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ロジックツリーとは|4種類のロジックツリー活用法と12個の図解事例

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このページに辿り着いたあなたなら「ロジックツリー」について関心があることだろう。

ロジックツリーは、ロジカルシンキングや論理的思考の書籍を開けば必ず紹介されている「ロジカルシンキングのフレームワーク」だ。

ロジックツリーは、長年の歴史に耐え「それなりに」有用なものだ。しかし「それなりに」と書いたのには理由がある。ロジックツリーは、その「目的」や「種類」を正しく理解した上で使いこなせなければ、意味のある示唆は導き出せない。

ロジックツリーでよく見られる間違いは「単なる思い付き」でロジックツリーを創ってしまい、その結果マインドマップと変わらない結果になってしまうことだ。

もしあなたがロジックツリーをビジネスに活かしたいなら、ロジックツリーを単なる「マインドマップ」として使うのではなく、ぜひ「物事の全体構造やメカニズムを把握し、ビジネスに活かす」ために使い倒してほしい。

そしてもしあなたが「ロジックツリーについて理解したい」だけでなく「ロジックツリーを使いこなしたい」と考えているのなら、ぜひこの解説を最後までお読みいただきたい。

ロジックツリーとは?

ロジックツリーとは?ロジックツリーの意味を定義する

まずは「ロジックツリーとは何か?」について解説しよう。

自然の樹木は1つの幹からいくつかの枝にわかれ、さらに小枝が分岐して多数の葉や実をつけて、全体として1つの機能を果たしている。

これと同じように、世の中のほとんどの物事はたくさんの要素が絡み合いながら、全体として一つの機能を果たしている。そして、1つの大きな課題は多くの小さな課題から成り立っている。

だとすれば、物事を分析したり問題を解決する際には、物事を樹木状の分岐構造を用いて分解し、その結節点ごとに意味を考えていく手法が有効な場合が多い。

このように、問題をツリー状に分解し、ロジカルに原因や解決法を探す思考フレームワークのことを「ロジックツリー」と呼ぶ。

ロジックツリーとは?

問題をツリー状に分解し、ロジカルに原因や解決法を探す思考フレームワーク

ロジックツリーのアウトプットは、以下の図のようにツリー上で表現される。

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ロジックツリーを作るメリットと例

ロジックツリーを作るメリットは、大きくわけて5つある。

  • 問題を発見しやすくなる
  • 問題の原因を特定しやすくなる
  • 問題の解決策を考えやすくなる
  • アクションの優先順位をつけやすくなる
  • チームを動かしやすくなる

以下、簡単に解説していこう。

ロジックツリーを作るメリットと例-1:問題を発見しやすくなる

ロジックツリーを作るメリットの1つ目は「問題を発見しやすくなる」ことだ。

もし仮に、あなたの会社で「会社全体の売上が下がっている」という問題に直面したとしよう。あなたの会社は多くの事業部が存在し、扱っている商品も多岐に渡るはずだ。

一口に「会社全体の売上」といっても様々な事業部や商品が入り乱れて「全体の売上」が成立しているため、ただ全体を眺めているだけでは有効な示唆は得られない。

しかし、以下のロジックツリーをご覧になってほしい。

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このように、ロジックツリーで「事業部別」「商品別」に分解していくと、

  • B事業部の商品Dの売上が落ちている
  • C事業部の商品Fの売上が落ちている
  • その他は「横ばい」か「売上増」

ということが明確にわかり、問題の発生箇所は「B事業部の商品D」と「C事業部の商品F」であることが把握できる。

このように、総体的に捉えても糸口が見出しずらい問題も、ロジックツリーで細かく分解していくことで、問題の発生箇所を特定することが容易になる。これがロジックツリーの一つ目のメリットだ。

ロジックツリーを作るメリットと例-2:問題の原因を特定しやすくなる

ロジックツリーを作るメリットの2つ目は「問題の原因を特定しやすくなる」ことだ。

先ほどの例では、ロジックツリーを使って「B事業部の商品D」と「C事業部の商品F」が問題であることが発見できた。それらを踏まえて「B事業部の商品D」の売上が下がっている原因をロジックツリーで表現してみよう。下記の図をご覧になってほしい。

