ブランドをデザインする|ブランディングデザイン本おすすめ書籍
このページに辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「ブランディングデザインやロゴデザインが学べるおすすめの本」を探していることだろう。
このブログ「Mission Driven Brand」は、ブランディングやマーケティングにおける「できない、わからない」の解決を目指しているブログだ。
今回は、ブランディングの成果を生み出す上で欠かすことのできない「ブランディングデザイン」や「ロゴデザイン」を学ぶ上で有用は書籍を紹介しよう。
もしあなたがマーケティング担当者ならデザインに対して「自分は門外漢だからよくわからない。」と考えてはいないだろうか?
あるいはあなたがデザイナーなら「どうすれば、もっと自分のデザインを評価してもらえるのだろうか?」と悩んだことがあるはずだ。
今回の記事では「デザインに対して気後れしているマーケティング担当者」と「自分のデザインの有用性をわかってもらいたいデザイナー」双方にとって有益なブランディングデザイン本を紹介する。
しかし、もしあなたに時間の余裕があるなら、この記事を読む前に、まずは下記の解説記事をお読みいただくと良いだろう。
「知識」は、過去の先人達が生み出した「知恵」であり、有用であることは否定しない。しかしあなたにとってみれば「単なる先人からの借り物」に過ぎず、あなたオリジナルの「知恵」とはならない。
ただ単にブランディングデザインの知識を「消費」するだけでは、その時はためになった気になるかもしれないが、結局は何も残らない。これは非常にもったいないことだ。
逆にブランディングデザイン本を「消費」ではなく「投資」と捉え、あなた自身の「思考能力」に結び付けることができれば、あなたの書籍代は「消費」から「投資」へと変わる。
上記の解説記事では、ビジネス本を「投資」と捉え、あなた自身の「思考の範囲」を広げ「知恵を生み出す思考能力」を身につけるための「読み方」を解説している。お読みいただいた方からは「良記事に出会えて感謝」というお褒めの言葉を頂戴している記事だ。
もし「ブランディングデザイン本」を手に取る前に上記の解説記事をお読みいただければ、あなたの読書は「消費の読書」から「投資の読書」へ変わり、あなた自身も変えていくことができるはずだ。
★このブログから書籍化!人材難を突破する「パーパスブランディングの教科書」
「求人広告を出しても、年々応募者が減っている」「 内定を出しても、条件面で大手や競合に競り負け、辞退が相次ぐ」「従業員のエンゲージメントが上がず、離職が相次ぐ」…。
あなたの会社も、このような状況に陥ってはいないだろうか?
人材難の時代に突入したいま、採用難や組織の停滞は一時的な問題ではない。日本の労働人口は減少し続けており、先送りすれば状況は悪化する一方だ。待遇改善や制度改革といった「小手先の対策」だけでは、もはや限界に達している。
本書は、こうした課題に対する根本的な解決策として、「パーパスブランディング」を解説した書籍だ。パーパスブランディングは「自社の社会的存在価値」や「創り上げたい社会像」を明確にし、それを社内外に伝えることで、指名で選ばれる存在にしていく取り組みを指す。
本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、またある時は外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、数多くの企業が採用・組織・ブランディングの現場で苦しむ姿を見てきた。
そこで痛感したのは、「パーパス」や「ブランディング」という言葉が、ふわっとした理念や耳当たりの良いスローガンにとどまり、実効性を伴わないケースがあまりにも多いという現実だ。
「理論」がなければ、パーパスブランディングは体系化できず再現性を生まない。「実践」がなければ、企業に成果をもたらすことはできない。
本書は、その両者をつなぐ“教科書”として、採用・組織・経営・マーケティングに横断的な効果をもたらすパーパスブランディングの実行手順を示している。その内容は以下の通りだ。
- パーパスブランディングとは何か?
- 今なぜパーパスブランディングなのか?
