
この記事に辿り着いたあなたなら、おすすめの「時間術の本」や「時間の使い方の本」をお探しのことだろう。
このブログ「Mission Driven Brand」は、外資系コンサルティングファームと広告会社の両方のキャリアを持つ筆者が、ブランディングやマーケティング、あるいはビジネスにおける「できない、わからない」の解決を目指しているブログだ。
このブログを運営していると「おすすめの本を紹介して欲しい」という問い合わせを頂くことが多い。
各解説記事でもおすすめのビジネス本を紹介しているが、今回はおすすめの「時間管理の本」を紹介しよう。多くのビジネスパーソンにとって役に立つ書籍だ。
★このブログから書籍化!可視化依存社会に「本質を見抜く力」を手に入れる

インターネットの普及は、情報の流れを根本的に変え、変化のスピードを加速させた。
さらに生成AIの出現により大量のコンテンツが吐き出され、情報濁流はより速く、大きく、圧倒的になっていくはずだ。その先にあるのは、可視化された情報に振り回され「目に見えない本質」や「長期的な視点」が見逃されていく「可視化依存社会」だ。
KPIや数値データなどの「目に見える」情報に注意が奪われ「目に見えない」質的な側面や、背景にあるストーリーは軽視されていく。
コスパ意識を重視する風潮が一層強まる中で「考える」「暗中模索する」「試行錯誤する」といったプロセスは「無駄なもの」として煙たがられ、本質を探る姿勢は薄れていく。
短期的な結果を求めるあまり、問題の本質に向き合う時間を確保できず、解決策は表面的なものになる。短期目標が優先され、長期的な戦略は後回しにされる。
「可視化依存社会」とは、表面的な情報や短期的な指標ばかりに目が行き、深い洞察を見逃してしまう社会だ。
そんな可視化依存社会に突入するからこそ、必須となるスキルが「本質を見抜く力」だ。別の言い方をすれば、見えないものを見抜き、物事の核心に辿り着くスキルともいえる。
「本質を見抜く力」を身に付けることができれば、表面的なものに振り回されず、その本質を捉え、シンプルに捉えることができるようになる。迷いやリスクに悩まされる時間が減り、決断に自信を持てるようにもなるはずだ。
「真の価値」は、見えないものにこそ宿る。それを見抜く力こそが「本質を見抜く力」だ。
本書では「可視化依存社会」を生き抜くために、本質を見抜く力を磨く具体的なアプローチを紹介する。
- ★このブログから書籍化!可視化依存社会に「本質を見抜く力」を手に入れる
- 時間術の本おすすめ書籍-1:時間の使い方が変わるおすすめ書籍2冊
- 時間術の本おすすめ書籍-2:優先順位をつける力が学べる本2冊
- 時間術の本おすすめ書籍-3:段取り力が上がるおすすめ書籍2冊
- 時間術の本おすすめ書籍-4:伝える力が上がるおすすめ書籍2冊
- 時間術の本おすすめ書籍-5:思考のスピードが上がるおすすめ書籍2冊
- 時間術の本おすすめ書籍-6:発想のスピードが上がるおすすめ書籍2冊
- このブログから書籍化した本4冊
- その他のおすすめ書籍と解説記事
- 終わりに
それでは、ここからは時間管理が学べる「時間術の本」を紹介していこう。選定した本は目的別に12冊となる。分類は以下の通りだ。
- 時間に対する捉え方が変わるおすすめ書籍:2冊
- 優先順位をつける力が学べるおすすめ書籍:2冊
- 段取り力があがるおすすめ書籍:2冊
- 伝える力が上がるおすすめ書籍:2冊
- 思考のスピードが上がるおすすめ書籍:2冊
- 発想のスピードがあがるおすすめ書籍:2冊
選定基準は、以下の基準のどれかに当てはまるものとした。
- k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思える時間術の良書。
- 実際の実務に役立っている時間術の書籍。
- 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が描かれている時間術の名著。
時間術の本おすすめ書籍-1:時間の使い方が変わるおすすめ書籍2冊
時間術の本おすすめ書籍-1:エッセンシャル思考
