Mission Driven Brand

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ブランディングの戦略家が【ブランド戦略の全て】を解説するブログ

アイデア・発想力の本|アイデア・発想力を鍛えるおすすめ書籍16冊

アイデア・発想力の本|アイデア・発想力を鍛えるおすすめ書籍14冊

この記事に辿り着いたあなたなら、何らかの理由でおすすめの「アイデアの本」や「発想力をつける本」を探していることだろう。

このブログ「Mission Driven Brand」は、外資系コンサルティングファームと広告会社の両方のキャリアを持つ筆者が、ブランディングやマーケティング・ビジネスにおける「できない、わからない」の課題解決を目指しているブログだ。

このブログを運営していると「おすすめの本を紹介して欲しい」という問い合わせを頂くことが多い。

各解説記事でもおすすめのマーケティング本やブランディング本を紹介しているが、今回は想像力を鍛えるための「アイデア・発想力の本」を入門書から名著まで14冊紹介しよう。どれも、本ブログの筆者であるk_birdが「ぜひ読むべき」と考える書籍だ。 

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書

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本論に入る前に、僭越ながら拙著「ブランディングの教科書」を紹介させていただこう。

ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉を頂いている。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

それでは、ここからはおすすめのアイデア・発想力関連本を紹介していこう。選定基準は、以下の基準のどれかに当てはまるものとした。

  1. k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思えるアイデア・発想力の良書。
  2. 実際に「思考の範囲を広げる」あるいは「知恵を見出す思考力を鍛える」ことに役立っているアイデア・発想力関連書籍。
  3. 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が描かれているアイデア・発想力関連本。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-1:直感と論理をつなぐ思考法

直感は、時に人とは異なるユニークな発想を生み出し、論理は成功確率や再現性を高めてくれる。

本書は、正解が存在しなくなった今のビジネス環境に求められる「ビジョン思考」の重要性と方法論を説いた書籍だ。

世にいう「ビジョナリー」と呼ばれる人たちは、ビジョンを原動力にしながらも、同時に「直感」と「論理」を往復し「ビジョン」を「戦略」に落とし込むことに長けている。

本書の秀逸な点は「ビジョン思考」を「カイゼン思考」「戦略思考」「デザイン思考」と対比させることで特徴を浮き彫りにするとともに、「妄想」「知覚」「組替」「表現」の各段階ごとに「発想の技法」を解説してくれている点だ。

これまでビジネスの世界では「直感」は「得体のしれない妄想」として軽視されてきたきらいがあるが、もしあなたが「10%のカイゼン」よりも「10倍の成長」を目指したいなら、本書は一読すべき書籍だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-2:5W1Hの思考法

5W1Hといえば、もはや多くのビジネスパーソンにとって「基本」ともいえるフレームワークだろう。

その基本とは「Who(だれが)「When(いつ)」「Where(どこで)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」を明確にすることで、「より齟齬のないコミュニケーションをしましょう」というコミュニケーションの基本として語られることが多い。

しかし、本書のスタンスは次の2点で明確に異なる。

1つ目は「5W1H」を「問いのフレームワーク」として捉え直している点だ。5W1Hの「Why(なぜ)」を掘り下げていくことで、より本質的な思考が可能になり、これまでとは異なる広い視野で物事を捉えることが可能になる。その具体的な手順を解説しているのが大きな特徴だ。

2つ目は「5W1H」を「発想のフレームワーク」として捉え「5W1Hをずらす視点」を持つことで、これまでの常識とは異なるユニークなアイデアを生む方法論を解説している点だ。

「5W1H」と言えば、つい「使い古されたフレームワーク」という印象を持ちがちだか、使い方を工夫すれば「人とは違った視野や発想を得るきっかけ」にすることができる。

もしあなたが「視野が狭い」「発想するのが苦手」と感じているのなら、ぜひ本書を手に取ってみてほしい。

「5W1H」という誰もが知るフレームワークが、あなたを劇的に変えてくれるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-3:
すべての仕事はクリエイティブディレクションである

当たり前のことだが「解くべき課題」の設定を間違えば、出した答えも当然、間違ったものになる。

課題を解決するには、そもそも課題が特定できていなければならないが、社会情勢が大きく変化している現在においては、解決すべき課題を明確にすることすら困難だ。

本書は「クリエイティブ」という切り口で課題の発見から課題の解決までをわかりやすく、すべての仕事に応用できる技術としてまとめた書籍だ。

しかし本書の本当の価値は2つある。

1つは「クリエイティブワークに限らずあらゆる仕事に応用が利く」点だ。そして2つ目は、驚くほど「外資コンサル本との共通項が多い」点だ。

このことは、優れたクリエイターの「創造性」と、外資コンサルの「ロジカルシンキング」は、使う武器が異なるだけで問題解決のアプローチは同じであることを示している。

本書は、広告代理店のクリエティブディレクターだけが読む本ではない。つい「ロジック一辺倒」に偏りがちな多くのビジネスパーソンが読むべき一冊だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-4:
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

