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ビジネスマインドとは|仕事で成長する16のビジネスマインドセット

マインドセットとは|仕事で成長するための16の成長マインドセット

この記事に辿り着いたあなたなら「仕事で成長するビジネスマインドを知りたい」と考えていることだろう。

あなたが管理職なら、部下の仕事の成長を促すために、マインドセットを変える方法を探しているのだろうか?

本ブログの執筆者であるk_birdは、外資系コンサルティングファームと広告代理店の両方を行き来したキャリアを持つ戦略ディレクターだ。職業柄、多様な業界の方々と接することが多く、コンサルティング業界や広告業界だけでなく、あらゆる業界の人達と接してきた。

今回はそれらの知見を元に、どの業界にも共通する「仕事で成長する16のマインドセット」を解説しよう。

また、この記事の最後には、記事内で紹介した図版のスライド資料を用意しているので、ぜひ復習時に活用頂きたい。

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

本論に入る前に、僭越ながら拙著「推論の技術」を紹介させていただこう。

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考のメリットは説くものの、肝心の「仮説思考のマスターの仕方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせているものが多い。

一方で本書は「仮説思考に必要な推論の手順」を、豊富な事例とともに解説している。よって、その手順通りに推論を重ねれば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴しており、5刷を重ねている。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

マインドセットとは何か?マインドセットとスキルセットの違い

まずは「マインドセットとは何か?」について解説しよう。マインドセットの意味を理解するには「スキルセット」と対比するとわかりやすくなる。

スキルセットの意味

「スキルセット」とは、例えば「マネジメントスキル」や「ロジカルシンキングスキル」「問題解決スキル」など、様々なスキルが1人の人間の中で「束」となっている状態だ。あくまで「束」を意味することから「セット」という言葉が使われる。

マインドセットの意味

一方で「マインドセット」とは1人の人間の中にある「無意識の思考パターンの束」のことを指す。

例えば、人や組織に内在する「先入観や思い込み」「物事を捉える上での思考のクセ」「価値観や信念」などの無意識の思考パターンを「束」としてとらえる考え方だ。

マインドセットとは?

人や組織に内在している「無意識の思考パターンの束」。
「先入観や思い込み」「物事を捉える上での思考クセ」「価値観や信念」などが含まれる。

マインドセットの例

ここで、より直感的にマインドセットを理解するために、マインドセットの例を示そう。

例えば「変化」に対して、あなたやあなたの周囲の人たちは、どのように捉えるだろうか?恐らくは、以下のどちらかになるはずだ。

  • Aさん:変化はチャンスだ。どうやってこの変化を味方につけようか?
  • Bさん:面倒なことが起きたな…。どうやってやりすごそうか…。

マインドセットとは-3:マインドセットの例①変化に対して

続いて、別の例を示そう。「挑戦」に対してはいかがだろうか?

  • Aさん:環境は自分の力で変えられる。何か、自分にできることはないか?
  • Bさん:どうせ環境は変えられない。だから与えられた仕事だけしておこう。

マインドセットとは-3:マインドセットの例②挑戦に対して

更に別の例だ。「失敗」に対してはいかがだろうか?

  • Aさん:自分のどこが悪かったんだ?ちゃんと分析して、次に活かさねば。
  • Bさん:自分がやるべき範囲の仕事はちゃんとした。だから自分は悪くない。

マインドセットとは-3:マインドセットの例③失敗に対して

ここまでお読みになればご理解いただけると思うが、マインドセットとは1人1人が無意識に持つ「考え方のクセ」だ。

そしてマインドセット次第では、同じ物事に対しても「受け止め方」や「その後の成長」が大きく変わってしまうこともご理解いただけたはずだ。

ビジネスにおけるマインドセットの重要性

マインドセットが恐ろしいのは、それが「無意識」であることだ。

「無意識である」ということは、自分では自覚しずらいことを意味する。そして「マインドセットが自覚しずらい」ということは、気がつかないままあなたや組織を浸食し、行動を支配してしまうことになる。