- Brand PRISM ― パーパス策定・再解釈のフレームワーク
- ビジュアルアイデンティティ
- インナーブランディング
- パーパス採用ブランディング
- ESG・サステナビリティ統合
- アウターブランディング
もし、あなたがこれらに課題を感じているなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。
また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。
それでは、ここからはおすすめブランディングデザイン本を紹介していこう。選定基準は、以下の基準のどれかに当てはまるものとした。
- k_birdが実際に読み、単純に「素晴らしかった」と思えるブランディングデザインの良書。
- 実際に「思考の範囲を広げる」あるいは「知恵を見出す思考能力を鍛える」ことに役立っているブランディングデザイン書籍。
- 長年に渡って読み継がれており、時代を越えても変わらない「本質」や「原理」が見出せるブランディングデザイン関連本。
- ビジネスパーソンとデザイナー双方にとって「思考・手順の架け橋」として役立つブランディングデザイン本
ブランディングデザイン本おすすめ書籍
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-1:ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
本書は、米国のニューヨークでデザイン事務所を営み、コカコーラやフォーシーズンズなどを顧客に持つ2人の女性アートディレクターが書いたブランディングの書籍だ。
ブランディングはややもすれば、
- ブランド戦略を立てても、効果的にデザインにアウトプットできない
- ブランド戦略がないままデザインだけを先行させてしまい、表面的なまま終わる
などの状態になってしまうことは「あるある」だ。しかし本書は、
- ブランディングとは戦略とデザインがクリエイティブで串刺しされて初めて成り立つもの
と捉え、実践的なフレームワークや方法論が紹介されているのが特徴だ。
また、本書は日本と海外のブランディングに対する認識の違いについて述べられており、世界のブランディングのデファクトスタンダードが学べる本としても、参考になる書籍だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-2:体験デザインブランディング
世の中の消費を語る文脈が「モノ」から「コト」へ変わった。
あなたがマーケティング担当者なら、このことに異論は挟まないはずだ。
本書は、生活者がブランドをより魅力的に感じる「コトのデザイン」である「ブランドエクスペリエンス(ブランド体験)」の創り方を解説した書籍だ。
「ブランディング」は、ともすれば「ブランド広告」を連想しがちだが、近年では「リアルなブランド体験」が、ソーシャルメディアやブログ等を介して広がっていく時代だ。例え広告でどれだけブランドイメージを上げても、リアルなブランド体験はブランドの全てを物語ってしまう。
本書は、既存の商品やサービスの捉え方を「体験」という視点で編集し直し、戦略、シナリオから、デザインに落とし込むまでの視点や手法を解説してくれている書籍だ。
更には、スターバックスや青山フラワーマーケット、ドン・キホーテなどのブランド体験事例が豊富に紹介されている。
どのタイミングに「ブランド体験のクライマックス」を持ってくるか、どのタイミングで生活者があっと驚くような「サプライズ」を提供できるか。
もし、あなたのブランドのブランド体験をドラマチックなものにし、より深く生活者の心に刻み込みたいなら、一読をお勧めする名著だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-3:「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義
ブランディングデザインの視点や物の考え方は、どのような仕事をする上でも必要不可欠だ。
本書は「東京ミッドタウン」や「中川政七商店」「くまもん」などのブランディングデザインを手がけたグッドデザインカンパニーの水野学氏が、慶應義塾大学の学生に向けた講義内容を書籍にまとめたものだ。
本書の特筆すべき点は、学生に向けた講義がベースになっていることから極めて平易かつわかりやすい文体で語られている点だ。
また、多くのビジネスパーソンは「デザイン」となると気後れしがちだが、水野氏は「デザインは誰にでも使いこなせる」と主張し「優れたブランディングデザイン」を生み出すための方法論も提示してくれている。
今後、デザインの視点や物の見方は、様々問題解決を図る上で重要な選択肢となる。もしあなたが「ブランディングデザインを理解したい」あるいは「優れたブランディングデザインを生み出す”物の見方”を手に入れたい」と考えるなら、本書はその入り口となる良書だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-4:ブランドをデザインする!