仕事の効率化を考える上で、最も重視しなければならないのは「時間」だ。なぜなら「時間」は「お金」よりも貴重な財産と言えるからだ。
「お金」は、例え失ったとしても後から取り戻すことができる。しかし「時間」は誰もが平等に一方的に減っていくだけであり、後から取り戻すことはできない。また、お金は時間さえあれば工夫次第で増やすことができるが、人は時間を創造することはできない。
「時間」とは砂時計のように一方的に減っていき、いつか尽きてしまうものだ。このように考えると「時間」はあなたの人生にとって最も貴重な資源であることがわかる。
だとすれば「時間に追われている状態」や「他人に振り回されている状態」とは、人生の残り時間を削り取られている状態とイコールだと言える。
本書が説く「エッセンシャル思考」とは、自分が一番大事なものを見極め、それ以外の選択肢をうまく捨て、本質的なものに絞って最高の力を発揮するための思考術を指す。
本書の秀逸な点は「本当に大事な選択肢を見極める技術」「不要なものをうまく捨てる技術」がわかりやすく紹介されている点だ。
もしあなたが「自分にとって一番大事なものを見極められない」「それ以外の選択肢をうまく捨てられない」と悩んでいるなら、本書は良きバイブルになるはずだ。
時間術の本おすすめ書籍-2:最高の時間術
本書は「時間をかけずに結果を出す方法」について、実務の側面から解説した書籍だ。
時間術関連の書籍はあまたあるが、本書が多くの「時間術本」と異なるのは、単なる小手先のタイムマネジメントやタスク管理に留まらず、時間に対するマインドセットについても多くの紙面を費やしている点だ。
人は誰しも、マインドセットが変わらなければ、行動を変えることはできない。そして行動を変えられなければ習慣にすることができず、継続的な成果にはつながらない。
本書は「どの仕事にも共通していること」「誰でもできること」「継続できること」の3つの観点から、時間管理の「原理原則」と「行動・習慣」の両面をセットで解説している稀有な書籍だ。
もしあなたが「一生懸命頑張っているのに成果が出ない」という状態に陥っているのなら、ぜひ一読をおすすめする。
時間術の本おすすめ書籍-2:優先順位をつける力が学べる本2冊
時間術の本おすすめ書籍-3:仕事が速い人は、「これ」しかやらない-ラクして速く成果を出す7つの原則
あなたは、時間を効率的に使う方法として「時短テクニック」に頼ってはいないだろうか?
例えば「PC の文字入力スピードを上げるために、辞書登録機能を使う」「少しでも計算スピードを速くするために、Excel 関数を覚える」などが典型だ。
しかしどんなに時短テクニックを駆使しても、その作業自体が必要のない作業だったとしたら意味がない。なぜなら、しなくてもいいことを効率的に行うことほど、無駄なことはないからだ。
本書は「仕事が早い人とは、必要のない作業を見極めてやめてしまえる人」と捉え「仕事の力の入れどころを見極める能力」をマスターするための書籍だ。
もしあなたが本書をお読みになれば、小手先のテクニックを越えて、より劇的に時間の生産性を上げる方法を手に入れることができるはずだ。
時間術の本おすすめ書籍-4:なぜか印象がよくなるすごい断り方
「自分の仕事ではないとわかっていても、ついつい頼み事を断り切れない」
「その結果、仕事を抱えすぎてサービス残業が当たり前になってしまっている」
もしあなたが「断れないタイプ」なら、責任感が強かったり、性格的に優しい人なのだろう。人から頼られるとつい嬉しくなってしまうのは、人として当然のことだ。
しかし「時間」はあなたにとって貴重な資源であり、自分で主体的に優先順位を決めなければ、あなたの人生は「他人に支配される人生」になる。
また、無理に頼まれ仕事をこなしたとしても、仕事を抱えすぎると雑になって質が下がったり、納期遅延やミスにつながって、良かれと思って引き受けたはずなのに、周囲に迷惑をかけてしまうこともあるはずだ。
このようなときに必要となるのが「断るスキル」だ。
本書は、今まで断れなかった人が、ちゃんと断れる人になる方法が書かれた書籍だ。しかも「断る前より、断った後のほうが印象が良くなっている状態」にするための実践的な方法が紹介されている。
