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ブランディングの戦略家が【ブランド戦略の全て】を解説するブログ

段取り力を鍛える|仕事の段取りを組む8つの手順と進めるコツ|例有

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このページに辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「段取り」や「段取り力の鍛え方」に関心があることだろう。

誰もが一度や二度は、次のような仕事の悩みを感じたことがあるはずだ。

  • 「仕事の段取りを考える時に、何をどうしていいか わからなくなることがある」
  • 「仕事の段取りが悪くて、周囲に迷惑をかけてしまった」

段取りの上手い・下手は「段取り八分」という言葉が象徴するように、仕事の8割を決めてしまうといっても過言ではない。「段取り」と聞くと「忙しいから、段取りを考えている余裕なんてない」と感じがちだが、生産性の高い人ほど、当たり前のように「段取りを立てること」を仕事の一部として捉えている。

よって、今回は仕事の8割を決定づける「段取り」について解説する。内容は以下の通りだ。

  • 段取りとは何か?
  • 仕事の段取りを組む8つの手順
  • 仕事の段取りを進める4つのコツ

段取り力は、才能ではなく「スキル」だ。そして「スキル」である以上、トレーニング次第で誰でも鍛えることができる。

いきなり仕事に取りかかる前に、まずは適切に段取りを組んでおけば、仕事の質とスピードは劇的に上がる。もしあなたが「段取り力」を鍛え、スムーズに仕事を進めたいなら、ぜひ最後までお読みいただきたい。

57個の仕事術を身につけたい方へ|超効率ハック

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本論に入る前に、まずは拙著「超効率ハック」を紹介させていただこう。

段取りはもちろん、あらゆる仕事は効率化や生産性が求められる時代だ。しかし、いざ「生産性の高い仕事の仕方」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術
など多分野に渡り、全てをマスターしようとすると最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、段取りに関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また Kindleでも「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得し、海外出版社からの出版オファーも頂いている。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

段取りとは何か?

段取りの組み方を解説する前に、まずは「段取りとは何か?」について共通認識を持っておこう。

段取りとは「物事が上手く進むように、前もって手順を整えること」であり、ビジネスの言葉に置き換えれば「事前に計画すること」だ。

「段取り」とは

物事がうまく進むように、前もって手順を整えること。

「段取り」の語源は歌舞伎の楽屋用語と言われる。歌舞伎の世界の「段」とは話の区切りや一幕を指し、芝居の筋や構成の運びを「段取り」と呼んでいる。

現在ではそれが転じて「物事がうまく進むように、前もって手順を整える」という意味で使われているのが「段取り」だ。

段取り力を鍛える|仕事の段取りを組む8つの手順

いよいよここからは、段取りを組む9つの手順について解説していこう。9つの手順とは、以下の通りだ。

  1. 目的を明確にする
  2. 背景を理解する
  3. 目標を明確にする
  4. 目標までの作業をリストアップする
  5. リストアップした作業を順番に並べ替える
  6. 作業ごとに成果物の内容・レベルを決める
  7. 作業ごとに役割分担を決める
  8. 作業ごとに所要時間を見積もる

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段取りを組む8つの手順-1|目的を明確にする

人が段取りを進めるときに、つい反射的に考えてしまうのが「何から手を付ければいいか?」だ。

しかし、もしあなたが目的を理解していなければ「そもそも、何のために段取りを進めるのか?」がわからない状態となる。その結果、向かうべき方向がわからなくなるため、必然的に「そもそも、何から手を付けていいかがわからない」という状態に陥ってしまう。その結果、段取りの最初から躓いてしまうことになるので注意が必要だ。

このことを、例を使って解説しよう。

例えば目的が「売上を上げる」のか「コストを下げる」のかで、段取りが大きく変わることは容易に想像ができるはずだ。もし「売上を上げるのか?」「コストを下げるのか?」という目的自体がわからなければ、そもそも「どこへ向かえばいいかわからない状態」となるため、段取りを着手しようがないことも、ご理解いただけると思う。

このように「目的」は、段取りを進める際の方向を決定づけ「何を頑張ればいいか?」を決めてしまうことから、必ず明確にしておくことが重要だ。

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段取りを組む8つの手順-2|背景を理解する

「目的を明確にする重要性」は多くのビジネス書で説かれるが「背景を理解する重要性」は見逃されがちなポイントなので注意が必要だ。なぜなら「背景」次第で目的の「意味合い」が変わり、段取りの組み方も大きく変わってしまうからだ。

こちらも、例を挙げて説明しよう。

例えば「売上を上げる」という目的も、その背景として「現在、売上が落ちている」のなら、

  • なぜ売上が落ちているのか?
  • その原因を取り除くには何が必要か?

