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演繹法・帰納法とは|論理的思考に必須の演繹・帰納の図解例|例題有

演繹法・帰納法とは|論理的思考に必須の演繹・帰納の図解例|例題有

この記事に辿り着いたあなたなら「演繹法・帰納法とは何かを知りたい」あるいは「演繹法・帰納法をビジネスに活かしたい」と考えていることだろう。

演繹法や帰納法は、論理的思考をマスターする上で欠かすことのできない「論理展開手法」だ。現に巷に溢れる「論理的思考の本」をひも解けば、必ずと言っていいほど演繹法と帰納法が紹介されている。

しかし、論理的思考を学ぶ上で最もつまづきやすいのも演繹法・帰納法といえる。

なぜなら多くの書籍では、演繹法・帰納法の「論理展開の厳密性」を重視するがあまり「ビジネスのどのような局面で」「何を目的に」活用できるかの説明が不足しているからだ。

また多くの書籍では、演繹法や帰納法があたかも「正解を生み出す」かのように描かれているが、あらゆるビジネスが未来に向けてなされる以上「正解」など存在しない。100%確実な未来を予測することなど、誰にもできない。

演繹法・帰納法は「正解を導き出すツール」ではなく、論理の筋道を相手と共有し、様々な可能性を検証するための「コミュニケーションツール」だ。そう考えれば、演繹法・帰納法のビジネスでの活用局面は格段に広がるはずだ。

もしあなたが演繹法・帰納法を「理解する」だけでなく「ビジネスに活かしたい」と考えるなら、この記事を最後までお読みいただきたい。

また、以下の記事も併せてお読みになれば、演繹法や帰納法だけでなく、広く論理的思考の理解が深まるので、時間があるときにお読みいただきたい。

 

演繹法とは?演繹法の意味を定義する

演繹法とは何か-1:演繹法の意味

まずは演繹法の意味について解説しよう。演繹法は、英語ではDeduction methodと呼ばれ、日本語では「えんえきほう」と読む。

演繹法の「演」には「押し広める・説く」という意味があり「繹」には「糸口を引き出す」という意味がある。

  • 「演」:押し広める・説く
  • 「繹」:糸口を引き出す

つまり「演繹」とは「広く説かれている法則(演)から、糸口を引き出す(繹)」ことだ。

「演繹」とは

広く説かれている法則(演)から、糸口を引き出す(繹)こと。

よって、演繹法とは「法則やルールに物事を当てはめて結論を出す」論理展開手法のことをを指す。

「演繹法」とは

法則やルールに物事を当てはめて結論を出す論理展開手法

演繹法を発展させたのは誰かと言えば、フランスの哲学者であるルネ=デカルト(1596~1650)だ。

デカルトはさまざまな物事を疑って捉え、その結果として最後に残る普遍的な法則を「絶対的なもの」として捉え、その「絶対的なもの」出発点としながら論理的に結論を導き出す「合理論」を唱えた。その基礎となったのが「法則やルール(という絶対的なもの)に物事を当てはめて結論を出す論理展開手法」である「演繹法」だ。

演繹法とは何か-2:演繹法の例

演繹法をよりわかりやすく理解するために、例を交えて解説しよう。例えば以下の例題が「演繹法」の論理展開の例だ。

演繹法とは-2:演繹法の例

上記のように、演繹法は

  • 決められたルールや法則が存在し
  • そのルールや法則に物事を当てはめてみて
  • 決められたルールや法則に合致しているかどうかで結論を出す

という論理展開を辿る。

しかしここまでお読みになればお気づきの通り、演繹法は「すでにルールや法則が存在し、かつ、正しいこと」を前提にしている。逆を言えば「ルールや法則」自体が間違っていれば、当てはめて導き出す結論も間違ってしまうのがデメリットだ。

