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帰納法とは|帰納的思考の例と推論の手順を図解解説

演繹法・帰納法とは|論理的思考に必須の演繹・帰納の図解例|例題有

この記事に辿り着いたあなたなら「帰納法とは何か?」あるいは「帰納的思考を身につけたい」と考えていることだろう。

このブログ「Mission Driven Brand」は、外資系コンサルティングと広告代理店のキャリアを持つ筆者が、ビジネスの「できない、わからない」を解決するブログだ。

帰納法とは、複数の実例から共通点を導き出して結論を導き出す論理展開手法であり、ロジカルシンキングをマスターする上で欠かすことのできない思考法だ。現に巷に溢れる「ロジカルシンキングの本」をひも解けば、必ずと言っていいほど紹介されているのが帰納法だ。

しかし「演繹法」「帰納法」などの論理展開手法はわかりずらく、難解な説明になりがちだ。しかし、この記事では誰でも直感的に理解できるように、わかりやすい解説を目指した。その内容は以下の通りだ。

  • 帰納法とは何か?
  • 帰納法の「頭の使い方」の手順と具体例
  • 帰納法のビジネスシーンで活かすには?
  • 帰納法を逆説的に使って価値を生む方法
  • 日々の実務の中で帰納法を鍛える方法
  • 帰納法と演繹法の合わせ技とは?

情報や知識は「目に見えるもの」だ。そして短時間で簡単に手に入る。しかし短時間で得られる競争力は、短時間で真似される競争力でしかない。

一方で帰納法などの「思考力」は、いったん身につければ、簡単には真似できない長期的な競争力になる。ぜひ今回の解説を、あなたの「持続可能な競争力」に結び付けて欲しい。

また、この記事の最後には、記事内で紹介した図版のスライド資料を用意しているので、ぜひ活用頂きたい。

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

本論に入る前に、僭越ながら拙著「推論の技術」を紹介させていただこう。

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、帰納法や演繹法、アブダクションとともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

帰納法とは何か?

帰納とは?帰納の意味

帰納法の「帰」には「物事が落ち着く」という意味があり「納」には「結論に納まる」という意味がある。

  • 物事が落ち着いて(帰)
  • 結論に納まる(納)

つまり「帰納」とは「物事が落ち着き、結論に納まる」ことを指す。

帰納法とは?帰納法の意味

この「帰納」の意味合い通り、帰納法とは「複数の実例から共通点を導き出して結論を出す」頭の使い方のことを指す。別名「帰納的思考」「帰納的推論」とも呼ばれる。

「帰納法(帰納的思考)」とは

複数の実例から共通点を導き出して結論を導き出す思考法

帰納法の頭の使い方の具体例

より分かりやすく理解するために、例を使って解説しよう。例えば以下の図の例が帰納法の頭の使い方の典型例だ。

帰納法とは?-2:帰納法の例

上記の例のように

  • 複数の実例を挙げ
  • 複数の実例の共通点を発見し
  • 共通点を根拠に結論づける

という頭の使い方を辿るのが帰納法の特徴だ。

帰納法が成立しているかどうかは、以下の図のように「なぜならば」という接続詞を使って論理展開を逆算することで簡単にチェックできる。

帰納法のロジックチェック

気をつけてもらいたいのは、帰納法は複数の「実例」から共通点を見出して結論づける以上、

  • 実例自体に間違いがある場合
  • 実例から共通点を見出す際に飛躍がある場合
  • 共通点から結論に至る筋道に飛躍がある場合

には破綻してしまうのがデメリットだ。よって帰納法を使った場合には、必ず「なぜならば」という接続詞を使った論理チェックを怠らないようにしよう。

帰納法の活かし方

続いては、帰納法の使いこなし方について、図解を交えて解説しよう。

帰納法とは「複数の実例から共通点を導き出して結論を導き出す思考法」であることはすでに解説した。

「帰納法(帰納的思考)」とは

複数の実例から共通点を導き出して結論を導き出す思考法

ここまでお読みになって鋭いあなたならお気づきかもしれないが、帰納法を活用するにあたって重要なポイントとなるのが「どのような実例を並べて、共通点を導き出すか」だ。

例えば、以下の図のような帰納法があったと仮定しよう。

帰納法の活用法-1:帰納法の基本的な活用例

一見、帰納法が成り立っているように見えるが、もし単品管理を導入していない小売りチェーンが躍進を遂げていたとしたら、上記の論理展開は妥当性が怪しくなる。

このように、帰納法は1つでも例外が存在すれば説得力が大きく失われるデメリットが存在する。しかし現実問題として、世の中にあるすべての小売りチェーンを詳細に分析するのは難しいため、結局は「結論の妥当性の高さ」「相手の納得度の高さ」に依存することになる。

帰納法は、ピラミッドストラクチャーなどのフレームワークを通して、提案や報告の際に役に立つ。しかし、永遠不変の論理を創ろうとするよりは、自分と相手にとって、納得感がある論理展開を創ることが重要だ。

