を狭くしていく。

しかし、もしあなたが多様性のある環境に身を置けば、多様なメンバーから多様な視点を受け取ることが可能になる。その結果、固定化しがちな思考パターンは常に「矯正」され、やがて多面的な物の見方ができるようになる。

人間は、時に「絵の具の色」に例えられることがある。

もしチーム全員が同じ色の絵の具であれば、完成した絵が殺伐なものとなるのは想像に難くない。しかしチーム1人1人が多様な色の絵の具であれば、完成した絵はあなた1人の色を越えて、彩り豊かなものになるだろう。

人はつい「自分の考えこそが正解だ」を思いがちだ。しかしあえて自分を多様性の中に身を置けば、より創造性の高い成果が実現できるはずだ。

創造性を発揮しやすい環境-2:寛容性

「寛容性」とは、自分とは異なる意見や考えも、いったんは「なるほど」「そういう考えもあるな」と受け入れることを指す。

よく見られるのが、ロジカルシンキングに長けた「自称・論客」の上司が「論理」を盾に人の意見をバッサバッサと切っていく状態だ。その結果、いつしかチームメンバーは「言っても無駄」「どうせ否定される」と感じ始め、当たり障りのない意見しかいわなくなる。

「自分の意見が正しい」という信念を持つこと自体は悪いことではないが、チーム1人1人が感じた「想い」や「考え」を素直に伝えることのできない環境は、多様性を活かし、創造性を発揮する上で大きな障害となる。

もしあなたが創造性を発揮したいなら、まずはあなた自身が他人に意見に対して寛容になり「なるほど」と受け入れるスタンスを持とう。

そうすれば、やがてチームメンバーは他人の反応に怯えたり恥ずかしさを感じることなく、自由に創造性を発揮できるようになっていくはずだ。

創造性を発揮しやすい環境-3:外側に置くビジョン

「ビジョンとは何か?」と聞かれたとき、あなたは何と答えるだろうか?

多くの場合、ビジョンとは「自分たちは将来どうなりたいか?」という「自分たちを主役に置いた」将来の姿をイメージするのではないだろうか?

しかしk_birdの経験上、ビジョンは「自分たちの内側」に置くより「生活者や社会の将来」という「自分たちの外側」に置いたほうが創造性を発揮しやすくなる。

例えばもしあなたがフリマアプリ企業の従業員だったと仮定しよう。

  • フリマアプリ業界のリーディングカンパニーになる

という「企業や業界の内側」に置いたビジョンと、

  • 無駄な消費と無駄な廃棄をなくし「廃棄物ゼロの社会」を実現する

という「企業の外側」に開いたビジョンでは、どちらのほうが創造力を刺激されるだろうか?また、社内外の多くの人に共鳴され、味方につけることができるだろうか?

これまで、創造性を発揮する環境には「多様性」や「寛容性」が必要だと述べたが、その2つだけでは「単なるカオス」しか生まれない。

しかし「外側に開いたビジョン」を掲げることができれば、チームが向かう方向が一致し、社内だけでなく社外の関係者を味方につけることができるようになる。そしてそれらの多様性を活かしながら、より創造的な問題解決や価値創造に結びつけることができるはずだ。

創造性を発揮しやすい環境を整える

創造力とは|フツーの人が創造性を発揮するための5つの方法:まとめ

これまでの内容をまとめると「普通の人」が創造性を発揮するための5つの方法は下記の通りとなる。

  • 創造性を発揮する「マインドセット」を持つ
  • 創造性を発揮する「対象」を理解する
  • 物事を多面的に捉える
  • 徹底的に考え抜く思考習慣を身につける
  • 創造性を発揮しやすい環境を整える

こうして5つに分解して見ていくと、何を意識して、どのようにしたら創造性を発揮できるか?が、おぼろげながらでも見えてきたのではないだろうか?

「創造性を発揮せよ」といわれてもすぐにはなかなか困難だ。しかしこれらの特徴を一つずつでも意識して実行することができれば、徐々に自分のスタイルとなり、少しずつでも「創造力」を身につけていくことができるはずだ。

創造力の本|おすすめ書籍6冊

締めくくりに、あなたにおすすめできる「創造力の本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える本。
  • 実際に戦略立案実務や事例共有に役立っている書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せる本。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

創造力の本おすすめ書籍-1:
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

多くの市場が成熟した昨今、ビジネスに求められているのは「市場適応」ではなく「市場創造」つまりイノベーションだ。

しかし日本企業は、今あるものの改善は得意だが、世の中にないものを生み出すイノベーションは苦手だといわれる。

本書は「デザイン思考」で有名となったデザインファームIDEO社の創業者が書いた書籍だ。あなたが直面する様々な課題に対して、個人や組織が創造性を発揮できるようになるための心構えとコツが紹介されている。

ぜひ、想像してみて欲しい。あなたのチーム一人一人に創造性を発揮できるチャンスを与えられたとしたら、どれだけ素晴らしいだろうか?