論理は常に「前提→推論→結論」という筋道を辿るが、ビジネスにおいて演繹法を活用する場合、演繹法が置く「前提(ルールや法則)」に強く依存することを認識しておこう。 

演繹法の注意点

帰納法とは?帰納法の意味を定義する

帰納法とは何か-1:帰納法の意味

続いて帰納法の意味について解説しよう。

帰納法の「帰納」とは「物事が落ち着いて(帰)、結論に納まる(納)状態」を指す。

「帰納」とは

物事が落ち着いて(帰)、結論に納まる(納)状態

この意味合いの通り、帰納法とは複数の物事から共通点を導き出して結論を導き出す論理展開手法のことを指す。別名「帰納的推論」とも言われる。

「帰納法」とは

複数の物事から共通点を導き出して結論を導き出す論理展開手法

帰納法を発展させたのは誰かと言えば、イギリスの哲学者であるフランシス=ベーコン(1561~1626)だ。

ベーコンは、観察や実験などを繰り返し行うことによって経験を少しずつ積み、結果的に真理に到達するという「経験論」を唱えた。その基礎となったのが「複数の物事から共通点を導き出して結論を導き出す」論理展開である「帰納法」だ。

帰納法とは何か-2:帰納法の例

例えば、以下の例題が「帰納法」の論理展開手法の例だ。

帰納法とは?-2:帰納法の例

上記の例題のように

  • 複数の実例を挙げ
  • 実例をもとに共通点を見出し
  • 共通点を根拠に結論づける

という論理展開を辿るのが「帰納法」の特徴だ。

帰納法の論理が成立しているかどうかは「なぜならば」という接続詞を使って論理展開を逆算してみることで簡単にチェックできる。

帰納法のロジックチェック

気をつけてもらいたいのは、帰納法は複数の「状況証拠」から共通点を見出して結論づける論理展開手法である以上、

  • 状況証拠自体に間違いがある場合
  • 状況証拠から共通点を見出す際に飛躍がある場合
  • 共通点から結論に至る筋道に飛躍がある場合

には破綻してしまうのがデメリットだ。よって「帰納法」を使った論理展開の場合には、必ず「なぜならば」という接続詞を使った論理チェックを怠らないようにしよう。

 

演繹法の活用法

続いては演繹法と帰納法の活用法を解説しよう。

まずは演繹法からだ。演繹法とは「物事を法則に当てはめて結論を出す論理展開手法」であると解説した。

「演繹法」とは

法則やルールに物事を当てはめて結論を出す論理展開手法

ここまでお読みになって鋭いあなたならお気づきかもしれないが、演繹法を活用するにあたって重要なポイントとなるのが「当てはめる法則」の妥当性だ。

演繹法は「物事を法則に当てはめて結論を出す」論理展開手法であることから「法則」自体の妥当性や当てはめ方を間違うと、結論も間違ってしまうことになる。

だとすれば、演繹法を使いこなすためには、あらかじめビジネスの世界で通用する「妥当と考えられる法則」を知っておく必要がある。

今回はその中でも、ビジネスの世界で通用しやすい「4つの法則」を紹介しよう。

演繹法の活用法-1:演繹法に当てはめる4つの法則

演繹法に当てはめる4つの法則-1:因果関係を当てはめる

1つ目の法則は「因果関係」だ。

もし仮に、過去のデータから「広告を20%増やせば、売上が25%上がる」という因果関係が見出されたとしよう。すると、演繹法を活用した論理展開は以下の例のようになる。

演繹法に当てはめる4つの法則-1:因果関係を当てはめる

上記のように「広告を20%増やせば、売上は25%伸びる」という因果関係に対して「今回のプロモーションの売上目標は+25%」という物事を当てはめ「因果関係に合致しているかどうかで広告投入量を決める」という思考プロセスを辿れば、演繹法的な論理展開は成立する。