ことビジネスとなると、つい「スキルの取得」に目が行きがちだ。しかし「成長」は、大きくわけて3つの種類がある。

成長とは?:3つの成長
  1. 「スキル」の成長:
    わからないことがわかり、できなかったことができるようになること。
  2. 「考える力」の成長:
    情報や知識から、思考を通して知恵を生み出せるようになること。
  3. 「マインドセット」の成長:
    自分の仕事に「意味」や「使命」を見出し、能動的に新しい価値を生み出す意欲が持てるようになること。

そして「マインドセット」は下図で示したように「無意識に」あなたや組織の基盤を作り「スキル」や「行動」に影響を与えている。

マインドセットとは=基盤

これをご覧になれば、いかに自分や組織が成長する上で「マインドセット」が重要かお分かりいただけると思う。

 

「成果を上げる人と上げない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に付けているかどうかの問題である。」

 

 

これは経営の神様と呼ばれるピーター・ドラッカーの言葉だが、上記の「習慣的な姿勢」こそが「マインドセット」にあたる。

今回は、多くの分野のビジネスパーソンと出会って導き出した「仕事で成長できる人に変わる16のビジネスマインドセット」を紹介しよう。

あなたやあなたの組織が持つ「無意識の思考パターン」と照らし合わせてお読みいただきたい。そして現在存在する「マインドセット」を自覚化し、仕事で成長するための参考にしてほしい。

仕事で成長する16のビジネスマインドセット

仕事で成長するビジネスマインドセット-1:
「他責」より「自責」

仕事で成長するための成長マインドセット-1: 「他責」から「自責」へ

何か問題が起きたとき、仕事で成長できない人が犯しがちな罠がある。それは問題の原因を自分以外に求めて、その解決を周囲の人に委ねようとする「他責のマインドセット」を持っていることだ。

この「他責のマインドセット」が組織にはびこると、問題解決は他人任せとなり、 組織全体が事なかれ主義に陥っていく。

一方で、もしあなたが「自責」のマインドセットを持てれば、これまでは「どうせ無理」と諦めがちだったことに対して、自分が貢献できる部分がわずかながらでも見えてくる。

何か問題が生じたときに「きっと上層部が何とかしてくれるはず」と他責のマインドセットで考えるのではなく「今、自分にできることは何か?」「自分がどんなアクションを起こせば、上層部を動かす(問題を解決する)糸口になりえるか?」を考えるマインドセットを持とう。思わぬ糸口が見つかり、自分の成長につながるはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-2:
「先入観」より「オープンマインド」

仕事で成長するための成長マインドセット-2: 「先入観」から「オープンマインド」へ

「思い込み」や「決めつけ」は、あなたを狭い世界に閉じ込める。なぜなら、新たな気づきや思考を妨げるからだ。

自分なりの信念を持つことは素晴らしいが、どんなに「自分の信念とは違う」と思える意見でも、いったんは「もし相手が正しいとしたら…」と前提を置いて考えてみよう。

先入観を捨て、常にオープンなマインドセットを持てれば、目の前の仕事を相対的に捉え、様々な角度から捉えるきっかけとなる。

そして、様々な角度から仕事を捉えることができれば、あなたはこれまでになかった視点を獲得し、あなた自身の世界を広げることができるようになる。

もし、自分とは異なる価値観や信念、あるいは意見に出会ったら、いったんは、

  • 「目の前に、自分の理解できない世界がある」

とオープンマインドに受け入れ、視点や視野を広げていくマインドセットを持とう。あなたの成長を加速させてくれるはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-3:
「理想主義」より「現実主義」

仕事で成長するための成長マインドセット-3: 「理想主義」から「現実主義」へ

世の中は「正しいか?間違っているか?」の二元論ではできていない。二元論でできていたら戦争や裁判は起きない。

仕事で成長できない人は、物事を「正しいか?正しくないか?」という二元論のマインドセットで捉えがちだ。しかし正義の反対は悪ではなく「別の正義」だ。そして社会であれ仕事であれ「正義同士のぶつかりあい」は、時に健全な進歩を生む。

「理想論」は、掲げているだけでは目の前の現実を変えない。

目の前の現実を直視しながら必死に考え、実験し、改善を試みる「プロセス」こそが人や組織を成長させる。

「理想論」を掲げるのは素晴らしいことだ。しかし「そもそも社会や組織は理不尽なものだ」という前提と向き合った上で「いかに理想に近づけるか」というマインドセットも、同時に持ち合わせておこう。