を検討していく段取りになるはずだ。一方で「売上を上げる」という目的に対する背景として「現在、売上が伸びている」という事実があるなら、

  • この流れを加速させるには何が必要か?

を検討していくことになるだろう。

このように「売上を上げる」という目的は同じでも、その背景が異なれば目的の意味合いも変わる。そうすれば、必要な段取りも変わってしまうので注意が必要だ。

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段取りを組む8つの手順-3|目標を明確にする

段取りを組む手順の3つ目は「目標を明確にする」ことだ。ここで気を付けて欲しいのは「目的」と「目標」を混同しないことだ。

目的とは「何を頑張るのか?」という「達成すべき内容」の話であり、目標とは「どこまで頑張るのか?」という「達成水準」の話だ。

  • 【目的】売上を上げる|→達成すべき内容
  • 【目標】売上高1億円|→達成すべき内容の達成水準

仮に「売上を上げる」という目的を明確にできても「どこまで売上を上げるべきか?」という達成水準が明確でなければ「どこまで頑張ればいいか?」がわからなくなる。その結果、段取りは「終わりが見えない旅」になってしまうので注意が必要だ。

例えば売上目標が1億円と100億円では必要な予算や人員数、期間が大きく変わることは、容易に想像できるはずだ。このように、目標が明確でなければ達成水準も不明確になるので、必要な予算や人員数、期間を見積もることができなくなる。

また、目標が明確でなければ、中間目標(マイルストーン)も設定できなくなるので、進捗を管理できなくなり、段取りは迷走していくことになる。

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段取りを組む8つの手順-4|目標達成までの作業をリストアップする

段取りが苦手な人は、ほぼ例外なく段取りを「曖昧なイメージ」で捉えている。その結果「何から着手していいかわからない」という状態になりがちだ。

よって、段取りを考える第1ステップとしてまずやって欲しいのが「目標までの作業をリストアップする」ことだ。

段取り全体を、個別の作業に分解してリストアップすることができれば、どのような作業を積み上げていけば目標にたどり着けるのか?が具体的にイメージできるようになる。すると、何から始めていいかがわからなくなったり、段取りの終盤になって抜け漏れが発生して慌てることがなくなるので、段取りがスムーズに進むはずだ。

仕事の漏れや重複は、作業の一部分ばかりに視点が集中して「段取り全体」が見えていないときに起こる。よって、いきなり思いついたところから作業に着手するのではなく、まずは「これから必要になる作業」をすべてリストアップしておくことが重要だ。

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段取りを組む8つの手順-5|リストアップした作業を順番に並べ替える

目標達成までの作業をリストアップできたら、続いては「リストアップした作業を順番に並び替える」ステップだ。

「作業の順番」が見えるようになると「データを集める作業が終わらないと、分析作業が始められない」など「前工程と後工程の関係」が明らかになる。すると「この作業が遅れると、後ろの作業も全部遅れてしまい、段取り全体に影響してしまう」など「絶対に遅れてはいけない重要な作業」を見極めることができるようになるはずだ。

また、リストアップした作業を順番に並び替えると、それぞれの作業ごとの「所要時間」を見積もることができるようになる。すると「それぞれの作業の締め切りタイミング」を明確にできるので、「なんとなくズルズルと後回しにしてしまう」という状態を避けることができるようになるはずだ。

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段取りを組む8つの手順-6|作業ごとに成果物の内容・レベルを決める

リストアップした作業を順番に並び替えたら、続いては「作業ごとに成果物の内容・レベルを決める」ステップだ。

各作業ごとに「成果物の内容」を決めておけば、それ以外の必要のないことをやらなくて済むようになる。また「成果物のレベル」を決めておけば、必要以上に成果物のレベルを上げる無駄な時間を減らすことができるようになる。

成果物の内容・レベルを決める上で重要なポイントとなるのが「必要十分を見極める」ことだ。

完璧主義で責任感の強い人ほど、成果に対して「完璧を期そう」「中途半端なままでは申し訳ない」と考え「完璧」を求めてしまいがちだ。しかしその結果、締め切りに遅れてしまったり、残業に追われてしまうのであれば生産性の高い段取りとは言えない。

