★ロジカルシンキングでは学べない「視点力」と「法則力」を身につける
人は誰しも「視点」を通してしか物事を考えることができない。別の言い方をすれば、「何を考えるか?」は視点が支配してしまうともいえる。
人の思考は必ず、
- 視点:まずは何らかの「視点」を置き
- 法則:その「視点」を元に「ああなれば→こうなるだろう」という「パターン」に当てはめ
- 結論:結論を出す
というステップを辿る。
つまり、どんなにロジカルシンキングに長けていても、論理の前提となる「視点を置き方」が適切でなければ、結論は間違ったものになる。
また、どんなに適切な視点を置いたとしても「ああなれば→こうなるだろう」という「パターン」が頭の中になければ、仮説をスピーディーに導き出すことはできない。
本書はビジネス書から「隠れた視点」と「隠れた法則」を発見し、思考の質とスピードを上げていく方法を解説した書籍だ。
もしあなたが自由自在に「視点」を操ることができるようになれば、物事の多様な側面に気づき、次々と「新たな可能性」を見出すことができるようになる。
さらに、数多くの「法則」をストックしていけば、様々な現象に「法則」を当てはめることで「筋の良い仮説」を瞬時に導き出すことが可能になるはずだ。
おかげさまで、本書はThe21やNIKKEI STYLE、STUDY HACKERなど多くのメディアに取り上げていただき、発売3か月で海外の翻訳出版も決定した。Amazonレビューでも、
- 視点力や仮説思考、抽象化スキルが身に付く良書
- これまでの読書術の常識を次々と塗り替えている目からウロコの本
- まさに「モノの見方を変える方程式」
など、ありがたい言葉を頂戴している。
もしあなたが「ロジカルシンキング本」では学べない「思考スピード」を身につけたいなら、ぜひ本書で紹介する読書法を実践して欲しい。
インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式:まえがき
ビジネス読書の目的=「視点」と「法則」を増やしていくこと
突然ですが、本書を手に取っているあなたにお尋ねします。あなたにとって「ビジネス書を読む目的」と何でしょうか?
もしかすると、あなたは次のような目的を挙げるかもしれません。
- 「ビジネスにおける教養を身につけること」
- 「最新な情報や知識に手に入れること」
- 「著者のノウハウや方法論を吸収すること」
確かに、ビジネス書は著者の見識や人生訓を学ぶことで、教養が身につくことは間違いありません。
また、AIやIoTあるいはDXなど、ビジネスに関する最新の知識を手に入れる際にも、ビジネス書は役に立つでしょう。
さらにビジネス書の多くは、著者のこれまでの経験に基づいたノウハウが体系化されており、ビジネスの成功確率を上げる、あるいは失敗確率を下げる上で力になってくれる心強い存在でもあります。
これらのように、ビジネス書には様々な目的、活かし方があり、正解も不正解もないのでしょう。
そこで本書は、少し毛色の違う「ビジネス読書の目的」を提案しようと思います。その目的とは、次の通りです。
- ビジネス読書の目的=自分の中に「視点」と「法則」を増やしていくこと
いきなり「視点」とか「法則」とか言われて、少し驚かれたかもしれません。
しかし「視点」や「法則」は、多くのビジネスパーソンにとって非常に重要な考え方だと断言できます。なぜなら「視点」と「法則」には、次のような公式が成り立つからです。
- 何を考えるべきか?(視点)×どう考えるべきか?(法則)=あなたなりの結論
人は視点を通してしか、物事を考えることができません。つまり、人は何らかの「視点」を置かない限り「何かを考えるべきか?」を明確にできず、物事を考えるスタートラインにすら立てないのです。
一方で、例え「視点」を持てたとしても、その視点に沿った形で「どう考えれば良いか」がわからなければ考えが行き詰ってしまい、やはり結論に辿り着くことはできないでしょう。
しかし、もしあなたが「このようなときは→こうなりやすい」「こういうときは→こうしたほうが良い」などの「法則」を数多く知っていれば、考えに行き詰ったときに、大きな助けとなるはずです。
2.何を考えるか?は「視点」が決める
あなたはビジネスの現場で、次のような状況に陥ったことがないでしょうか?