そのマインドセットが現実的な問題解決アクションにつながり、あなた自身を成長させてくれるはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-4:
「権限」より「提案」

仕事で成長するための成長マインドセット-4: 「権限」から「提案」へ

あなたがビジネスパーソンなら、あなたが所属する組織は多かれ少なかれ、様々な問題を抱えていることだろう。

しかし、それらの問題の解決を「自分は職制上の権限がないから」とあきらめてはいないだろうか?もしあきらめているのだとしたら、あなたは前述した「他責思考のマインドセット」に陥ってしまっていることになる。

仕事を動かしていくのは、本質的には「権限」ではなく「提案」だ。

「権限」は強い強制力を伴うため、一見「話が早い」ように思える。しかし組織の中に「動かす側」「動かされる側」というWin-Loseの構図を創ってしまうため、やがて「動かされる側」は指示待ちとなってしまう。

しかし「提案」は、それが誰にとっても素晴らしいものであればWin-Winの構図を創ることができる。そして権限を持った意思決定者を含む多くの人たちがあなたの「提案」に賛同を示せば、組織を大きく変えていくことも可能になる。

もし、あなたが「組織を動かす権限がない」と悩んでいるなら「組織を動かす提案をする」というマインドセットを持とう。

意思決定者は、例え「権限」があったとしても「優れたプラン」がなければ、権限をふるうことができない。もし、あなたの「提案」が本当に優れた創造的なプランなら、あなた自身はもちろん、組織全体の変革につながっていくかもしれない。

仕事で成長するビジネスマインドセット-5:
「正解」より「可能性」

仕事で成長するための成長マインドセット-5: 「正解」から「可能性」へ

「物事には正解がある」あなたはそう思い込んではいないだろうか?

ことビジネスに関しては「正解」など存在しない。なぜならあらゆるビジネスは未来に向けてなされる営みであり、未来のことなど誰にもわからないからだ。

仕事で成長できない人の典型は「仕事には正解があり、正解さえ知れば出来るのに」というマインドセットに陥ってしまうことだ。そして「正解を知らないこと=恥ずかしいこと」と捉え、自分の意見を持てなくなり、ミーティングなどでの発言もしなくなる。

その状態が続くと、自分の中で「正解」は「探すもの」「与えられるもの」になっていく。そしてそこから得た情報を正しいものとして、そのまま簡単に受け入れてしまうようになる。結果「自分の頭で考える」という習慣が失われていく。

また「正解思考」に囚われると、物事には多様な側面があることや、見る角度によって違って見えるという事実を覆い隠し、着想やアイデアの可能性を大きく狭めてしまう。

重要なので繰り返すが、ビジネスの世界に「正解」など存在しない。絶対的な模範解答などなく、常に「暗中模索」「紆余曲折」そして「可能性」があるだけだ。

そう考えれば、どんなに素晴らしい本に書いてあったことも、どんなに優秀な上司が言ったことも、そしてこのブログの内容でさえ、全ては「こうかもしれない」という可能性の一つに過ぎないことがわかる。

「正解を探す」という姿勢は、そもそも「ないはずのもの」を追いかけることになる。すると、あなたは常に「自分は理想(正解)に至っていない」という気持ちになり、自信を失い続けることになる。

しかし「少しでも、今をより良く変えるには?」という相対的なマインドセットを持ち、実際に1%でも前に進めることができれば、あなたは毎回達成感に満たされ、徐々に自信を持てるように変わっていく。

最も恐ろしいのは「正解」への近道を探し、ないはずの「正解」から逸脱することを恐れ、なにも行動しないことだ。

なにも失敗を恐れることはない。なぜなら、失敗は「あなたに能力がない」ことを意味するのではなく、あなたが「正解のない世界を切り拓いている」証だからだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-6:
「知識重視」より「思考重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-6: 「知識重視」から「思考重視」へ