こと仕事においては、必ずしも「完璧に仕上げることが善」とは限らない。どれだけ完璧に仕上げたとしても、それ以上に多大な時間や労力を費やしていれば、それは「非効率」と見なされ「悪」とされる時代だ。

もしあなたが生産性を上げたいなら、成果に対して「必要十分」を見極め、最短距離で達成することを意識しよう。その上で時間に余裕があったら、期待を越える品質を上乗せしていけばいい。

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段取りを組む8つの手順-7|作業ごとに役割分担を決める

作業ごとに成果物の内容・レベルを決めたら、続いては「作業ごとに役割分担を決める」ステップだ。

ここまでくれば、必要な作業はリストアップされ、どのタイミングでどの作業が必要になり、それぞれの作業の成果物も把握できているので、それぞれの作業ごとに「誰にやってもらうか?」という役割分担を考えることができるはずだ。

役割分担を考える上で意識しておきたいポイントは大きくわけて3つある。

  • 作業を効率化できるか?
  • 作業を同時並行化できるか?
  • 自分にはない視点やアイデアが得やすくなるか?

役割分担のポイント一つ目は、一つ一つの作業を効率化できるか?だ。人にはそれぞれ「得意不得意」があるが、不得意な作業をやるよりも得意な作業をやるほうが作業の効率は上がる。

例えば「情報収集をする」「課題を発見する」などの業務は、あなたがやるより「分析が得意な人」に役割分担をしたほうが、効率的に進むかもしれない。また「課題解決のアイデアを考える」業務は、アイデアを考えるのが得意な人に依頼したほうが、短い時間で多くの優れたアイデアが生み出せるだろう。

このように、もしあなたが「作業が効率化できるか?」という視点で役割分担を考えることができれば、個々の作業を「得意な人」に役割分担することで、あなた一人が自力でやろうとするより、はるかに短い時間で質の高い成果が生み出せるはずだ。

続いて、役割分担のポイントの二つ目は「作業を同時並行化できるか?」だ。

例えば「情報収集をする」という作業について考えてみよう。一口に「情報収集」といっても、いざ情報を集めようとすると、その作業は、

  • 「業界動向の情報を収集する」
  • 「顧客関連の情報を収集する」
  • 「競合商品の情報を収集する」

など多岐に渡るはずだ。これらをあなた一人で抱え込んでやろうとすると「業界動向の情報を収集する」→「顧客関連の情報を収集する」→「競合商品の情報を収集する」と直列的に作業を進めなければならなくなるので、どうしても時間がかかってしまう。

もしこれらの作業を3名で役割分担できれば、3つの情報収集作業を同時並行で進めていくことができるので、単純計算すると3分の1の時間で済むようになる。

このように、うまく役割分担ができれば作業を同時並行化できるので、一人で抱え込むよりもはるかに高い生産性を実現することができるようになる。

そして役割分担のポイントの三つ目は、自分にはない視点やアイデアが得やすくなるか?」だ。

人は「自分で考えられる範囲」が「自分の限界」になる。つまり、あらゆる作業をあなた一人で抱え込んでしまうと「あなたの頭の中にあること」だけが、あなたが生み出す成果の限界になってしまう。

「役割分担をする」ということは「他人の頭をうまく活かす」ことでもある。

自分一人で抱え込んで遅れていたことも、他のメンバーに聞けば瞬時に解決し、業務効率が上がることもありうる。あるいは「自分が気づかなかった別の側面」や「自分一人では至らなかった深い洞察」が得られれば、成果の質が向上することもあるはずだ。

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段取りを組む8つの手順-8|作業ごとの所要時間を見積もる

作業ごとに役割分担を決めたら、最後は「作業ごとの所要時間を見積もる」ステップだ。ここまでくれば、

  • 目標達成までの作業内容
  • 個別の作業の成果物
  • 役割分担(それぞれのメンバーの実力)

を元に、一つ一つの作業の所要時間を正確に見積もることができる。これらの所要時間を積み上げていけば、段取り全体のスケジュールが見通せるようになるはずだ。

すると「そもそもこのスケジュールで目標にたどり着けるのか?」あるいは「この人員で目標にたどり着けるのか?」など、実現可能性がわかるようになる。

仮に「このスケジュールや人員では実現が難しい」とわかった場合でも、仕事の依頼者に「段取り計画」を見せることで合理的に説明できるようになり「締め切りの先延ばし」や「人員増」に向けた建設的な交渉ができるようになるはずだ。