あなたも、そしてあなたのチームも、周囲の世界を変える力がある。そう信じさせてくれる書籍だ。

創造力の本おすすめ書籍-2:
すべての仕事はクリエイティブディレクションである

当たり前のことだが「解くべき課題」の設定を間違えば、出した答えも当然、間違ったものになる。

課題を解決するには、そもそも課題が特定できていなければならないが、社会情勢が大きく変化している現在においては、解決すべき課題を明確にすることすら困難だ。

本書は「クリエイティブ」という切り口で課題の発見から課題の解決までをわかりやすく、すべての仕事に応用できる技術としてまとめた書籍だ。

しかし本書の本当の価値は2つある。

1つは「クリエイティブワークに限らずあらゆる仕事に応用が利く」点だ。そして2つ目は、驚くほど「外資コンサル本との共通項が多い」点だ。

このことは、優れたクリエイターの「創造性」と、外資コンサルの「ロジカルシンキング」は、使う武器が異なるだけで問題解決のアプローチは同じであることを示している。

本書は、広告代理店のクリエティブディレクターだけが読む本ではない。つい「ロジック一辺倒」に偏りがちな多くのビジネスパーソンが読むべき一冊だ。

創造力の本おすすめ書籍-3:
アナロジー思考

あなたは「イノベーションとは、すでにあるものの組み合わせから生まれる」という話を、どこかで聞いたことがないだろうか?

これはイノベーションの父と呼ばれるヨーゼフ・シュンペーターによるイノベーションの定義だ。日本では、当時「新結合」という訳で輸入されている。

アナロジー思考は、この「すでにあるものの組み合わせ」を活かして、類推の力によってアイデアを生み出す思考法だ。

本書は、このアナロジー思考を体系的に解説した上で、そのベースとなる「抽象化思考力の鍛え方」「身近なビジネスの世界への応用の仕方」「アナロジー思考の頭の使い方」等のノウハウを解説してくれている。

本書を手に取りアナロジー思考力を鍛えることで、あなたの創造性は飛躍的に高まるはずだ。

創造力の本おすすめ書籍-4:
ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

当たり前のことだが、まだ誰も解いたことがない問題には、正解がない。

本書は「まだ正解がない問題に対して、どのような視点で正解を導き出せば良いか?」という問いに対して「8つの思考法」を紹介してくれている書籍だ。

本書の中では「演繹法」「帰納法」など、ロジカルシンキング本によくあるベーシックな思考法も解説されているが、特筆すべき点はそれ以外に紹介されている6つの思考法だ。

更に、本書のタイトルである「ひらめきはロジックから生まれる」にもあるように「戦略」と「発想」の「越境思考」が体系的に解説されている点もユニークだ。

特にあなたが「左脳派」なら、アイデアを創造しようとする際に「右脳思考の壁」にぶつかることは何度もあることだろう。そんなあなたにお勧めの一冊だ。

創造力の本おすすめ書籍-5:
考具 ―考えるための道具、持っていますか?

「さあ、アイデアを出そう!」と張り切ったところで、徒手空拳ではアイデア創造の生産性は高まらない。

本書は、数多くのアイデアを創出するための道具を「考具」と称して、21個の「考具」を紹介してくれている書籍だ。

本書の特筆すべき点は、アイデア出しのプロセスである「情報収集」「アイデア拡散」「アイデアの収束」の3つの段階がすべて網羅されており、かつ、今すぐ始められるレベルで実践的な点だ。

本書の中から自分に合った考具を見つけ出し実践を繰り返せば、みるみるアイデアが広がっていく感覚を味わうことができるはずだ。

創造力の本おすすめ書籍-6:
アイデアの作り方

本書は、1940年から現在に至るまで、世界中の人々に読み継がれている「アイデア本」のベストセラーであり、定番本だ。

人はアイデアを生み出すときにどのような思考プロセスを辿るのだろうか?その疑問に答えているのが本書だ。

本書は「アイデアの生み出し方」の原理原則をシンプルに描き、アイデアを生むための鍵となる「5段階のプロセス」について解説している。わずか100ページ程度の本にすぎないが、本書は端的に「アイデア創造」の真理を突いている。

時代を越えて今なお読み継がれていることからもわかる通り、本書は多くのビジネスパーソンにとってバイブルとなる一冊だ。

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深く学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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