仕事で成長できる人と成長できない人の差は「知識を重視するか」「思考を重視するか」というマインドセットに現れやすい。

「知識」は、過去の先人達が生み出した「知恵」であり、有益であることは否定しない。しかし「知識」は「過去の先人からの借り物」に過ぎない。

ビジネスの世界には「型の奴隷になるな。型の創造者たれ」という言葉があるが、単に「知識を知っている」だけでは「誰かが創った型」の内側にとどまったままとなる。また「知識」は時間が経つにつれ古くなっていくのも欠点だ。

一方で「思考」は未来に向けた知恵を生み出す。そしてあなたの思考を通して生み出された知恵はあなた自身のオリジナルであり、簡単には古くならない。

世の中には、何をやらせても成果をあげる人が存在する。

そんな人たちが、例え専門外の仕事でも成果をあげられるのは、知識は一夜漬けでも高い思考能力を通して「優れた知恵」へ変換することができるからだ。

もし、あなたが「未来に向けた」「自分オリジナルの」知恵を生み出したいなら、知識より「思考」を重視するマインドセットを持とう。そして、あなたの頭を「知識の倉庫」ではなく「知恵の工場」に変えていこう。

仕事で成長するビジネスマインドセット-7:
「答え重視」より「問い重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-7: 「答え重視」から「問い重視」へ

間違った「問い」は、間違った答えを生む。

仕事の世界では「問題解決」が重要とされる。しかしどんなに優れた問題解決策も、そもそもの「問題(=イシュー)の設定」が間違っていれば、答えも間違ったものになる。

より実効性のある結論を導くためには、問題を「解く」前に「真の問題を見極める」マインドセットが重要だ。

そして「正しい問題の見極め」ができれば「考えるべき問題」と「考えなくてもよい問題」の切り分けが明確になり、仕事の生産性は飛躍的に高まっていく。

もしあなたが「すぐに答え」に飛びつきがちなら、答えを考える前にイシュー(=真の問題)を見極めるマインドセットを持とう。

仕事で成長するビジネスマインドセット-8:
「インプット重視」から「アウトプット重視」へ

仕事で成長するための成長マインドセット-8: 「インプット重視」から「アウトプット重視」へ

ビジネスの世界は「勉強の場」ではなく「成果をあげる場」だ。

しかし、仕事で成長できない人は「まずは勉強」というマインドセットを持っているため、行動がインプットに偏っていることが多い。インプットとは、例えば「ビジネス本を読む」「ビジネス勉強会に参加する」「資格を取る」などだ。

これらのインプットは失敗がなく「やった気」にもなれるため「勉強熱心な人」には心地よく感じられるはずだ。しかしインプットは、それだけでは何のアウトプットも生み出さない。

一方で、アウトプットは成果をあげるための行動が伴う。例えば「会議で発言する」「提案をする」「ノウハウを教える」「勉強会を開く」などだ。

アウトプットは、自分なりの思考や知恵を目に見える形に表現するため、嫌でも周りの評価が付いてくる。また「失敗」もありえるため「インプット重視」の人は及び腰になりがちだ。

もしあなたがそんなマインドセットに陥っているなら「インプットは、そもそも何のためにしているのか?」を考えてみよう。

「インプット」は、実現したい「アウトプット」に対して必要な知識や能力を補うために必要なものであり、本来はわき役だ。「アウトプット」に結びつかなければ本末転倒となる。

もし仕事ができる人になりたいなら「まずはアウトプットから始める」というマインドセットを持とう。

アウトプットを繰り返せば、自分に足りない能力が見えてくる。そして「足りない能力」に絞ってインプットをフォーカスすれば、あなたの「勉強」の生産性は劇的に高まるはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-9:
「完璧主義」より「生産性重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-9: 「完璧主義」から「生産性重視」へ

「完璧さを追い求めること」は志としては素晴らしいが、変化の激しい現在では、必ずしも良いことばかりではない。

完璧主義のマインドセットを持つ人は「中途半端なままでは、申し訳ない」「一生懸命頑張らなければ、申し訳ない」と考え、1つ1つの工程で完璧になるまで自分の資源を投入してしまう。

また「完璧主義の頑張り屋」は周囲から褒められやすいため、間違った承認欲求を満たしやすく、それが更なる頑張り(資源の投入)を生み、どんどん自分を疲弊に追い込んでいく。