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このロジックツリーを文章で表すと下記の通りとなる。

  • 「商品D」の売上は、大きく分けて「顧客数×客単価」に分解できる。
  • 「顧客数」は「新規顧客数」と「既存顧客数」に分解できる。
  • 「新規顧客数」は「商談数×受注率」によって変動する。
  • 過去の推移を分析したところ「受注率」が大きく下がっていることがわかった。
  • よって、B事業部の商品Dの売上が低迷している原因は「受注率が落ちていること」である。
  • これが、会社全体の売上の減少に影響している。

このように、ロジックツリーは要素分解や因数分解を重ねることで、問題の原因を特定することが可能になる。これが2つ目のメリットだ。

ロジックツリーを作るメリットと例-3:問題の解決策が考えやすくなる

ロジックツリーを作るメリットの3つ目は「問題の解決策が考えやすくなる」ことだ。

例えば、先ほどのB事業部の商品Dの売上が低迷している問題では、その原因が「受注率の低下」であることが明らかになった。よって、問題を解決するためにはB事業部の商品Dの「受注率」を向上させることが必要となる。

以下のロジックツリーは、B事業部の商品Dの「受注率」を向上させるためのロジックツリーだ。

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今回の例では「商品Dの受注率を改善するには?」というチャレンジに対して、

  • 営業担当者の側面
  • 商品の側面
  • 価格の側面

に分解して、できうる解決策を洗い出している。

このように、ロジックツリーはイシュー(=解決すべき課題)に対して要素を分解しながら考えていくことで、より具体性のある問題解決アクションへつなげていくことが可能になる。

ロジックツリーを作るメリットと例-4:アクションの優先順位を考えやすくなる

ロジックツリーを作るメリットの4つ目は「問題解決アクションの優先順位をつけやすくなる」ことだ。

こちらも、ロジックツリーの図を使って解説しよう。

先ほどのB事業部の商品Dの売上が低迷している問題では、ロジックツリーを使って受注率を上げるための問題解決策を洗い出した。しかし企業のリソースは有限である以上、費用対効果を考えることは至上命題となる。今回の例の場合、洗い出された問題解決策に対して、費用対効果の評価軸を下記の通りに設定した。

  • 効果の高さ
  • 問題解決策の導入スピード
  • 投入する費用の少なさ

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この図を見ると〇が多いのは、

  • 営業担当者が持参する提案書の質を上げる
  • 導入コストを下げる
  • ランニングコストを下げる

の3つであり、この3つが有望なアクションと言える。しかし「導入コスト」や「ランニングコスト」は、一度下げてしまえば今後は二度と上げられなくなる上、既存顧客の導入・ランニングコストも下げざるを得ないため、筋の良い問題解決策とは言えない。

よって、今回の例の場合、今すぐ安価で取り組むことができ、かつ一定の効果が見込める「提案書の質を上げる」が優先順位の高い問題解決策となる。

このようにロジックツリーは一覧性が高いため、様々な問題解決策を横並びで比較し評価しやすく、優先順位を検討する際に使い勝手が良いのもメリットだ。

ロジックツリーを作るメリットと例-5:チームを動かしやすくなる

ロジックツリーを作るメリットの最後は「チームを動かしやすくなる」ことだ。

ロジックツリーは、そこに数値をおけばKPIツリーに変わる。先ほどのB事業部の商品Dの売上が低迷している問題では「受注率を5%向上する」などの数値を置けば、それはKPI目標となりチームを同じ方向に向かわせることが可能になる。

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また、ロジックツリーは1つ1つの要素がどのようなメカニズムで連鎖していくのかが一目でわかるようにできている。よって、自分たちの努力がどのように全体につながっているのかがわかりやすいのも利点だ。例えばロジックツリーを使った説明では、

  • 営業担当者が持参する提案書の質を上げることで
  • 受注率が5%向上することができれば
  • 商品Dの新規顧客数が増え
  • 会社全体の売上減という問題は解決する

という風に「ロジックツリーの上にストーリーを乗せて」アクションの重要性を説明することが可能になる。人は要素や数値の羅列より、その上にストーリーを乗せたほうが直感的に理解しやすく、共通認識も持ちやすい。

このように、ロジックツリーはKPIツリーとして活用することでチームの共通認識を作ることができれば、より実効性の高い問題解決アクションへつなげていくことが可能になる。

ロジックツリーの4つの種類と目的別活用法

続いては、ロジックツリーの種類と目的について解説しよう。

巷の書籍やネット記事では、ロジックツリーの種類については解説されている。しかし各ロジックツリーごとの「目的」について解説されているものは、決して多くはない。

しかしロジックツリーに「種類」が存在する以上、それに対応した「目的」が存在する。もしあなたがロジックツリーの種類と目的の対応関係を知らないままロジックツリーの作成に取り組んでしまえば、無用な混乱を招く恐れがあるので注意が必要だ。