演繹法に当てはめる4つの法則-2:ルールを当てはめる

2つ目の法則は「ルール」だ。

もし仮に、あなたの会社の投資の意思決定に関して「リターンが110%以上を見込めれば投資をするが、それ以下なら投資をしない」という「ルール」が存在していたとしよう。すると、演繹法を活用した論理展開は以下の例のようになる。

演繹法に当てはめる4つの法則-2:ルールを当てはめる

上記のように「リターンが110%以上を見込めれば投資をするが、それ以下なら投資をしない」というルールに対して「今回の投資案件は、リターンが105%しか見込めない」という物事を当てはめれば「今回の案件は投資を見送る」という結論に行き着く。

このように「ルールに合致しているかどうかで結論を出す」という思考プロセスもまた、演繹法的な論理展開だ。

演繹法に当てはめる4つの法則-3:方針を当てはめる

3つ目の法則は「方針」だ。

もしあなたの会社で「女性らしさを表現できる敏感肌用化粧水を開発する」という方針が存在していたとしよう。すると、演繹法を活用した論理展開は以下の例のようになる。

演繹法に当てはめる4つの法則-3:方針を当てはめる

上記のように「女性らしさを表現できる敏感肌用化粧水を開発する」という方針に対して「女性の9割が女性らしさを感じる」という物事を当てはめ「方針に合致しているかどうかで結論を出す」という思考プロセスも、演繹法的な論理展開といえる。

演繹法に当てはめる4つの法則-4:価値観を当てはめる

4つ目の法則は「価値観」だ。

もしあなたの会社で「常にイノベーティブであるべき」という価値観が存在していたとしよう。すると、演繹法を活用した論理展開は以下の例のようになる。

演繹法に当てはめる4つの法則-4:価値観を当てはめる

上記のように「わが社は常にイノベーティブであるべき」という方針に対して「ローリスク・ローリターンと、ハイリスク・ハイリターンの2つの投資案件」という物事を当てはめ「価値観に合致しているかどうかで結論を出す」という思考プロセスも、演繹法的な論理展開だ。

演繹法の活用法-2:演繹法を応用する

ここまで見てきたように、演繹法の論理展開は、

  • 当てはめる法則が存在する=前提
  • 法則に当てはめて物事を考える=推論
  • 前提+推論で結論を出す=結論

という「前提→推論→結論」の関係で成り立っている。もしあなたがこの原理を理解し、演繹法を「逆引き」で応用することができるようになれば、あなたは優れた「仮説思考」を手に入れることができるようになる。

例えば、あなたが法人向けの営業担当者だったと仮定しよう。あなたは、顧客企業の売上向上策の提案を行ったが、残念ながらロストしたとする。これを演繹法の論理展開に当てはめてみると以下の図の通りとなる。

演繹法の活用法-2:演繹法を応用する

ここで、先ほどの「演繹法に当てはめる4つの法則」を思い出してほしい。

  • 因果関係
  • ルール
  • 方針
  • 価値観

もしかしたら、あなたの提案は「あなたの提案を採用すれば→顧客企業の売上が上がる」という「因果関係」が弱かったのかもしれない。

あるいは、顧客企業側になんらかのルールがあり(予算や決裁権限など)あなたの提案とルールが合致しなかったのかもしれない。

また、顧客企業側に何らかの方針があり(例えば売上より利益率を重視するなど)あなたの提案と方針が合致しなかったのかもしれない。

更には、顧客企業に独自の価値観があり、あなたの提案と価値観が合致しなかったのかもしれない。

もしあなたが演繹法をマスターし、その応用編として演繹法を「逆引き」で使いこなすことができれば、提案がロストした際にも以下のような仮説を立て次につなげることができる。

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演繹法の鍛え方

続いて、演繹法の鍛え方について解説しよう。

演繹法は、誰でも身につけることができる「思考技術」だ。そして演繹法が才能や資質の話ではなく「技術」である以上、そこには再現性が存在する。つまり「方法と手順」を身につければ「誰でも」「例外なく」演繹法を身につけることが可能だ。