「そんなことはありえない」と思うかもしれないが、本書の著者は15年にわたりクレーム対応の研修を行い、延べ10万人以上を教えてきた「クレーム対応のプロ」だ。
筆者の経験の中から生まれたノウハウが、心理描写や実例も含めて解説されているので、極めて納得度が高く「これなら、良い印象で断れそうだ」と思えるものばかりだ。
もしあなたが「相手に合わせすぎて、自分の時間を大切にできていなかった」と感じるなら、ぜひ本書をおすすめしたい。
時間術の本おすすめ書籍-3:段取り力が上がるおすすめ書籍2冊
時間術の本おすすめ書籍-5:会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン
段取りが苦手な人は、ほぼ例外なく段取りを「曖昧なイメージ」で捉えている。そのため「何から着手していいかわからない」という状態に陥って着手が遅れてしまったり、あるいは業務にヌケや重複が生じて手戻りを発生させてしまう。
本書は「段取り作り」と「実行」のイロハを解説している書籍だ。網羅的であるにもかかわらず要点が簡潔にまとめられているので、本書の内容を一つずつ実践していくだけで、段取りの生産性は劇的に上がるはずだ。
また、メールが来た時、複数の仕事が同時に舞い込んできたとき、スケジュール管理の方法など、いくつかのシーン別の対処法が解説されているのもありがたい。
段取りが苦手な人ほど、業務にヌケや重複が頻発し、多くの時間を無駄にしてしまう
もしあなたが「仕事が自転車操業で忙しくなりがち」「時間に振り回されずに段取りを進めたい」と考えているなら、その改善に向けて教科書となる書籍だ。
時間術の本おすすめ書籍-6:「すぐやる人」と「やれない人」の習慣
段取りは決めたものの、ついつい着手を先延ばしにして時間を無駄にしてしまう…。あなたはこんな経験がないだろうか?
時間管理が上手い人の特徴は、例外なく行動が早いことだ。しかし、決して気合いや意志力だけで自分を動かしているわけではない。「仕組みと習慣」で自分を動かしているのだ。
本書は、このように生産性が高い人を「すぐやる人」、生産性が低い人を「やれない人」に分け「すぐやる人」の特徴を炙り出しているのが特徴だ。
人はつい、作業を先延ばしにし、時間を浪費してしまいがちだ。しかし本書を読めば「すぐやる人」とはどのような習慣を持つ人なのかがわかるはずだ。よって、その習慣を参考にすることで自分を変えるきっかけがつかめるだろう。
もしあなたが「すぐに行動に移せない」タイプなら、本書を参考書兼チェックリストとして活用することで時間の生産性を劇的に上げることができるはずだ。
時間術の本おすすめ書籍-4:伝える力が上がるおすすめ書籍2冊
時間術の本おすすめ書籍-7:1分で話せ
時間を無駄にしてしまう原因の一つは「ちゃんと伝えたつもりでいたのに、伝わっていなかった」というコミュニケーションギャップによる作業の手戻りだ。
コミュニケーションギャップは「話が長い」「話がまとまらない」「だから伝わらない」という「話を端的に整理して話せない」ことが原因であるケースが多い。
本書は、論理的な話し方を身につけることで「1分で伝え、1分でその気にさせて、1分で動いてもらう」方法を解説した書籍だ。
本書の特筆すべき点は、ロジックツリーやピラミッドストラクチャーを使って「話の整理の仕方」を具体的に解説してくれているため、主張と根拠をセットにした「端的な説明の仕方」が学べる点だ。
また、単に「ロジカルな説明」だけでなく「聞き手の頭にイメージを描いてもらう方法」も解説されているため「論理と直感」双方に訴える説明の仕方が身につくはずだ。
もし説明が長くなりがちで「自分の考えが端的に伝わらない」と悩んでいるなら、本書はおすすめの書籍だ。
時間術の本おすすめ書籍-8:一番伝わる話の順番
人はつい「自分が考えた順番」で物事を説明してしまうものだ。しかしビジネスにおける説明の目的は「相手に理解してもらい、相手を動かすこと」である以上、相手から逆算して「相手が理解しやすい順番」を考えておく必要がある。
本書は、このような「説明の順番」を解説した書籍だ。