ロジックツリーの種類と目的別活用法-1:問題発見に使う「要素分解ツリー」

問題の発生個所を特定する際に使うのが「要素分解ツリー」だ。別名「WHATツリー」とも呼ばれる。

「要素分解ツリー」とは、問題の発生個所を特定することを目的に、物事を要素分解していくロジックツリーのことを指す。先ほどの例でいえば「会社全体の売上減」という問題を「事業部ごとに分解」し「商品ごとに分解」していったのが要素分解ツリーだ。

ある問題が生じたとき、まずしなければならないのは「問題の発生個所の特定」と「問題の大きさの特定」だ。

要素分解ツリーは、全体を「足し算分解」していくロジックツリーであることから「全体と部分の大きさの構図」を可視化することが可能だ。よって「問題の発生個所の特定」と「問題の大きさの特定」の両方が可能であるため、問題発見の際によく使われる。

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もし、あなたがなんらかの問題を気づいたら、まずは「要素分解ツリー」で問題の発生個所と大きさを特定しよう。

ロジックツリーの種類と目的別活用法-2:問題の原因追求に使う「原因追求ツリー」

問題の発生源と大きさを特定した後は、問題発生の原因を特定していくことになる。その際に使うのが「原因追求ツリー」だ。別名WHYツリーとも呼ばれる。

「原因追求ツリー」とは、問題の原因を明らかにすることを目的に、因果関係で分解していくロジックツリーのことを指す。先ほどの例でいえば「商品Dの売上減の
原因」を「顧客数×客単価」「新規顧客数+既存顧客数」「商談数×受注率」に分解していったのが原因追求ツリーだ。

原因追求ツリーの特徴は、先ほどの「要素分解ツリー」のような「足し算分解」だけでなく「掛け算分解」も多用することだ。

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なぜ掛け算分解を多用するかというと、問題を発生させる原因の多くは「量の少なさ・質の低さ・因果関係の乏しさ」のいずれかかに潜んでいることが多いからだ。よって「規模(量)」と「効率(質)」で掛け算分解したほうが因果関係が見えやすく、問題の原因を特定しやすいメリットがある。

もし、あなたがなんらかの問題の原因を明らかにしたいなら「足し算分解」と「掛け算分解」をミックスした「原因追求ツリー」を活用しよう。

ロジックツリーの種類と目的別活用法-3:問題解決策の立案と優先順位付けに使う「問題解決ツリー」

当たり前のことだが、問題解決策は実行に移さなければ成果は出せない。原因追求ツリーで問題発生の原因を突き止めたら、次に使うのが「問題解決ツリー」だ。別名「イシューツリー」「HOWツリー」とも呼ばれる。

「問題解決ツリー」とは「問題解決策の立案」と「優先順位付け」を目的に、問題解決策を洗い出していくロジックツリーのことを指す。

先ほどの例でいえば「商品Dの受注率を改善できるか?」というイシューに対して「営業担当者の提案力を上げられるか?」「営業担当者が持参する提案書の質を上げられるか?」などど洗い出していったのが問題解決ツリーだ。

ロジックツリーは、右側にツリーを伸ばせば伸ばすほど物事が具体化する性質を持つ。よって問題解決策の立案にロジックツリーを用いればアクションプランはより具体化し、実行に移しやすくなる。

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もし、あなたが問題解決策を考える業務を任されたら、問題解決ツリーを使ってできるだけツリーを右側に伸ばしていくことを意識しよう。

ロジックツリーの種類と目的別活用法-4:チームを動かすために使う「KPIツリー」

あらゆる問題解決の取り組みはコストを伴う以上、より少ないリソースで、より高い目標を達成する必要に迫られる。そしてそのためには「目標の設定」や「達成水準の評価」「次のステップに向けた改善活動」は必要不可欠な要素となる。

KPIとは「目標を達成するためにプロセスが適切に実行されているかを計測・評価する指標」のことであり、KPIツリーとはKPIの因果関係を表したロジックツリーのことを指す。