一方で「必要最小限の努力で最大の成果を出す」という「生産性のマインドセット」を持っている人は、上手に自分の時間を浮かすことができるため、ワークライフバランスや新たな自己投資に時間を使うことができる。その結果、仕事の成長の好循環が生まれる。

もし、あなたが「仕事で成長できる人」になりたいなら「自分が感じる中途半端なレベル」 と「相手から見た必要十分なレベル」の差を見極め、生産性を高めるマインドセットを持とう。

「完璧さ」は、自分ではなく相手が決めるものだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-10:
「事後対応」より「先読み」

仕事で成長するための成長マインドセット-10: 「事後対応」から「先読み」へ

仕事で成長てきない人は「その場のこと」「自分のこと」しか考えない。

一方で、仕事で成長できる人は、自分だけでなく周囲を見渡して、前もって起こりうる事態を予測する「先読み力」を持っている。つまり、常日頃から未来に対して仮説を立てているのだ。

こうして常に物事を「先読み」するマインドセットを持てれば、実際に何かが起きた際の結果を検証することによって、更なる先読み力を磨くことができる。

そして「先読み力」を磨いていくことができれば、先手を打って行動できるようになり、チームやプロジェクトの成果へリードすることができるようになる。

もし仕事で成長できる人に変わりたいなら、周囲をよく観察し、起こりうる出来事を洞察した上で準備するマインドセットを持とう。

仕事で成長するビジネスマインドセット-11:
「努力重視」より「工夫重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-11: 「努力重視」から「工夫重視」へ

「努力をするのは大切なこと」

あなたはそんなマインドセットを持ってはいないだろうか?努力自体を否定はしないが、無理な努力は長続きしない。あなたも「資格の勉強」や「ダイエット」などで、努力が続かなかった経験がお有りだろう。

仕事の世界で重要なのは「努力をすること」以上に「努力をしなくても済む工夫」をすることだ。

例えば資格の勉強なら「勉強のための時間を創る」のではなく「隙間時間を勉強にあてる習慣を創る」工夫はできないだろうか?

例えばダイエットであれば「運動を頑張る」のではなく、毎朝「歯磨き」や「洗顔」をするように、日々の習慣に組み込む工夫はできないだろうか?

働き方改革が叫ばれている昨今では「頑張る」ことより「頑張らないで済む工夫」が求められている。「努力」は、ただそれだけでは「精神論」に過ぎない。

もしあなたが無理な努力をしているなら「精神論」ではなく「方法論」で成果をあげるマインドセットを身につけよう。

仕事で成長するビジネスマインドセット-12:
「フロー重視」より「ストック重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-12: 「フロー重視」から「ストック重視」へ

世の中には2種類の異なるタイプの情報が流通している。それは「フローの情報」と「ストックの情報」だ。

「フローの情報」とは流れ去る情報のことで、いわば「タイムライン」のようなイメージだ。

一方で「ストックの情報」とは、あなたが思考を巡らすことで「あなたならでは知恵」に発展可能な情報を指す。

フローの情報の価値は「新しいこと」だが、ストックの情報の価値は「変わらない本質・原理」が潜んでいることだ。

フローの情報は時間が経てば経つほどその価値は減っていく。しかしストックの情報は「変わらない本質・原理」が潜んでいるのでいつまでも価値が減らない。

そしてストックの情報は「変わらない本質・原理」がひそんでいるのだから、触れる時間を増やし、思考を巡らせば巡らすほど自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていく。

さらに、自分の中に「変わらない本質・原理」が蓄積されていけば、いざというときに様々な要素を「変わらない本質・原理」に当てはめてみることで、質の高い答えが素早く導き出せるようになる。これが思考能力の源であり、巷で言われる「仮説力」だ。

誤解を恐れずにいえば、時間とは蓄積のことであり、蓄積とは時間だ。つまり日々の仕事の中で「思考」を巡らし、その時間を蓄積に変えていくことができれば、それをしなかった人と比べて圧倒的な競争力を「蓄積」することが可能になる。

近年では、ネット情報が増え「フローの情報」が氾濫している。

そんなご時世だからこそ「ストックの情報を見極め、重視する」マインドセットを身につけ、仕事の成長に変えていこう。

仕事で成長するビジネスマインドセット-13:
「張り手相撲」より「合気道」

仕事で成長するための成長マインドセット-13: 「張り手相撲」から「合気道」へ

あなたは「自分とは異なる意見」に対して、どのような態度を取っているだろうか?

