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質問力の本|質問力を学べるおすすめ書籍7冊

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この記事に辿り着いたあなたなら、おすすめの「質問力の本」をお探しのことだろう。

このブログ「Mission Driven Brand」は、外資系コンサルティングファームと広告会社の両方のキャリアを持つ筆者が、ブランディングやマーケティング、あるいはビジネスに関する「できない、わからない」の解決を目指すブログだ。

このブログを運営していると「おすすめの本を紹介して欲しい」という問い合わせを頂くことが多い。各解説記事でもおすすめのビジネス本を紹介しているが、今回はおすすめの「質問力の本」を紹介しよう。

このブログから書籍化!可視化依存社会に「本質を見抜く力」を手に入れる

インターネットの普及は、情報の流れを根本的に変え、変化のスピードを加速させた。

さらに生成AIの出現により大量のコンテンツが吐き出され、情報濁流はより速く、大きく、圧倒的になっていくはずだ。その先にあるのは、可視化された情報に振り回され「目に見えない本質」や「長期的な視点」が見逃されていく「可視化依存社会」だ。

KPIや数値データなどの「目に見える」情報に注意が奪われ「目に見えない」質的な側面や、背景にあるストーリーは軽視されていく。

コスパ意識を重視する風潮が一層強まる中で「考える」「暗中模索する」「試行錯誤する」といったプロセスは「無駄なもの」として煙たがられ、本質を探る姿勢は薄れていく。

短期的な結果を求めるあまり、問題の本質に向き合う時間を確保できず、解決策は表面的なものになる。短期目標が優先され、長期的な戦略は後回しにされる。

「可視化依存社会」とは、表面的な情報や短期的な指標ばかりに目が行き、深い洞察を見逃してしまう社会だ。

そんな可視化依存社会に突入するからこそ、必須となるスキルが「本質を見抜く力」だ。別の言い方をすれば、見えないものを見抜き、物事の核心に辿り着くスキルともいえる。

「本質を見抜く力」を身に付けることができれば、表面的なものに振り回されず、その本質を捉え、シンプルに捉えることができるようになる。迷いやリスクに悩まされる時間が減り、決断に自信を持てるようにもなるはずだ。

「真の価値」は、見えないものにこそ宿る。それを見抜く力こそが「本質を見抜く力」だ。

本書では「可視化依存社会」を生き抜くために、本質を見抜く力を磨く具体的なアプローチを紹介する。

それでは、ここからはおすすめの質問力の本を紹介していこう。選定基準は、以下の基準のどれかに当てはまるものとした。

  1. k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える質問力の良書。
  2. 実際にビジネス実務に活かせる質問力の本。
  3. 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が描かれている質問力の名著。

質問力の本おすすめ書籍-1:革新的な会社の質問力

「質問力」は、うまく使いこなせば「相手」だけでなく「自分」にも気づきを与え、これまでとは異なる新たな思考を促すことができる。

本書は「質問」を専門とする「しつもんコンサルタント」の著者が、

  • 自分自身への質問力の高め方
  • 自発的に考える部下を育てる質問の仕方
  • 会議を劇的に変える質問の仕方
  • 顧客の欲しい気持ちを高めていく質問の仕方

などを解説した書籍だ。

本書の秀逸な点は、極めて平易な語り口で「こんな時は、こんな質問だとうまく行きやすい」という事例を数多く紹介している点だ。そのため、それぞれのシーンに当てはめて応用しやすいのが特色と言える。

優れた質問は、人の思考にスイッチを入れる。

もしあなたが「質問」を通して変化を起こしていきたいなら、まずは本書をお読みいただきたい。

質問力の本おすすめ書籍-2:「良い質問」をする技術

人は誰もが、知らず知らずのうちに自分に質問を投げかけ、答えを探し、その結果として行動している。

本書は、コーチングの企業として名高いコーチ・エィのエグゼクティブコーチである著者が「良い質問をする技術」を解説した書籍だ。

本書の特徴は、エグゼクティブコーチという仕事の実践経験を元に、質問の種類や方法など、企業秘密に近い手の内を明かしている点だ。

また、質問力と言えば「良い質問の例」を紹介している本が多い中で、本書は「良い質問の作り方」という「方法論」が紹介されている点が秀逸だ。そのため、本書は質問の「ハウツー本」としてだけでなく「トレーニング本」としても価値がある。

もしあなたが「良い質問を真似する」だけでなく「良い質問を創れる」人になりたいなら、本書は一読に値する。

質問力の本おすすめ書籍-3:博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。

本書は、博報堂のクリエイティブプロデューサーが書いた「質問力」の書籍だ。

本書がユニークな点は、通常の「質問力の効果」に加えて「相手に本音を吐かせる質問の仕方」や「自分が会話の主導権を握る質問の仕方」など、類書にはない視点の「質問の仕方」が指南されている点だ。