どんなに素晴らしい問題解決策を立案したとしても、数値に落とし込まない限り見えないものは管理できない。そして管理できないものは、改善することもできない。

一方で、もしあなたが問題解決策の達成水準をKPIに落とし込むことができれば、そのKPIは問題解決策の方向を指し示す羅針盤の役割を果たすようになる。

また、前述したようにKPIツリーを「数値の羅列」ではなく「ストーリー」を乗せて共有することができれば、チーム内で共通認識持ちやすくなり、より実効性の高い問題解決アクションへつなげていくことが可能になるはずだ。

ロジックツリーを作る際の5つのポイント

最後に、ロジックツリーを作る際のポイントを解説しよう。ポイントは以下の5つだ。

  • 全体を定義を明確にする
  • 仮説思考で分解の切り口を探す
  • 包含関係や因果関係を意識する
  • MECEに考える
  • ロジックツリーの右端が行動に結びつくまで増やしていく

ロジックツリーを作る際のポイント-1:全体の定義を明確する

ロジックツリーは、全体から部分へと物事を分解していくフレームワークだ。そうである以上「全体の定義」を間違うと、ツリーで枝分かれした「部分」も間違うことになる。

例えば今回の例では「会社全体の売上」を全体として定義し、そこからロジックツリーで「事業部別」「商品別」に分解していった。しかし「全体の定義」を「会社全体の利益」と置けばそもそもの前提が変わるため、ロジックツリーの枝分かれも変わることになる。

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ロジックツリーは、ともすると「分解すること」に意識が向きがちだが、真に重要なのは分解する前の「全体の定義」だ。当たり前のことだが「全体」が変われば「部分の範囲」は変わる。もしあなたがロジックツリーをマスターしたいなら、必ず分解する前に「全体の定義を明確にする」習慣をつけよう。

ロジックツリーを作る際のポイント-2:仮説思考で分解の切り口を探す

ロジックツリーは全体を定義した後、部分に分解していくフレームワークだ。しかし部分に分解する際の「切り口」は無数に存在する。例えば先ほどの例でも、以下のような切り口が考えうる。

  • 組織別
  • 商品別
  • エリア別
  • 顧客層別
  • チャネル別…

しかし現実問題としてビジネスには時間的・コスト的・労力的な制約がある以上、これらすべての切り口を詳細に検討していくのは難しい。そのようなときに必要となってくるのが「仮説思考」だ。

「仮説思考」とは、今ある限られた情報だけで問題の本質や全体像・解決策をイメージし、現時点で最も妥当だと思える結論を導き出す思考法を指す。

もしあなたが仮説思考を身につけることができれば、ロジックツリーの切り口を考える際に、精度の高い仮説を持てるようになる。そうすれば「今ある切り口の仮説が正しいか?正しくないか」に絞った情報を、その判断に資するレベルまで集めればよいため、情報収集は絨毯爆撃的にならず、時間は大幅に短縮されるはずだ。

逆を言えば、ロジックツリーの切り口は「仮説の精度」に大きく依存するともいえる。

もしあなたが優れたロジックツリーを作りたいなら仮説思考を身につけることは必要不可欠だ。

ロジックツリーを作る際のポイント-3:包含関係や因果関係を意識する

ロジックツリーは全体から部分へ展開する際に「包含関係」か「因果関係」で展開していく必要がある。なぜならロジックツリーは左側から右側に向かって、何らかの「関係」で結ばれていなければ成立しないからだ。

ここでいう「包含関係」とは「全体が部分の総和で成り立っている関係」だ。例えば要素分解ツリーの場合「A事業部の売上」「B事業部の売上」「C事業部の売上」の総和が「会社全体の売上」になっている関係だ。

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一方で「因果関係」とは「原因と結果の関係」だ。原因追求ツリーや問題解決ツリーの場合「下位の要素は上位の要素の原因」となっており「上位の要素は下位の要素の結果」になっている必要がある。そのため常に「原因と問う-なぜ?(Why so?)」と「影響を問う-だから何?(So What?)」を繰り返す習慣を身につけて欲しい。

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ロジックツリーを作る際のポイント-4:MECEに考える

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取ったもので「お互いに重複せず、全体に漏れがない」という訳になる。世界的なコンサルティングファームであるマッキンゼーが世に広めたロジカルシンキングの考え方の一つだ。

このMECEはロジックツリーを策定する際には非常に重要な考え方となる。

なぜならロジックツリーの中で重複があると「無駄な重複投資」や「重複業務による生産性の低下」を招くからだ。

一方で、逆に「漏れがある」ということは、ロジックツリーの要素に「見落としがある」ことを意味する。もしこの「見落とし」が戦略上致命的なものであれば、あなたの問題解決の取り組みはスタートから失敗することになりかねない。