- 「何かを考えなきゃいけないことはわかってる。でも、そもそも何を考えて良いかすらわからない」
- 「一生懸命考えているはずなのに、考えれば考えるほど行き詰ってしまう」
- 「画期的なアイデアを求められているけれど、なかなか妙案が思い浮かばない」
いったいなぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか?その原因の一端は、いまあなたの中に「視点のストック」が足りていないことです。
「何を考えて良いかすらわからない」という状態は、言葉を変えれば「どのような視点で考えれば良いか?がわからない」という状態です。視点が定まっていないために、考える対象が絞られていない状態ともいえます。
そして「考えが行き詰る」とは「一つの視点で物事を考えていったら行き詰ってしまった」という状態であって、無意識に視点が一つに凝り固まっているときに起こります。
また「画期的なアイデアが思い浮かばない」とは「常識に縛られて、常識とは異なる視点を持てていない」という状態であり、やはり「視点」の問題と言えるでしょう。
逆を言えば、もしあなたが多様な視点を持ち、視点を自由自在に操ることができれば「何を考えるべきか?」の選択肢を広げ、その中からより良い一つを選べるようになります。その結果「そもそも何を考えて良いかすらわからない」という状態をなくしていくことができるでしょう。
さらに、数多くの視点を持てるようになれば、様々な物事について多様な側面を発見することができます。すると、例え一つの視点で行き詰っても、別の角度から新たな視点を持ち込むことで状況を打開することも可能になるはずです。
また、多くの人が置いている視点とは異なる視点を持つことができれば、あなたならではの「画期的なアイデア」を生み出すことも可能になるでしょう。
3.どう考えるか?は「法則」が決める
続いて「法則」の説明に移りましょう。
あらゆるビジネスは、未来に向かってなされます。だとしたら「未来に向けた仮説」こそが、ビジネスの成否を握ると言っても過言ではありません。
なぜなら、仮説を生み出せなければ未来の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからです。つまり「未来の仮説」を生み出せなければ、ビジネスの成長はそこで止まってしまうことになります。
しかし「仮説」とは相当の曲者で、仮説思考力を身につけようとビジネス書をひも解いてみても、語られているのは、
- 「仮説思考にはセンスが必要」
- 「仮説思考には、洞察力が不可欠」
- 「仮説思考は経験の積み重ねが物をいう」
など、読み手からすれば「それを言っちゃあ、お終いよ」と感じるような解説が多いものです。肝心の「仮説思考力の身につけ方」については、極めて歯切れが悪い形でしか語られていません。
しかし、仮説とは「未来はこうなるだろう、という仮の答え」である以上、
- 「こんなときは→こうなりやすい」
- 「こういうときは→こうしたほうがうまく行きやすい」
など、再現性の高い「法則」がカギであり、あらかじめ再現性の高い「法則」をストックしておけば、目の前で起きている物事に法則を当てはめることで、素早く、かつ精度の高い仮説を導き出すことができるようになります。
つまり「どう考えるべきか?」で重要なのは仮説思考であり、優れた仮説は、どれだけ多くの「法則」を自分の中にストックしているか?で決まるのです。
仮説思考の書籍で描かれている「センス」「洞察力」「経験の積み重ね」も、つまるところ「こんなときは→こうなりやすい」という法則のストックだと言えるでしょう。
4.ビジネス書は、どう「視点」や「法則」のストックに役立つのか?
ここまでをお読みになって「視点」や「法則」の重要性については、ご理解いただけたと思います。しかし、あなたは次のような疑問を抱いたのではないでしょうか?
- ビジネス書は、どう「視点」や「法則」のストックに役立つのか?
多くのビジネス書は、著者がこれまで経験してきた職業人生が存分に注ぎ込まれています。そこには必ず、著者ならでは物の見方(=視点)やノウハウ(=法則)があります。
もしあなたがビジネスパーソンなら、職場で出会う人たちはかなり固定化されてはいるのではないでしょうか?「同じ業界の」「同じ企業の」「同じ職場」で、毎日「同じ同僚」に会っていると、どうしても多様性を失い「視点」は固定化しがちです。得られる法則も限りあるものになってしまうでしょう。
さらに近年ではリモートワークが浸透しているので、なおさら「自分とは違う視点をもたらしてくれる人」や「自分にはない法則を持っている人」と直接会って学びを得る頻度は減っているはずです。
しかし、ビジネス書であれば、あなたにはなかった「新しい視点」や「法則」を能動的に得ることができます。著者が何年何十年もかけてストックしてきた「視点」や「法則」が、たかだか1,500円前後で手に入るなら、これほどコスパの良い投資はありません。
もしあなたがビジネス書の読み方をうまく工夫できれば、著者の「視点」や「法則」をトレースし、著者のビジネス経験を生き、著者の職業人生を自分のものにすることができるのです。
5.自分と組織の力に変える「10倍読書」のススメ
世の中には、様々な「読書術の本」が溢れています。忙しいビジネスパーソンにとって特に人気が高いのは「速読」や「多読」でしょう。
「速読」の中には「写真を撮るように本の情報を脳に送り込む速読術」や「眼球の動き方を鍛えることで、一定の時間内で多くの文字を読む速読術」などが知られています。
しかし、筆者はこれらの速読術には懐疑的です。なぜなら、ビジネス書の内容が理解できる読み方ではないと考えるからです。
例えば、筆者が専門とするマーケティングの分野に「ブランドエクイティ」という言葉があります。もし「ブランドエクイティ」という言葉の意味を知らなければ、例え写真のように文字情報を脳に送り込んだとしても、例え眼球を素早く動かして読んだとしても「ブランドエクイティという言葉の意味」をわかっていないのですから、ビジネス書の中身も理解できていないはずです。これでは、正しい意味で「読んだ」とは言えないでしょう。