また、中身は登場人物の会話形式で進むためわかりやすく、5日間の講義形式で構成されているため、段階を踏みながら質問力が身につくのも秀逸だ。

もしあなたが自分の仕事を有利に進めるために「質問力」を身につけたいなら、ぜひ本書を読んでみて欲しい。

質問力の本おすすめ書籍-4:仕事の質が劇的に上がる88の質問

本書は「会議」というシーンでファシリテーターが使える様々な質問を紹介している書籍だ。

本書が秀逸な点は「88の質問」というタイトルにある通り、会議のシーンで起きがちな様々な「あるある」を88項目で網羅しながら「会議でこんな雰囲気になったときには、この質問」という使用例やセリフを丁寧に解説してくれている点だ。そのため「できる質問から無理なく試せる」のが本書の良さと言えるだろう。

たった1つの質問がチームメンバーの思考を揺さぶり、ビジネスを動かしていくことがある。もしあなた「質問」を通してチームメンバーのアイデアを引き出したいなら、本書は良き指南書となるはずだ。

質問力の本おすすめ書籍-5:xDrive 質問でPDCAは加速する

これは当たり前のことだが、チームのPDCAは、自分1人だけでは回せない。

あなたがどんなにPDCAの知識やスキルを身につけても、他のチームメンバーに主体性や当事者意識がなければ、チーム全体でのPDCAは回らない。

本書は、そんなチームメンバー達に「質問」を通して思考を促しながら、当事者意識を作ることでPDCAを回す方法を解説した書籍だ。

本書が秀逸なのは、単なる「考え方」にとどまらず、チームメンバーのPDCAを回すための120個もの「質問集」が用意されており、極めて実践的なのもありがたい。

もし、チームメンバーの当事者意識がPDCAのボトルネックになっているなら、本書はその解決策になる書籍だ。

質問力の本おすすめ書籍-6:0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力

「問い」の立て方次第で「答え」の枠組みは変わる。

本書は、デザイン思考で名高いIDEOのディレクターが「0→1」を生み出す「問い」について解説した書籍だ。目まぐるしくビジネス環境が変化するVUCAの時代には「正解を探す力」より「ユニークなの問いを立て、新しい可能性を生み出す力」が求められる。

本書はそんな「問いかけの力」について、IDEOの現場で実践してきた知恵が凝縮されている。

特に秀逸なのは「良い問いかけ」を通して組織にどう働きかけるか?について、、海外のクリエイティブな組織や人のやり方を紹介しながら解説している点だ。

もしあなたが既存の枠を取り外して創造的に物事を考えたいなら、本書は必読の書籍だ。

質問力の本おすすめ書籍-7:問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

創造的な問題解決には「創造的な問い」が必要不可欠だ。

なぜなら「創造的」とは、1人1人が持つ先入観や固定観念を覆すことであり、そのためには「固定観念を揺さぶる問いかけ」が必要不可欠となるからだ。

本書は、1人1人が暗黙のうちに持つ「ものの見方の固定化」や「互いの関係性の固定化」に着目し、それらを覆す「問い」と「プロセス」をデザインする方法を解説した書籍だ。

特に秀逸なのは、ワークショップ参加者の認識や関係を揺さぶる問いの作り方、関わり方、ファシリテーションの進め方など、ワークショップ全体の進め方を体系的に整理してくれている点だ。また、難しいテーマであるのも関わらず、文章がとてもわかりやすいのもありがたい。

もしあなたがファシリテーションを通して問題の本質を問い直し、創造的な問題解決に導きたいなら、本書は必読だ。

このブログから書籍化した本4冊

このブログから書籍化!シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。

なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。

しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、

  • 「センスが必要」
  • 「経験の積み重ねが物を言う」

など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。

しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。

おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。

さらにAmazonレビューでも、

  • 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
  • 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
  • 「一生もののスキルになるのは間違いない」

など有難い言葉を頂戴している。

もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。

このブログから書籍化!ロジックツリーに必要な「視点力」と「論理力」を手に入れる

外資系コンサルティングファームにいた経験から、ロジックツリーはコンサルティング実務で最もよく使うフレームワークだと断言できる。

一方で、ロジックツリーは他のフレームワークと比べてケタ違いに使いこなすのが難しいフレームワークでもある。

PEST分析や3C分析などのフレームワークはあらかじめ「〇〇について考える」という「視点」が提供されているが、ロジックツリーの場合、目の前にあるのは「ツリー状の空欄」だけ。「何について考えるのか?」という視点自体を、自分の頭の中で生み出さなければならない。

このように、ロジックツリーが難易度の高いフレームワークであるにも関わらず、多くのロジカルシンキング本やフレームワーク本では「数あるフレームワークの1つ」として片手間に紹介されているだけで、豆知識として身についても、実践で使いこなせるようにはならない。

ロジックツリーは「ロジック」という言葉が含まれていることから「論理的思考」の文脈で語られがちだ。しかし、ロジックツリーをうまく使いこなす上で最も重要なポイントは、

  • そもそも、何について考えるべきなのか?
  • どのような「視点(切り口)」でツリー状に分解していくべきなのか?