仕事で成長できない人は「すぐさま反対意見」を述べ「説得にかかる」傾向がみられる。これは「張り手相撲」のマインドセットだ。

しかし「張り手相撲」は 対立構図を生みやすい。そしていったん対立構図を生めば、相手は「自分と意見が違う人」として構えて見てくるようになる。結果、プライドもあって引けなくなり「いいから、これで行って!」などと強行突破に出てきやすくなる。

特に「ロジカルシンキング」を覚えたての「自称・論客」がこの罠に陥りやすい。

ロジカルシンキングは「論理」を盾にバッサバッサと切っていけるため、主張する側は快感を得やすい。しかし、時に鋭いナイフに似て相手の気持ちもバッサバッサと切りつけてしまう。その結果、無用な感情論を引き起こしてしまうことも少なくない。

もし、あなたにそんな局面が多いなら、例えどんなに的外れの意見だと感じても、いったんは「なるほど」「そういう考えもありますね」と受け入れる合気道のマインドセットを持とう。

そして「反対する」「議論する」のではなく「より良いプランに磨き上げるにはどうしたら良いだろうか?」というスタンスを崩さないことだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-14:
「後悔」より「反省」

仕事で成長するための成長マインドセット-14: 「後悔」から「反省」へ

「後悔」は後ろ向きのマインドセットだが「反省」はあなたを成長させる前向きなマインドセットだ。

仕事がひと段落したとき、あなたは「ほっ」として、そのまま終わってしまうことはないだろうか?

もし仕事が一段落したら、常に振り返って「もし、今の自分がその時に戻れたとしたら、どうしただろうか?」「本当に最善の方法をとってきたのか?」「その時の自分と今の自分は、何が変わったのか?」などを考えるマインドセットを持とう。

無理やりにでも「自分のやり方や仕事ぶりは、必ずしも最善のものではなかった」という前提を置いて、常に考え続けるマインドセットを持てれば、あなたの成長のPDCAは効果的に回っていくはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-15:
「管理重視」より「支援重視」

仕事で成長するための成長マインドセット-15: 「管理重視」から「支援重視」へ

あなたは「あの会社は、社員への徹底的な管理で急成長したよね!」という話を聞いたことがあるだろうか?あるいは「管理されるのが楽しみでしょうがない」という部下に出会ったことがあるだろうか?

極論を言えば「管理」とは一定のルールを作って部下に従わせ、従っているかどうかをチェックすることだ。しかしその根底には「部下を信頼できない」という考え方が存在する。だから「ルール」を作り「チェック」することが必要になってくるのだ。

しかし、管理職の役割は「信頼して、任せられる部下を育てる」ことだ。部下を信頼できないから必要な「管理」で「信頼できる部下」を育てることができるだろうか?

「管理」という考え方は、度が過ぎるとチームを腐らせていく。

管理職は、一定のルールを作って部下に従わせ、チェックすればいいだけだから頭を使わないようになる。そして部下の側は「ちゃんと、ルールを守ってればいいんですよね?」という態度に陥り、問題意識を持てなくなる。このような状況の中で、いったい誰が「変化を創る」のだろうか?

変化が激しい現在に必要なのは、部下の自発性を引き出し、情熱を掻き立て、新たなチャレンジを促す「支援」だ。

「管理」から「支援」へマインドセットを変えることができれば、あなたのチームは「ルールに従うチーム」ではなく「変化を創るチーム」に成長していくことができるはずだ。

仕事で成長するビジネスマインドセット-16:
「欲望」より「本質」

仕事で成長するための成長マインドセット-16: 「欲望のマインドセット」から「本質重視のマインドセット」へ

突然の質問で恐縮だが、もしあなたに末期がんが見つかって、あと6カ月の命だと判明したら、どんな行動を起こすだろうか?