これは当たり前のことだが、相手はあなたから説明されるまで説明の中身をわかっていない。このような相手の頭の中が「全く白紙の状態」から「相手に動いてもらうレベル」に持っていくためには「説明の順番」を意識し、相手の頭の中を整理しながら話すのが生産性の高い方法だ。
相手のタイプや性格によって「わかりやすい話の順番」は変わる。もし「相手の頭を整理しながら順番に話すスキル」を手に入れることができれば、あなたのコミュニケーションの生産性は飛躍的に高まるはずだ。
時間術の本おすすめ書籍-5:思考のスピードが上がるおすすめ書籍2冊
時間術の本おすすめ書籍-9:イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
間違った問題設定は間違った結論を生み、仕事の生産性を大きく落としてしまう。
本書が主張しているのは、問題を解く前にそもそも「何が問題なのか?」を見極めることが、仕事を効率化する上で必要不可欠であることだ。
このブログをお読みのあなたなら、ロジカルシンキングの重要性は理解しているはずだ。しかしどんなに優れた「論理」も、そもそもの「何を考えるべきか?」という論点がズレていれば間違った答えを生み、仕事の生産性を落としてしまう。
ロジカルシンキングの本は、どれも「既に正しい論点は見極められている」ことを想定してロジックツリーやピラミッドストラクチャーを解説しているものも多い。しかし重要なので繰り返すが、間違った論点は間違った答えしか生まない。
本書を読めば「正しい論点を見極める力」が身に付き、時間の生産性を高めることができるはずだ。
時間術の本おすすめ書籍-10:仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
どれだけ多くの情報を集めたとしても、ビジネスにおいて100%の正解など存在しない。なぜなら、あらゆるビジネスは未来に対してなされることであり、未来のことなど誰も100%予測することは不可能だからだ。
本書のテーマである「仮説思考」とは、情報が不十分だったり、分析が進んでいない段階でも自分なりの「仮の答え」を持つという考え方だ。
「仮の答え」が持てれば「仮の答えが正しいか否か」に範囲を絞って情報収集や分析を行えるようになる。その結果、仕事の生産性が高まり、意思決定のスピードも格段に早まる。
あらゆる物事は、結局は「やってみなければわからない」以上、成功の確率を上げていくためには、素早く仮説の検証と意思決定を行い、実行フェーズで愚直に改善していくほうが現実的だ。
しかしだからと言って、当初の仮説が甘ければ成果はおぼつかない。
本書では「どうすれば早く良い仮説を立てられるか」「仮説が正しいかどうかを、どう検証すればいいのか」などを、実際のビジネスの現場でよく出会うような事例を基に解説してくれているベストセラー書籍だ。
時間をかければかけるほど、高い成果が埋めるはず。そんな先入観をもつビジネスパーソンにこそ、必読の一冊だ。
時間術の本おすすめ書籍-6:発想のスピードが上がるおすすめ書籍2冊
時間術の本おすすめ書籍-11:ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門
仕事の生産性を下げる原因の多くは、実は「段取りの悪さ」以上に「よい案が思い浮かばず立ち往生してしまうこと」だ。
どんなに段取りがうまくても、そもそも「良い案」が思い浮かばなければ段取りを始めることができず、業務の生産性を落としてしまう。
本書は「良い案」を導き出す上で有効な「ラテラルシンキング」を解説した書籍だ
ラテラルシンキングとは、知らず知らずのうちに頭の中で設けてしまっている制約を取り除き、自由に発想を広げる思考法を指す。
本書は、柔軟な思考力として「疑う力」「抽象化する力」「偶然を見逃さない力」などの重要性を説く。
「いざブレストとなると、通り一辺倒のアイデアしか湧いてこない」
もしあなたがそのような悩みをお持ちなら、一読の価値がある書籍だ。
時間術の本おすすめ書籍-12:考具
「さあ、アイデアを出そう!」と張り切ったところで、徒手空拳ではアイデア創造の生産性は高まらない。