また、読書術の本の中には「多読」を薦める本も多いようです。その多くは要約すると、
- ビジネス書の中で重要なのは二割に過ぎない。その二割だけ拾い読みすればいい
- 二割を拾い読みすれば、一冊は30分程度で読み終えることができる
- そうすれば、多読ができるようになる
と書かれているものが多い印象です。
しかし、多読を薦める読書術本の筆者は、ほぼ例外なく月に30冊以上はビジネス書を読んでいる「読書猛者」の人たちです。
一方で、筆者を含めビジネス書の読者の大半は、普通のビジネスパーソンのはずです。より直球で言ってしまえば、月に30冊も読めるほどの書籍代なんて、簡単には用意できないのが実情ではないでしょうか。
仮にビジネス書の平均価格を1,500円だとすると、月に30冊読む場合、4万5,000円もの書籍代がかかる計算になります。普通のビジネスパーソンであれば、そもそもビジネス書にこれだけの費用は割けませんし、ましてや多読派から「重要なのは、その中の20%しかない」と言われたら「だったら価格も20%にしてよ」と感じてしまうのが人情ではないでしょうか?
そこで、本書が一貫して重視するのは「読書時間当たりの学びの量」です。
ビジネス読書で重要なのは「速く読めた」「たくさん読めた」などの「手段」ではありません。これはサッカーに例えれば「速く走れた」「たくさん蹴れた」と言っているようなもので、これらは手段ではあっても目的ではありません。
あくまでサッカーの目的は「限られた時間内で、より多くの得点を重ねること」であって、本書もそれにならい「限られた読書時間の中で、どれだけ学びの量を最大化できるか?」を重視します。
したがって、極端な話をすれば1時間当たり1ページしか読めなかったとしても、そこから得られる学びの量が10倍なら、それでOKなのです。「ビジネス読書の生産性の高さ」とは「どれだけたくさんのビジネス書を読めたか?」で決まるのではなく「読書時間内に得られた学びの量が、どれだけ多かったか?」で決まります。
6.本書の構成
ここからは、本書の構成についてお伝えしましょう。
第一章「ビジネス書は、あなたの成長を加速させるエンジンである」では、インターネット記事が氾濫しているこの時代に「なぜ、あえてビジネス読書が必要なのか?」をお伝えします。
もしあなたが「ビジネス読書のメリットがよくわからない」と感じているのなら、ぜひ第一章を読んでみてください。そうすれば「ビジネス読書の必要性」が理解できるようになり、ビジネス書を読むモチベーションが高まるはずです。
また、もしあなたが部下からの「なぜビジネス書を読まないといけないんですか?」という質問に明確に答えられないとしたら「ビジネス読書だからこそ得られる深い学び」の正体を言語化することで、ビジネス読書のメリットを明確に説明できるようになるでしょう。
第二章「10倍読書の四大原則」では「視点読書」や「法則読書」をする上で、極めて重要な四つの原則をお伝えします。
先ほどお伝えしたように、本書は少し毛色の違う「ビジネス読書の方法」を提案しています。よって「視点読書」や「法則読書」の具体的な読み方を理解する前に、その上位概念である「10倍読書の四大原則」を理解しておくと、それぞれの読み方の意味が明確になり、一つ一つを理解しやすくなるでしょう。
第三章「10倍読書の読書術①視点を増やす視点読書」では、再度「なぜビジネスにおいて“視点”が重要なのか?」をお伝えした後に、
- 何を考えるべきか?(視点)×どう考えるべきか?(法則)=あなたなりの結論
の公式の前半部分である「視点読書」の具体的な方法をお伝えします。
第三章を読めば、単にビジネス書の内容を暗記するのではなく、ビジネス書の中に描かれている「視点」を発見し、さらに「視点」を概念化することによって、アウトプット先を何倍にも広げることができるようになるでしょう。
第四章「10倍読書の読書術②法則を増やす法則読書」では「なぜビジネスにおいて“法則”が重要なのか?」をお伝えした後に、
- 何を考えるべきか?(視点)×どう考えるべきか?(法則)=あなたなりの結論
の公式の後半部分である「法則読書」の具体的な方法をお伝えします。
第四章を読めば、様々なビジネス書から「ああなれば→こうなりやすい」という「法則」を発見できるようになるはすです。
「法則」を数多くストックしていれば、目の前で起きている現象に「法則」を当てはめることで「的を射た」仮説を瞬時に導き出すことができるようになります。個別に見える物事の間に法則性を見つけることで、実際に経験していないことも予測できるようになるのです。
第五章「10倍読書のアウトプット術」では「10倍読書」で学び取った「視点」や「法則」をアウトプットする方法についてお伝えします。
学びをアウトプットしやすくするためには、大きくわけて二つの要素が必要になります。
- 得た学びの「役立つ度合い」の高さ
- 得た学びの「応用範囲」の広さ
この二つを意識しながら、どう「10倍読書」を自分の力に変え、組織の力に変え、ひいては社会の力に変えていくか?についてお伝えします。
最後の第六章「10倍読書の選書術」では、優れたビジネス書を選ぶ方法についてお伝えします。
ビジネス書に限らず、多くの書籍は「お金を払った後でしか内容やレベルがわからない」典型的な「経験財」です。したがって、よほど注意深く選ばない限り、多かれ少なかれ「思っていた内容と違った」「自分が求めているレベルと違った」などの「ミスマッチ」が起きてしまうでしょう。
もしあなたが第六章をお読みになれば、このようなミスマッチを大きく減らすことができるようになるはずです。
インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式:目次