ここまで見てきたように、帰納法の頭の使い方は、

  • 実例①
  • 実例②
  • 実例③
  • 複数の実例から共通点を見出す
  • 見出した共通点を元に結論づける

という関係で成り立っている。そしてもしあなたが帰納法の原理を理解し、応用することができるようになれば、あなたは優れた気づき力と洞察力を手に入れることができるようになる。

帰納法を逆説的に使う方法

続いては帰納法の応用方法について、先ほどの小売りチェーンの例で考えてみよう。

帰納法の活用法-1:帰納法の基本的な活用例

上図のように、素直に帰納法的な頭の使い方をすれば「売上を伸ばしている小売りチェーンの共通点は単品管理」となる。しかし、あなたが帰納法を逆手にとって「例外」に着目することができれば「別の可能性」に気づけるようになる。

例えば、上記の例の「例外」はドン・キホーテだ。

ドン・キホーテは一般の常識的な単品管理とは一線を画し、売れるか売れないかわからないものも店頭に並べて独自の「魔境感」を演出している。そしてこの「魔境感」こそが「意外なものを発見する楽しさ」につながり、他の小売りチェーンとは全く異なる価値(=喜び)を提供している。

このように、帰納法は「複数の実例の中に共通点はないか?」という頭の使い方だけでなく「例外はないか?」「例外があるとすれば、それはなぜか?」という頭の使い方をすることで、新たな発見をもたらしてくれることがある。

これが帰納法の応用的な使い方だ。

帰納法を鍛える方法

続いて、日常業務の中で帰納法を鍛える方法について解説しよう。

帰納法を鍛える方法-1:企画業務で帰納法を使う

演繹法は「方針」に基づいてアクションプランを企画する際に役立つな思考法だが、帰納法は「方針そのもの」を導き出す際に役立つ思考法だ。

もしあなたがマーケティング担当者なら「PEST」や「3C」などのフレームワークはご存じのことだろう。

これらは複数の視点から、方針(KFSや戦略など)を導き出すフレームワークであり「複数の実例を挙げ」「実例をもとに共通点を見出し」「共通点を根拠に結論づける」という帰納法の頭の使い方に沿っていることがご理解いただけるはずだ。

例えば、帰納法を企画業務の方針策定に使うとすると、以下の図のような要領になる。

帰納法の鍛え方-1:企画業務で演繹法を使う

もしあなたが企画業務に携わっているのなら、意識的に帰納法を取り入れ「方針」を考える習慣をつけよう。

帰納法を鍛える方法-2:依頼業務で帰納法を使う

例えあなたが企画業務に携わっていなくても、帰納法をトレーニングできる局面は存在する。それは、誰かに何かを依頼する局面だ。

例えばプロジェクトメンバーとミーティングをしたい場合、あなたはただ漫然と以下のようなメールを送ってはいないだろうか?

「ミーティングをしたいので●月●日●時から、
●●会議室にお集りください」

確かに簡潔に用件は伝わるが、もしあなたが帰納法を身につけたいなら「用件だけ」のメールを打つ前に帰納法で考える習慣をつけよう。例えば以下の図のような要領だ

帰納法の鍛え方-2:依頼業務で帰納法を使う

もしあなたがビジネスパーソンなら、社内外の人たちに数多くのメールの発信しているはずだ。多い日なら、1日十何通も送る日もあるはずだ。

だとすれば、日々のメールを「帰納法のトレーニング」に活用できれば、習慣化しやすく頻度も多いため、帰納法を身につける早道となる。

演繹法と帰納法の合わせ技

最後に、演繹法と帰納法の組み合わせについて触れておこう。

帰納法は「複数の実例を挙げ」「実例をもとに共通点を見出し」「共通点を根拠に結論づける」という頭の使い方であることから「方針そのもの」を導き出す際に役に立つ思考法だ。

一方で演繹法は「決められた方針が存在し」「その方針に物事を当てはめ」「決められた方針に合致しているかどうかで結論を出す」という頭の使い方であることから「方針に沿ったアクションプラン」を導き出す際に有益だ。

よって、演繹法と帰納法を組み合わせる際には

  • 帰納法で「方針」を考え
  • 演繹法で「方針」に沿ったアクションプランを考える

という使い方が適切だ。

演繹法と帰納法の組み合わせ

帰納法・演繹法のおすすめ書籍

締めくくりに、あなたにおすすめできる「帰納法・演繹法を鍛える本」を紹介しよう。選定した基準は下記の通りだ。以下のどれかに当てはまるものをピックアップした。

  • k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える本。
  • 実際に戦略立案実務や事例共有に役立っている関連書籍。
  • 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せる関連本。