本書は、数多くのアイデアを創出するための道具を「考具」と称して、21個の「考具」を紹介してくれている書籍だ。
本書の特筆すべき点は、アイデア出しのプロセスである「情報収集」「アイデア拡散」「アイデアの収束」の3つの段階がすべて網羅されており、かつ、今すぐ始められるレベルで実践的な点だ。
本書の中から自分に合った考具を見つけ出し実践を繰り返せば、みるみるアイデアが広がっていく感覚を味わうことができるはずだ。
このブログから書籍化した本4冊
★このブログから書籍化!「シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説

あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。
なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。
しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、
- 「センスが必要」
- 「経験の積み重ねが物を言う」
など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。
しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。
おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。
さらにAmazonレビューでも、
- 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
- 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
- 「一生もののスキルになるのは間違いない」
など有難い言葉を頂戴している。
もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。
★このブログから書籍化!ロジックツリーに必要な「視点力」と「論理力」を手に入れる

外資系コンサルティングファームにいた経験から、ロジックツリーはコンサルティング実務で最もよく使うフレームワークだと断言できる。
一方で、ロジックツリーは他のフレームワークと比べてケタ違いに使いこなすのが難しいフレームワークでもある。
PEST分析や3C分析などのフレームワークはあらかじめ「〇〇について考える」という「視点」が提供されているが、ロジックツリーの場合、目の前にあるのは「ツリー状の空欄」だけ。「何について考えるのか?」という視点自体を、自分の頭の中で生み出さなければならない。
このように、ロジックツリーが難易度の高いフレームワークであるにも関わらず、多くのロジカルシンキング本やフレームワーク本では「数あるフレームワークの1つ」として片手間に紹介されているだけで、豆知識として身についても、実践で使いこなせるようにはならない。
ロジックツリーは「ロジック」という言葉が含まれていることから「論理的思考」の文脈で語られがちだ。しかし、ロジックツリーをうまく使いこなす上で最も重要なポイントは、
- そもそも、何について考えるべきなのか?
- どのような「視点(切り口)」でツリー状に分解していくべきなのか?
などの「視点」のほうであり「視点力」を身に付けなければ、ロジックツリーを自由自在に扱えるようにならない。
本書はロジックツリーに特化した書籍として「視点力+論理力」の使いこなし方も含めて徹底解説している。
本書を手に取っていただければ、あなたは「論理力」だけでなく「視点力」を活かして「次々に創造的な仮説を生み出す力」を手に入れることができるようになるはずだ。
★このブログから書籍化!人材難を突破する「パーパスブランディングの教科書」

「求人広告を出しても、年々応募者が減っている」「 内定を出しても、条件面で大手や競合に競り負け、辞退が相次ぐ」「従業員のエンゲージメントが上がず、離職が相次ぐ」…。
あなたの会社も、このような状況に陥ってはいないだろうか?