多くの市場が成熟した昨今、ビジネスに求められているのは「市場適応」ではなく「市場創造」つまりイノベーションだ。

しかし日本企業は、今あるものの改善は得意だが、世の中にないものを生み出すイノベーションは苦手だといわれる。

本書は「デザイン思考」で有名となったデザインファームIDEO社の創業者が書いた書籍だ。あなたが直面する様々な課題に対して、個人や組織が創造性を発揮できるようになるための心構えとコツが紹介されている。

ぜひ、想像してみて欲しい。あなたのチーム一人一人に創造性を発揮できるチャンスを与えられたとしたら、どれだけ素晴らしいだろうか?

あなたも、そしてあなたのチームも、周囲の世界を変える力がある。そう信じさせてくれる書籍だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-5:
アイデアのちから

どんなに優れたアイデアも、初めは小さな種にすぎない。

本書は「小さなアイデア」を、どのようにして周囲に影響を与えられるような形に仕上げていくか?という「効果的にアイデアを伝える手法」を体系化した書籍だ。

本書は、頭に引っかかり記憶に残るアイデアに共通点を見いだし「SUCCES」というフレームワークに整理した上で、詳細に解説してくれている。

アイデアは、多くの人々の行動を促すためにある。

もし、あなたが「行動を起こすきっかけとなるようなアイデア」を求められているなら、ぜひ一度通読しておきたい書籍だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-6:
ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

当たり前のことだが、まだ誰も解いたことがない問題には、正解がない。

本書は「まだ正解がない問題に対して、どのような視点で正解を導き出せば良いか?」という問いに対して「8つの思考法」を紹介してくれている書籍だ。

本書の中では「演繹法」「帰納法」など、ロジカルシンキング本によくあるベーシックな思考法も解説されているが、特筆すべき点はそれ以外に紹介されている6つの思考法だ。

更に、本書のタイトルである「ひらめきはロジックから生まれる」にもあるように「戦略と発想」の「越境思考」が体系的に解説されている点もユニークだ。

特にあなたが「左脳派」なら、アイデアを創造しようとする際に「右脳思考の壁」にぶつかることは何度もあることだろう。そんなあなたにお勧めの一冊だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-7:
センスは知識からはじまる

あなたは「自分はセンスがない」という気後れを感じてはいないだろうか?

本書は、その「センス」について気鋭のクリエイターが解説した本だ。

どのようなビジネスも、それがビジネスである以上「偶然たまたま」ではなく「再現性のあるロジック」でなければならない。そしてそれを裏付けるように、本書の筆者は「センスは知識の集積である」と説く。

優秀なクリエイターは、コンスタントに二塁打を放ちつつ、時たま場外ホームランを放つということを繰り返している。

その背景にはクリエイター本人の中に「コンスタントに二塁打を打つ」ための再現性を伴ったロジックが存在し、そのロジックの上に偶発的なひらめきやインスピレーションが降りてきた時、それがたまたま場外ホームランになる、という構図があるからだ。

本書の筆者はNTTドコモの「iD」や「くまもん」を生み出してきたグッドデザインカンパニーの代表であり、トップクリエイターだ。

そのトップクリエイターが解説する「センスを磨くための手法」は、センスに自信が持てない多くのマーケッターにとって、一読の価値があるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-8:
世界一やさしい右脳型問題解決の授業

ロジカルシンキングによる問題解決は、限界が存在する。

ロジカルシンキングは、まず問題を構成している「全体」を定義し、その「全体」を要素分解していくことで「真の課題」に辿り着く、という問題解決プロセスをたどる。車を例にとれば、その車を構成している要素を分解し、それぞれの要素を検証していくことで「問題はエンジンである」という答えに辿り着くイメージだ。

しかし、残念ながらこのアプローチだけでは「無人運転車を創ろう」という発想は出てきにくい。なぜなら「全体」を定義するときに、暗黙の了解として「今現在の車」を前提としているためだ。

本書は、そんな「ロジカルシンキング」の限界を突破し「右脳」を生かしてクリエイティブに問題を解決する手法を解説した書籍だ。

前述した「世界一やさしい問題解決の授業」と同様に「創造的に問題を解決する方法・手順」を中学生向けに丁寧に解説してくれている。

もしあなたが「前提」や「常識」を捉えなおし、より創造的な問題解決力を手に入れたいなら、本書はその入門書として最適だ。

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

記事の途中で恐縮だが、拙著「推論の技術」を紹介させていただこう。

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は6版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-9:
アナロジー思考

あなたは「イノベーションとは、すでにあるものの組み合わせから生まれる」という話を、どこかで聞いたことがないだろうか?