また「段取り計画」は作業に着手してからも、あなたを助けてくれる。

常に「段取り計画」を念頭に置きながら作業を進めると、自分が段取り全体のどこにいるかを把握できるので「期限が迫っているのに終わっていない」という状況を避けることができるようになる。

また、別の割り込み作業を依頼された場合にも「現在の作業量」や「先々作業量の見通し」を理解できていれば「今は割り込み作業は受けられない」「このタイミングでなら受けられる」などと回答しやすくなる。

このように「段取り計画」は様々な面であなたを助けてくれる。よって、仕事を依頼されたときは「思いついたこと」から着手するのではなく「まずは計画を立てさせてください」とお願いし、段取り全体の計画を立てるようにしよう。

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段取りを進める4つのコツ

ここまでは「段取りの組み方」について解説した。

しかし適切に段取りを組めたとしても、段取りを行動に落とし、進めていかなければ目標には辿り着けない。そして段取りは常に「計画通りに進まない」というリスクを孕む。

よって、ここからは段取りを進める上で意識しておきたい「4つのコツ」を紹介しよう。

段取りを進める4つのコツ-1|悩むより決める

  • 「もし、うまく行かなかったらどうしよう」
  • 「失敗したら、どうしよう」

新しいチャレンジが求められる仕事を目の前にすると、人はつい不安になり、これから起きるかもしれないマイナス面ばかりを考えてしまいがちだ。そして一度不安になると頭の中が不安でいっぱいになり、なかなか一歩を踏み出せないのは、よくあることだ。

もしあなたがこのような状況に陥ってしまったときは、ぜひ次の二つを実践してみて欲しい。

  • まずは一週間だけ、覚悟を決める
  • 「未来の結果」ではなく「今の行動」に集中する

まず実践して欲しいのは「一週間だけ、覚悟を決める」ことだ。つまり新しい段取りを「これからずっと続くもの」と重く捉えるのではなく「とりあえず一週間、全力で進めてみるもの」と気軽に捉えてみるのだ。

そして「とりあえず一週間、頑張ってみる」と決めたら、次に実践して欲しいのは「未来の結果に思い悩むのではなく、今の行動に集中する」ことだ。

選択したはずの道の途中で思い悩んで立ち止まっても、段取りは前に進まない。だとしたら「とりあえず一週間だけ頑張る」と覚悟を決め、全力で段取りを進めることに集中しよう。

「失敗したらどうしよう」と考えてしまう人は、心のどこかで「結果は変えられず、受け入れるものもの」と考えてしまっている。しかし「結果」を決めるのは「運命」ではなく「行動」だ。

そうである以上、直接コントロールできない「未来の結果」に目を向けるのではなく「一週間」と期間を区切って、直接コントロールできる「行動」に集中したほうが、段取りは前に進んでいくはずだ。

こうして一週間全力で段取りを進めてみると局面が変わり、一週間前には見えていなかったものが見えてくるようになる。するとまた、

  • 次の一週間だけ、覚悟を決める
  • 「未来の結果」ではなく「今の行動」に集中する

の二つを繰り返そう。そうすれば一週間経つごとに目標に近づく実感が持てるようになり、気が付けば「うまく行かなかったら、どうしよう」という不安は、消えているはずだ。

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段取りを進める4つのコツ-2|当事者意識を持つ

段取りを進めるコツの二つ目は「段取りに対して当事者意識を持つ」ことだ。

例えあなたがメンバーの一人に過ぎなかったとしても、あたかも自分がリーダーであるかのように当事者意識を持つことで、段取りの生産性は大きく変わる。なぜならあなたが当事者意識を持てれば、どのような作業も「他人事の仕事」から「自分事に仕事」に変わっていくからだ。

あなたが当事者意識を持てるようになると、一つ一つの作業に問題意識が持てるようになる。すると「なぜ、このような問題が生じているのか?」「この問題をどう解決すればいいのか?」など、物事を考えるきっかけを素早く掴めるようになるため、問題解決のスピードが上がる。

また、当事者意識が持てるようになると「自分の頭で考える習慣」が持てるようになる。すると「考える力」が身についていくので、周囲に対して自信をもって自分の考えを伝えられるようになるはずだ。

その結果、他人に振り回されず、物事を先読みし、段取り自体をプロアクティブにコントロールできるようになってくる。

このように、当事者意識は「受動的で振り回されがちな自分」を「主体的に物事を動かせる自分」に変えてくれるので、周囲に振り回される時間を減らし、自分自身で段取りをコントロールできるようになる。