人材難の時代に突入したいま、採用難や組織の停滞は一時的な問題ではない。日本の労働人口は減少し続けており、先送りすれば状況は悪化する一方だ。待遇改善や制度改革といった「小手先の対策」だけでは、もはや限界に達している。
本書は、こうした課題に対する根本的な解決策として、「パーパスブランディング」を解説した書籍だ。パーパスブランディングは「自社の社会的存在価値」や「創り上げたい社会像」を明確にし、それを社内外に伝えることで、指名で選ばれる存在にしていく取り組みを指す。
本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、またある時は外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、数多くの企業が採用・組織・ブランディングの現場で苦しむ姿を見てきた。
そこで痛感したのは、「パーパス」や「ブランディング」という言葉が、ふわっとした理念や耳当たりの良いスローガンにとどまり、実効性を伴わないケースがあまりにも多いという現実だ。
「理論」がなければ、パーパスブランディングは体系化できず再現性を生まない。「実践」がなければ、企業に成果をもたらすことはできない。
本書は、その両者をつなぐ“教科書”として、採用・組織・経営・マーケティングに横断的な効果をもたらすパーパスブランディングの実行手順を示している。その内容は以下の通りだ。
- パーパスブランディングとは何か?
- 今なぜパーパスブランディングなのか?
- Brand PRISM ― パーパス策定・再解釈のフレームワーク
- ビジュアルアイデンティティ
- インナーブランディング
- パーパス採用ブランディング
- ESG・サステナビリティ統合
- アウターブランディング
もし、あなたがこれらに課題を感じているなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。
また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。
★このブログから書籍化!ブランディングを学びたい方へ「ブランディングの教科書」

「ブランディング」は捉えどころがなく、なかなか一歩を踏み出せない。あなたはこのような状況に陥ってはいないだろうか?
本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、ある時は、外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、クライアントの実務担当者が悪戦苦闘する姿を見てきた。
「ブランディング」は、その本質を理解しないまま実行に移そうとすると、的を射ない小手先の手法を延々と繰り出すことになりがちだ。結果、やみくもに予算を消化したまま、成果が出ない事態に陥ってしまう…。
そのような事態を1件でも減らしたい。そう考えたのが本書を執筆した理由だ。
ブランディングの本は、どれも「ブランドのらしさ」「ブランドの世界観」など「ふわっと」した話になりがちだ。そして「ふわっ」とした話になればなるほど抽象的かつ曖昧な概念論になってしまい、企業組織の中で通すことが難しくなる。
本書は、外資系コンサルティングファームと広告会社で培った「生の知見」をふんだんに盛り込みつつ、つい「抽象論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。
本書のタイトルは「ブランディングの教科書-ブランド戦略の理論と実践」だ。
「理論」が理解できなければ、ブランディングを体系化できず、ビジネスに再現性を生むことができない。そして「実践」が理解できなければ、ビジネスに成果をもたらすことができない。
本書は、ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」として、ブランド戦略の再現性と成果を目指した書籍だ。
おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー1位を獲得し、Amazonレビューでも、
- 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
- 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
- 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」
など、ありがたい言葉を頂いている。
- クッキー規制によりデジタルマーケティングでCTRやCVRが頭打ち。CPAは下がるどころか、少しずつ上昇傾向ですらある。
- 矢継ぎ早に新商品を繰り出してもすぐに競合に追い付かれ、差別化ができない。商品開発サイクルは更に早まり、自転車操業状態になっている。
- 「自社にはブランディングが必要だ」と理解はしているが、概念が抽象的過ぎて、どう周囲を巻き込んでいいかがわからない。
もし、あなたがこれらに当てはまるなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。つい感覚論になりがちな「ブランディング」に対して、
- なぜ、そうなのか?
- どう、ビジネスに役立つのか?
- 何をすればいいのか?
を徹底して解説しているので、あなたのお役に立てるはずだ。
また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。
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終わりに
今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。
しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。
それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録やTwitter、facebook登録をしてほしい。
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