演繹法の鍛え方-1:企画業務で演繹法を使う

あなたがビジネスパーソンなら、業務改善や企画提案など、なんらかの形で「企画業務」を行っていることだろう。

あらゆる企画業務はなんらかの「方針」が存在し、その方針に基づいた形でアクションプランが企画される。よって「物事を法則(方針)に当てはめて結論を出す」という論理展開である「演繹法」を活かしやすい業務といえる。

例えば、以下のような要領だ。

演繹法の鍛え方-1:企画業務で演繹法を使う

もしあなたが企画業務にたずさわっているのなら、自覚的に演繹法を取り入れてみよう。

重要なことなので繰り返すが、演繹法は思考技術だ。そして思考技術を身に付けるには、ひとつの基本技を繰り返しトレーニングすることや、少数の技だけに集中して、それを身につくまでひたすら繰り返すことが重要だ。

演繹法の鍛え方-2:上司への報告業務で演繹法を使う

例えあなたが企画業務にたずさわっていなくても、演繹法をトレーニングする局面は存在する。それは「日々の口頭報告」や「報告書」の局面だ。

あなたがビジネスパーソンなら、必ず「上司」がいるはずだ。そして節目節目のタイミングで「上司に報告する機会」が存在していることだろう。

しかしあなたは日々の上司への報告の中で「報告がうまくいくかどうかの基準」を考えているだろうか?もし考えていなかったら、これを機会に「報告がうまくいく基準」を念頭に置きながら上司に報告する習慣をつけよう。例えば以下の通りだ。

演繹法の鍛え方-2:上司への報告業務で演繹法を使う

ぜひ「日々のメール」や「上司への報告の機会」をうまく味方につけて、論理的思考能力を高める習慣を身につけて欲しい。

 

帰納法の活用法

帰納法とは「複数の物事から共通点を導き出して結論を導き出す論理展開手法」であると解説した。

「帰納法」とは

複数の物事から共通点を導き出して結論を導き出す論理展開手法

ここまでお読みになって鋭いあなたならお気づきかもしれないが、帰納法を活用するにあたって重要なポイントとなるのが、共通点を導き出す前提となる「物事」をどう選択し、論理の妥当性を担保するかだ。

帰納法の活用法-1:帰納法の基本的な活用例

例えば、以下の図のような帰納法があったと仮定しよう。

帰納法の活用法-1:帰納法の基本的な活用例

一見、帰納法として成り立っているように見えるが、もし単品管理を導入していない小売りチェーンが躍進を遂げていたとしたら、上記の論理は妥当性が怪しくなる。

このように、帰納法は1つでも例外が存在すれば説得力が大きく失われるデメリットが存在する。しかし現実問題として、世の中にあるすべての小売りチェーンを詳細に分析するのは難しいため、結局は「結論の妥当性の高さ」「相手の納得度の高さ」に依存することになる。

冒頭で、演繹法や帰納法は「正解を導き出すツール」ではなく、論理の筋道を相手と共有し、様々な可能性を検証するための「コミュニケーションツール」として使うべきだと解説したが、適切な論理をつくるには永遠不変の論理を創ろうとするより、自分と相手にとって、納得感があるロジックを創ることを意識しよう。

帰納法の活用法-2:帰納法を応用する

ここまで見てきたように、帰納法の論理展開は、

  • 実例①
  • 実例②
  • 実例③
  • 複数の実例から共通点を見出す
  • 見出した共通点を元に結論づける

という関係で成り立っている。そしてもしあなたが帰納法の原理を理解し、帰納法を応用して使いこなすことができるようになれば、あなたは優れた発見力を手に入れることができるようになる。

例えば、先ほどの小売りチェーンの例で考えてみよう。

帰納法の活用法-1:帰納法の基本的な活用例

このように、素直に帰納法的な論理展開をすれば「売上を伸ばしている小売りチェーンの共通点は単品管理」となる。しかし、もしあなたが「例外」に着目することができれば「別の可能性」を発見できるようになる。