もちろん、すべて「なぜ読むべきなのか?」という解説付きだ。

帰納法・演繹法おすすめ書籍-1:ロジカルシンキング

本書は、ロジカルシンキングを学ぼうと思ったら誰もが通るベストセラーであり「ロジカルシンキングの名著」だ。

著者である照屋氏はマッキンゼーのエディターとして活動した経験を持っており、マッキンゼーを一躍有名にした書籍としても知られる。

本書は「ピラミッドストラクチャー」や「MECE」「So What?/Why So?」など、今では当たり前のように使われるビジネスパーソンの「基本作法」を、日本に普及させた名著と言ってよい。

この書籍は多くのビジネスパーソンにとって「ロジカルシンキングの登竜門」的位置づけと言って良いだろう。もし、あなたが「理解」を越えて「ロジカルシンキングを使いこなしたい」なら、ぜひ一読を勧めたい必読書だ。

帰納法・演繹法おすすめ書籍-2:入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

ロジカルシンキングは、あなたの頭の中にあるだけでは意味がない。

ビジネスの現場では、レポーティングや業務メール、あるいは提案書など「自分の考え」を文章に落とす局面は多い。

本書は、ベストセラーとなったバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の翻訳者が著した、日本人向けのロジカルライティングの書籍だ。

ロジカルライティングは、ロジカルシンキングと異なり、常に「相手」を想定しなければならない。

本書の特筆すべき点は、ロジカルシンキングを「相手に合わせて」「文章に落とす」実行可能な方法論を、徹底的にわかりやすく解説してくれていることだ。

ビジネスとは、突き詰めれば人と人との間にある営みだ。

しかし「自分が伝えたいことをロジカルに伝える」ことはできても「相手が知りたいことロジカルに伝える」ことができる人は、そう多くない。

もし本書を手に取れば、あなたは「ロジカルシンキングを相手に伝わる形に変換する」スキルを身に付けることができるはずだ。

このブログから書籍化した本4冊

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

冒頭でも紹介したが、再度ここでも紹介させていただこう。

本書は、この記事で解説した「帰納法」に加え「演繹法」や「アブダクション」についても解説した書籍だ。

このブログをお読みのあなたなら、すでに仮説思考の重要性はご存じのことだろう。

仮説思考は大きく分けて、以下の3通りの使い方が存在する。

  • 法則化:
    複数の事実から共通性を発見し、法則化する【帰納的思考】
  • 問題解決:
    目の前の問題に「法則」を当てはめ「その背景にある原因は何か?」に対する仮説を立てる【アブダクション】
  • 戦略立案:
    現状に「法則」を当てはめ「先々、どのようなことが起こり得るか?」に対する仮説を立てる【演繹的思考】

このように「演繹的思考」「帰納的思考」「アブダクション」の応用範囲は広く、極めて役立つな思考法だが、一方で「どのように組み合わせたら、優れた仮説が立てられるのか?」という「運用能力」が試される思考法でもある。

本書は、各思考法の解説に留まらず「3つの思考法の組み合わせ方」にも焦点を当て、運用まで持っていけるように解説しているのが特徴だ。

誤解を恐れずに言えば、あらゆるビジネスは仮説が成否を握る。なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を打ち出しようがなくなるからだ。その結果、そこでビジネスの成長は止まってしまうことになる。

そして、優れた仮説を生み出すには「演繹法」「帰納法」「アブダクション」の運用能力は必要不可欠だ。

おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

ロジカルシンキングでは学べない「視点力」と「法則力」を身につける※無料のオーディオブック特典付

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人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。

別の言い方をすれば「そもそも何を考えるべきか?」という論点(=イシュー)は、視点が決めてしまうともいえる。

また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「予測のパターン(=法則)」が頭の中になければ、確かな仮説を導き出すことはできない。

本書はビジネス書から「視点」と「法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく独学術を解説した書籍だ。

1つの「視点」しか持てない人は、1つの論点しか設定することができない。当然、導き出せる仮説も1つだけだ。

しかし5つの「視点」を持てれば、5つの論点を設定できるようになる。その結果、5つの仮説を導き出すことができるようになるはずだ。

もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができるようになれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「新たな可能性」を拓くことができるようになる。

また、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「筋の良い仮説」を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。

おかげさまで、本書はThe21や日経、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、

  • 視点力や仮説思考、抽象化スキルが身に付く良書
  • これまでの読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本
  • まさに「モノの見方を変える方程式」

など、ありがたい言葉を頂戴している。

もしあなたが「論理的思考」だけでは得られない「視点力」と「思考スピード」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

8ジャンル57個の仕事術で「実践力」を身につける

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どのようなビジネスも、実践が伴わなければ成果は出ない。しかし、いざ「実践力」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術

など多分野に渡り、最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、思考術に関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また、lifehackerやOggiなど数多くのメディアで取り上げていただき、Kindleでは「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得している。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書

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本書は、筆者の専門である「ブランディング」について解説した書籍だ。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉をちょうだいしている。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

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終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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