現実的にはあらゆるものごとをMECEに分解するのは難しいが、より「MECE的に」物事を考える習慣をつけることができれば、真に重要な要素の漏れやダブリは防げるようになる。

ロジックツリーを作る際のポイント-5:ロジックツリーの右端が行動に結びつくまで増やしていく

ロジックツリーは、右側に広げていくに従って物事が具体的になっていく性質を持つ。

ことロジックツリーとなると「どこまで階層を増やせば良いか」と質問されることが多いが、ビジネスは行動を伴って初めて成果となる。

よって、その答えは「具体的な行動に落とし込めるまで」となる。

ロジックツリー関連の本|おすすめ書籍4冊

締めくくりに、あなたにおすすめできる「ロジックツリー関連の本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思えるロジックツリー関連本。
  • 実際に戦略立案実務や事例共有に役立っているロジックツリー関連書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せるロジックツリー関連本。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

ロジックツリー関連本おすすめ書籍-1:ロジカルシンキング

本書は、ロジカルシンキングを学ぼうと思ったら誰もが通るベストセラーであり「ロジカルシンキングの名著」だ。

著者である照屋氏はマッキンゼーのエディターとして活動した経験を持っており、マッキンゼーを一躍有名にした書籍としても知られる。

本書は「ピラミッドストラクチャー」や「MECE」「So What?/Why So?」など、今では当たり前のように使われるビジネスパーソンの「基本作法」を、日本に普及させた名著と言ってよい。

この書籍は多くのビジネスパーソンにとって「ロジカルシンキングの登竜門」的位置づけと言って良いだろう。もし、あなたが「理解」を越えて「ロジカルシンキングを使いこなしたい」なら、ぜひ一読を勧めたい必読書だ。

ロジックツリー関連本おすすめ書籍-2:入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

ロジカルシンキングは、あなたの頭の中にあるだけでは意味がない。

ビジネスの現場では、レポーティングや業務メール、あるいは提案書など「自分の考え」を文章に落とす局面は多い。

本書は、ベストセラーとなったバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の翻訳者が著した、日本人向けのロジカルライティングの書籍だ。

ロジカルライティングは、ロジカルシンキングと異なり、常に「相手」を想定しなければならない。

本書の特筆すべき点は、ロジカルシンキングを「相手に合わせて」「文章に落とす」実行可能な方法論を、徹底的にわかりやすく解説してくれていることだ。

ビジネスとは、突き詰めれば人と人との間にある営みだ。

しかし「自分が伝えたいことをロジカルに伝える」ことはできても「相手が知りたいことロジカルに伝える」ことができる人は、そう多くない。

もし本書を手に取れば、あなたは「ロジカルシンキングを相手に伝わる形に変換する」スキルを身に付けることができるはずだ。

ロジックツリー関連本おすすめ書籍-3:頭がいい人の「論理思考」の磨き方

本書は、延べ25万人を教えたグロービスの講師によるロジカルシンキングの「トレーニング本」だ。

本書の特徴は「帰納法」や「演繹法」あるいは「MECE」「ロジックツリー」などについて、ロジカルシンキング入門者が「つい陥りがちな罠」も含めて解説している点だ。

さらには5つの例題を通して、紙面と「格闘」しながら具体的にロジカルシンキングを磨き上げるトレーニングができる点も特徴だ。

本書は、一通りロジカルシンキングが理解できるようになったあなたが、より論理的思考能力を鍛え上げる際にぴったりの一冊だ。

ロジックツリー関連本おすすめ書籍-4:知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

ロジカルシンキングには限界が存在する。それは推論を考える際の「切り口」の限界だ。

ロジカルシンキングを行う際には「ロジックツリー」というツールを多用する。

ロジックツリーは、目の前にある「問題現象」を要素分解することで根本課題を見抜いたり、あるいは「問題解決」の打ち手の選択肢を広げていくときに使われることが多い。

しかし「要素分解」も「選択肢の拡大」も、その「切り口」次第で結論は変わる。そうなると、いかに「筋のよい切り口」を見出せるかが重要なカギとなるが「筋のよい切り口」は論理では導き出せない。

本書は「多面的な視点」を持ち、複眼的に様々な切り口から物事を見る重要性を説いた書籍だ。

もしあなたがロジカルシンキングを越えて「多面的」「複眼的」に考える思考技術を手に入れたいなら、一読をおすすめする。

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深く学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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