もっと報酬を上げようと、がむしゃらに働くだろうか?もっと昇進して、ポジションを上げようとするだろうか?もっとネームバリューのある会社への転職を考えるだろうか?

高い報酬を追いかける人生は、お金に支配された人生で終わる。ポジションやネームバリューを追いかける人生は、他人の評価に支配された人生だ。

あなたは死ぬ瞬間に「高い報酬がもらえた人生でよかった」「役員になれた人生でよかった」「ネームバリューのある会社で働けた人生でよかった」と思いながら死ぬことが、本当に幸せな人生だったといえるだろうか?

こうして期限を区切って思考実験をしてみると、自分にとって「本当に大切なことは何か?」が少しずつわかってくるようになる。

もしあなたが目先の欲に惑わされずに「本当に大切なことは何か?」を考えるマインドセットを持てれば、時間の使い方が変わるはずだ。

毎日、自分に問い続けてみよう。

  • 今日は「本当に大切なこと」のために、多くの時間を使えた1日だっただろうか?

ビジネスマインドセットを変える方法

ビジネスマインドセットを変える方法-1:自分のマインドセットを自覚する

冒頭で、マインドセットとは「人や組織に内在している無意識の思考パターンの束」であると解説した。

そしてマインドセットの恐ろしさは、あなたが何らかの事象に直面した時に「無意識に」偏った認識を形作り「無意識に」偏った判断をしてしまうことだ。

しかし、よく考えてみて欲しい。

あらゆる「事象」は「物事の捉え方のクセ(=マインドセット)」というフィルターを通して「あなたの認識」に変換されている。

だとすれば、マインドセットを変える上で重要なのは、あなたの認識を偏らせる原因となる「自分自身のマインドセット」に自覚的になることだ。

そうすれば、仮にあなたが困難に直面したとしても「その問題が困難かどうか」ではなく「自分はその問題を困難と感じるマインドセットを持っている」ことが自覚できるようになる。

そしてもし、自分自身のマインドセットを自覚し、客観視できるようになれば、自分の中にある「どのマインドセットを」「どのように」変えるべきかも自覚的に「選択」できるようになる。

マインドセットを変える方法-2:マインドセットを自覚的に「選択」する

マインドセットを変えるには、今あなたの中にある「どのマインドセット」を「どのように」変えたいかを選択する必要がある。

もしあなたが「マインドセットの選択」に迷うなら、もう一度この解説の「16のビジネスマインドセット」を読み込んで、まずは一つだけ選んでほしい。

マインドセットを変える方法-2:マインドセットを自覚的に「選択」する

初めはあれもこれも手を出すよりも、どれか一つに集中したほうが成果はあがりやすくなる。マインドセットを変えるためには、ひとつのマインドセットを繰り返し習慣にすることが重要だ。

マインドセットを変える方法-3:選択したマインドセットに従った行動を取る

マインドセットを「選択」できれば、あなたは行動を変えることができる。そして行動が変われば生み出される成果が変わり、成果が変われば周囲からの評価も変わる。

そして周囲からの評価が変われば、心理学でいう「役割期待効果」が働き、より一層「新しいマインドセット」に則した行動がとれるようになり、あなたのマインドセットは強化されていく。

重要なことなので繰り返すが、もしあなたがビジネスマインドセットを変えたいなら、まずは「事実」と「あなたの認識」を切り離して「自分のマインドセットの傾向」をつかもう。そして在りたいマインドセットを「選択」し、それに則した行動をとり続けることが重要だ。

マインドセットの本:おすすめ書籍

締めくくりに、マーケティング・ブランディング担当者へのおすすめのマインドセット本を紹介しよう

マインドセットの本おすすめ書籍-1:マインドセット「やればできる! 」の研究

本書は、スタンフォード大学発の世界的ベストセラー書籍だ。能力や才能は生まれつきではないことを、20年間の調査を元に実証している。

本書の主張は「才能の有無」という「事実」ではなく「才能は努力次第で伸ばせると”信じられるかどうか”」という「マインドセットの在り方」こそが人の未来を変えると説く。