ブランディングデザインやビジュアルアイデンティティの難しさは、ロジックを中心に考えるマーケティング担当者と、感性を中心に物事を捉えるデザイナーとの共同作業である点だ。
もしあなたが「デザイナーとの対話」あるいは「ビジネスパーソンとの対話」に課題を感じているならなら、本書は手に取るに値する書籍だ。
本書はブランディングデザイナー西澤明洋氏が、自ら手がけたブランディング事例を解説している書籍だ。そしてこの書籍の特筆すべき点は、デザイナーである著者と、ビジネスパーソンであるクライアントとのやりとりが公開されている点だ。
こと「ブランディングデザイン」となると「作品集」的な書籍が多い中、本書は「実用書」としてブランドデザインのプロセスに焦点が当てられている。そのため、あなたがビジネス側の人間であっても、デザイン側の人間であっても、互いの言語を統一し、相互理解を深める上で有用な一冊となる。
また、近年デザインの世界が「プロダクトデザイナー」「グラフィックデザイナー」「パッケージデザイナー」「空間デザイナー」「WEBデザイナー」など細分化していく中で、それらをどうブランド単位で統合し優れたブランドデザインを形創っていくか?という方法論も述べられているため、より上流のデザイナーへと飛躍したい方にもおすすめできる書籍だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-5:生まれ変わるデザイン、持続と継続のためのブランド戦略-老舗のデザイン・リニューアル事例から学ぶ、ビジネスのためのブランド・デザインマネジメント
多くのマーケティング担当者は、戦略とデザインを結び付けられずにいる。
しかし、デザインは顧客から見て真っ先に目に触れるものである以上、リターンを生む競争力の源泉だ。そして長期に渡ってそのブランドを象徴する資産にもなる。
本書は、ブランディングを行う上で必要となるブランドデザインマネジメントを体系的に解説してくれている書籍だ。本書を読めば、デザインが単なる「アート」や「センス」ではなく、問題解決の手段であることがわかる。
もしあなたがノンデザイナーだったとしても、本書を読めば「ブランドデザイン戦略」の思考プロセスと要諦が理解できるようになるはずだ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-6:ロゴデザインの教科書 良質な見本から学べるすぐに使えるアイデア帳
本書は、優れたロゴデザインを数多く集め、それらのロゴの基本構造、展開例、見本例、そのロゴに至った経緯を解説した書籍だ。
圧巻なのは総勢41名のデザイナー、550点以上のロゴを集め 「ダイナミックなロゴ」「スピード感のあるロゴ」「ポップで元気なロゴ」…など、テーマ別に分類しながら紹介してくれている点だ。
また、ぞれぞれのロゴに対して視覚的・心情的にどのような効果があるのかを簡易に解説してくれているもありがたい。
本書は、いわば「ロゴの見本帳」といった趣だ。もしあなたがロゴ制作に携わる機会があるなら、そのイメージを膨らませる上でうってつけの書籍だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-7:ロゴをデザインするということ。成功と失敗から伝える、君へのアドバイス-ロゴデザイン・ラブ! [改訂第2版]
本書は、ロゴデザインをメインに、ブランディングデザイン制作の受注から完成までのプロセスにおいて「知っておくべきポイント」「地雷になりがちなポイント」などを、著者自身や著名デザイナーの多くの事例をもとに解説している書籍だ。
ブランドロゴを解説した書籍といえば、その大半は有名デザイン企業の完成作品のポートフォリオを紹介する書籍だ。
しかし本書はそれらとは一線を画し、デザイナーとクライアント間のやりとりやデザイン仕様書の例、クライアントの承認の取り付け方など「ロゴデザインの思考・制作プロセス」に焦点が当てられている。
本書の初版は2009年に出版され、瞬く間に10か国語に翻訳された「ロゴデザイン・プロセス解説書」のベストセラー書籍だ。
これからブランディングデザインを志す方はもちろん、現在なんらかの形でブランディングデザインに携わっている方も「スムースなロゴデザインプロセス」を考える上で、有用な書籍だ。
ブランディングデザイン本おすすめ書籍-8:ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング
企業が創造する表現物の中で、最も目に触れる機会が多いのがロゴデザインだ。
ロゴデザインは、商品はもちろん広告やWEBサイト、ひいては名刺や社用紙袋に至るまで、あらゆる表現物を彩るブランドデザインの象徴だ。
本書は、そんなロゴデザインにフォーカスし、ロゴデザインの現場に密着したデザインメイキングの技法書だ。
本書の特筆すべき点はクライアントへのヒアリング、アイデアスケッチ、ラフ制作、プレゼンテーション、ロゴデザインの精緻化、デザインガイドラインの作成まで、ロゴデザインのすべての工程の「作業手順」と「思考手順」を明らかにしている点だ。
例えば「クライアントにヒアリングする際に押さえておくべきポイントは何か?」「ロゴデザインのアイデアを考える際に置くべき視点は?」「プレゼンテーションにのぞむ上での心構えと必要な工夫は?」など、3名の著名ロゴデザイナーが実例を交えて解説してくれている。
本書は、ブランドデザインやロゴデザインに携わるデザイナーはもちろん、作業面や思考面でロゴデザイナーとの共通言語を持ちたい、発注者側のマーケティング担当者にとってもお薦めの書籍だ。
このブログから書籍化した本4冊
★このブログから書籍化!ブランディングを学びたい方へ「ブランディングの教科書」
「ブランディング」は捉えどころがなく、なかなか一歩を踏み出せない。あなたはこのような状況に陥ってはいないだろうか?