例えば、上記の例の「例外」はドン・キホーテだ。

ドン・キホーテは一般の常識的な単品管理とは一線を画し、売れるか売れないかわからないものも店頭に並べて独自の「魔境感」を演出している。そしてこの「魔境感」が「意外なものを発見する楽しさ」につながり、他の小売りチェーンとは全く異なる価値(=喜び)を提供している。

このように、帰納法は「複数の実例の中に共通点はないか?」という思考プロセスだけでなく「例外はないか?」「例外があるとすれば、それはなぜか?」という思考プロセスを辿ることで、新たな発見をもたらしてくれることがある。

これが帰納法の応用的な使い方だ。

帰納法の鍛え方

続いて、帰納法のトレーニング方法について解説しよう。

帰納法の鍛え方-1:企画業務で演繹法を使う

「演繹法」は、なんらかの「方針」に基づいてアクションプランを企画する際に有用な方法だったが、帰納法は「方針そのもの」を導き出す際に有用な論理展開手法だ。

もしあなたがマーケティング担当者なら「PEST」や「3C」などのフレームワークはご存じのことだろう。

これらも複数の視点から、方針(KFSや戦略など)を導き出すフレームワークであり「複数の実例を挙げ」「実例をもとに共通点を見出し」「共通点を根拠に結論づける」という帰納法のロジックに沿っていることがご理解いただけるはずだ。

例えば、帰納法を企画業務の方針策定に使うとすると、以下のような要領になる。

帰納法の鍛え方-1:企画業務で演繹法を使う

もしあなたが企画業務にたずさわっているのなら、意識的に帰納法を取り入れ「方針」を考える習慣をつけよう。

帰納法の鍛え方-2:依頼業務で帰納法を使う

例えあなたが企画業務にたずさわっていなくても、帰納法をトレーニングする局面は存在する。それは、あなたが誰かに何かを依頼する局面だ。

例えばプロジェクトメンバーとミーティングをセットしたい場合、あなたはただ漫然と以下のようなメールを送ってはいないだろうか?

「ミーティングをセットしたいので●月●日●時から、
●●会議室にお集りください」

確かに簡潔に用件は伝わるが、もしあなたが帰納法を身につけたいなら「用件だけ」のメールを打つ前に「帰納法的な組み立て」を考える習慣をつけよう。例えば以下のような組み立てだ。

帰納法の鍛え方-2:依頼業務で帰納法を使う

もしあなたがビジネスパーソンなら、社内外の人たちに向けてメールの発信をしていることだろう。多い日なら、1日十何通も送る日もあるはずだ。

だとすれば、日々のメールを「帰納法のトレーニング」に活用できれば、習慣化しやすく頻度も多いため、帰納法を身につける早道となる。

演繹法と帰納法の組み合わせ

最後に、演繹法と帰納法の組み合わせについて解説しておこう。

帰納法は「複数の実例を挙げ」「実例をもとに共通点を見出し」「共通点を根拠に結論づける」という論理展開手法であることから「方針そのもの」を導き出す際に有用であることがわかる。

一方で演繹法は「決められた方針が存在し」「その方針に物事を当てはめ」「決められた方針に合致しているかどうかで結論を出す」という論理展開パターンであることから「方針に沿ったアクションプラン」を導き出す際に有用だ。

よって、演繹法と帰納法を組み合わせる際には

  • 帰納法で「方針」を考え
  • 演繹法で「方針」に沿ったアクションプランを考える

という使い方が適切だ。

演繹法と帰納法の組み合わせ

演繹法・帰納法関連の本|おすすめ書籍4冊

締めくくりに、あなたにおすすめできる「演繹法・帰納法を鍛える本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える本。
  • 実際に戦略立案実務や事例共有に役立っている関連書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せる関連本。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