本書では「硬直マインドセット:自分の基本能力は変えられない」と「しなやかマインドセット:学習・成長により自分の基本能力は変えられる」の対比が繰り返し述べられ、マインドセットを能動的に選択する重要性を学ぶことができる。

本記事でも再三に渡り強調してきたが、まずは「マインドセットの存在を自覚する」ことが、あなたのマインドセットを変える出発点となる。

もしあなたがその出発点に立ちたいなら、本書はあなたに根拠と自信を与えてくれる書籍となるはずだ。

マインドセットの本おすすめ書籍-2:成長マインドセットー心のブレーキの外し方

あなたは困難に直面した時、悪い結果になることを想像して、悩むことはないだろうか?

しかしよくよく考えてみると、あなたは「結果そのもの」を選択することはできない。あなたが選択できるのは「行動」だけだ。

そして選択できるのが「行動」だけなら「どのような結果になりそうか?」という悩みはいったん頭から切り離して「行動」に集中したほうが結果が良くなるのは自明の理だ。

このように、人は時に悩まなくていいことに悩み、抱えてなくてよいストレスを抱えてしまうことがある。

本書は、上記のようにあなたが成長する上で障害となりがちな「ブレーキ」の外し方を解説した書籍だ。内容は物語仕立てになっており、読み進めるごとに「自分は悩まなくていいことに悩んでるな」という発見の連続だ。

さらに、随所に要約やワークシートが用意されており、それらと向き合うことで、自然とマインドセットが変わっていく自分に気が付けるはずだ。

「自分は、つい挑戦に対して臆しがちになる」

もしあなたがそんなタイプなら、本書は「目からウロコ」の書籍となるはずだ。

このブログから書籍化した本4冊

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

冒頭でも紹介したが、再度ここでも紹介させていただこう。

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考のメリットは説くものの、肝心の「仮説思考のマスターの仕方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせているものが多い。

一方で本書は「仮説思考に必要な推論の手順」を、豊富な事例とともに解説している。よって、その手順通りに推論を重ねれば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は6版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴しており、5刷を重ねている。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

8ジャンル57個の仕事術で「実践力」を身につける

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どのようなビジネスも、実践が伴わなければ成果は出ない。しかし、いざ「実践力」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術

など多分野に渡り、最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また、lifehackerやOggiなど数多くのメディアで取り上げていただき、Kindleでは「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得している。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

ロジカルシンキングでは学べない「視点力」と「法則力」を身につける※無料のオーディオブック特典付

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例え同じ本を読んだとしても、そこから得られる「学びの量」は、人によって何倍も変わる。そして、人は学びを通してしか成長できない以上、その差はやがて、あなたの職業人生すら大きく変えてしまうことになる、

同じ本を読んでいるはずなのに、人によって「得られる学びの量」が何倍も変わってしまう。この差は、いったい何から生まれるのだろうか?

それは、1冊の本から「知識」を得ようとするか「知識の"運用能力"」を得ようとするかの差だ。

多くの読書術の本は「多読」「速読」など「いかに効率的に知識を得るか?」をテーマにしている。しかし、どんなに効率的に知識を得たとしても、ただそれだけでは「知識の暗記」止まりになる。得られる学びはごくわずかだ。

一方で、読書を通して「知識の"運用能力"」を身につけることができれば「たった1つの知識」を複数の分野に応用し、何倍もの成果を生み出すことが可能になる。

本書「読書の方程式」は、ビジネス書を通して「どう知識の"運用能力"を身につけるか?」を解説した書籍だ。そのポイントは、ビジネス書から学び取る「視点」「法則」そして「抽象化」にある。

おかげさまで、本書は日経やThe21、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、

  • 「こんな風に自分を成長させる読み方があったのか!」
  • 「読書術の本では、これまでで最も良い本」
  • 「読書の概念が変わった」

など、ありがたい言葉を頂戴している。

もしあなたが「知識の"運用能力"」を身につけ、1つの事実から得られる「学びの量」を何倍にもしたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」

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本書は、筆者の専門である「ブランディング」を扱った書籍だ。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉を頂いている。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

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終わりに

今後も、折に触れて「あなたをブランドにする思考法」の解説を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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