本書の執筆陣は、ある時は広告代理店のストラテジックプランナーとして、ある時は、外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして、クライアントの実務担当者が悪戦苦闘する姿を見てきた。
「ブランディング」は、その本質を理解しないまま実行に移そうとすると、的を射ない小手先の手法を延々と繰り出すことになりがちだ。結果、やみくもに予算を消化したまま、成果が出ない事態に陥ってしまう…。
そのような事態を1件でも減らしたい。そう考えたのが本書を執筆した理由だ。
ブランディングの本は、どれも「ブランドのらしさ」「ブランドの世界観」など「ふわっと」した話になりがちだ。そして「ふわっ」とした話になればなるほど抽象的かつ曖昧な概念論になってしまい、企業組織の中で通すことが難しくなる。
本書は、外資系コンサルティングファームと広告会社で培った「生の知見」をふんだんに盛り込みつつ、つい「抽象論」に陥りがちな「ブランディング」に対して「論理的な納得性」と「直感的な腹落ち感」の両面を追求した書籍だ。
本書のタイトルは「ブランディングの教科書-ブランド戦略の理論と実践」だ。
「理論」が理解できなければ、ブランディングを体系化できず、ビジネスに再現性を生むことができない。そして「実践」が理解できなければ、ビジネスに成果をもたらすことができない。
本書は、ブランディングの理論と実践をつなぐ「ブランディングの教科書」として、ブランド戦略の再現性と成果を目指した書籍だ。
おかげさまで、本書はAmazon kindle売れ筋ランキング「消費者主義」ジャンルでベストセラー1位を獲得し、Amazonレビューでも、
- 「ふわっとしたブランディングの本が多い中で、異彩を放っている」
- 「事例も多いので実践のイメージが湧きやすい」
- 「海外企業の事例ばかりが紹介されている輸入本だとピンとこない、という方にお薦め」
など、ありがたい言葉を頂いている。
- クッキー規制によりデジタルマーケティングでCTRやCVRが頭打ち。CPAは下がるどころか、少しずつ上昇傾向ですらある。
- 矢継ぎ早に新商品を繰り出してもすぐに競合に追い付かれ、差別化ができない。商品開発サイクルは更に早まり、自転車操業状態になっている。
- 「自社にはブランディングが必要だ」と理解はしているが、概念が抽象的過ぎて、どう周囲を巻き込んでいいかがわからない。
もし、あなたがこれらに当てはまるなら、ぜひAmazonのページで本書の目次をチェックしていただきたい。つい感覚論になりがちな「ブランディング」に対して、
- なぜ、そうなのか?
- どう、ビジネスに役立つのか?
- 何をすればいいのか?
を徹底して解説しているので、あなたのお役に立てるはずだ。
また、kindle Unlimitedを契約されている方は無償で手に入れることができるので、気軽に手に取っていただきたい。
★このブログから書籍化!可視化依存社会に「本質を見抜く力」を手に入れる
インターネットの普及は、情報の流れを根本的に変え、変化のスピードを加速させた。
さらに生成AIの出現により大量のコンテンツが吐き出され、情報濁流はより速く、大きく、圧倒的になっていくはずだ。その先にあるのは、可視化された情報に振り回され「目に見えない本質」や「長期的な視点」が見逃されていく「可視化依存社会」だ。
KPIや数値データなどの「目に見える」情報に注意が奪われ「目に見えない」質的な側面や、背景にあるストーリーは軽視されていく。
コスパ意識を重視する風潮が一層強まる中で「考える」「暗中模索する」「試行錯誤する」といったプロセスは「無駄なもの」として煙たがられ、本質を探る姿勢は薄れていく。
短期的な結果を求めるあまり、問題の本質に向き合う時間を確保できず、解決策は表面的なものになる。短期目標が優先され、長期的な戦略は後回しにされる。
「可視化依存社会」とは、表面的な情報や短期的な指標ばかりに目が行き、深い洞察を見逃してしまう社会だ。
そんな可視化依存社会に突入するからこそ、必須となるスキルが「本質を見抜く力」だ。別の言い方をすれば、見えないものを見抜き、物事の核心に辿り着くスキルともいえる。
「本質を見抜く力」を身に付けることができれば、表面的なものに振り回されず、その本質を捉え、シンプルに捉えることができるようになる。迷いやリスクに悩まされる時間が減り、決断に自信を持てるようにもなるはずだ。