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段取りを進める4つのコツ-3|先読みをする

  • 「いつも周囲に巻き込まれて、振り回されてしまう」
  • 「場当たり的に仕事をしてしまうことが多く、いつも慌ただしくなってしまう」

もしあなたがこのような状態に陥ることが多いなら「先読み」を意識しよう。「先読み」とは「その場のこと」や「自分のこと」だけ考えるのではなく、段取りの全体像を理解し、自分がやっている作業の先に何があるのか、そのために今の自分は何をしておくべきなのかを理解することだ。

先読みができない人は目の前のことしか考えないため、物事への対応が場当たり的になったり、後手に回ってしまいがちだ。すると、段取りが自転車操業のような状態になり「いつも仕事に追われて忙しい」という状態に陥ってしまう。

しかし、もしあなたが「先読み」をすることができれば、先々に起こりそうなことを事前に予測できるようになる。すると、その予測に対して「あらかじめ準備をしておく」「リスクを予防しておく」など先手を打って働きかけることもできるようになるはずだ。

その結果、自転車操業状態を抜け出し、余裕をもって段取りを進められるだけでなく、目標達成に向けた段取りをリードすることすらできるようになるはずだ。

段取りを進める4つのコツ-4|小まめに進捗確認する

期限ぎりぎりになって成果物を提出したら「思ってたのと違う」と指摘され、やり直しを命じられてしまった。あなたはこのような経験をしたことがないだろうか?

コミュニケーションを面倒に感じる人ほど「途中であれこれ指摘されるのはイヤだ」「余計な仕事が増えるのは面倒」と考え、途中経過を報告せずにいきなり100%の完成形を目指そうとしてしまいがちだ。

しかしもし完成形のイメージがあるべき姿とずれていたら、締め切りギリギリになって大きなやり直しが発生し、慌ててしまうことになる。最悪の場合、締め切り間近にもかかわらず「はじめからやり直し」という大きな手戻りにもなりかねない。

このような事態を防ぐためには、いきなり100%の完成形を目指すのではなく「10%できた段階」「30%できた段階」「50%できた段階」など、段階を区切った上で、小刻みに周囲に確認する習慣をつけることだ。

いきなり100%の完成形を作ってしまうことは、方向性が間違っていた時に致命的な時間のロスを生み出してしまう。その段階ではすでに大半の時間を使ってしまっているので根本的な方向転換は難しく、周囲にとってもあなたのとっても中途半端で消化不良の完成形にならざるを得ないだろう。

しかし、もし10%の状態で一度確認してもらえれば、方向性が間違っていたとしても時間のロスは10%で済む。まだ残りの時間は90%も残っているのだから、いくらでもリカバリーは可能だろう。

もしあなたが、最後の最後に「ちゃぶ台返しを食らう」という経験が多いなら、仕掛かり状態で構わないので、進捗ごとに周囲の確認を取ってから詳細を詰めるようにしよう「途中で上司からあれこれ指摘されるのはイヤだ」という気持ちは理解できるが、結果的に「はじめからやり直し」という大きな手戻りリスクを防ぐことができるはずだ。

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段取りの本|おすすめ書籍3冊

締めくくりに、あなたにおすすめできる「段取りの本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える段取りの本。
  • 実際に実務に役立っている段取り関連の書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せる段取り関連の名著。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

段取りの本おすすめ書籍-1:会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン

段取りが苦手な人は、ほぼ例外なく段取りを「曖昧なイメージ」で捉えてしまっている。そのため、つい「何から着手していいかわからない」という状態になりがちだ。

本書は「段取り作り」と「実行」のイロハを解説している書籍だ。網羅的であるにもかかわらず要点が簡潔にまとめられているので、本書の内容を一つずつ実践していくだけで、段取りの生産性は劇的に上がるはずだ。

また、メールが来た時、複数の仕事が同時に舞い込んできたとき、スケジュール管理の方法など、いくつかのシーン別の対処法が解説されているのもありがたい。

もしあなたが「仕事が自転車操業で忙しくなりがち」「時間に振り回されずに段取りを進めたい」と考えているなら、その改善に向けて教科書となる書籍だ。

段取りの本おすすめ書籍-2:なかなか自分で決められない人のための「決める」技術

あなたは、段取りの生産性を高めるために「時短テクニック」に頼ってはいないだろうか?