これはイノベーションの父と呼ばれるヨーゼフ・シュンペーターによるイノベーションの定義だ。日本では、当時「新結合」という訳で輸入されている。

アナロジー思考は、この「すでにあるものの組み合わせ」を活かして、類推の力によってアイデアを生み出す思考法だ。

本書は、このアナロジー思考を体系的に解説した上で、そのベースとなる「抽象化思考力の鍛え方」「身近なビジネスの世界への応用の仕方」「アナロジー思考の頭の使い方」等のノウハウを解説してくれている。

本書を手に取りアナロジー思考力を鍛えることで、あなたの創造性は飛躍的に高まるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-10:
コンテキスト思考

例え同じ事実を見ていたとしても、その背景に対する理解が異なれば、事実の解釈は変わる。

コンテキストとは、事実の裏側にある背景や意図、前後関係などを指す。

多くのビジネスパーソンにとってロジカルシンキングは基本だが、ロジカルシンキングは物事を分解していく思考方法であるため、要素間にまたがった背景や共通性を見落としてしまうという弱点がある。

コンテキスト思考は、目に見える要素の裏側にある背景を捉える思考方法であるため、ロジカルシンキングのみでは辿り着きづらい問題解決策の創出が可能だ。本書は、この「コンテキスト思考」のメリットや実践方法を丁寧に解説してくれている書籍だ。

デジタル社会の進展によって、ビッグデータやデータドリブンが声高に叫ばれているが、ビッグデータの裏側にあるコンテキストや意味を見出す洞察力がなければ、ビッグデータは宝の持ち腐れとなる。

もしあなたがデータやロジカルシンキングに限界を感じているのなら、本書は必読書となるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-11:
賢さをつくる

もはや正解が存在しない現在では、ロジカルシンキングを越えて「どのように視座・視野・視点を切り替えて」「物事を捉えるか?」が問われてくる時代だ。

本書は「具体」と「抽象」の往復運動を「頭の良さ」と定義した上で、

  • 個別的(具体)⇔全体的(抽象)
  • 短期的(具体)⇔長期的(抽象)
  • 実用的(具体)⇔本質的(抽象)
  • 五感的(具体)⇔概念的(抽象)
  • 現実的(具体)⇔精神的(抽象)
  • 一面的(具体)⇔多面的(抽象)
  • 手段(具体)⇔目的(抽象)
  • 問題解決力(具体)⇔問題設定力(抽象)

など、具体と抽象を対比させながら「概念化=コンセプチュアルスキル」の重要性と伸ばし方を解説している書籍だ。

ロジカルシンキングは、物事を論理的に深掘りしてくタイプの思考法だ。しかしそれに加えて本書が提示する「具体と抽象を往復する思考法」を身につけることができれば「自由自在に発想を広げる」ことが可能になる。

もしあなたが「論理的思考は得意だが、概念を捉えるのが苦手」と感じているのなら、ぜひ一読をお薦めする。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-12:
ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門

「ロジカルシンキングはできるのだが、アイデア発想は苦手だ」。あなたはそのような悩みをお持ちでないだろうか?

ロジカルシンキングは「理由や根拠を掘り下げていく思考法」であることから「ビジネス課題の発見」には有効だが「そもそもの問題の定義」や「解決策の立案」の局面では不向きな思考法と言っていい。

本書は、ロジカルシンキングと対極をなす「ラテラルシンキング」を解説した書籍だ

ラテラルシンキングとは、知らず知らずのうちに頭の中で設けてしまっている制約を取り除き、自由に発想を広げる思考法を指す。

本書は、柔軟な思考力として「疑う力」「抽象化する力」「偶然を見逃さない力」などの重要性を説く。

「いざブレストとなると、通り一辺倒のアイデアしか湧いてこない」

もしあなたがそのような悩みをお持ちなら、一読の価値がある書籍だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-13:
アイデアの作り方

本書は、1940年から現在に至るまで、世界中の人々に読み継がれている「アイデア本」のベストセラーであり、定番本だ。

人はアイデアを生み出すときにどのような思考プロセスを辿るのだろうか?その疑問に答えているのが本書だ。

本書は「アイデアの生み出し方」の原理原則をシンプルに描き、アイデアを生むための鍵となる「5段階のプロセス」について解説している。わずか100ページ程度の本にすぎないが、本書は端的に「アイデア創造」の真理を突いている。

時代を越えて今なお読み継がれていることからもわかる通り、本書は多くのビジネスパーソンにとってバイブルとなる一冊だ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-14:
考具 ―考えるための道具、持っていますか?