「真の価値」は、見えないものにこそ宿る。それを見抜く力こそが「本質を見抜く力」だ。
本書では「可視化依存社会」を生き抜くために、本質を見抜く力を磨く具体的なアプローチを紹介する。
★このブログから書籍化!「シャープな仮説を生み出す頭の使い方」を徹底解説
あらゆるビジネスは「仮説」こそが成否を握る。
なぜなら、仮説を生み出せなければ次の一手を見出しようがなく、検証のしようもなくなるからだ。つまり、ビジネスの成長は止まってしまうことになる。
しかし仮説思考の書籍の多くは、仮説思考の重要性は説くものの、肝心の「仮説思考の身につけ方」になると、
- 「センスが必要」
- 「経験の積み重ねが物を言う」
など「それを言ったらお終いよ」という結論で終わらせている書籍が多い。
しかし本書は「仮説思考に必要な頭の使い方の手順」を、豊富な事例とともに徹底解説している。よって、その手順通りに頭を使えば「センス」や「長年の経験」に頼ることなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになる。
おかげさまで本書は5版を重ね「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にノミネートいただいた。NewsPicksやNIKKEI STYLE、lifehackerなど多くのメディアで取り上げていただき、中国や台湾、香港でも出版が決定している。
さらにAmazonレビューでも、
- 「ここ数年の仮説思考系の書籍で久々のヒット」
- 「自分オリジナルの武器にしていけそうな良書」
- 「一生もののスキルになるのは間違いない」
など有難い言葉を頂戴している。
もしあなたがシャープな仮説を導き出せるようになりたいなら、ぜひ本書を手にとってみて欲しい。
★このブログから書籍化!ロジックツリーに必要な「視点力」と「論理力」を手に入れる
外資系コンサルティングファームにいた経験から、ロジックツリーはコンサルティング実務で最もよく使うフレームワークだと断言できる。
一方で、ロジックツリーは他のフレームワークと比べてケタ違いに使いこなすのが難しいフレームワークでもある。
PEST分析や3C分析などのフレームワークはあらかじめ「〇〇について考える」という「視点」が提供されているが、ロジックツリーの場合、目の前にあるのは「ツリー状の空欄」だけ。「何について考えるのか?」という視点自体を、自分の頭の中で生み出さなければならない。
このように、ロジックツリーが難易度の高いフレームワークであるにも関わらず、多くのロジカルシンキング本やフレームワーク本では「数あるフレームワークの1つ」として片手間に紹介されているだけで、豆知識として身についても、実践で使いこなせるようにはならない。
ロジックツリーは「ロジック」という言葉が含まれていることから「論理的思考」の文脈で語られがちだ。しかし、ロジックツリーをうまく使いこなす上で最も重要なポイントは、
- そもそも、何について考えるべきなのか?
- どのような「視点(切り口)」でツリー状に分解していくべきなのか?
などの「視点」のほうであり「視点力」を身に付けなければ、ロジックツリーを自由自在に扱えるようにならない。
本書はロジックツリーに特化した書籍として「視点力+論理力」の使いこなし方も含めて徹底解説している。
本書を手に取っていただければ、あなたは「論理力」だけでなく「視点力」を活かして「次々に創造的な仮説を生み出す力」を手に入れることができるようになるはずだ。
その他の解説記事とおすすめ書籍
おすすめ書籍
★17のビジネス分野別おすすめ書籍
★ブランディング・マーケティングの知識が身につくおすすめ書籍
★思考力が身につくおすすめ書籍
★ビジネススキルが身につくおすすめ書籍
おすすめ記事
★ブランディング・マーケティングの知識が身につくおすすめ記事
★思考力が身につくおすすめ記事
★ビジネススキルが身につくおすすめ記事
終わりに
今後も、折に触れて「ロジカルで、かつ、直感的にわかる解説」を続けていくつもりだ。
しかし多忙につき、このブログは不定期の更新となる。
それでも、このブログに主旨に共感し、何かしらのヒントを得たいと思ってもらえるなら、ぜひこのブログに読者登録やTwitter、facebook登録をしてほしい。
k_birdがブログを更新した際には、あなたに通知が届くはずだ。