例えば「PC の文字入力スピードを上げるために、辞書登録機能を使う」「少しでも計算スピードを速くするために、Excel 関数を覚える」などが典型だ。

しかしどんなに時短テクニックを駆使しても、その作業自体が必要のない作業だったとしたら意味がない。なぜなら、しなくてもいいことを効率的に行うことほど、無駄なことはないからだ。

本書は「仕事が早い人とは、必要のない作業を見極めてやめてしまえる人」と捉え「仕事の力の入れどころを見極める能力」をマスターするための書籍だ。

もしあなたが本書をお読みになれば、小手先のテクニックを越えて、より劇的に段取りの生産性を上げる方法を手に入れることができるはずだ。

段取りの本おすすめ書籍-3:なかなか自分で決められない人のための「決める」技術

新たなチャレンジが求められる仕事を目の前にすると、人はつい「間違ってたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などと不安になり、物事を決められなくなってしまう。

しかし誤解を恐れずに言えば「仕事の品質」とは「決断の量と質の結果」ともいえる。だとすれば、仕事を前に進める上で決して逃れられないのが「決める」ことだ。

本書はそんな「決める」に対して「素早く正しい決断の仕方」を解説した書籍だ。特に秀逸なのは「決める」に対する具体的な提案が41例も解説されていることだ。

しかし、例え物事を「決めた」としても、行動が伴わなければ成果にはつながらない。このことを踏まえ、本書は「決め方の極意」だけでなく、決めたことを継続するためのノウハウも解説しているのがありがたい。

もしあなたが「物事を決められない」「自分の頭で決められない」という悩みを抱いているなら、本書は一読に値する書籍だ。

このブログから書籍化した本

視点」と「法則」を掛け算する読書術※無料のオーディオブック特典付

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人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。別の言い方をすれば、「何を考えるか?」は視点が支配してしまうともいえる。

 人の思考は必ず、

  1. 視点:まずは何らかの「視点」を置き
  2. 法則:その「視点」を元に「ああなれば→こうなるだろう」という「法則性」に当てはめ
  3. 結論:結論を出す

というステップを辿る。

つまり、どんなにロジカルシンキングに長けていても、論理の前提となる「視点を置き方」を間違えれば結論は間違ったものになる。

また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「法則」のストックがなければ、再現性の高い仮説を導き出すことはできない。

本書はビジネス書から「隠れた視点」と「隠れた法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく方法を解説した書籍だ。

もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができるようになれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「別の選択肢」「別の可能性」を生み出すことができるようになる。

さらに、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「的を射た」仮説を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。

おかげさまで、本書はamazonの「読書法カテゴリー」で新着1位を獲得し、レビューや書評においても、

  • 読書術を越えて、実用的な思考力向上の学びが得られる
  • 一つひとつが結構深くて、ハイライトを引きまくり
  • 読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本

など、ありがたい言葉を頂戴している。

数多くの視点を持っている人は、たとえ同じ状況を見ていても「気づくこと」や「気づきの量」が格段に違う。

数多くの法則を持っている人は「ああなれば→こうなりやすい」という「法則」に当てはめて考えることで、精度の高い未来を予測している。

もしあなたが「ロジカルシンキング本」では学べない「視点力」や「法則力」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

※無料のオーディオブック特典付

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

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段取りを進める中で、最も大切な能力は何かと聞かれれば、筆者は「次の仮説を立てる能力」と答えるだろう。

なぜなら、次の仮説を立てられなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、段取りはそこで止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考のメリットは説くものの、肝心の「仮説思考のマスターの仕方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせているものが多い。

翻って本書は「仮説思考に必要な推論の手順」を、豊富な事例とともに解説している。よって、その手順通りに推論を重ねれば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで、本書はflierとグロービスが主催する「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただき、NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただいた。Amazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など、有難い言葉を頂戴しており、嬉しい限りだ。

もしあなたが、PDCAを回す上で「次の一手」を生み出し続けたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

57個の仕事術を身につけたい方へ|超効率ハック

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冒頭でも紹介したが、ここでも再度、紹介させていただこう。

段取りはもちろん、あらゆる仕事は効率化や生産性が求められる時代だ。しかし、いざ「生産性の高い仕事の仕方」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術
など多分野に渡り、全てをマスターしようとすると最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、段取りに関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また Kindleでも「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得し、海外出版社からの出版オファーも頂いている。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
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  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書

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本書は、筆者の専門である「ブランディング」について解説した書籍だ。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉を頂いている。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

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終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

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