演繹法・帰納法関連の本おすすめ書籍-1:ロジカルシンキング

本書は、ロジカルシンキングを学ぼうと思ったら誰もが通るベストセラーであり「ロジカルシンキングの名著」だ。

著者である照屋氏はマッキンゼーのエディターとして活動した経験を持っており、マッキンゼーを一躍有名にした書籍としても知られる。

本書は「ピラミッドストラクチャー」や「MECE」「So What?/Why So?」など、今では当たり前のように使われるビジネスパーソンの「基本作法」を、日本に普及させた名著と言ってよい。

この書籍は多くのビジネスパーソンにとって「ロジカルシンキングの登竜門」的位置づけと言って良いだろう。もし、あなたが「理解」を越えて「ロジカルシンキングを使いこなしたい」なら、ぜひ一読を勧めたい必読書だ。

演繹法・帰納法関連の本おすすめ書籍-2:入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

ロジカルシンキングは、あなたの頭の中にあるだけでは意味がない。

ビジネスの現場では、レポーティングや業務メール、あるいは提案書など「自分の考え」を文章に落とす局面は多い。

本書は、ベストセラーとなったバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の翻訳者が著した、日本人向けのロジカルライティングの書籍だ。

ロジカルライティングは、ロジカルシンキングと異なり、常に「相手」を想定しなければならない。

本書の特筆すべき点は、ロジカルシンキングを「相手に合わせて」「文章に落とす」実行可能な方法論を、徹底的にわかりやすく解説してくれていることだ。

ビジネスとは、突き詰めれば人と人との間にある営みだ。

しかし「自分が伝えたいことをロジカルに伝える」ことはできても「相手が知りたいことロジカルに伝える」ことができる人は、そう多くない。

もし本書を手に取れば、あなたは「ロジカルシンキングを相手に伝わる形に変換する」スキルを身に付けることができるはずだ。

演繹法・帰納法関連の本おすすめ書籍-3:頭がいい人の「論理思考」の磨き方

本書は、延べ25万人を教えたグロービスの講師によるロジカルシンキングの「トレーニング本」だ。

本書の特徴は「帰納法」や「演繹法」あるいは「MECE」「ロジックツリー」などについて、ロジカルシンキング入門者が「つい陥りがちな罠」も含めて解説している点だ。

さらには5つの例題を通して、紙面と「格闘」しながら具体的にロジカルシンキングを磨き上げるトレーニングができる点も特徴だ。

本書は、一通りロジカルシンキングが理解できるようになったあなたが、より論理的思考能力を鍛え上げる際にぴったりの一冊だ。

演繹法・帰納法関連の本おすすめ書籍-4:知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

ロジカルシンキングには限界が存在する。それは推論を考える際の「切り口」の限界だ。

ロジカルシンキングを行う際には「ロジックツリー」というツールを多用する。

ロジックツリーは、目の前にある「問題現象」を要素分解することで根本課題を見抜いたり、あるいは「問題解決」の打ち手の選択肢を広げていくときに使われることが多い。

しかし「要素分解」も「選択肢の拡大」も、その「切り口」次第で結論は変わる。そうなると、いかに「筋のよい切り口」を見出せるかが重要なカギとなるが「筋のよい切り口」は論理では導き出せない。

本書は「多面的な視点」を持ち、複眼的に様々な切り口から物事を見る重要性を説いた書籍だ。

もしあなたがロジカルシンキングを越えて「多面的」「複眼的」に考える思考技術を手に入れたいなら、一読をおすすめする。

 

その他の解説記事とおすすめ書籍

もしあなたが本解説以外にも関心があるのであれば、リンクを張っておくのでぜひ必要な記事を探していただきたい。

また、下記の記事ではより深く学びたい方におすすめ書籍を紹介している。ぜひご覧いただければ幸いだ。

終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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