などの「視点」のほうであり「視点力」を身に付けなければ、ロジックツリーを自由自在に扱えるようにならない。

本書はロジックツリーに特化した書籍として「視点力+論理力」の使いこなし方も含めて徹底解説している。

本書を手に取っていただければ、あなたは「論理力」だけでなく「視点力」を活かして「次々に創造的な仮説を生み出す力」を手に入れることができるようになるはずだ。

このブログから書籍化!人材難を突破する「パーパスブランディングの教科書」

「求人広告を出しても、年々応募者が減っている」「 内定を出しても、条件面で大手や競合に競り負け、辞退が相次ぐ」「従業員のエンゲージメントが上がず、離職が相次ぐ」…。

あなたの会社も、このような状況に陥ってはいないだろうか?

人材難の時代に突入したいま、採用難や組織の停滞は一時的な問題ではない。日本の労働人口は減少し続けており、先送りすれば状況は悪化する一方だ。待遇改善や制度改革といった「小手先の対策」だけでは、もはや限界に達している。

本書は、こうした課題に対する根本的な解決策として、「パーパスブランディング」を解説した書籍だ。パーパスブランディングは「自社の社会的存在価値」や「創り上げたい社会像」を明確にし、それを社内外に伝えることで、指名で選ばれる存在にしていく取り組みを指す。

本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、またある時は外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、数多くの企業が採用・組織・ブランディングの現場で苦しむ姿を見てきた。

そこで痛感したのは、「パーパス」や「ブランディング」という言葉が、ふわっとした理念や耳当たりの良いスローガンにとどまり、実効性を伴わないケースがあまりにも多いという現実だ。

「理論」がなければ、パーパスブランディングは体系化できず再現性を生まない。「実践」がなければ、企業に成果をもたらすことはできない。

本書は、その両者をつなぐ“教科書”として、採用・組織・経営・マーケティングに横断的な効果をもたらすパーパスブランディングの実行手順を示している。その内容は以下の通りだ。

  1. パーパスブランディングとは何か?
  2. 今なぜパーパスブランディングなのか?
  3. Brand PRISM ― パーパス策定・再解釈のフレームワーク
  4. ビジュアルアイデンティティ
  5. インナーブランディング
  6. パーパス採用ブランディング
  7. ESG・サステナビリティ統合
  8. アウターブランディング

もし、あなたがこれらに課題を感じているなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。

また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。

このブログから書籍化!ブランディングを学びたい方へ「ブランディングの教科書

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「ブランディング」は捉えどころがなく、なかなか一歩を踏み出せない。あなたはこのような状況に陥ってはいないだろうか?

本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、ある時は、外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、クライアントの実務担当者が悪戦苦闘する姿を見てきた。

「ブランディング」は、その本質を理解しないまま実行に移そうとすると、的を射ない小手先の手法を延々と繰り出すことになりがちだ。結果、やみくもに予算を消化したまま、成果が出ない事態に陥ってしまう…。

そのような事態を1件でも減らしたい。そう考えたのが本書を執筆した理由だ。

ブランディングの本は、どれも「ブランドのらしさ」「ブランドの世界観」など「ふわっと」した話になりがちだ。そして「ふわっ」とした話になればなるほど抽象的かつ曖昧な概念論になってしまい、企業組織の中で通すことが難しくなる。

本書は、外資系コンサルティングファームと広告会社で培った「生の知見」をふんだんに盛り込みつつ、つい「抽象論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。

本書のタイトルは「ブランディングの教科書-ブランド戦略の理論と実践」だ。

「理論」が理解できなければ、ブランディングを体系化できず、ビジネスに再現性を生むことができない。そして「実践」が理解できなければ、ビジネスに成果をもたらすことができない。

本書は、ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」として、ブランド戦略の再現性と成果を目指した書籍だ。

おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー1位を獲得し、Amazonレビューでも、

  • 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
  • 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
  • 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」

など、ありがたい言葉を頂いている。

  • クッキー規制によりデジタルマーケティングでCTRやCVRが頭打ち。CPAは下がるどころか、少しずつ上昇傾向ですらある。
  • 矢継ぎ早に新商品を繰り出してもすぐに競合に追い付かれ、差別化ができない。商品開発サイクルは更に早まり、自転車操業状態になっている。
  • 「自社にはブランディングが必要だ」と理解はしているが、概念が抽象的過ぎて、どう周囲を巻き込んでいいかがわからない。

もし、あなたがこれらに当てはまるなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。つい感覚論になりがちな「ブランディング」に対して、

  • なぜ、そうなのか?
  • どう、ビジネスに役立つのか?
  • 何をすればいいのか?

を徹底して解説しているので、あなたのお役に立てるはずだ。

また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。

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終わりに

今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。 

しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。

それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録Twitterfacebook登録をしてほしい。

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