このブログから書籍化した本
★「シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説
あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。
なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。
しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、
- 「センスが必要」
- 「経験の積み重ねが物を言う」
など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。
しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。
おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。
さらにAmazonレビューでも、
- 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
- 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
- 「一生もののスキルになるのは間違いない」
など有難い言葉を頂戴している。
もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。
★8ジャンル57個の仕事術で「実践力」を身につける
どのようなビジネスも、実践が伴わなければ成果は出ない。しかし、いざ「実践力」を身につけようとしても、その分野は、
- 時間管理術
- 段取り術
- コミュニケーション術
- 資料作成術
- 会議術
- 学び術
- 思考術
- 発想術
など多分野に渡り、最低8冊分の読書時間と書籍代がかかってしまうのが難点だ。
しかし、本書「超効率ハック」は、8つの分野の仕事術の「重要ポイントだけ」を抜き出し、ギュッと1冊に凝縮した書籍だ。もちろん「学び術」に関しても重要ポイントを解説している。
さらに、本書は「訓練や習慣化が必要な作業テクニック」ではなく「行動を変えるための頭の使い方」の解説に力を入れているため「頭のスイッチを切り替える」だけですぐに実践できるのも特色だ。
おかげさまで、本書を題材にしたSchooのオンライン授業では「思考法ジャンル」で人気ランキング1位を頂いた(139講座中)。また、lifehackerやOggiなど数多くのメディアで取り上げていただき、Kindleでは「オペレーションズ部門」でベストセラー1位を獲得している。
Amazonレビューでも、
- 「思考と行動の質を上げるヒントが盛りだくさん」
- 「読んでみると、頑張りどころを間違えてたことに気付かされる」
- 「仕事が速い人はこれをやってたんだな、ということがよくわかった」
など、ありがたい言葉を頂戴しており嬉しい限りだ。
もしあなたが「短時間で網羅的に仕事術を学びたい」「根本から仕事の生産性を高めたい」と感じているのなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。
★ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」
本書は、筆者の専門である「ブランディング」について解説した書籍だ。
ブランディングは、ややもすれば「デザインの話」「広告の話」「世界観の話」など、掴みどころのない抽象論に陥りがちだ。
しかしブランディングは「ブランド戦略」という言葉があるように、企業の成否を大きく左右する戦略のひとつだ。そして投資が伴う以上、一定の合理性と説明責任が求められる。決して、売上や利益から逃げてはならないのだ。
本書は、つい「感覚論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。
「論理」が理解できなければ、ブランディングを体系的に理解することできず、再現性を生むことができない。
そして「直感的な腹落ち感」がなければ、ブランディングを実務に落とせず、成果をもたらすことができない。
本書は、広告代理店&外資系コンサルティングファームで培った「生の知見」と「体系的な解説」を通して、ブランディングの理論を実践へとつなげて解説している。
おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー入りを果たし、Amazonレビューでも、
- 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
- 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
- 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」
など、ありがたい言葉をちょうだいしている。
もし本書を手にとって頂ければ、ブランディングの専門用語はもちろん、実践の手順や実務の勘所が、一通り学べるはずだ。
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終わりに
今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。
しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。
それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録やTwitter、facebook登録をしてほしい。
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