「さあ、アイデアを出そう!」と張り切ったところで、徒手空拳ではアイデア創造の生産性は高まらない。

本書は、数多くのアイデアを創出するための道具を「考具」と称して、21個の「考具」を紹介してくれている書籍だ。

本書の特筆すべき点は、アイデア出しのプロセスである「情報収集」「アイデア拡散」「アイデアの収束」の3つの段階がすべて網羅されており、かつ、今すぐ始められるレベルで実践的な点だ。

本書の中から自分に合った考具を見つけ出し実践を繰り返せば、みるみるアイデアが広がっていく感覚を味わうことができるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-15:
問題解決ラボ―「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術

本書は、nendの代表であり、著名なプロダクトデザイナーである佐藤オオキ氏が、問題解決のために「ひらめき続ける」ノウハウを明かした書籍だ。

「ひらめき」や「アイデア」と聞くと、ついあなたはたじろいでしまうかもしれない。しかし本書で描かれた「モノの見方」を身に付けることができれば、これまでより格段に「ひらめき」や「アイデア」が訪れる頻度は増えるはずだ。

トップクリエイターと呼ばれる人たちが高い再現性でアイデアを創出できるのは、彼らなりの「思考パターンの引き出し」を持っているからだ。

本書は、そのような「思考パターンの引き出し」がいくつも紹介されている。

その「思考パターンの引き出し」を自分のものとし、目の前にある様々な実務に応用することができれば、これまでよりはるかに、あなたは「ひらめき体質」になれるはずだ。

アイデア・発想力の本おすすめ書籍-16:
101デザインメソッド 革新的な製品・サービスを生む「アイデアの道具箱」

自分のチームにデザイン思考を取り入れたいが、具体的な手法がわからない。もしあなたがそう感じているなら、本書は1つの解決策になるはずだ。

本書はデザイン思考プロセスで有用な101の手法に関して、オールカラーで視覚に訴える形で解説してくれている。

10タイプのイノベーション・フレームワーク、SWOT分析、業界診断、ロールプレイング、未来シナリオ等々「その手があったか!」という手法が満載だ。

本書が、よくある問題解決のためのツール集と異なっている点は「チームの共創」に軸足を置いている点だ。

多様性のある人たちが力を合わせることで、チームや組織にイノベーション文化を醸
させることができるツール集と言ってもいいだろう。

手段を変えないまま、結果だけが大きく変わることは有り得ない。

これまでとは違った結果を目指す上で、本書に描かれた様々な手法はあなたの助けになるはずだ。

このブログから書籍化した本4冊

ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書

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ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。

しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。

本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。

そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。

本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉を頂いている。

もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。

8ジャンル57個の仕事術で「実践力」を身につける

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どのようなビジネスも、実践が伴わなければ成果は出ない。しかし、いざ「実践力」を身につけようとしても、その分野は、

  1. 時間管理術
  2. 段取り術
  3. コミュニケーション術
  4. 資料作成術
  5. 会議術
  6. 学び術
  7. 思考術
  8. 発想術

など多分野に渡り、最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。

しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん、発想術に関しても重要ポイントを解説している。

さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。

おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また、lifehackerやOggiなど数多くのメディアで取り上げていただき、Kindleでは「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得している。

Amazonレビューでも、

  • 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
  • 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
  • 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」

など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。

もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。

ロジカルシンキングでは学べない「視点力」と「法則力」を身につける※無料のオーディオブック特典付

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人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。別の言い方をすれば「そもそも何を考えるべきか?」は、視点が決めてしまうともいえる。

また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「予測のパターン(=法則)」が頭の中になければ、優れたアイデアを導き出すことはできない。

本書はビジネス書から「視点」と「法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく独学術を解説した書籍だ。

「アイデア」においても「視点」は極めて重要な要素となる。

なぜなら、1つの「視点」しか持てない人は、1つのアイデアしか思い浮かべることができないからだ。一方で、5つの「視点」を持てれば、5つのアイデアを思い浮かべることができるようになる。

「考えが煮詰まる」という状態は「1つの視点で物事を考えて行ったら煮詰まった」という状態であり、アイデアの量産は「視点の多さ」がカギを握っていると言える。

もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「新たな可能性」を拓くことができるようになる。

また、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「筋の良いアイデア」を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。

おかげさまで、本書はThe21や日経、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、

  • 視点力や仮説思考、抽象化スキルが身に付く良書
  • これまでの読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本
  • まさに「モノの見方を変える方程式」

など、ありがたい言葉を頂戴している。

もしあなたが「ロジカルシンキング」だけでは得られない「視点力」と「思考スピード」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。

シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

この記事の途中でも紹介したが、再度こちらでも紹介させていただこう。

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は6版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

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終わりに

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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